軽巡洋艦 鹿島 (プラモデル)アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.355 スケール:1/700
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「軽巡洋艦 鹿島 プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.355 )」です●「軽巡洋艦 鹿島 (かしま)」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●帝国海軍の軽巡洋艦「鹿島」を再現したキットで、太平洋戦争開戦によって練習巡洋艦として運用されていた姿を軽巡洋艦に改装、更に対空兵装が増強された1944年の状態が表現されています ●練習巡洋艦として誕生した「鹿島」、その軽巡洋艦時として武装が増強された状態が再現されており、主砲は小さいながらも幅広い艦形に対空武装を満載した姿を楽しむことができる内容となっています 【 軽巡洋艦「鹿島」について 】●帝国海軍は、士官候補生の遠洋航海を行なう際に、旧式の装甲巡洋艦「浅間」「出雲」「八雲」などが使用されていましたが、昭和時代に入ると、さすがに旧式化が目立ち始め、新型の専門の練習艦が望まれるようになりました ●そこで、新型の練習巡洋艦の建造計画が立案され、香取型練習巡洋艦の1番艦として「香取」が1940年4月、2番艦の「鹿島」は1940年5月に竣工しました ●この「香取型練習巡洋艦」は、遠洋航海能力が重視され、多くの士官候補生が居住できる施設を持ち、各種教育施設、そして寄航先での迎賓用として貴賓室などが設けられました ●また、その性質上、艦の大きさが広くなっており、従来の帝国海軍の艦艇と比べると全長に対しての全幅の比率が広く取られているのが特徴です ●そして、士官候補生のための教育として、武装は一通りが装備されており、「14cm連装砲」「12.7cm高角砲」「25mm機銃」「53cm魚雷発射管」を搭載、儀礼用の「短5cm礼砲」も搭載されています ●ただし、通常の艦隊型の艦として見た場合、その性能はどうしても高く見積もることができず、武装の搭載数は少なく、最大速力も18ノットという低速に止まるものとなっています ●「練習巡洋艦 鹿島」は、「香取型練習巡洋艦」の1番艦である「香取」と共に練習艦隊に編入、1940年8月に遠洋航海へと出航しました ●しかし、風雲急を告げる情勢から、航海は前期日程を持って切り上げられ、後期日程は中止となり、これが帝国海軍最後の練習航海となっています ●「軽巡洋艦 鹿島」は1940年11月に第4艦隊に編入、太平洋戦争開戦時には第4艦隊の旗艦となり南方に派遣、トラック島にてラバウル、カビエン、ポートモレスビー攻略作戦などの指揮、作戦支援を行ないます ・ 第4艦隊への編入からは、「軽巡洋艦」として区分されています ・ この第4艦隊に配属されてから、何度か内地へと回航、対空兵装と対潜設備の増強がその都度行なわれました ●1943年11月、第4艦隊の任を解かれた「鹿島」は内地へと帰投、呉鎮守府の警備艦となり、同年12月には呉練習艦隊に配属されました ●その後、沖縄や台湾方面への輸送任務」に従事、1945年2月には海上護衛総隊へと編入され、主に中国大陸方面での対潜活動を行います ●「鹿島」は敗戦時には無傷で残存、戦後は復員船として使用され、その役目を終えた同艦は1946年11月に解体、その生涯を終えたのです 【 軽巡洋艦「鹿島」のキット内容について 】●この軽巡洋艦として改装された「鹿島」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●戦線後方において帝国海軍を陰から支えた「鹿島」をシャープに再現、通常の艦艇とは異なるユニークな姿は連合艦隊コレクションの中でも独特の存在感を放つことでしょう ●「鹿島」は1943年末から1944年1月に掛けて大幅な対空兵装の増強と、対潜設備の追加が行なわれており、キットは1944年以降の武装強化時が再現されています ●同社「軽巡洋艦 香取 (かとり)」のバリエーションキットで、増強された兵装や、ブルワークなどが追加された内容となっています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「鹿島」は、上甲板及び船体部の上下分割のパーツで構成されています ・ 艦体部は一体成型のパーツで構成され、舷外電路、舷側の舷窓、高角砲台座、副錨が再現されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●上甲板は船橋楼甲板部、後部甲板部前後で分割されています ・ 甲板上には、木甲板表現、中央部鉄甲板、主砲塔台座、滑り止め、リール、ボラードなどがモールドで再現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「カタパルト部」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「鹿島」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は4層で構成され、トップには測距儀、射撃指揮所が別パーツにて再現 ・ 艦橋構造物の側面には、舷窓、扉などが彫刻されています ・ 艦橋甲板にはリノリウム押さえのモールドが再現 ・ 艦橋甲板下の側面の桁は別パーツです ・ 艦橋窓はクリアーパーツとなっています ・ 機銃のブルワークは別パーツ化されています ・ 艦橋部分を構成する、110cm探照灯、方位測定器、25mm連装機銃×4、双眼鏡×6などがパーツ化されています ●メインマスト ・ メインマストは三脚檣型、トップは1本の単檣となっています ・ メインマストの三脚檣部分は前後分割式です ・ 装備される13号電探、22号電探がパーツ化されています ● 煙突 ・ 本体部分は左右分割式、煙突内部構造物は別パーツ化されています ・ 煙突側部の各管は別パーツにて再現 ●後檣 ・ 後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣、前部に航空機用のクレーンのパーツが付属 ・ 三脚檣部分は3分割式、ヤード、単檣部などが別パーツとなっています ●カタパルト「呉式2号5型射出機」 ・ カタパルトは台座部分と本体とに分割され、カタパルト側面のトラス構造、上部のディテールなどが再現されています ・ 艦載機は、キットに含まれている「大型艦兵装セット」のランナーに付属していますが、説明書にその記載が無いように、キットが表現している1944年には艦載機が搭載されていないものと思われます ●後部構造物 ・ 後部構造物甲板は下部側面の桁と一体成型されています ・ 甲板下部のデッキ部は3分割式で、舷窓や扉が彫刻されています ・ 後部構造物本体は各面を貼り合せる構成となっています ・ 12.7cm連装高角砲×1、25mm3連装機銃×2が付属 ●主砲塔部「50口径3年式 14cm連装砲」 ×2 ・ 砲塔は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は1本づつに分割されています ・ 砲身部分には防水カバーが表現されています ●高角砲「40口径89式12.7cm連装高角砲」 ×3 ・ 高角砲は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型されています ●対空兵装を強化した際に設置された「側部高角砲台座(×2)」、「側部機銃台座(×2)」、「艦橋部機銃台座(×4)」、「後部構造物高角砲台座(×1)」、「後部構造物機銃台座(×2)」及び各ブルワーク ●「25mm 連装機銃」 ×4 ●「25mm 3連装機銃」 ×4 ●「25mm 単装機銃」 ×18 ●「爆雷投射器」 ×4 ●「爆雷装填台」 ×4 ●「爆雷投下軌条」 ×2 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 11m内火艇 ×2 ・ 12m内火ランチ ×1 ・ 9mカッター ×2 ・ 内火艇、内火ランチには、下側の台座部分がモールドされています ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨 ・ 菊花紋章 ・ パラベーン ・ ダビッド などがセットされています ●キットには、静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナーが1枚付属しており、高角砲の一部などは同ランナーのパーツを使用します ・ 高角砲の本体部分、25mm連装機銃、25mm3連装機銃、25mm単装機銃、内火艇、カッター類はキットランナーの新規パーツとなっています ●艦尾の軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)などを再現したデカールが付属しています ●2011年 一部新金型
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