陸上自衛隊 10式戦車 (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.329 スケール:1/35
|
||||||||||||
「陸上自衛隊 10式戦車 プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.329 )」です●陸上自衛隊の新鋭戦車「10式戦車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●日本の国産戦車の最新型としてその能力を誇示する「10式戦車」を再現、モジュラー装甲の採用で小さな平面を組合わせたデザイン、車体幅に匹敵する巨大な砲塔、そして先鋭化したスタイルから沸き立つ、凄みに溢れたフォルムを再現した内容となっています 【 「10式戦車」について 】●戦後、日本では陸上自衛隊が装備する戦車として国産化が図られ、戦後第1世代戦車の「61式戦車」、同第2世代戦車「74式戦車」、同第3世代戦車「90式戦車」が開発、生産されます ●1990年に制式化された「90式戦車」は、当時世界の最新鋭の主力戦車で採用されていた複合装甲を採用、西側諸国では標準装備となる「44口径 120mm滑腔砲」を装備しており、主砲の自動装填機能も備えた、戦後第3世代の最新鋭戦車として世界レベルに到達しました ●これら装備の大型化、新鋭化により、「74式戦車」の38tに対して「90式戦車」の重量は50tに達しており、「レオパルド 2」「M1エイブラムス」と比べて軽量であるものの、日本の戦車としては最重量級のサイズとなっています ●わが国日本において、戦車の開発は常に大きさと重量とが考慮され、「61式戦車」は貨車に積載できるサイズ、「74式戦車」は新幹線の軌道に合わせたサイズで開発されましたが、「90式戦車」では戦後第3世代の機能を持たせるために、大きさと重量の制限はある程度緩和されて設計されました ●このことがアダとなり、日本の道路事情において、輸送用のトランスポーターに「砲塔」と「車体」とを分離させて積載しなければ「90式戦車」を輸送することができず、国内での運用を考慮すると不自由さが拭えませんでした ●また、広大な平原のような地形が少ない日本国内では、大型で大重量の戦車の必要性が低いという意見もあり、調達価格が高価で生産数の少ない「90式戦車」は実質的には北海道専用の戦車として配備されています ・ このような日本の国土から想定した戦車の制限は戦前の国産戦車にも提唱されており、各国の戦車と比べて日本の戦車は小型軽量となっていました ●「90式戦車」の生産により「61式戦車」は退役が進み、2000年には「61式戦車」全車がその任を解かれました ●「74式戦車」も、制式化されて30年を過ぎており、当時は最新鋭の技術を誇った同車も戦後第3世代戦車、第3.5世代戦車と比べると旧式化は免れず、徐々に退役が行われています ●西暦2000年を越える頃から、世界各国の主力戦車にはカタログスペックに現れない射撃管制装置の性能向上や、部隊間の情報共有システム「C4I」が重要視されるようになりましたが、このようなシステムのアップデートを行うスペース上の余裕は「90式戦車」にはなく、電子機器、通信技術の急激な発展を盛り込んだ近代化装備は新型戦車「TK-X」に装備することとされました ●また、上記のように「90式戦車」は重量過大という意見もあり、その「TK-X」の開発にあたってはコンパクト性と重量の低減が命題となり、同戦車は「90式戦車」の後継というよりは退役が進む「74式戦車」と同じスタンスに位置づけられています ●この「TK-X」に関してはベースとなる基礎開発が1996年に開始され、2002年からは全体試作が開始、数両に試作の後に2010年に「10式戦車」として制式化されます ●「10式戦車」は、西側諸国の一部の車両で運用が行われていた交換が可能な「モジュラー装甲」を採用、主砲である「44口径 120mm滑腔砲」も従来のタイプよりも軽量化と威力の向上が行われ、その威力は「55口径 120mm滑腔砲」に匹敵すると言われています ●最新式の射撃管制装置と、部隊間の情報共有システム「C4I」も搭載、それらシステムにより総合的な戦闘能力は「90式戦車」を遥かに上回るものとなりました ●重量は、世界の主力戦車が60t、70tクラスへと拡大する中で、「10式戦車」は44tに抑えられ、エンジンは「90式戦車」の1500馬力に対して同車は1200馬力へと減少するものの、新型のトランスミッションの採用も相まって実際の機動性能は向上しています ●また、自動的に車体の挙動を制御するセミアクティブ式の油気圧サスペンションを装備、スラローム行動中に正確な行進間射撃が可能となるなど、戦車としての能力は極めて高いものとなっています ●「10式戦車」は、最新鋭戦車として世界のトップレベルの能力を持ち、これからの陸上自衛隊の戦車戦力の主力となる予定です ●同車の高い機動性能とその戦闘能力は世界が注目するところであり、日本の戦車技術の粋を結集した存在としてその戦車史に輝かしいページを飾ることになるでしょう 【 「陸上自衛隊 10式戦車」のキット内容について 】●この陸上自衛隊の戦車「10式戦車」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●陸上自衛隊の最新鋭戦車「10式戦車」をタミヤの技術を結集して再現、平面を基調としながらも現用車両としての細かな造りを、タミヤならではの豊かなモールドと緩急を付けた彫刻、そして実車の各部の質感を模型として高いレベルで表現しており、「10式戦車」の魅力がスケールモデルとして活き活きと伝わる作品となっています ●現用車両はその構造を再現するためにパーツ数が増大する傾向にある中、タミヤ ミリタリーミニチュアシリーズらしくパーツ数を極力抑えて作り易さを充分に考慮し、微妙な強弱をつけたモールドでディテールを表現、なおかつストレスなく組立てることができる各パーツの「合い」の良さは、手に取ったユーザーを唸らせてしまう秀逸な内容となっています ●また、実車の構造を巧みなパーツ構成で再現、タミヤ ミリタリーミニチュアシリーズで培われた成型技術と、模型としての造形技術、実車の雰囲気の捉え方など戦車模型の表現力と「楽しさ」が詰まっており、タミヤ渾身のキットと評価することができるでしょう ●「10式戦車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、その平面で構成された形状と先鋭的なデザインをパーツ構成の妙により再現、表面には偽装バンド用のフックと把手がシャープなモールドで表現されています ●「44口径 120mm滑腔砲」は左右分割式で、砲口部分は別パーツです ・ 砲口部分には先端のセンサーが一体成型され、表面のディテールも再現 ・ 砲身基部には防塵カバーが再現されており、実車の緩やかな皺が表現されています ・ 防盾は天頂部分のラインによって2分割され、3箇所の開口部がシャープに表現 ・ 防盾(砲身)は基部に装着されるポリキャップにより上下可動します ●砲塔は上下分割式で、これに側面と後部のパネルは貼り付ける構成となっています ・ ペリスコープは砲塔上部に一体成型され、ガラス部は付属のクリアーフィルムを使用して再現します ・ 砲塔前部のレーダー感知器部は別パーツにて再現 ・ 車長ハッチ、砲手ハッチは別パーツで、車長ハッチは開閉可動式、砲手ハッチは開閉選択式です ・ スモークディスチャージャーは個別にパーツ化されています ・ 砲塔後部の環境センサーは基部も含めて4パーツで構成され、起倒可動式です ・ 環境センサーのガードは、左右各1パーツで再現 ・ 無線アンテナは、基部の部分とガードがパーツ化 ●車長ハッチ部分の機銃用リングは1パーツで再現、リングに装着される銃架のベースは前後2ブロックで構成されています ・ 「M2 重機関銃」は揺架部も含めて左右分割式でグリップ部は別パーツです ・ 弾薬箱受けは前後分割式で、特徴的な弾薬箱固定具がモールドにて再現 ・ 銃架、薬莢受け、リンク受けは各1パーツで再現されています ●砲手サイト、車長サイト、車長サイト基部は各パネルを貼り合せる箱組み方式です ・ 砲手サイトと車長サイトの扉は別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 砲手サイトと車長サイトのガラス部は、付属のクリアーフィルムを使用して再現します ・ 砲手サイトは、遮光カバーを前部に張り出した状態となっています ・ 車長サイトは、基部に装着させるポリキャップにより左右旋回します ●砲塔後部のバスケットは各パネルを貼り合せる方式で、左側面部の増設されたバスケットは3分割式となります ・ バスケットに貼られたメッシュは、付属している接着及び塗装が可能なラバー素材のメッシュを切り出して再現します(説明書には切り出しに使用するテンプレートが印刷されています) 【 車体上部 】 ●車体上部は、微妙なラインと複雑な造りをパーツ数を抑えて再現、滑り止め部分、グリル、サイドスカートの質感などがタミヤタッチによる繊細かつシャープなモールドにより表現されています ●車体上部は一体成型され、車体前部、側面部、前部のマッドフラップは別パーツです ・ 方向指示器及び管制灯部は左右のブロックでパーツ化 ・ 方向指示器及び管制灯部のガードは、ベース部分も含めてパーツ化されています ・ 車体上部の各把手はモールドにて再現 ・ 車載工具類は固定具を含めて一体成型されています ●操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 操縦手ハッチのペリスコープはハッチパーツに一体成型され、上部のガード部分は別パーツです ・ ペリスコープのガラス部は、付属のクリアーフィルムを使用して再現します ●車体前部は上下分割式で、前照灯部を内蔵させる構成となっています ・ 前照灯部のメッシュは、付属している接着及び塗装が可能なラバー素材のメッシュを切り出して再現します(説明書には切り出しに使用するテンプレートが印刷されています) ●側面部には車体側面とサイドスカート、そして下部のゴム製スカート部が一体成型されています ・ ゴム製スカート部は、ゴムの薄い質感と、ゴムとしての弛みがスケールに沿って再現 ・ ゴム製スカート部の足掛けには内側の補強板がモールドされています ●前部のマッドフラップは固定部分も含めて一体成型されており、フラップ部分は側面部のゴムの部分と接続します 【 車体下部 】 ●車体下部は、バスタブ式に一体成型され、後部パネルは別パーツとなっています ・ サスペンションアームは別パーツです ・ 起動輪、誘導輪、下部転輪は左右分割式で、内蔵させるポリキャップにより回転可動します ●後部パネルは、尾灯、後部のマッドフラップを含めて一体成型されています ・ 中央のグリル、排気グリルは別パーツです ・ 中央のグリル上部に装備される後部カメラ、収納箱がパーツ化 ・ 牽引ワイヤーは、固定フックも含めて一体成型されており、別パーツとなったアイの部分を車体側面の牽引フックに接続させて繋ぎ合わせます 【 履 帯 】 ●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ・ 履帯は、ゴムパッドが付いていない状態の「10式戦車」用のダブルピン式履帯が表現されています ●ペリスコープや照準サイトなどのガラス部を再現するクリアーフィルムが付属してまいます ・ クリアーフィルムには切れ込みが入っており、使用する箇所に合わせて切り出します 【 付属のフィギュア 】 ●車長と砲手を再現した2体のフィギュアが付属、タミヤの現行フォーマットに則りパーツ数を抑えながらもデッサン、日本人としての顔の造り、服の皺の表現などフィギュアモデルとしてハイレベルな内容となっています ・ 車長のフィギュアはハッチ部分に片手を置いたポーズ、砲手のフィギュアは両手をハッチ部分に置いたポーズです ・ 服装は、迷彩服に戦車用手袋を着用、新型の戦車ヘルメットを被り、戦車靴を履いた姿です ・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、ポケットやベルトのリングなどの細部は繊細かつシャープなモールドで彫刻されています ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成で、ゴーグル、拳銃ホルスター、銃剣は別パーツとなっています 【 塗装とマーキング 】 ●「10式戦車」の塗装及びマーキングとして、陸上自衛隊仕様となる1種類の塗装例と3種類のマーキング例がリーフレット上のカラー5面図で記載されています ・ 富士学校機甲科部 ・ 第1機甲教育隊 第2中隊 ・ 富士教導団 戦車教導隊 第1中隊 ●リーフレットのマーキング例に基づく、部隊マーク、部隊表示、陸上自衛隊マーク、車番表示などを再現したデカールが付属しています ●「10式戦車」の解説と、塗装図が描かれたカラーのリーフレットが付属 ●2013年 完全新金型
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
|
|
|||||||||||