「未完の計画機 2 本 (イカロス出版 ミリタリー 単行本
No.0140-7
)」です
●第2次世界大戦後の各国の計画機をピックアップして解説したする解説集です
●イカロス出版刊「
未完の計画機」に続く第2弾で、月刊「Jウイング」で連載中の「未完の計画機」の掲載記事のうちVTOL機の記事をまとめて単行本化した内容となっています
【 「未完の計画機 2」の概要 】
●月刊「Jウイング」で10年以上のロングランを続ける「浜田一穂」氏の人気の連載「未完の計画機」、待望の単行本化第2弾です
●VTOL機の開発と挫折とその成果が、膨大な資料と深い洞察力に裏付けられた「22の真実の物語」としてまとめられています
【 著者まえがきより 】●「VTOLの開発史には無数の墓標が並んでいる」
●これは、連載「未完の計画機」の中で、VTOL機を取り上げるたびに著者が使ってきた表現です
●そしてこの本は、「未完機」の中でも著者が真っ先に1冊にまとめたかったテーマでもあるのです
●VTOL山の頂上に通ずる道の傍らには、無数の墓標が並んでいます(中略)
●山の頂上に立って実用化を勝ち取ったVTOLはこれまでのところ「ハリアー」の系列が最初で、あとは「F-35B ライトニング2」と「V-22 オスプレー」の系列くらいしかありません
●「Yak-38 フォージャー」はなんとか山頂に立ったようですが、気が付いたらいなくなってしまいました
●他のVTOL計画はすべて途中で挫折して、登山道の脇に葬られています(中略)
●VTOL山の登山道は無数にあり、登山者は各自が最適と思う登山道を登り出す、大勢が登る広い道もあれば、登山者が自分で踏み分けて作る道もあります
●途中で枝分かれしていたり、登っていたはずなのにいつのまにか下りになっている道もあり、道の先が行き止まりになっていて途方に暮れたりもするのです(中略)
●この本はVTOLのケース・スタディの集積でもありますが、読者はこの本からさまざまなVTOL(一部にSTOL)の計画がなにを捨て去って、代わりになにを得ようとしたか、実際にはなにが得られたのか、得られなかったものはなにで、なぜだったのかを学ぶことになるでしょう
【 「未完の計画機 2」の内容目次 】
● 「VTOLの原理と基本的な問題」 ~ 前書きにかえて
●第1章 主役になれなかった
・ ロッキード AH‐56 シャイアン
・ コンヴェア XFY‐1 / ロッキード XFV‐1
・ ロックウェル XFV‐12
・ フェアリー・ロートダイン
・ LTV / ヒラー / ライアン XC‐142
・ ドルニエ Do31
・ EWR VJ101C
・ ベル D‐188
●第2章 可能性の追求
・ ライアン X‐13 ヴァーティジェット
・ SNECMA コレオプテール
・ フライング・プラットフォーム
・ カーモフ Ka‐22 ヴィントクルィル
・ カナデア CL84 ダイナヴァート
・ ZELL (ゼロ距離射出)
・ ブリストル・シドリー ペガサス
・ ジャック・フロストとアヴロ・カナダの円盤機
●第3章 実らなかった執念
・ チャールズ・ジマーマンとチャンス・ヴォート V‐173 / XF5U
・ アレクサンダー・リピッシュとエアロダイン
・ フランク・ピーアセッキと複合ヘリコプター
・ マリオ・グェリエーリ / ロバート・リクテンとトランセンデンタル 1-G
・ エドワード・ヴァンダーリップとヴァンガード・オムニプレイン
・ エドマンド・ドークノーマン・ネルスンとVZ‐4
【 「未完の計画機 2」の奥付 】
●版型 : A5版 / ソフトカバー
●全338ページ
●著者 : 浜田一穂
●発行日 : 2016年1月25日
●ISBNコード : 9784802201407