タイガー 1 重戦車 前期型 (プラモデル)AFV CLUB 1/48 AFVシリーズ No.AF48002 スケール:1/48
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「タイガー 1 重戦車 前期型 プラモデル (AFV CLUB 1/48 AFVシリーズ No.AF48002 )」です●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の重戦車「タイガー 1」の「前期型」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●ドイツ軍の重戦車を代表する存在として各戦線で伝説的な戦いを展開した「タイガー 1」の「前期型」を再現、ドイツ的な直線を基調とした車体に馬蹄型の砲塔を装備した力強いフォルムが表現されています 【 「Sd.Kfz.181 タイガー1」について 】●ドイツは1935年に再軍備化を開始、ベルサイユ条約によって戦車の保有を禁じられたドイツ軍にとって公式に戦車の開発が可能となりました ●この戦車開発にあたっては、「1号戦車」~「4号戦車」という4車種に絞って開発と生産が行われる一方、各種用途に特化した車両の研究も行われており、「4号戦車」以上の能力を持つ試作重戦車の開発が「ヘンシェル」社と「ポルシェ」社の2社で開始されています ●1941年5月、これまでのポーランド戦やフランス戦などの戦訓を踏まえ、より強力な戦車の必要性を感じたドイツ軍は、これまでの試作重戦車開発の経緯を考慮し、制式採用となる新型の重戦車の開発を「ヘンシェル」社と「ポルシェ」社に命じます ●これにより2社の競合によって試作車が作られ、双方の試作車による比較試験の結果、「ヘンシェル」社の車両が「Sd.Kfz.181 タイガー 1」として制式化されました ●「タイガー 1」は、前面の最大装甲厚100mmという重装甲を誇り、搭載する主砲はその破格の装甲貫通能力によりドイツ軍の窮地を救った存在であった「88mm高射砲」を車載型とした「88mm戦車砲 KwK36」を搭載、その防御力と攻撃力は当時の戦車の能力を遥かに上回るものとなっています ●この「タイガー 1」は1942年7月から生産が開始され、当時の戦場であった東部戦線と北アフリカ戦線に投入、圧倒的な強さを発揮しました ●その後、同車はクルスク戦やシシリー戦などの激戦地に投入され、特にクルスク戦においてはその強力な能力により活躍、連合軍将兵を震撼させる存在となります ●特に、主砲の「88mm戦車砲 KwK36」は通常の戦闘距離において連合軍戦車をアウトレンジで撃破できる威力を誇り、その絶大な能力によって「タイガー 1」の戦闘力は連合軍戦車の数両分に相当するものと言われました ●「タイガー 1」は、1944年8月までに1346両が生産され、この後は後継車輌である「キングタイガー」に生産が移行しましたが、残存した「タイガー 1」は継続して戦闘を行い、ドイツ軍の終焉時まで戦い続けたのでした ●なお、「タイガー 1」は戦訓と生産効率の関係から生産の途中で仕様変更が行なわれており、「前期型」は1943年7月までに生産されたタイプとなり、車長キューポラが円筒形で、後部にエアフィルターを装備しているのが主な特徴となっています 【 「タイガー 1 重戦車 前期型」のキット内容について 】●このドイツ軍の重戦車「タイガー 1」の「前期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●1/48スケールとしてコレクション性に重きを置きながらも、ディテール再現も重視、装甲板の荒れやその装甲の厚さを実感できる砲塔や車体の溶接跡など、重戦車たる「タイガー 1」の姿が表現された内容となっています ●オクノ製「タイガー1戦車 初期型」をベースとして、AFVクラブ社製版としてエッチングパーツを追加、デカールを変更したものであり、同社製の最近のニューキットと比べるとパーツ数が抑えられています ●キットは、「タイガー 1」の「前期型」を再現しており、防盾とエアフィルター(ファイフェルフィルター)は「極初期型」のタイプを装備した車両を再現しています ●「タイガー 1 前期型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」「後部パネル」の4ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は表面部分の装甲の荒れが彫刻され、天板部には溶接跡が再現されています ●「88mm戦車砲 KwK36」の砲身は一体成型で、スライド式金型により砲口が開口処理されています ・ 防盾は、防盾本体と基部との2分割式です ・ 防盾は、完成後も上下可動式とすることができます ●砲塔は上下分割式となっています ・ 砲塔天板のベンチレーターは防水カバーが付いた状態でモールドされています ・ 装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ ピストルポート、後部のエスケープハッチは別パーツにて再現 ・ スモークディスチャージャーは基部は1パーツで構成され、本体は個別にパーツ化されています ・ 後部のゲベックカステンはベース部分が砲塔と一体成型で、本体は1パーツで構成 ●車長キューポラは上下分割式で、下部は砲塔パーツに一体成型されています ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ ハッチのロック機能がパーツ化 【 車体上部 】 ●車体上部は側面やエンジンデッキの装甲部分などを中心に装甲板の荒れを再現、車体の天板には溶接跡を初め、ライトコード、防水布用のフックなどの細かなディテールが彫刻されています ●車体上部は、側面パネルと前部フェンダーなどを含めて一体成型されています ・ 戦闘室前部パネルは別パーツで、操縦手用視察装置と前方機銃のマウントが一体成型されています ・ エンジングリル部のスリットは開口処理され、メッシュを再現するエッチングパーツが付属しています ・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツです ・ 車載工具類は別パーツにて再現 ・ ジャッキ台とアンテナケースは車体に一体成型で再現、ジャッキ台には木目がモールドされています ・ 牽引ワイヤー及びクリーニングロッドは1パーツで構成 ・ 車体の5箇所のSマイン発射機が再現され、ランチャーの先端部は開口処理されています ・ エアフィルターのパイプは一体成型となっており、エアフィルターとのジョイント部は別パーツです ・ 側面の履帯交換用ワイヤーは1パーツで構成 ・ 側面のフェンダーは左右各1パーツで再現されています 【 車体下部 】 ●車体下部はバスタブ式に一体成型されています ・ サスペンションアームは車体パーツに一体成型 ・ 起動輪、誘導輪、転輪は、車体側のパーツを付属の金属製ビスで固定、その外側のパーツを接着することにより回転可動します ・ 前部の予備履帯ラックは履帯を含めて一体成型されています 【 後部パネル 】 ●後部パネルは、後部のフェンダーを含めて一体成型されています ・ エアフィルターは前後分割式です ・ 排気管は1パーツで構成され、上部の消炎用の蓋と装甲カバーは別パーツです ・ 排気管カバーは左右各1パーツで再現 【 履 帯 】 ●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ●エンジングリルのメッシュなどを再現するエッチングパーツが付属しています 【 塗装とマーキング 】 ●「タイガー1 前期型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されています ・ SS第2装甲擲弾兵師団 「ダス・ライヒ」 (ロシア / 1943年秋) ・ 第505重戦車大隊 (クルスク / 1943年7月) ・ 第503重戦車大隊 (クルスク / 1943年7月) ・ 第10戦車師団 (チュニジア / 1943年2月) ・ 第503重戦車大隊 (クルスク / 1943年7月) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています ●2013年 オクノ製キットの復刻版 (パーツ一部追加) ------------------------------------------- 【 「タイガー 1 重戦車 前期型」のワンポイント 】●1/48スケールの「タイガー1」のキットは、このキットとタミヤ社製のキットとが存在しており、キットの内容の違いが気になるところです ●主にランナー状態での判断となりますが、そのポイントを説明します ●AFVモデル社製のこのキットは上記にもあるように「オクノ」製のものをベースとしており、このキットの開発はタミヤ社製の「ドイツ重戦車 タイガー 1型 (初期生産型)」とほぼ同じ時期となります ●両者のキットとも、キットを構成するパーツ数は余り相違がなく、パーツ分割に関しても似たものとなっています ●タミヤのキットは、同社らしいメリハリのある造形とシャープなモールドにより、1/35スケールの同社製「ドイツ重戦車 タイガー1型 初期生産型」をスケールに沿って縮小化したかのような完成度を誇ります ・ タミヤのキットでは一部連結式の履帯が付属しているのに対して、AFVクラブの当キットではベルト式履帯が付属しています ●タミヤ製キットと比べると、このキットはディテール表現を重視したものとなっており、装甲板の荒れの表現や溶接跡の彫刻など、如何にも重戦車である「タイガー 1」の姿が演出されています ●決定的な違いとして挙げられるのは、タミヤ製「ドイツ重戦車 タイガー1型 初期生産型」の車体下部を構成するシャーシ部分のパーツはダイキャスト製となっているのに対し、AFVクラブ製のキットはオールプラスチック製となっている点です ・ 「ダイキャストシャーシ」は、完成後に重量感を感じることができる魅力があるのですが、接着の際に「瞬間接着剤」「エポキシ接着剤」を使用せねばならず、また、もし足回り部分の改造など加工作業をする際の難易度は格段に跳ね上がってしまいます ・ この視点からすると、プラスチック製パーツオンリーの方が、はるかに作りやすいと評価することができるでしょう ●さらに、AFVクラブ版としてエンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツも付属しており、そのディテール表現を更に高めているのが特徴です ●結論としては、両キット共にメーカーとしてのスタンスの違いを反映した極めて良質なキットであり、1/48スケールとしてパーツ数も抑えられ、ディテール感高い戦車モデルを気軽に楽しむことができます ●同じ「タイガー 1」でも、メーカーによる表現方法の違いが分かる好例であり、また気軽に組立てができますので、その作り比べも模型の楽しみ方として一興の価値があると評価できる好キットと評価できる内容となっています
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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