イギリス 歩兵戦車 チャーチル Mk.7 (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.210 スケール:1/35
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「イギリス 歩兵戦車 チャーチル Mk.7 プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.210 )」です●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の歩兵戦車「チャーチル Mk.7」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●第2次大戦時、量産が行われた戦車として西側連合軍の中で最も厚い装甲を誇り、「ノルマンディ戦」以降のヨーロッパ戦線で活躍した歩兵戦車「チャーチル Mk.7」を再現、小型の転輪を多数配したクラシカルな足周りと、スポンソン上下を挟んで履帯が回る特異なレイアウトを採用した姿を再現した内容となっています ●タミヤ社製「イギリス チャーチル クロコダイル 戦車」をベースに、火炎放射器とトレーラーを省き、フィギュアと荷車などを追加したバリエーションキットとなります 【 「歩兵戦車 チャーチル Mk.7」について 】●イギリス軍は1930年代後半、戦車を防御力を重視した「歩兵戦車」、機動性能を重視した「巡航戦車」、偵察用の「軽戦車」という3つのカテゴリーに分けて開発、生産する方針を決定します ●歩兵戦車としては、最初のタイプとなる「マチルダ 1」、「マチルダ 1」の拡大型となる「マチルダ 2」、そして巡航戦車「A10」をベースとした「バレンタイン」と、順調に開発が進みました ●ただし、イギリス軍内では第1次世界大戦時の影響が色濃く残っており、次の第2次世界大戦においても同様に塹壕戦となるものと予想、第1次世界大戦時における菱形戦車のように車体長が長く、側面のスポンソン部に主砲を配置した歩兵戦車「A20」の開発が1939年から始まりました ●もっとも、この「A20」の設計思想はあまりにも古いもので、試作車は作られましたが、側面の砲塔配置を廃止した姿となっています ●さらに、この試作車が完成した1940年6月には、独仏戦が行われており、ドイツ軍の電撃戦の前では第1次世界大戦時の戦車の設計思想で作られた戦車は役に立たないことが判明したため、この計画自体が中止となりました ●ところが、「A20」計画の中止が決定した直後、フランスに派遣していたイギリス軍が全装備を放棄して人員のみが帰還、戦車や重火器などのほとんどの兵器をフランスに送っていたイギリスは丸裸の状態となってしまいます ●そこで、イギリス軍の再装備が命題となり、この一環として「A20」計画をベースとした「A22」計画が始まり、1941年6月に制式化されたのが「チャーチル Mk.1」です ・ 「チャーチル Mk.1」は、「A20」をベースとしていたため、車体長は長く、側面のスポンソンの上下を挟んで履帯が回るという第1次世界大戦時の戦車を彷彿する車体レイアウトを採用していました ・ また、砲配置も車体前面に「3インチ榴弾砲」、砲塔に「2ポンド砲」と、古めかしい武装配置となっています ・ 足周りは、小型転輪にそれぞれスプリングサスペンションが付くという、速度性能を期待できないものでしたが、このシステムは堅実さに優れ、機動性能は遅いものの将兵からは高い評価を得ています ●この「チャーチル Mk.1」は、装甲の強化、主砲の換装など、改良型の開発と生産が進み、1943年末に登場したのが「チャーチル Mk.7」です ・ 「チャーチル Mk.7」は、それまで徹甲弾しか用意されていなかった「2ポンド砲」「6ポンド砲」に代わって「オードナンス QF 75mm戦車砲」を装備、これで徹甲弾だけではなく榴弾も使用できるようになりました ・ 装甲も大幅に強化され、前面装甲厚は152mm、側面も95mmもの厚い装甲を装備、これはドイツ軍の重戦車「タイガー 1」を遙かに凌ぐものでした ・ このような重装甲化を施したため「チャーチル Mk.7」の最大速度は20km/hと大幅に低下しましたが、戦車兵にとって重装甲は身を守る手段として何よりも重要なことであり、このため「チャーチル Mk.7」は鈍足ながら高い評価を得ています ●イギリス軍の戦車部隊の多くがアメリカ製の「M4中戦車」シリーズが占める中、「チャーチル Mk.7」はイギリス製の戦車として、まさに厚い装甲を盾にして活躍、主砲の威力こそ「M4中戦車」を同等でしたが、強力な防御力でドイツ軍を苦しめました ●特に、「ノルマンディ戦」において連合軍はドイツ軍の「タイガー 1」や「パンター」などに苦戦を強いられましたが、「チャーチル Mk.7」はその砲火を受けながらも強靭さを発揮し、連合軍の勝利に大きく貢献したのでした 【 「イギリス 歩兵戦車 チャーチル Mk.7」のキット内容について 】●このイギリス軍の歩兵戦車「チャーチル Mk.7」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●特殊な車体レイアウトと分厚い装甲により戦車史にその名を残す「チャーチル Mk.7」を再現、車体のフォルムを捉えながら、複雑な表情をみせる砲塔の鋳造肌、フェンダーのプレスパターン、ボルト穴などの細部をタミヤタッチによって実感豊かに再現した内容となっています ●「チャーチル Mk.7」は、この特殊なレイアウトから量産化が行われた戦車としては最も複雑な構造を持つものの、本キットではスライド金型を用いてパーツ数を抑えて再現、細分化したパーツ構成ではなく、モールドを重視したディテール再現は、戦車模型としての本質と、模型本来の「作る楽しさ」を深く追求した解答とも言えることでしょう ●さらに、本キットでは、後方におけるワンシーンを再現した表情豊かなフィギュアと、これを演出するアクセサリーパーツをセット、タミヤ ミリタリーミニチュアシリーズならではの車両とフィギュアとが織り成すシーンの楽しさを凝縮した内容となっています ●「チャーチル Mk.7」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています 【 砲 塔 】 ●鋳造製の本体に溶接で天板を取り付けた「チャーチル Mk.7」の砲塔形状を再現、イギリス戦車らしいなだらかな鋳造肌などをタミヤタッチのモールドで再現しています ●「オードナンス QF 75mm戦車砲」の砲身は左右に分割したパーツで再現 ・ 防盾は一体成型のパーツで再現 ・ 同軸機銃は別パーツ化して再現しています ・ 防盾は、上下に可動させることができます ●砲塔は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します ・ 装填手ハッチは別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます ・ 後部の雑具箱は、上下及び後部パネルの3パーツで構成 ・ ベンチレーター、消火器、アンテナマウントなどを別パーツ化しています ●車長キューポラは一体成型のパーツで再現、ペリスコープ部は開口した状態となっています ・ 車長ハッチは、閉じた状態と開いた状態の2種をセット、選択して使用することができます 【 車体上部 】 ●スポンソンを繋いで履帯上部にフェンダーが付く「チャーチル Mk.7」の車体上部レイアウトを、一体成型化したパーツで再現、スライド金型を用いてスポンソン側面の構造をシャープに再現しています ●車体上部表面には、エンジンデッキのディテールや前部のペリスコープなどを、リアルな強弱をつけたタミヤタッチのモールドで立体的に再現、フェンダー上のボルト穴などのディテールを繊細かつエッジの立った彫刻により再現しています ●車体上部は、上部パネル、フェンダー、スポンソン側面パネルを一体成型したパーツで再現しています ・ ペリスコープはモールドで再現 ・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツ化、閉じた状態となります ・ スポンソン側面のエスケープハッチも別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます ・ 側面の吸気グリル部は、本体、前面パネル、上部のメッシュ部、上部カバーの4パーツで構成 ・ 排気管は、排気管本体、先端部、排気管カバーの3パーツで再現しています ・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています ・ 前部フェンダー(丸みを帯びた部分)は別パーツ化、装着の有無を選択できます 【 車体下部 】 ●車体下部は、中央の車体に側面のスポンソンが突き出した「チャーチル」戦車シリーズの車体レイアウトを再現、スプリングサスペンションを用いた複雑な足周りは、一体成型化したパ構成でパーツ数を抑えて再現しています ●車体下部は、バスタブ状に一体成型となった車体中央部に、前面パネル、後部パネル、側面のスポンソン部を取り付けて作製します ●前部パネルは、車体前面、前面の天板部、戦闘室前面パネルの3パーツで構成 ・ 操縦手の視察ハッチは前後に分割したパーツ構成により装甲の厚みを再現、開閉状態を選択することができます ・ 前方機銃は、マウント部を含めて一体成型のパーツで再現、可動させることができます ●後部パネルは前後に分割したパーツで構成 ・ 牽引装置は前後に分割したパーツで再現しています ●スポンソン部は、下部のサスペンションを一体成型しており、左右のパネルで転輪を挟むことで足周りを完成させます ・ 起動輪、誘導輪、転輪は前後に分割したパーツで再現 ・ 起動輪は内蔵するポリキャップにより回転させることができます 【 履 帯 】 ●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています ・ 履帯は、表面がハの字形状で、複雑な滑り止めパターンとなる「チャーチル」用の「軽量型」履帯を再現してます 【 フィギュア 】 ●「イギリス チャーチル クロコダイル 戦車」に付属していたフィギュア2体と、新たに追加したフィギュア4体の合計6体のフィギュアが付属しています ■「チャーチル クロコダイル 戦車」に付属しているフィギュアについて ●戦車兵1体と、歩兵1体の合計2体のフィギュアが付属しています ・ 戦車兵のフィギュアは、片足を箱の上に置いて片手に地図を持っているポーズ ・ 歩兵のフィギュアは、立った状態で前方を指差しているポーズです ・ 服装は、戦車兵のフィギュアは「ツナギ服」を着用してベレー帽を被った姿、歩兵のフィギュアは「野戦服」を着用してヘルメットを被った姿です ・ 服の皺の表現は、スケールに沿った凹凸モールドで再現、ベルトのバックルや靴の繋ぎ目などの細部は深めのモールドで再現しています ・ フィギュアは、上半身、下半身、両腕に分割したオーソドックスなパーツ構成となっています ●フィギュア用の装備品として ・ リー・エンフィールドライフル ×1 ・ 拳銃ホルスター ×1 ・ ヘルメット ×1 ・ 背嚢 ×1 ・ シャベル ×1 ・ トレンチグッズ ×1 ・ 水筒 ×1 ・ マガジンポーチ ×2 ・ 双眼鏡 ×1 が付属しています ■「「チャーチル Mk.7」」で新規に追加したフィギュアについて ●戦車兵3体と農夫1体の合計4体のフィギュアが付属しています ・ 戦車上においてリラックスしている戦車兵と、戦車兵に向かってワインを勧める農夫のシーンを再現しています ・ 戦車兵の服装は、2体が「ツナギ服」、1体が「シャツ」を着用、ベレー帽を被った姿です ・ 農夫の服装は、シャツの上からベストを着用、ベレー帽を被った姿です ・ 服の皺の表現は、スケールに沿った凹凸モールドで再現、服の縫い目やポケットなどの細部は、繊細かつシャープなモールドで再現しています ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足に分割したオーソドックスなパーツ構成となっています ●各フィギュアのポージングについて セットされているフィギュアのポーズは4体、4種類 ・ 戦車兵の1体は、ハッチ上に腰掛けているポーズ ・ 戦車兵の1体は、ハッチから上半身を出して、片手をハッチ部分に置き、もう一方の手をポケットに入れているポーズ ・ 戦車兵の1体は、戦車上でしゃがんで、農夫から差し出されたワインを受け取っているポーズ ・ 農夫は、両手を差し伸べるようにして戦車兵にワインを渡しているポーズ となっています ●フィギュア用の装備品として ・ ゴーグル (クリアパーツ) ×6 ・ 拳銃ホルスター ×4 が付属しています 【 アクセサリーパーツ 】 ●アクセサリーパーツが付属しています ・ 荷車 ×1 ・ バケツ ×1 ・ 石油ランプ (クリアーパーツ) ×1 ・ カゴ ×1 ・ ミルク缶 ×2 ・ ワインボトル (クリアーパーツ) ×6 など 【 「歩兵戦車 チャーチル Mk.7」の塗装とマーキング 】 ●「歩兵戦車 チャーチル Mk.7」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第6近衛戦車旅団 第3戦車大隊 ・ 第34戦車旅団 第107戦車大隊 ・ 第31戦車旅団 第9戦車大隊 ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、パーソナルネーム、車台番号などを再現したデカールが付属しています 【 「イギリス 歩兵戦車 チャーチル Mk.7」のパッケージ内容 】・ 歩兵戦車 チャーチル Mk.7 ×1 ・ フィギュア ×6 ・ アクセサリーパーツ 一式 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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