イギリス 装甲偵察車 ディンゴ Mk.2 (プラモデル)タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ No.081 スケール:1/48
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「イギリス 装甲偵察車 ディンゴ Mk.2 プラモデル (タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ No.081 )」です●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の装甲偵察車「ディンゴ Mk.2」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●軽便な小型の装甲車両として、偵察及び指揮などに活躍した装甲偵察車「ディンゴ Mk.2」を再現、ギュと引き締まったコンパクトな車体に、視認性能の高いオープントップ式の乗員室を持つ独特なスタイルを再現した内容となっています 【 「ディンゴ Mk.2」について 】●第2次世界大戦前、イギリスは世界で最も多くの植民地を抱えており、治安維持や地域紛争を防止する必要があるため、機動性能が高く、小火器の射撃にも耐え、低コストで多くの車両を揃えることができる装輪装甲車の配備を重要視していました ●1938年、イギリス陸軍は防御力と機動性能を兼ね備え、強行偵察も行うことができる偵察用の小型装甲車の開発をメーカーに指示、これを受けて「アルヴィス」社、「ダイムラー」社、「モーリス」社の3社が開発を開始、試作車の検討の結果、「ダイムラー」社の車両が制式採用されました ●この車両は、「ダイムラースカウトカー」と呼ばれましたが、「ダイムラー」社では様々な装輪式装甲車を生産していたことから、混乱を避けるために部隊では「ディンゴ」という名称の方が良く使われています ●「ディンゴ」は、全長約3.1m、全幅約1.7mという極めてコンパクトな車体で、コイルスプリングを使用したダブルウィシュボーンサスペンションや4輪操舵装置などの装備で優れた機動性能を誇りました ・ エンジンは55馬力の6気筒ガソリンエンジンを搭載、路上での最高速度は89km/hという性能を持ちました ・ 乗員は操縦手と車長の2名のみで、車長用として「ブレン軽機関銃」を車内に装備、必要に応じてこの機関銃を銃眼から出して射撃を行う方式となっています ・ 特筆すべきはその装甲防御力で、当時の通常の軽装甲車が小火器射撃程度しか耐えうる装甲(約10mm)しか持たないのに対して、「ディンゴ」は最大装甲30mm厚という装甲を持ち、小型の装甲車両としては十分な数値で、当初の目的通りに敵砲火の下での強行偵察が可能なものでした ●「ディンゴ」は1939年から最初の量産型となる「ディンゴ Mk.1」の生産が開始、次に生産された「ディンゴ Mk.2」では、操縦手の不慣れから転倒事故が相次いだ4輪操舵装置を廃止、乗員室のルーフの開閉機能はリンクを用いた方法になりました ●「ディンゴ」は高い機動性能と防御力を買われ、本来のイギリス軍の「目」となる偵察任務だけではなく、「頭脳」となる指揮車両などとしても活躍、「ディンゴ」の使い勝手の良さは、イギリス軍将兵から絶大な支持を得ています ●この「ディンゴ」の使い勝手の良さは、敵となったドイツ軍、イタリア軍にも認められ、ドイツ軍では捕獲使用が好んで行われ、イタリア軍ではコピーを生産するということまで行われています ●「ディンゴ」の小型の装甲車両としての利便性は高く評価され、1950年代まで運用が継続、その後は軽装甲車「フェレット」が使用されています ●また、「ディンゴ」は小型の軽装甲車というカテゴリーを作った元祖となる存在で、その流れは現在においても受け継がれているのです 【 「イギリス 装甲偵察車 ディンゴ Mk.2」のキット内容について 】●このイギリス軍の装甲偵察車「ディンゴ Mk.2」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●タミヤの1/48MMシリーズのフォーマットに従い、一体成型のパーツを多用して「ディンゴ Mk.2」を再現、同社らしいシャープかつ強弱をつけたモールドで、2人乗りの小型の車両ながら面構成で厚い装甲を持つ独特のフォルムをスケールに沿って再現した内容となっています ●「ディンゴ Mk.2」は、タミヤ1/48MMシリーズとしてパーツ数が極力抑えられており、ただ組み立てるだけならば1時間程度あれば可能で、特徴的な小さな姿を気軽に楽しむことができます ●また、イギリス軍には欠かせないアイテムですので、タミヤ社製「イギリス戦車 シャーマン 1C ファイアフライ 」「イギリス駆逐戦車 M10 2C アキリーズ」などのイギリス軍戦闘車両との組み合わせや、ジオラマシーンでの様々な演出に役立つ格好のキットとなります ●「ディンゴ Mk.2」は、「シャーシ」「車体」の2ブロックで構成されています 【 車 体 】 ●車体は、複雑な面構成となる「ディンゴ Mk.2」の車体レイアウトをパーツ数を極力抑えて再現、車体外側と内側のハッチのライン、リベットなどが繊細かつ強弱を付けたモールドで再現されています ●車体は、車体中央部を箱組み状に各パネルを貼り合わせて作製、これに各フェンダー、車体内部、ルーフなどを取り付けて組み立てます ・ 車体の各視察ハッチ、乗降ハッチは強弱のあるモールドで再現 ・ 各パネルの内側には、ハッチ裏のラインやディテールがモールドで再現され、メーターパネルも前面パネルパーツに彫刻して再現されています ・ 排気管は側面パネル上にモールドして再現 ・ 各フェンダーは一体成型のーパツで再現され、後部のフェンダーに装備される雑具箱は別パーツ化されています ・ 前部の雑具箱と、その前部に装着されるサンドチャンネルはそれぞれ一体成型の1パーツで再現 ・ ルーフは、実車の構造に合わせて前後に分割したパーツ構成で、ルーフを展開して車体内部を覆った状態と、後部に折り畳んだ状態とを選択して組み立てることができます ・ ジャッキ、シャベル、アンテナ基部、バックミラー、前照灯及び車幅灯、携行缶などは別パーツ化されています ●車体内部(乗員室)は、フロアパネルをベースに、各座席の背もたれを取り付けて作製します ・ ハンドルが別パーツ化されています ・ 無線機、機関銃等の武装類はセットされていません 【 シャーシ 】 ●シャーシは、複雑な造りとなるダブルウィシュボーンサスペンションを、コイルスプリングのみを別パーツ化、他の部分はシャーシと一体成型して再現しています ●車体床板を兼ねるシャーシは、サスペンション下部のステーも含めた一体成型のパーツで再現されています ・ コイルスプリングは、前輪部と後輪部とに分けられ、左右それぞれ一体成型のパーツで再現 ・ ステアリングは前方に固定された状態となります ●タイヤは、本体と裏面内側の2パーツで構成、プラスチック製パーツとなっています ・ タイヤ表面にはトレッドパターンがモールドされ、ホイールには特徴的な肉抜き穴が彫刻で再現されています 【 フィギュア 】 ●操縦手1体、車長1体、合計2体のフィギュアが付属しています ・ 服装は、「野戦服」を着用、短靴を履き、ベレー帽を被った姿です(この服装は、北西ヨーロッパ戦線におけるイギリス兵の標準的な姿となります) ・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、ベルト、ポケットなどの細部は繊細なモールドで彫刻されています(最近のタミヤ社製フィギュアのフォーマットに則り、従来のタミヤ社製フィギュアよりも皺のパターンは細かく、そして彫刻自体は深くなっています) ・ フィギュアは、頭部、上半身、下半身、両腕に分割したオーソドックスなパーツ構成となっています ●各フィギュアのポージングについて ・ 操縦手のフィギュアは、操縦席に座って両手でハンドルを握っているポーズ ・ 車長のフィギュアは、車内に立った状態で、片手で車体の前面パネルを持ち、もう一方の手でマイクロフォンを持って通話しているポーズ となっています 【 「ディンゴ Mk.2」の塗装とマーキング 】 ●「ディンゴ Mk.2」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第5近衛機甲旅団所属車両 (ダークグリーンをベースとした2色迷彩) ●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、車台番号などを再現したデカールが付属しています ●「ディンゴ Mk.2」の完成時のサイズ ・ 全長 : 約69mm 【 「イギリス 装甲偵察車 ディンゴ Mk.2」のパッケージ内容 】・ イギリス軍 装甲偵察車 ディンゴ Mk.2 ×1 ・ フィギュア ×2 ・ デカールシート ×1 ●2014年 完全新金型 --------------------------------------------------------------- 【 「イギリス 装甲偵察車 ディンゴ Mk.2」のエムズからのワンポイント 】●「ディンゴ」といえば、1/35スケールのMMシリーズの傑作キット「スカウトカー ダイムラー マーク 2」を思い起こす人も多いのではないでしょうか? ・ 「ジープ」のような有名車両ではないし、武装も付かない地味な車両で、当時ミリタリーモデルファンの人でも作る機会が無かった人もいるかも知れません ●しかし、一旦作り始めると、装甲で覆われた車両の力強さと、でっかいコイルスプリングが付いた足周り、そしてオープントップ車両として内部が見える姿はとても魅力的に映りました ●また、タミヤ製だけあって作りやすい!そして、表面のモールドは実感の高いものでした ●本キットは、この1/35の傑作キットの良い部分をそのまま継承しながら、新たな設計の下、完全新金型キットとして蘇ったような内容となっており、パーツ数は抑えられ、スパスパと組み立てることができます ●プラモデル全般においてパーツの細分化が進む現在、「ハッチはモールドでなくて別パーツに」とか、「こんなパーツ数じゃ物足りない」というような意見もあるでしょうが、スケールに沿った省略や強調のセンスの良さはタミヤ社製ならではのものとなっており、組んで楽しい、そして、「ディンゴ」が活躍するシーンの展開を色々と想像できる、1/48スケールMMシリーズらしい好キットと評価できるでしょう
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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