U.S.S インディアナポリス (CA-35) (プラモデル)
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「U.S.S インディアナポリス (CA-35) プラモデル (アカデミー 艦船・船舶 No.14107 )」です●第2次世界大戦時におけるアメリカ海軍の重巡洋艦「CA-35 インディアナポリス」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●太平洋戦域において主要な海戦に参加し、悲運な最期を遂げた「CA-35 インディアナポリス」を再現、船体中央部にカタパルトと格納庫を配置し、戦艦のように3連装式の主砲塔を3基装備した特徴的なシルエットを再現した内容となっています 【 「U.S.S インディアナポリス (CA-35)」のキット内容について 】●アメリカ海軍の重巡洋艦「CA-35 インディアナポリス」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●船体、上甲板などの主要パーツは一体成型としながらも、艦橋などの上部構造物、艤装類は細分化したパーツ構成でビックスケールの重巡洋艦「CA-35 インディアナポリス」を再現した内容となっています ●重巡洋艦「CA-35 インディアナポリス」は逐次対空兵装や電子装備を中心に改装が施されており、本キットでは1945年の最終時の姿が再現されています ●重巡洋艦「CA-35 インディアナポリス」の艦体全体を再現したフルハルモデルとなっています ●「CA-35 インディアナポリス」の船体は上下分割のパーツで構成され、これに船首楼甲板、上甲板、上部構造物、各艤装類を取り付ける構成となっています ●船体部には、ビルジキール、デッドウッドが一体成型されており、舷側の舷窓、閉塞された舷窓、ホースパイプ、塵捨て管、フェアリーダーなどが凹凸あるモールドで再現されています ・ 船底の舵、推進軸、プロペラ(スクリュー)は別パーツ化して再現しています ●上甲板と船首楼甲板は、それぞれ一体成型となっており、 船首楼甲板には木甲板表現が施され、両甲板には、ボラード、昇降口、天窓、ウィンチなどが彫刻で再現されています ・ 上甲板後部には、機銃用のスポンソンが一体成型されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「煙突部」「マスト」「前部構造物」「後部構造物」「後檣」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「CA-35 インディアナポリス」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は、上部と下部のブロックで分割され、下部は4層、上部は3層4層で構成されています ・ 各層は、基本構造物とスポンソンとで構成され、構造物の各面には扉、舷窓などが細かなモールドで再現されています ・ 基本構造物は前後分割、もしくはパネルごとに分割したパーツ構成となっています ・ 艦橋窓は凹モールドにて再現 ・ 艦橋上部のレーダーは3パーツ、 艦橋前部の射撃レーダーは5パーツで構成されています ・ 艦橋を構成する、「探照灯」(×4)、「40mm 4連装機銃」(×2)が別パーツ化 ●煙突 ・ 煙突は本体とトップとで上下に分割されています ・ 上部のファンネルキャップは別パーツで、開口処理済みです ●マスト ・ マストは単檣で、マスト、ヤード、フラット、トップマストを組み合わせて作製します ●後檣 ・ 後檣は三脚檣型、トップは単檣となっています ・ 三脚檣部分はトラス状に成型されたパーツを3枚貼り合わせる構成となります ・ 単檣部分は、ヤード、フラット、トップマストを組み合わせて作製します ・ 後檣に装備される、「レーダー」(×1)が別パーツ化されています ●前部構造物 ・ 前部構造物は一体成型で、スライド式金型を使用してスポンソン、舷窓、扉などがパーツ上に彫刻で再現しています ・ 前部構造物に装備される、「20mm連装機銃」(×2)、「パラベーン」(×3)が別パーツにより再現 ●後部構造物 ・ 後部構造物は各パネルと甲板とを貼り合せる箱組み式で、3層のブロックで構成されています ・ 舷窓、扉などがモールドされています ・ 後部構造物に装備される、「12.7cm単装砲」(×8)、「40mm 4連装機銃」(×2)、「20mm連装機銃」(×4)、「探照灯」(×4)などが別パーツ化されています ●クレーン ・ クレーンは一体成型で、スライド金型によりトラス構造がモールド ●カタパルト ・ カタパルトは左右分割された本体部分とベースとで構成されています ●主砲塔 「55口径 20cm 3連装砲」 ×3 ・ 砲塔は上下で分割され、砲身は個別にパーツ化 ・ 砲身の砲口部分は開口処理済みです ・ 救命ボートは別パーツとなります ●副砲 「25口径 12.7cm単装砲」 ×8 ・ 副砲は、砲身、砲架、ベース部分で構成されています ●対空機銃 「40mm 4連装機銃」 ×6 ・ 機銃は、連装式に一体成型された銃身部(×2)、銃架(×2)、ベースで構成されています ●対空機銃 「20mm連装機銃」 ×8 ・ 機銃は、連装式に一体成型された銃身部と、防盾、銃架で構成されています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ カッター ×2 ・ 救命ボート ×24 ●艦載機 「SOC シーガル 水上機」 ×1 ・ 艦載機は、胴体、翼、水平尾翼、フロート、プロペラに分割されたパーツ構成となっています ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨 ・ ケーブルホルダー ・ アンカーチェーン ・ プロペラガード ・ 各種レーダー ・ アンテナ などがセットされています ●展示用のスタンドが付属しています ・ 艦名を表示したネームプレートもセットされています ●マスト、旗竿に掲げられるアメリカ海軍旗、艦番表示、艦載機用の国籍マークなどを再現したデカールが付属 ●「U.S.S インディアナポリス (CA-35)」の完成時のサイズ ・ 全長 : 532mm ・ 高さ : 142mm 【 「U.S.S インディアナポリス (CA-35)」のパッケージ内容 】・ アメリカ海軍 重巡洋艦 CA-35 インディアナポリス ×1 ・ 水上機SOC シーガル ×1 ・ 展示用スタンド ×1 ・ デカールシート ×1枚 ------------------------------------------------------ 【 「重巡洋艦 CA-35 インディアナポリス」について 】●第1次世界大戦後、ヨーロッパの各国は戦火や戦費負担により勢力が弱まる一方で、その勢力と軍備とを拡張させたのがアメリカと日本です ●アメリカは近隣に敵対国がないことから、海軍力の整備を重点的に進め、日本もそれに呼応するような造艦計画を進行させていました ●このような海軍力の拡大を警戒したヨーロッパ列強は1920年代前半と1930年に軍縮会議を開催、各国の海軍には保有制限が掛けられるようになります ●アメリカ海軍の重巡洋艦「ポートランド級」はそのような軍縮条約下で建造された艦で、当初は軽巡洋艦として建造されたものの、1930年の軍縮会議によって軽巡洋艦と重巡洋艦の定義が定められ、それにより重巡洋艦に艦種が変更されています ●「ポートランド級」は、前級である「ノーザンプトン級」よりも大型化した排水量10,000tクラスの重巡洋艦で、「20cm砲」を3連装式として3基搭載、これにより連装砲を多く装備するよりも重量の軽減が達成され、従来の重巡洋艦よりも防御力が強化されました ●重巡洋艦「ポートランド級」は、1番艦「CA-33 ポートランド」と2番艦「CA-35インディアナポリス」の2隻が建造、「CA-35 インディアナポリス」は1932年に竣工しています ●竣工後の「CA-35 インディアナポリス」は、各艦隊の旗艦を歴任、太平洋戦争の開戦時には太平洋艦隊に配属されており、演習により真珠湾攻撃時には難を逃れ、その後は帝国海軍の機動部隊の捜索に就いています ●1942年に入ると、「CA-35 インディアナポリス」はニューギニア方面に進出して日本軍の拠点などを攻撃、その後一旦オーバーホールのために本国へと帰還した後、1942年8月から1943年11月まではアリューシャン方面で作戦行動を行いました ●このため、「CA-35 インディアナポリス」は日米双方の激戦が繰り広げられたソロモン海域の戦いに参加することなく、大きな損傷を受けることのないままに1943年11月にハワイへと移動しています ●「CA-35 インディアナポリス」はハワイ到着後、反攻作戦の艦隊の旗艦(「スプルーアンス大将」が乗艦)として上陸作戦などに参加、主にその砲撃力により上陸部隊の火力支援や、上陸前の制圧射撃で活躍し、飛び石作戦で各島嶼を占領するアメリカ海軍の行動に合わせて各地を転戦しました ●「CA-35 インディアナポリス」は、1944年8月に再びオーバーホールのために本国へと帰還、1945年1月に戦線に復帰し、再び艦隊旗艦として運用、空母機動部隊共に日本本土近海に進出して戦果を挙げます ●しかし、帝国陸軍の特攻機の攻撃を受け損傷、戦列を離れ、本国に帰還して本格的な修理が行われました ●修理が完了した「CA-35 インディアナポリス」は、1945年7月に原爆の部品を搭載してテニアン島に向けて航行、その部品を無事テニアン島に下ろし、単独でレイテ島へと向かいました ●ところが、その途上において日本の潜水艦「伊58」の攻撃を受けて魚雷3本を被雷、弾薬庫へと被害が及び轟沈してしまいます ●「CA-35 インディアナポリス」は、あまりにも早い沈没から救助信号を送信する暇もなく、単独で行動していたことから乗員の救助が遅れ、そのために多くの犠牲者を出す結果となりました ●「CA-35 インディアナポリス」は、原爆の部品を運んでいたことと、その前は艦隊旗艦という重要な役割を持っていたこと、そして日本軍側によって沈められた最後の大型艦艇などの理由により、その名を深く戦史に刻んでいるのです
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