ソビエト 自走砲 SU-76M (プラモデル)

タミヤ   1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ   No.348   スケール:1/35

当店税込価格 ¥3,762 (メーカー希望小売価格 4,180

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ソビエト 自走砲 SU-76M プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.348) 商品画像

「ソビエト 自走砲 SU-76M プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ  No.348 )」です


●第2次世界大戦時におけるソ連軍の自走砲「SU-76M」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●使い勝手の良い大きさと強力な火力、そして生産性の良さから大戦後期のソ連軍の一大機甲兵力として活躍した自走砲「SU-76M」を再現、軽戦車「T-70M」をベースとしたコンパクトな車体の後半部に、オープントップ式の背の低い戦闘室を備えた、マッシブなスタイルを再現した内容となっています

【 「ソビエト 自走砲 SU-76M」のキット概要 】


●オープントップ式の自走砲ながら、タミヤらしく一体成型化やモールド表現を主体としたディテール再現によりパーツ数を抑えた内容
●主砲「ZiS-3Sh 76.2mm野砲」は上下及び左右に可動させることが可能
●オープントップ式の戦闘室内部を詳細に再現、砲尾や閉鎖器だけでなく照準器や無線機、座席や収納箱までも丁寧に再現、
砲弾ラックに収まる多くの砲弾も付属
●前照灯のガラス部、ペリスコープなどはクリアパーツで再現
●履帯は、一部を履板1枚ずつに分割した接着連結式、プラスチックパーツで履帯上部のたわみも再現しています
●戦闘中のシーンを再現した冬季装備のソ連軍兵士のフィギュア3体をセット (3Dスキャナーによる造形)
●塗装例はソ連軍仕様2種、車体番号を再現したデカールが付属

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【 「SU-76M 自走砲」について 】


●1930年代前半頃から、ソ連軍では砲兵科の主導の下、自走砲の研究と開発を進めていました

●これらの自走砲は通常の戦車の主砲を大型の砲へと換装したものがほとんどで、車体自体に大きな変化がなかったことから「砲兵戦車」とも呼ばれています
●しかし、1930年代末頃、ソ連軍内において粛清の嵐が吹き荒れた影響で、その後の自走砲開発は低調になってしまいます

●1941年、「独ソ戦」が開戦するとドイツ軍、ソ連軍共に総力を挙げて戦争に臨みましたが、同時に両軍それぞれ敵の装備の研究も行い、優れた装備を自軍の装備へとフィードバックしていました

●ソ連軍が最も注目したドイツ軍の装備は「突撃砲」と「自走砲」であり、砲塔を撤去し、戦車の車体に直接砲を載せることで、オリジナルの戦車よりも大きな火砲を装備することができ、戦車よりも生産コストを抑えられる「突撃砲」「自走砲」は、火力を重視するソ連軍の方針にも沿うものでした
 ・ 以前のソ連軍の自走砲研究の際にも、同じようなレイアウトを持つ車両が登場していますが、ベースにした車両が小さ過ぎたため軍上層部の大きな関心を得ることはできませんでした

●しかし、「独ソ戦」の当初は、ドイツ軍優勢で戦況が進み、1941年のモスクワ戦に何とかその進撃を停止させることに成功したものの、翌年の1942年になると再び南部方面からドイツ軍の大攻勢が始まります
●このため、ソ連軍は既存車両の増産と、工場の疎開に手一杯の状態であり、新たな車両の開発は後回しとなり、自走砲の開発は細々と行われた程度でした

●1942年10月、戦況が落ち着いたソ連軍は、本格的な自走砲の開発を再開、この自走砲開発は、ドイツ軍の「突撃砲」を参考とした「SU-122」と、ドイツ軍の自走歩兵砲や対戦車自走砲を参考とした「SU-76」を中心にして進められました

●「SU-76」は、事前に基礎研究が行われていたことから、開発は順調に進み、翌11月には試作車が登場、1943年1月には早くも制式化され、早速生産も始まります
 ・ 「SU-76」は性能的に旧式化していた軽戦車「T-70」の車体を利用、大型の火砲を搭載するために車体を延長し、戦闘室を後部に配置するなどレイアウトは大きく変化しています
 ・ 主砲には「76.2mm野砲 ZiS-3Sh」を搭載、この砲は砲身長こそ51.6口径と短くなっていますが、ドイツ軍から「ラッチュ・バム」として恐れられた「76.2mm野砲 F-22」の派生型であり、十分な火力を持っていました

