フランス 2C 超重戦車 (プラモデル)MENG-MODEL 1/35 ティラノサウルス シリーズ No.TS-009 スケール:1/35
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「フランス 2C 超重戦車 プラモデル (MENG-MODEL 1/35 ティラノサウルス シリーズ No.TS-009 )」です●第2次世界大戦時におけるフランス軍の超重戦車「シャール 2C」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●戦車史上における最大の戦車として君臨する「シャール 2C」を再現、第1次世界大戦時の設計思想に基づく、長大で巨大な足周りと前後に砲塔を配置した鈍重ながら迫力あるフォルムを表現した内容となっています 【 「重戦車 シャール 2C」について 】●1916年、イギリス軍は世界初の近代戦車「マーク1戦車」を開発します ●この「マーク 1戦車」は、第1次世界大戦での膠着化した戦線を突破する兵器として登場し、「陸上軍艦」という思想から生まれた巨大な車体と多くの武装を持っているのが特徴でした ●威容なフォルムに厚い装甲と武装を持つ「マーク 1戦車」は、登場するやいなやドイツ軍にパニックを引き起こしましたが、機動性能と機械的信頼性の低さが顕著で、さらに装甲自体は機銃弾を防ぐ程度であり、その迫力ある姿とは裏腹に実体は脆弱な車両でした ●世界初の近代戦車としての座はこの「マーク 1戦車」が射止めましたが、ほぼ同時期にフランス軍でも戦局を打開するための戦車の開発が行われており、「マーク 1戦車」から若干遅れて「シュナイダー CA1」「サンシャモン」が登場、そして1917年には傑作戦車「ルノーFT」が開発されます ●ただ、このようなフランス軍戦車も、当時の技術上の問題からその装甲自体は「マーク 1戦車」と大差がなく、ドイツ軍の砲火によって撃破されてしまう例が絶えませんでした ●このことから、フランス軍ではそれまでの戦車とは異なる重装甲の戦車の開発を開始、1917年末には試作車が完成して「シャール 2C」として制式化されます ●しかし、「シャール 2C」はその巨大な車体から生産がなかなか進まず、結局1918年の終戦時において完成した車体はありませんでした ●このため、当初大量生産が予定していた「シャール 2C」は10両という少数生産にとどまり、この10輌は1921年までに軍に納入されています ●「シャール 2C」は、第1次世界大戦における塹壕戦の思想を強く反映しており、超壕能力を重視した全長10mという細長い車体が採用されました(その能力をさらに向上させるために尾橇を装着している車両もあります) ●武装は、前部に「75mm砲」を搭載した主砲塔を装備、後部には機銃を装備した銃塔が配置され、車体の前方と両側面には1丁ずつの機銃が装備されました ●その装甲は、前面で45mm、側面で22mmというもので、第2次世界大戦でのレベルとしては薄いものでしたが、その開発時においては極めて厚い装甲を誇りました ●この「シャール 2C」は69tの巨体となり、開発当時は、この重量に対応するトランスミッションを開発することができず、エンジンで発電された電力によりモーターを回して動力とするという、後の「ポルシェ・ティーガー」や「エレファント」と同じ方式となっています ・ 当時の多砲塔戦車の例に漏れず、その乗員は12名に達しています ●巨体で堂々たるフォルムを持つ「シャール 2C」は、1920年代から1930年代にはプロパガンダに使用されることが多く、無敵戦車として陸軍大国フランスを代表する存在となりました ●しかし、戦争への気運が高まった1930年代後半になると、その重量による機動性能の低さ、巨体による運用の難しさ、そして巨大な割りには装甲が薄いなど旧式化が免れず、第2次世界大戦の開戦時には第2戦級兵器として扱われてしまいます ●1940年5月、独仏戦が開始されると「シャール 2C」はフランスの南部からの枢軸国軍側の攻撃に備えるために鉄道輸送が行われますが、その途上において線路が分断、戦線への前進が不可能となった「シャール 2C」は自爆処分が決定され、結局実戦に参加することなく最期を迎えてしまいました 【 「フランス 2C 超重戦車」のキット内容について 】●このフランス軍の超重戦車「シャール2C」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキットです ●MENGモデルがこれまで培ってきた「模型」としての造形力により「シャール 2C」を再現、「シャール 2C」の特徴となる前後2つの砲塔、リベット構造の車体、そして各装甲板の接合表現など、1920年代の車両らしい構造が、シャープかつ雰囲気良く再現されています ●巨大でディテールが詰まった複雑な作りとなる「シャール 2C」の車体形状が極力パーツ数を抑えて再現、付属している連結式履帯は嵌め込み式で、作り易さが極力考慮されており、模型として作る楽しさを感じることができる内容となっています ●「シャール 2C」の尾橇を装着していないタイプが再現されています ●「シャール 2C」は、「主砲塔」「銃塔」「エンジンデッキ」「車体」の4ブロックで構成されています 【 主砲塔 】 ●砲塔は、「シャール2C」の特徴となるリベット接合を多用した構造をスライド式金型を使用した一体成型で再現、ハッチなどはモールドにより再現され、パーツ数が抑えられています ●「75mm砲」の砲身は、左右分のパーツ構成 ・ 防盾は、防盾本体と上部の駐退器の2パーツで構成 ・ 防盾(砲身)は、完成後も上下可動式とすることができます ●砲塔は上下分割式で、天板右側の段差部分は別パーツとなります ・ 後部ハッチ、照準口はモールドにて再現 ・ 上部のキューポラは上下2分割式です 【 銃 塔 】 ●銃塔は、砲塔と同じくリベット接合を多用した構造を、スライド式金型を使用した一体成型で再現、ハッチなどはモールドにより再現されています ●銃塔は上下分割式で、上部のキューポラは上下2パーツで構成されています ・ 機銃はマウント部を含めて一体成型されており、完成後も可動式とすることができます 【 エンジンデッキ 】 ●エンジンデッキは、そのリベット構造を再現、排気管の複雑な取り回しと、同様に複雑な形に延びる各部の配管が表現されています ●エンジンデッキの主要躯体は、側面部と前後面部とが一体成型されたパーツと天板パーツとの2パーツで構成され、これに排気管、左右の箱状構造物などを取り付ける構成となっています ・ エンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています ・ 排気管は、中央部のドラム状の部分と側面の管状部分とで構成され、ドラム状部分は前後分割式、管状部分は一体成型で、先端部分が開口処理されています ・ 排気管先端部の蓋がパーツ化 ・ 上部の2つのハッチは別パーツにて再現 ・ 左右の箱状構造物は各2パーツで構成 ・ エンジンデッキの各部に付けられた配管が1本ずつパーツ化されています 【 車 体 】 ●巨大で複雑な構造となる「シャール 2C」の車体をスライド式金型によりパーツ数を抑えて再現、リベット構造はもちろん、各装甲板の接合ラインなどもシャープに彫刻されています ●車体は、上下分割された車体中央部に左右のスポンソン部を取り付ける構成となっています ・ 側面のハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 側面の4ヶ所のグリルはモールドで再現され、グリルの蓋を再現するエッチングパーツが付属しています ・ 各機銃は、マウント部を含めて一体成型されており、完成後も可動式とすることができます ・ 前照灯は、本体とステーとで構成され、ガラス部分はクリアーパーツです ●下部の足周りは、車体下部パーツに車軸受けが成型され、左右2分割式の下部転輪を挟んで下部の車軸受けパーツを接着する方式となっています ・ 下部転輪は回転可動式とすることができます ・ 上部転輪は、軸受けと3分割式の転輪とで構成されています ・ 起動輪、誘導輪は左右分割式で、回転可動式とすることが可能です 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつが分割された連結可動式履帯が付属しています ・ 履帯は、接地部分に滑り止め用の2列の突起が付いた「シャール 2C」用の履帯が再現されています ・ 1枚ずつ嵌め込みながら繋ぐ方式となっています ●前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツが付属 ●エンジングリルのメッシュ、側面のグリルの蓋などを再現するエッチングパーツが付属しています 【 塗装とマーキング 】 ●「シャール2C」のマーキングとして、フランス軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第51重戦車大隊93号車 「アルザス」 (1939年) ・ 第51戦車大隊90号車 「ポワトゥー」 (1939年) ・ 第51重戦車大隊97号車 「ノルマンディ」 (1939年) ●説明書の塗装例に基づく、車体番号、パーソナルマーク、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています ●2013年 完全新金型
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