タミヤ イタレリ シリーズ ドイツ 1トン ハーフトラック Sd.kfz.10 タミヤ模型

「ドイツ 1トン ハーフトラック Sd.kfz.10 プラモデル (タミヤ タミヤ イタレリ シリーズ  No.37016 )」です

●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の牽引用ハーフトラック「Sd.kfz.10 1tハーフトラック」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●小型の火砲を牽引するハーフトラックとして開発された「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」を再現、小型の車体ながらもドイツ軍のハーフトラック共通の構造となる複雑な足周りを装備したメカニカルな姿が表現された内容となっています

●イタレリ社製「ドイツ 1トン ハーフトラック Sd.Kfz.10 デマーグD7」をベースに、タミヤ社製のフィギュア3体、歩兵用の装備品類、ジェリカンなどのアクセサリーをパッケージしたスポット生産品となります
　・ 工具類の取り付けステー、車体後部の鉄条網ホルダーなどが新規パーツへと変更されています

【 「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」について 】

●ドイツ軍は、1935年の再軍備化に先駆けて1932年に牽引用のハーフトラックの整備計画を立案、このハーフトラックは牽引能力により「1t」「3t」「5t」「8t」「12t」「18t」の6種に分けられ、各メーカーに開発の指示が行われました

●「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」は、「20mm機関砲 Flak30」や「Flak38」、「75mm軽歩兵砲 leIG18」「50mm対戦車砲 PaK38」などの小型火砲を牽引する車両としての役割を持っており、「デマーグ」社が開発を担当し、1937年に「Sd.Kfz.10」として制式化されました

●「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」は、重量4.9tのコンパクトな車体に100馬力のガソリンエンジンを搭載、その足周りの操行は緩やかな旋回時には前輪のステアリング、一定以上の角度にハンドルを切ると、履帯の起動輪の左右の回転速度が自動的に変更されるというドイツ軍のハーフトラックならでは
機能となっています

●「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」は、火砲を牽引するだけではなく、「20mm機関砲 Flak30/38」や「50mm対戦車砲 PaK38」を搭載した自走砲のプラットフォームとしても使用、各戦線で活躍しました

●また、半装軌式で不整地での機動性能が高い「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」は、軟弱な土地が多い東部戦線に欠かせない車両となり、輸送用の車両としても重宝されています

●そして、その車体は軽装甲兵員輸送車「Sd.kfz.250」や装甲弾薬車輌「Sd.kfz.252」などに流用、その車体分約7500両と合わせて1944年の生産終了までに合計約25,000両が生産され、ドイツ軍の機械化に大きく貢献したのでした

【 「ドイツ 1トン ハーフトラック Sd.kfz.10」のキット内容について 】

●このドイツ軍の牽引用ハーフトラック「Sd.kfz.10 1tハーフトラック」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●通常型の牽引用ハーフトラックとしては最も小型となる「Sd.kfz.10 1tハーフトラック」を再現、イタレリ社らしい繊細な彫刻と、ポイントを捉えてパーツ数を抑えた構成により、「Sd.kfz.10 1tハーフトラック」としての独特なスタイルと、そのディテールを表現した内容となっています

●タミヤ社の限定バージョンとして、新規を含む3体のフィギュアと豊富な装備品、アクセサリー類が付属、オープントップ式の牽引用ハーフトラックとしてフィギュアを乗せたシーンやビネット、ジオラマ展開など「Sd.kfz.10 1tハーフトラック」を中心とした様々な演出を楽しむことができるでしょう

●幌は展開した状態と折り畳んだ状態とが付属、選択して作製することができます


●「Sd.kfz.10 1tハーフトラック」は、ベースとなる車体下部パーツに、「足周り」「ボンネット部」「キャビン部」「リアフェンダー部」を取り付ける構成となっています

【 ボンネット部 】
●ボンネット部は実車の構造に基づいた左右分割式となっています
　・ フロントグリルは1パーツで再現、スリット部分は薄く成型され、スリットの隙間は開口処理されています
　・ 前照灯は、管制スリットが付いたタイプを再現
　・ 車載工具類は固定具が一体成型されています

【 キャビン部 】
●キャビン部は、バスタブ式に一体成型されており、キャビン後部のフロアパネルは別パーツです
　・ 操縦席部分は、座席、ハンドル、各種レバー類が別パーツにて再現
　・ メーター類を再現するデカールが付属しています
　・ 後部座席は、各5パーツで構成されています

●フロントウィンドは、枠の部分が成型色パーツ、ウィンド本体は付属のクリアフィルムを切り出して再現します
　・ クリアフィルムには切れ込みが入っています
　・ 枠の部分にはワイパーがモールドされています

●フロントウィンド、前照灯のガラス部分を再現するクリアーパーツが付属
　・ フロントウィンド用のマスキングシートが用意されています


【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
　・ サスペンションは車体下部の側面パネルに一体成型
　・ 起動輪は左右分割式で、履帯との接触部のラバーブロックや、内側の肉抜き穴も再現
　・ 転輪は個別にパーツ化されています
　・ 前輪のステアリングゲージは5パーツで構成、ステアリングは固定式です
　・ タイヤは左右分割式で、トレッドパターンが彫刻されています

