日本海軍 重巡 高雄 1944年 (フルハルモデル) (プラモデル)フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.016 スケール:1/700
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「日本海軍 重巡 高雄 1944年 (フルハルモデル) プラモデル (フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.016 )」です●帝国海軍の重巡洋艦「高雄」を1/700のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット、対空兵装を強化した1944年時の姿を再現しています ●フジミ社製「日本海軍 重巡洋艦 高雄 1944年」にフルハル用のパーツ、台座パーツをセットしたバリエーションキットとなります ●帝国海軍の代表的な重巡洋艦として太平洋戦争開戦時から終戦時まで活躍した「高雄」の雄姿をフルハルモデルとして味わうことができる内容となっています 【 「重巡洋艦 高雄」について 】●1929年に竣工した重巡洋艦「妙高」は、列強の同クラスの重巡洋艦よりも強力な攻撃力を持つ傑作艦であり、この艦の登場により帝国海軍の重巡洋艦のスタイルが確立されました ●1932年に竣工した重巡洋艦「高雄」は、この「妙高型」重巡洋艦を改良した艦として建造され、武装などの配置は「妙高型」を継承したものとなっています ●最大の相違点は艦橋構造で、「妙高型」が戦隊旗艦(4、5隻程度の旗艦)程度の旗艦装備しか用意されていないのに対して、艦隊旗艦(10隻から20隻程度の旗艦)の設備を持っており、艦隊司令部とその要員を収納するために、10層で構成される巨大な艦橋構造物も持つ姿となっています ・ この「城」を想像させる巨大な艦橋のシルエットは、戦前の国民に強いインパクトを与え、連合艦隊を代表する艦の一つにもなりました ●また、魚雷兵装も「妙高型」の船体の側面に魚雷発射管を搭載する方式から上甲板上に設置された構造物に搭載する方式へと変更され、被弾時の誘爆によって船体に直接被害を受けないように改善されています ●1938年、「高雄型」重巡洋艦4隻は近代化改装が行なわれることとなり、先んじて「高雄」と「愛宕」の2隻の改装が着手されました ・ 1941年には、残る「鳥海」、「摩耶」の改装が予定されていましたが、開戦により中止されています ●この改装にあたっては、従来の帝国海軍の艦艇が兵装などの多さで艦の安定力を欠いていたことの見直しが行なわれ、「高雄型」の巨大な艦橋構造物がトップヘビーな状態を招いており、この艦橋は一回り小型化されました ●対して、対空兵装は増強が行なわれ、新造時には「12cm 単装高角砲」が4基だったところを「12.7cm 連装高角砲」4基へと倍増、機銃類も追加されています ●そして、魚雷兵装も連装発射管4基を4連装発射管4基へと変更、魚雷攻撃力が格段に向上しました ●このような兵装の増強により安定力の低下を防ぐために、船体側面にはバルジが設置され、兵装とバルジにより、総排水量は2,000tも増加しています ●「高雄」は、太平洋戦争が開戦するとフィリピンなどの上陸作戦の支援を行い、続いてジャワ島近海において連合軍側の駆逐艦などの艦艇を撃沈する戦果を上げます ●1942年6月には「ミッドウェー作戦」の陽動としての「アリューシャン作戦」に参加、8月からはソロモン海域の戦闘に従事し、アメリカ軍艦艇との間で夜間戦闘による死闘を繰り広げ、「高雄」も少なからず損害を受けました ●1943年2月、日米の戦いの中心であった「ガダルカナル島」からの撤退が決定され、「高雄」は撤退の支援に参加、その後、ブーゲンビル島、トラック島、ラバウルのラインが日本軍側の最前線となります ●1943年11月、そのラバウルに進出していた「高雄」は、アメリカ軍艦載機の空襲を受け、2発の爆弾が命中して中破、内地へと帰還、そして修理を受けます ●修理が完了すると、フィリピン南方にて航空隊の練成訓練中の空母機動部隊へと合流、決戦に備えました ●1944年6月、連合艦隊の艦載機航空兵力の全てを投入した一大決戦「マリアナ沖海戦」に参加、海戦自体は日本軍側の完全な敗北であり、戦力を消耗した航空兵力は再建の目途が立たない状態となります ●これにより、海上戦力しか持たない連合艦隊は、空母を囮として砲戦隊で敵にダメージを与えるという作戦「捷一号作戦」(レイテ沖海戦)を決行、「高雄」はその攻撃力が評価されて主力部隊である「栗田艦隊」に配備されます ●1944年10月、「栗田艦隊」は決戦のためにブルネイ島を出発、フィリピン西部のパラワン島沖においてアメリカの潜水艦2隻の雷撃を受け「高雄」は2発の魚雷が命中し大破、一時は航行不能に陥りますが、何とか自力航行ができる程度に復旧し、戦線を離脱します ・ この一連の潜水艦の攻撃により、僚艦「愛宕」、「摩耶」は沈没してしまいます ●「高雄」はブルネイを経てシンガポールに入港し、修理を受けますが、「レイテ沖海戦」の後は、制空権、制海権を失った連合艦隊には組織的な作戦を行なうことはできず、「高雄」はシンガポール防衛のための浮き砲台とされることが決定されます ●1945年7月、イギリスの特殊潜水艇により、艦底部に爆弾が仕掛けられて爆発が発生、しかし、「高雄」自体の損傷は軽微でした ●「高雄」は終戦時に残存、戦後はイギリス軍に引き渡され、1945年10月に爆破沈没処分されています 【 「日本海軍重巡洋艦 高雄 フルハルモデルのキット内容について 】●この帝国海軍の重巡洋艦「高雄」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●フジミ社製「特シリーズ」で培われた高いディテール表現力で「高雄」を再現、巨大な艦橋と、複雑な構造の探照灯及び機銃台座、そして煙突部が織り成す独特の姿が密度感高く表現されています ●キットは、従来の1/700のスケールでは表現方法が限られた煙突部の手摺り、航空機軌条などが実感豊かに表現されており、ディテールアップパーツを利用しなくても充分なディテール感を持ったモデルとして楽しむことができることでしょう ●特シリーズのキットパーツに「重巡洋艦 高雄」の艦底部のみを再現したパーツをセット、スクリュー部までも再現したフルハルモデルと、喫水線ラインまでのウォーターラインモデルを選択して組立てる事が可能な内容となっています ・ 「フルハル仕様」となる以外は「日本海軍 重巡洋艦 高雄 1944年」と同内容のキットとなっています ●「高雄」は対空兵装の増強が繰り返されており、本キットでは対空兵装を強化した1944年の姿を再現しています ●「高雄」は、上甲板及び船体部の上下分割のパーツで構成されています ・ 船体部は一体成型のパーツで構成され、魚雷発射口、舷側の舷窓、閉塞された舷窓、舷外電路、フェアリーダーなどのモールドが彫刻されています ・ 船体部の魚雷発射管口は開口処理済み ・ 艦底部のパーツが用意され、舵や推進軸、プロペラ(スクリュー)のパーツが付属しています ●上甲板は一体成型となっています ・ 甲板上には、主砲塔台座、リノリウム押さえ、滑り止め、単装機銃台座などの基本躯体の他、リール、ボラード、昇降口、天窓、通風筒などの細かなディテールが再現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」、「シャルター甲板部」、「航空機甲板部」、「主砲部」、「高角砲部」、「カタパルト部」、「煙突部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「高雄」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は4層で構成され、トップには測距儀、射撃指揮所が別パーツにて再現 ・ 艦橋の下層部(羅針艦橋より下部)は一体成型となっており、各面の窓、扉などがモールドされています ・ 艦橋の窓の部分は別パーツとなっています ・ 艦橋の上下部には遮風装置がモールドされています ・ 艦橋側面のラッタルなどもパーツ化しています ・ 艦橋部分を構成する、91式高射装置(×2)、4.5m高角測距儀(×2)、方位盤(×2)、60cm探照灯(×2)、25mm連装機銃(×2)、22号電探(×2)などがパーツ化、探照灯はクリアーパーツです ●シェルター甲板部 ・ シェルター甲板上には、前部にリノリウム押さえ、後部には滑り止めがモールドされており、船体に一体成型された魚雷発射管部分の上に取り付ける構造となっています ●航空機甲板部 ・ 航空機甲板部は、本体部分と左右の側面部との3パーツで構成 ・ 甲板上には、滑り止め、航空機軌条、ターンテーブルがモールドされており、航空機軌条は立体的なモールドとなっています ・ 航空機運搬台が3個付属しています ●メインマスト ・ メインマストは三脚檣型です ・ マスト中央の電探探信室がマストに一体成型されています ・ マストに設置された「21号電探」「13号電探」は別パーツにて再現 ● 煙突 ・ 第1、第2煙突の本体部分は左右分割式です ・ 煙突周囲の手摺りが立体感豊かに表現されています ・ 煙突トップの雨水カバー部、煙突内部の整流板は別パーツで、雨水カバーは開口処理されています ・ 前側面の小煙突は別パーツで、それぞれの形状の違いが表現されています ●後檣 ・ 後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣となっています ・ マストは三脚檣部分は前後分割式、上部の単檣とヤード部はそれぞれ1パーツで構成されています ・ 前部のクレーンは、スライド式金型により上部のモールドも彫刻されています ●探照灯台座、及び探照灯 ・ 台座部分は細かなモールドで、トラス構造を彫刻で再現、下部のトラス部は開口処理されています ・ 「110cm 探照灯」×4が付属、クリアパーツで再現されています ●カタパルト「呉式2号5型射出機」 ×2 ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現、スライド式金型により射出機上部のディテールも再現されています ・ カタパルトのトラス部分は精密な彫刻が施されています ●主砲塔部「50口径3年式 20cm連装砲E型」 ×5 ・ 砲塔は上下分割式、砲身部分は1本づつに分割されています ・ 砲身部分には防水カバーが表現されています ・ 砲身は任意の角度で固定できます ・ 測距儀は別パーツとなっています ・ 2番主砲塔に存在する空中線支柱がパーツ化 ●高角砲「40口径89式12.7cm連装高角砲」 ×4 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型され、砲架部が別パーツで再現 ・ 砲身の角度は自由に決められます ・ 円形の高角砲台座がパーツ化 ・ 高角砲横に付けられる射界限度を示す構造物もパーツ化されています ●魚雷発射管「92式61cm4連装発射管1型」 ×4 ・ 魚雷発射管は一体成型されたパーツとなっています ・ 次発魚雷もパーツ化されています ●対空機銃 ・ 25mm 3連装機銃 ×6 ・ 25mm 連装機銃 ×6(艦橋部含む) ・ 25mm 単装機銃 ×20 ●対空機銃座として ・ 煙突部3連装機銃用台座 ×2 ・ 煙突部連装機銃用台座 ×4 ・ 艦尾部3連装機銃用台座 ×2 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 11m内火艇 ×2 ・ 12m内火ランチ ×1 ・ 9mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 応急舵 ・ 菊花紋章 ・ 舷々門 などがセットされています ●艦載機として 零式水上偵察機 ×2 零式水上観測機 ×1 が付属、クリアパーツで再現されています ●艦尾の軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)、艦載機の日の丸マーク、識別帯、偏流測定線を再現したデカールが付属しています ●フルハルモデル用の展示台が付属しています ●2011年 一部新金型 ●フジミ社製「日本海軍 重巡洋艦 高雄 1944年」に、フルハル時再現用のパーツ、ディプレイ用の台座をセットしたバリエーションキット
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