バレンタイン Mk.3 w/ロタ トレーラー (プラモデル)AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35201 スケール:1/35
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「バレンタイン Mk.3 w/ロタ トレーラー プラモデル (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35201 )」です●「バレンタイン Mk.3 w/ロタ トレーラー」です●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の歩兵戦車「バレンタイン Mk.3」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●乗員の操作性を高めるために砲塔を大型化した「バレンタイン Mk.3」を再現、小型砲塔を装備した「バレンタイン Mk.1/Mk.2」とは雰囲気が異なる、大型砲塔により迫力を増したフォルムを表現した内容となっています ●AFVクラブ社製「イギリス 歩兵戦車 バレンタイン Mk.2」をベースに、「バレンタイン Mk.3」を再現するために、砲塔、車体上部、サイドスカートなどを新規パーツへと変更、ロタトレーラーを追加したバリエーションキットとなります 【 「バレンタイン Mk.3」について 】●第1次世界大戦において世界で初めて近代戦車を登場させたイギリスは、1930年代中頃に戦車開発の方針として、偵察用の「軽戦車」、厚い装甲で歩兵を支援する「歩兵戦車」、そして機動力により追撃戦闘を行なう「巡航戦車」という3つのカテゴリーに分類して行うことを決定します ●イギリスの兵器メーカー「ヴィッカース」社は、既にイギリス陸軍に採用されていた「巡航戦車 Mk.1(A9)」の装甲を強化した「A10」を開発、「歩兵戦車」の部門における大型歩兵戦車の座を獲得しようとしますが、同車は同時期に開発されていた「A12」との採用競争に敗れてしまいます ・ 採用された「A12」が後の「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ 2」となります ●ところが1939年、ヨーロッパ内で開戦の緊張が高まるにつれ、戦車の数を充足させることが急務となったイギリス陸軍は、生産に時間のかかる「マチルダ 歩兵戦車」の穴を埋めるために、この「大型歩兵戦車」の復活採用を決定、「歩兵戦車 Mk.3 バレンタイン」と命名された戦車の誕生へと至ります ●「A9」から「A10」、そして「バレンタイン 歩兵戦車」まで、ほぼ同一の車体をベースに開発を続けてきたため、走行装置などの機械的信頼性は高く、1940年の生産開始後、翌1941年には実戦部隊へと「バレンタイン」の配備が行われました ●「A10」車体をベースとしていた「バレンタイン 歩兵戦車」は、重量の関係で「マチルダ」よりも薄い装甲しか装備できなかった上、「マチルダ」と走行速度は同じであったため、「歩兵戦車」本来の目的である「歩兵」の保護が不十分ではないか、との危惧も抱かれていました ●しかし、実戦に投入された「バレンタイン 歩兵戦車」はその機械的信頼性と、堅牢な足周りによる確実な機動性能が高く評価され、事前の危惧を払拭する活躍をみせます ●特に、レンドリース車両としてソ連に送られた「バレンタイン 歩兵戦車」は軟弱地においても着実な機動性能を誇り、その小型の車体から運用の行い易く、ソ連軍では極めて高い評価を獲得しました ●このため、生産が比較的短命に終わった「マチルダ 歩兵戦車」と比べて「バレンタイン 歩兵戦車」は長期間生産が行われ、イギリスの戦車としては最も生産台数が多い1万両近くが生産されました ●その間様々な改良や、武装の強化を加えられて「バレンタイン Mk.11」まで発展しただけでなく、「アーチャー」「ビショップ」といった「バレンタイン」をベースとした自走砲車輌までも登場することになります ●「バレンタイン 歩兵戦車」は、イギリス軍、カナダ軍で使用されただけでなく、ソ連に対しても約3000輌余りがレンドリースされたため、北アフリカから東部戦線、そして太平洋戦線と、第2次大戦のほとんどの戦場に登場、連合軍を支えた陰の功労「車」と評価できる「戦車」となりました ●「バレンタイン Mk.3」は、それまでの2人用の小型砲塔から、装填手を加えた3人用の大型砲塔へと変更したタイプで、これにより砲の操作性と発射速度、そして車長の視察能力とが向上、カタログスペック上では従来の「バレンタイン Mk.1/Mk.2」とほぼ同じですが、実質的な戦闘能力は大きく変化しています ●「ロタトレーラー」は、北アフリカ戦線における戦車牽引式の物資運搬用トレーラーとして開発され、12日分の食料、飲料水、1000発の機銃弾、100発の2ポンド砲弾か40発の6ポンド砲弾、120ガロンの燃料を搭載することが可能でした ●「ロタトレーラー」は、「クルセーダー」「バレンタイン」「マチルダ」「チャーチル」などで使用されて各戦車の航続距離の増大と作戦能力の向上に貢献しましたが、戦車が後退する際に障害ともなり、大戦中期以降は使用されなくなっています 【 「バレンタイン Mk.3 w/ロタ トレーラー」のキット内容について 】●このイギリス軍の歩兵戦車「バレンタイン Mk.3」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●AFVクラブの1/35シリーズのフォーマットに沿って「バレンタイン Mk.3」を再現、細分化されたパーツ構成と高い成型技術により、「バレンタイン Mk.3」の複雑な足周りとエンジングリル部分を中心としたディテール表現に重きを置いた内容となっています ●砲塔部の鋳造肌やイギリス戦車特有の車体上の細かな作りが表現されており、「バレンタイン戦車」の持つ魅力を楽しむ事ができることでしょう ●「バレンタイン Mk.3」の足回りのコイル式サスペンションはバネ状に成型され、伸縮させることも可能となっています ●物資運搬用の「ロタトレーラー」が付属しています ●「バレンタイン Mk.3」は、砲塔、車体、左右フェンダーの4ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、「バレンタイン Mk.3」としての大型化された砲塔形状を再現、表面の鋳造肌、特徴的なボルト構造などが表現されています ●砲身は金属製パーツとなっており、砲口が開口処理されています ・ 砲尾部分も再現されており、5パーツにて構成 ・ 防盾部は前後方向に3分割式となっており、表面部には鋳造肌が表現されています ・ 同軸機銃は機関部も含めてパーツ化され、銃口部分が開口済みです ・ 防盾は上下可動式とすることができます ●砲塔は、前部、左右側面、後部バスル部、底部、天板の6パーツで構成されています ・ パーツの表面には鋳造肌が表現 ・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ ペリスコープは3パーツで構成され、接眼部とペリスコープ本体とはクリアーパーツとなっています ・ 直接照準器はプラパーツにて再現 ・ ピストルポートは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 車内の無線器が再現されています ・ 砲塔上部に装備される「ブレン軽機関銃」も用意されています 【 車 体 】 ●車体は、「バレンタイン Mk.3」としての車体レイアウトを再現、複雑な形状のエンジングリル部、独特な構造を持つサスペンションなどが高い成型技術によって表現されています ●車体は、側面と底部とがバスタブ式に一体成型された車体下部に前面、後面、上部、エンジングリル部を貼り付ける構成となっています ・ 特徴的なエンジングリル上の突起部は、それぞれ別パーツとなっています ・ ラジエターグリルハッチと、エンジンルームハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ ペリスコープは3パーツで構成され、接眼部とペリスコープ本体とはクリアーパーツとなっています ・ 前部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ●各サスペンションユニットは10パーツで構成(全4ユニット)され、実際の動きのように可動することが可能となっています ・ コイル式サスペンションはプラパーツにて再現、サスペンションの動きにより伸縮します ・ 転輪、誘導輪は、本体とハブキャップとの2分割式で、内蔵するポリキャップにより回転可動式です ・ 起動輪は3分割式で、基部に内蔵させるポリキャップにより回転可動式です 【 フェンダー 】 ●フェンダーは、本体部分が1パーツで構成され、前後のマッドフラップは別パーツとなっています ・ フェンダー支持架は各1パーツで構成されています ・ 排気管は7パーツで構成、先端部は上下分割式で、開口部が表現されています ・ 排気管カバーはエッチングパーツです ・ 前照灯カバーを再現するエッチングパーツが用意されています ●サンドシールドを再現したパーツが付属しています ・ サンドシールドは装着の有無が選択できます ・ サンドシールドは、側面パーツと前後のマッドフラップで構成されています 【 履 帯 】 ●履帯は、軟質素材製のベルト式履帯が付属しています 【 ロタトレーラー 】 ●「ロタトレーラー」は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっており、これに牽引装置、タイヤを取り付けます ・ ロタトレーラーは内部の仕切り板がパーツ化 ・ 上部扉は別パーツで、開閉可動式とすることができます ・ 前部の牽引装置は上下方向に4分割式、後部の牽引装置は前後方向に4分割式となっています ・ 左右のタイヤは左右分割式で、回転可動式とすることができます ●ペリスコープを再現するクリアパーツが付属 ●排気管カバー、フェンダー支持架、各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています 【 塗装とマーキング 】 ●「バレンタイン Mk.3」のマーキングとして、4種類の塗装例が説明書に記載されています ・ イギリス軍 第6機甲師団 (チュニジア / 1943年春) ・ 王立ニュージーランド陸軍 (ニュージーランド / 1949年) ・ ドイツ軍捕獲車両 第10戦車師団 (リビア / 1942年) ・ イギリス軍 第6機甲師団 (チュニジア / 1942年3月) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、車台番号などを再現したデカールが付属しています ●2014年 一部新金型 ---------------------------------------------------- 【 「歩兵戦車 バレンタイン」のバリエーションについて 】●「バレンタイン戦車」は、イギリス戦車の特徴として細部が変わるだけで「Mk.~」が変化してしまい、その形式による形状の変化が分かり難くなっているので、ここで整理しておきましょう ●「バレンタイン戦車」は大きく分けて4タイプとなります ・ 2ポンド砲装備で2人用砲塔 (Mk.1 Mk.2 Mk.4) ・ 2ポンド砲装備で3人用砲塔 (Mk.3 Mk.5) ・ 6ポンド砲装備で2人用砲塔 (Mk.8 Mk.9 Mk.10) ・ 75mm砲装備で2人用砲塔 (Mk.11) ●Mk.6 Mk.7はカナダ生産型で、Mk.10以降はほとんどイギリス軍には使用されずにソ連に供与されたようです
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