イギリス 6ポンド 対戦車砲 空挺型 (プラモデル)AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35219 スケール:1/35
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「イギリス 6ポンド 対戦車砲 空挺型 プラモデル (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35219 )」です●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の対戦車砲「6ポンド砲 Mk.4」の「空挺型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●イギリス軍及びアメリカ軍の空挺部隊の対戦車火砲の主力として活躍した「6ポンド砲 Mk.4 空挺型」を再現、軽量化のために防盾部を最小のものとし、砲脚が折り畳み式となった独特のスタイルを表現した内容となっています 【 「6ポンド砲 Mk.4 空挺型」について 】●第2次世界大戦の開戦時、イギリス軍では主力対戦車砲として口径40mmの「2ポンド砲」を装備していましたが、将来的には性能不足となるものと考え、1938年にその後継となる新型火砲「6ポンド砲」の開発を開始します ●当初「6ポンド砲」は順調に開発が進んだものの、独仏戦において派遣されたイギリス軍がその重装備を殆ど失ってしまい、その穴埋めとして従来の「2ポンド砲」の生産が優先されたために、生産開始は1941年の後半となりました ●「6ポンド砲」は、口径57mmの対戦車砲で、当時の対戦車砲としては決して大きいものではありませんでしたが、被帽付き徹甲弾「APCBC」などが用意されており、その装甲貫通能力は75mm砲クラスに匹敵する威力を誇りました ・ 後には装弾筒付き徹甲弾「APDS」が支給され、その装甲貫通能力は更に向上しています ●最初の生産型である「6ポンド砲 Mk.1」は少数しか造られず、続く「6ポンド砲 Mk.2」が実質的に最初の量産型となります ●この「6ポンド砲 Mk.2」は、1942年中頃から北アフリカ戦線に投入、従来の「2ポンド砲」と比べて破格の攻撃力を持つ「6ポンド砲」は戦車キラーとして活躍、枢軸国軍にとって極めて脅威となる存在でした ●その後、「6ポンド砲」シリーズは、北アフリカ戦線で登場したドイツ軍の重戦車「ティーガー 1」に対抗するために、砲身長42.8口径の「6ポンド砲 Mk.2」から、装甲貫通能力を向上させた45口径の「6ポンド砲 Mk.4」へと移行、ヨーロッパ戦線ではこの「6ポンド砲 Mk.4」が主流となりました ・ 「6ポンド砲 Mk.2」はマズルブレーキを装備していないのに対して、「6ポンド砲 Mk.4」ではマズルブレーキを装備しているのが外観上の最大の特徴となります ・ 「6ポンド砲」シリーズは「Mk.1」~「Mk.5」の5種が作られ、「6ポンド砲 Mk.3」は「6ポンド砲 Mk.2」の車載型、「6ポンド砲 Mk.5」は「6ポンド砲 Mk.4」の車載型に相当します ●一方、「6ポンド砲」の後継として、極めて強力な威力を持つ「17ポンド砲」が1941年という早い時期に完成、部隊配備は1943年にズレ込みますが、「ティーガー1」や「パンター」などのドイツ軍の重装甲車両の前面装甲を軽く貫くその能力によりイギリス軍の対戦車砲部隊の主力兵器となります ●しかし、この「17ポンド砲」は、大型の火砲ゆえに重量があり、移動には牽引車両が必要で、車両から陣地への設置の際には多くの人力が必要でした ●このため、対戦車砲として歩兵部隊と密接した連携を取ることが難しく、既存の「6ポンド砲 Mk.4」も引き続いて運用されていました ●特に、装備の軽量化を求められる空挺部隊にとって「17ポンド砲」の大重量は致命的であり、その対戦車部隊では「6ポンド砲」が運用されました ・ イギリス空挺部隊の対戦車火器としては「PIAT」のイメージが強いのですが、この「PIAT」は通常の隊員用の個人携行火器であり、空輸される対戦車砲部隊では「6ポンド砲」が使用されています ●空挺部隊で使用された「6ポンド砲」は、通常仕様の同砲とは異なる「空挺型」が主に使用されており、この「空挺型」では空輸に伴う軽量化のために2重構造だった防盾は1枚物へと変更(前期型)、砲脚(砲架)部分の防盾も大幅に小型化されています ●また、容量が限られるグライダーに積載するため、砲脚は折り畳み式に変更されており、その姿と細部は通常型と比べて大きく変化しています ●この「6ポンド砲 Mk.4 空挺型」は重火器が少ないイギリス空挺部隊にとって心強い対戦車砲であり、対戦車戦闘において活躍しました ●また、対戦車砲として適当な砲を所有していなかったアメリカ軍では「6ポンド砲」をベースとした 「57mm対戦車砲M1」を採用、空挺部隊用としてこの「6ポンド砲 Mk.4 空挺型」も運用されています ●この「6ポンド砲 Mk.4 空挺型」は、ドイツ機甲部隊との死闘を演じた1944年秋の「マーケットガーデン作戦」時などにおいて活躍、イギリス軍及びアメリカ軍の空挺部隊に欠かせない対戦車火器としてその存在を誇示したのです 【 「イギリス 6ポンド対戦車砲 空挺型」のキット内容について 】●このイギリス軍の対戦車砲「6ポンド砲 Mk.4」の「空挺型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●AFVクラブ社の高い成型力と細分化されたパーツ構成により「6ポンド砲 Mk.4 空挺型」を再現、火砲ならではのメカニカルな構造の細部表現に重きを置いた内容となっています ●AFVクラブ社製「イギリス QF 6ポンド対戦車砲 Mk.4」をベースに「空挺型」を再現するために、防盾、砲脚などの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります ●キットは、防盾が1枚構造の「前期型」と、2枚構造となる「後期型」とを選択することができます ●「6ポンド砲 Mk.4 空挺型」は、「砲身部」「揺架」「砲架」「防盾」「砲脚部」の5ブロックで構成されています 【 砲身部 】 ●砲身は、金属製となっており、マズルブレーキと砲尾とはプラパーツです ・ 砲身は、中央部に段差が在るタイプと平滑なタイプとが付属、選択して使用します ・ マズルブレーキは前後分割式です ・ 砲尾の主要躯体は3パーツで構成され、閉鎖器は可動式とすることができます 【 揺 架 】 ●揺架は左右分割式で、先端部と砲架との接続部は別パーツです ・ 揺架は上下方向に可動式とすることができます 【 砲 架 】 ●砲架は左右分割式で、これに照準器、防危板、操作ハンドルなどを取り付けます 【 防 盾 】 ●防盾は、1枚構造の「前期型」と2枚構造となる「後期型」とが付属しており、選択して作製します ・ 1枚構造の「前期型」は、表面部を再現したエッチングパーツと、裏面部分を再現したプラパーツの2パーツで再現 ・ 「後期型」は前後分割式により、その2枚構造が再現されています ・ 防盾表面部のフック類がパーツ化 【 砲脚部 】 ●砲脚部は、車軸部、左右の砲脚、防盾、タイヤで構成されています ●砲脚は中央のジョイント部分で前後分割され、駐鋤、牽引装置、方向転換用の棒などは別パーツです ・ 砲脚は開閉可動式とすることができます ・ ジョイント部分の固定ボルトは別パーツで、砲脚を折り畳んだ状態とすることが可能です ●砲脚部の防盾は上下分割式です ●タイヤは、ホイール部分とゴムの部分とに分割され、ゴムの部分は軟質素材製となります ・ ホイール部分のハブキャップ、先端のリング、外周部の細かなフィンなどがパーツ化 ●防盾表面部(前期型)、各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています 【 塗装とマーキング 】 ●「6ポンド砲 Mk.4 空挺型」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる1種の塗装例が記載されています ・ 第1空挺師団 (アルンヘム / 1944年9月) ●説明書の塗装例に基づく、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています ●2014年 一部新金型
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