日本海軍 高速戦艦 霧島 1941年12月 (プラモデル)フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.旧021 スケール:1/700
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「日本海軍 高速戦艦 霧島 1941年12月 プラモデル (フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ No.旧021 )」です●太平洋戦争時における帝国海軍の高速戦艦「霧島」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●その高速性能を活かして常に第一線で活躍した戦艦「霧島」を再現、1941年の太平洋戦争開戦時の状態が表現されています ●太平洋戦争開戦時から各地を転戦し、ソロモン海域においてアメリカ艦隊と死闘を繰り広げた戦艦「霧島」、高速性を示すスマートな船体に積み上げ式の艦橋構造物を持つ、帝国海軍独特の高速戦艦の姿を再現した内容となっています ●フジミ社製「日本海軍 戦艦 霧島 1941年」をベースとしたフルハルバージョンで、フルハル用の艦底部と飾り台などが付属しています 【 高速戦艦「霧島」について 】●日露戦争以降、帝国海軍が新造する艦艇は日本国内で建造されました ●しかし、1906年に竣工したイギリスの戦艦「ドレッドノート」は、主砲、副砲、中間砲という多種の砲を搭載する従来の戦艦形式とは異なり、主砲を主体とした武装配置により高い攻撃力を持ち、この艦の登場により、それまでの艦は一挙に時代遅れとなります ・ これまでの戦艦は「前ド級艦」、「ドレッドノート」と同等な性能の艦を「ド級艦」、そして主砲を中心線配置として更に砲撃力が向上した艦を「超ド級艦」と呼びます ●帝国海軍はこの事態を踏まえ、新型の巡洋戦艦「金剛」の建造を1911年に当時同盟関係にあったイギリスへと発注、これにより「超ド級艦」の建造技術の獲得を図りました ●イギリスでの「金剛」の建造状況を参考にして、日本国内でも3隻の「金剛型巡洋戦艦」の建造が開始され、4番艦の「霧島」は1912年に起工、1915年に竣工しました ●これにより建造された「金剛型巡洋戦艦」の4隻は、当時世界最強の艦隊と言われ、第1次世界大戦においては、イギリス海軍から借用の要請があったほどです ・ 「巡洋戦艦」は、一般的には戦艦よりも格下と見られますが、当時は「戦艦の火力」と「巡洋艦の速力」を兼ね備えた、戦艦よりも上位の艦とされています ●当時の艦の建造技術と、艦の能力の発達は著しいものがあり、1920年から1930年にかけて「金剛型巡洋戦艦」は第1次近代化改装を実施、これにより主砲の射程が伸び、防御力が強化され、機関出力も向上しましたが、速力は低下したために従来の巡洋戦艦から戦艦へと艦種が変更されました ●しかし、1933年から実施された第2次近代化改装では、大幅な機関出力の増強と、艦尾の延長化が行なわれ、30ノットという速度を発揮する高速戦艦として生まれ変わります ●太平洋戦争では、その高速性を活かして空母機動部隊の直衛艦として行動、この「金剛型戦艦」は、真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦などを経て、ソロモン海域でのアメリカ艦隊との死闘を繰り広げ、その後も主要な海戦に参加するなど、太平洋戦争時の帝国海軍の中では最も艦齢が古い戦艦でしたが、最も活躍し、そして必要とされた艦でした ●「霧島」は、第1航空艦隊の直衛艦として真珠湾攻撃に参加、その後も、ポートダーウィン空襲、インド洋沖海戦において空母機動部隊の直衛として行動を共にします ●ミッドウェー海戦によって連合艦隊が手痛い敗北をすると、連合軍側の反撃が始まり、1942年8月には当時飛行場の設営中だったガダルカナル島へとアメリカ軍が上陸、これを予期しない日本軍側の軽微な抵抗を排除して飛行場を占領しました ●アメリカ軍の反攻を過小評価していた日本軍は、戦力の逐次投入という愚策を繰り返して反撃は失敗、連合艦隊も夜戦において敵艦隊を壊滅させるなどの戦果をあげましたが、輸送船団の撃破まで及ばず、アメリカ軍側の戦力の増強を許すこととなります ●このガダルカナルの戦いにおいての重点となったのが飛行場(アメリカ軍占領後は「ヘンダーソン基地」と命名)で、この飛行場の存在によって制空権を確保できない日本軍は苦しい戦いを強いられます ●この「ヘンダーソン基地」を叩くために行なわれたのが、「金剛型戦艦」による夜間の飛行場への砲撃で、それを阻止しようとするアメリカ艦隊との間で激闘が行なわれました ●1942年11月12日には、「霧島」は僚艦「比叡」と共に砲撃のためにガダルカナル島へと突入、この動きを察知していたアメリカの巡洋艦隊との夜戦に突入します ●「霧島」と「比叡」の砲塔には、飛行場への砲撃用の榴弾が用意された状態で戦闘が開始され、本来の艦隊戦の砲撃力には及びませんでしたが、近距離での激しい砲雷撃により、アメリカ艦隊側に壊滅的損害を与えました ●しかし、「比叡」はアメリカ艦隊の攻撃が集中し、航行に支障が発生し、航空機からの攻撃にも晒されて翌日に自沈します ●次いで、14日に巡洋艦の増援を受けた「霧島」は、再びガダルカナルへと突入、これにはアメリカの新鋭戦艦の「ワシントン」と「サウスダコタ」が待ち受けていました ●「霧島」は13日と同様に榴弾が込められた状態で戦闘に入り、アメリカ艦隊の先頭となった「サウスダコタ」に多数の命中弾を与え、戦闘力を喪失させて戦列から離脱させましたが、後方に位置した「ワシントン」からのレーダー照準による砲撃を受けてしまいます ●この近距離での砲撃による多数の被弾により「霧島」は、戦闘能力を失って大火災を発生、損害は機関室にも及んで航行不能に陥り、手の付けようの無い状態となった「霧島」は自沈処分されて、その一生を閉じたのでした 【 「日本海軍 高速戦艦 霧島 1941年12月」のキット内容について 】●この帝国海軍の高速戦艦「霧島」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●シャープなモールドにより戦艦「霧島」を再現、同社「特シリーズ」の特徴である細部に渡ったディテール表現力により、実艦の細かで複雑な作りが表された内容となっています ●また、日本の戦艦の特徴である積み上げ式の艦橋や、探照灯などの台座のトラス構造が織り成す複雑な形状、そして長い船体を持つスマートな艦形など、帝国海軍の実質的な主力戦艦として戦った「霧島」の持つ魅力を味わうことができるでしょう ●艦底部が再現されたフルハルモデルとなります ●同社特シリーズの「日本海軍 戦艦 霧島 1941年」をベースに艦底部を再現したパーツをセット、スクリュー部までも再現したフルハルモデルとなっています ・ 「フルハル仕様」となる以外は、「日本海軍 戦艦 霧島 1941年」と同内容のキットですが、ウォーターラインモデル用の艦底パーツは付属していません ●「霧島」の船体部は上下分割式で、これに上甲板、上部構造物、各艤装類を取り付ける構成となっています ●船体部には、副砲塔甲板が一体成型され、細部では舷側の舷窓、閉塞された舷窓、舷外電路、フェアリーダー、アンカーレセスなどが再現、バルジ部分も表現されています ・ 舷窓上部には雨樋がモールド再現 ●艦底部は一体成型化され、艦底部用の歪み防止用の桁のパーツが付属しています ・ 艦底には4基のスクリューが別パーツで再現、推進軸も含めてそれぞれ3パーツで構成されています ・ 舵を再現するパーツが2個付属 ●上甲板は、一体成型となっており、航空機作業甲板が別パーツとなっています ・ 甲板上には、主砲塔台座、木甲板表現などの基本躯体の他、アンカー導板、ボラード、昇降口、リール、ボート架台、通風筒などの細かなディテールが再現 ・ 航空機作業甲板下の構造物が表現、各種扉などがモールドされています ・ 航空機作業甲板には、リノリウム押さえ、航空機用軌条、ターンテーブルのモールドが彫刻、甲板下部の支柱などが表現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「高射装置部」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「霧島」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は9層で構成され、トップには94式方位盤、94式測距儀が別パーツとなっています ・ 艦橋構造物の各艦橋の窓の枠がモールドされています ・ 艦橋を構成するための前檣楼支柱(3本)が別パーツ化されています ・ 艦橋部分を構成する、94式4.5m測距儀(×2)、25mm連装機銃(×6)などがパーツ化されています ・ 110cm探照灯(×2)がクリアーパーツにより別パーツ化されてます ● 煙突 ・ 本体部分は左右分割式で、上部の雨水カバー金網が別パーツとなっています ・ 雨水カバー金網は開口処理されています ・ 各副管は別パーツとなっています ・ 煙突部の探照灯、高角砲、機銃の各台座は、ブロックごとにパーツ化されています ・ 探照灯、機銃台座の支柱部分は、シャープなモールドによりトラス構造を再現、一部分が開口処理されています ・ 「110cm探照灯」×6、「12.7cm高角砲」×2、「25mm連装機銃」×4が付属、探照灯はクリアーパーツとなっています ●高射装置部 ・ 艦体中央部の高射装置部は、台座部分が5パーツで構成、台座の支柱のトラス構造が再現されています ・ 94式高射装置、測距儀、観測鏡が別パーツにて再現 ●後部艦橋 ・ 後部艦橋の主要部は5パーツで構成、後部見張り所は窓枠がモールドされています ・ 側面には舷窓、扉などがモールドされています ・ 方位盤、観測鏡などが別パーツとなっています ●後檣 ・ 後檣は、下部が3脚檣型で上部は単檣型、中央部のヤードは別パーツ化されています ・ 下部に存在する機銃座がパーツ化 ・ 前方に取り付けられるクレーンは、滑車やフックなども表現されています ・ 「25mm 連装機銃」×2が付属しています ●カタパルト「呉式 2号5型射出機」 ×1 ・ カタパルトは一体成型のパーツで、側面のトラス構造が再現されています ●主砲塔部「45口径 41年式 36cm連装砲」 ×4 ・ 主砲塔は上下2分割式で、砲身キャンバス受けなどが再現されています ・ 測距儀は別パーツとなっています ・ 砲身部分は1本づつの分割式で、スライド式金型により砲口が開口処理済み、防水布が再現されています ・ 主砲の取り付け部分は砲塔部分に軸が成型され、仰角を付けた状態とすることが可能となっています ・ 3番、4番主砲塔の上部には空中線支柱がパーツ化されています ●副砲「50口径 41式 15cm単装砲」 ×14 ・ 砲塔部分と砲身部とは一体成型となっており、砲身基部の防水布が再現されています ●高角砲「40口径 89式 12.7cm連装高角砲 (A1型)」 ×4 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型されています ●対空機銃 ・ 25mm 連装機銃 ×10 (艦橋、煙突部、後檣に配置) ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 17m内火艇 ×2 ・ 12m内火ランチ ×2 ・ 9mカッター ×12 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 菊花紋章 ・ クレーン ・ 塵芥投棄管 ・ 舷々門 ・ パラベーン などがセットされています ●艦載機として ・ 95式2号水上偵察機 ×2 が付属、クリアーパーツで成型されています ●フルハル用の台座が2個付属、前後2箇所に配置して完成した艦体をそのまま載せる方式となっています ●艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいている状態の2種)、艦載機の日の丸マーク、識別帯、偏流測定線を再現したデカールが付属しています ●同社「日本海軍 戦艦 霧島 1941年」に、フルハル用のパーツ、ディプレイ用の台座をセットしたバリエーションキット
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