【 履 帯 】
●履帯は、一部連結式履帯が付属しています
　・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツで構成されています

【 リアフェンダー部 】
●リアフェンダーは、縦方向のフェンダー部分と横方向のフレームとを貼り合せる方式です
　・ 後部のマッドフラップ、ナンバープレート、尾灯は別パーツです
　・ 前部のフレーム部分のライフルラックがパーツ化
　・ 車体後部に装備される鉄条網ホルダーが付属しています


●幌は展開した状態と折り畳んだ状態が付属、選択して使用します
　・ 展開した状態の幌は各パネルごとのパーツ構成です
　・ 折り畳んだ状態の幌は、フレーム部分と幌の部分とで構成されています


【 「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」に付属しているフィギュアについて 】
●ドライバー1体と後部座席に座る歩兵2体の合計3体のフィギュアが付属しています

●ドライバーのフィギュアは、タミヤ社の限定品として同社のフェアなどで発売されているドイツ軍ドライバーフィギュアランナーと同一のものです
　・ 車両の狭い運転席に収まり易い汎用性の高いフィギュアです
　・ フィギュアは、運転席に座り、片手でハンドルを軽く持っているポーズとなっています
　・ 服装は、開襟状態の「M36野戦服」を着用、短靴を履き、ヘルメットを被った姿です
　・ 服の皺はスケールに沿っており、服の縫い目やポケット、襟などの細部は繊細かつ立体的にモールドされています
　・ フィギュアは、ヘルメット、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です

●歩兵の2体のフィギュアは、新規に作り起こされたものとなります
　・ フィギュアは、座席に座り、1体は膝の上に片手を置いてもう一方の手をその上に置いているポーズ、1体は片手でライフルを持ち、もう一方の手を膝の上に置いているポーズとなっています
　・ 服装は、開襟状態の「M36野戦服」を着用、ブーツを履き、ヘルメットを被った姿です
　・ 服の皺はスケールに沿っており、服の縫い目やポケット、襟などの細部は繊細なモールドで彫刻されています
　・ フィギュアは、ヘルメット、頭部、上半身、下半身、両腕のパーツ構成です


【「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」付属のアクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツとして、タミヤ社製歩兵携行品の＜Yランナー＞と「ドイツ 初期型 ジェリカンセット」が付属、フィギュアの装備品及び車両のアクセサリーパーツとして使用します

●タミヤ＜Yランナー＞の内容
　・ MG34機関銃 ×1
　・ MG42機関銃 ×1
　・ 機関銃用200発入り弾薬箱 ×2
　・ 予備銃身ケース（1本用） ×1
　・ 機関銃用前脚（開いたタイプ） ×1
　・ 機関銃用前脚（閉じたタイプ） ×1
　・ 機関銃用工具入れ ×1
　・ モーゼル Kar 98k ライフル ×2
　・ MP40 サブマシンガン ×1
　・ 双眼鏡 ×1
　・ 銃剣 ×2
　・ ライフル用3連マガジンポーチ ×4
　・ サブマシンガン用マガジンポーチ ×2
　・ 携帯シャベル ×2
　・ 携帯シャベル（銃剣付き） ×3
　・ ヘルメット ×5
　・ 雑嚢 ×5
　・ 飯ごう ×5
　・ 水筒 ×5
　・ ガスマスクケース ×5
　・ ポンチョ ×5
　・ マップケース ×1
　・ P-08用ホルスター ×1
　・ P-38用ホルスター ×1
　その他

●タミヤ社製「ドイツ 初期型 ジェリカンセット」の内容は
　・ 初期型ジェリカン ×12
　・ ジャッキ ×1
　・ ジャッキ台 ×1
　・ ノテックライト一式 ×1
　・ 車間表示灯 ×1
　・ 尾灯 ×1
　・ 牽引ワイヤー（アイ部分） ×2
　・ 雑具箱2種 ×各1
　となっています


【 塗装とマーキング 】
●「Sd.kfz.10 1tハーフトラック」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
　・ 第11戦車師団 （ロシア / 1942年）
　・ 第1山岳猟兵師団 （ロシア / 1941年～1942年）
　・ 第90装甲擲弾兵師団 （イタリア戦線 / 1943年）
　・ 空軍降下猟兵部隊 （イタリア戦線・ローマ / 1944年初頭）

●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています

【 「ドイツ 1トン ハーフトラック Sd.kfz.10」のパッケージ内容 】

　・ Sd.kfz.10 1tハーフトラック ×1
　・ フィギュア ×3体
　・ タミヤ ＜Yランナー＞ （「ドイツ歩兵装備品セット A （大戦 前・中期）」と同一） ×1
　・ タミヤ社製 「ドイツ 初期型 ジェリカンセット」 ×1
　・ デカールシート×1枚


●スポット生産品