●「SU-76」のベースとなった軽戦車「T-70」は、2基のエンジンを装備して1基のエンジンが片側の履帯を回す役割を持っていましたが、エンジンの同調が難しいという欠点があり、当然「SU-76」もこの欠点を引き継いでいました
●また、密閉型の戦闘室を備えた「SU-76」は、発砲時の燃焼ガスが戦闘室内に充満してしまうという問題点も抱えていました

●そこで、1943年6月に登場した改良型の「SU-76M」は、直列にエンジンを配置した「T-70M」を車体ベースとし、戦闘室も上部を開放としたオープントップ式へと改めています

●「SU-76M」は、1943年の「クルスク戦」から戦線に投入、ソ連軍は「SU-76M」を対戦車自走砲のように扱うのではなく、通常の戦車と同様な運用を行ったことから、貧弱な防御力の「SU-76M」は時として大きな損害を被ることも少なくありませんでした
●ただし、「T-34/76」よりも強力な火力を持つ「SU-76M」は、対戦車戦闘のみならず、火力支援や歩兵支援に活躍、コンパクトな車体とオープントップの戦闘室から使い勝手も良く、自走砲としては大きな成功作となりました

●「SU-76M」は第2次世界大戦中に約12,000両を生産、ソ連軍の機甲戦力の一員として、そして火力向上に大きく貢献しました
●また、戦後も継続して生産が行われ、東側諸国を中心に世界各国が運用、軽便で強力な戦闘車両として、戦争、紛争等で広く活躍したのです

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【 「ソビエト 自走砲 SU-76M」のキット内容について 】


●このソ連軍の自走砲「SU-76M」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●オープントップ式の戦闘室に剥き出しの火砲を装備した「SU-76M」をパーツ数を抑えて再現、砲架などのメカニカルな構造、シンプルながらフックなどが多く存在する車体、そして様々な装備品が付いた戦闘室内部などを一体成型化とモールド表現を主体として、表情豊かに再現した内容となっています

●車体は、各パネルを貼り合せる「箱組み」として作製しますが、パーツ精度の高さと、下部にまで伸びた戦闘室前面パネルによって確実に形となるよう工夫されています

●オープントップ式車両のポイントになる戦闘室の各パネルは、先端部に向かって緩やかな傾斜が付けられ、薄さの再現と模型としての強度の確保を両立しています
 ・ 傾斜が始まるエッジ部分もなだらかな形状になっています

●また、戦闘室の各パネルの内側の突き出しピン跡も、装備品によって隠れる位置とし、作りやすさを十分に考慮しています

●「SU-76M」の見せ場となる戦闘室内部も、砲弾ラックや砲弾をはじめ、無線機、各種収納庫を含めて詳細に再現、砲尾部分も併せて小さな車体にメカニカルな構造がギュツと押し込まれた様子を楽しむことができます

●そして、戦闘中のシーンを再現した乗員のフィギュア3体が付属、3Dスキャナーを使用した造形で、ポージング、服装共にリアルで、狭い戦闘室内部で身を寄せ合って戦いを行う姿は「SU-76M」に深い演出を与えることでしょう

●単品作品として飾るのもヨシ、フィギュアを付けて「SU-76M」の戦闘シーンを彷彿させるのもヨシ、ジオラマ化してAFVモデルならではの楽しみを追求するのもヨシと、ユーザーのスタンスとスキルに応じた様々な楽しみ方ができる、タミヤらしい秀逸な内容となっています

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●「自走砲 SU-76M」は、「砲」「車体」「フェンダー」の4ブロックで構成しています

【 砲 】
●大きなマズルブレーキを付け、駐退器カバーが大きく突き出した「76.2mm野砲 ZiS-3Sh」の構造を再現、タミヤらしくパーツ数を抑えながら、火砲特有のメカニカルな構造を再現しています

●「76.2mm野砲 ZiS-3Sh」の砲身は一体成型のパーツで再現、先端の「マズルブレーキ」は別パーツとなっています
 ・ 「マズルブレーキ」は左右に分割したパーツで再現
 ・ 「砲尾」は3パーツで再現、「閉鎖器」は別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます
 ・ 「揺架」及び「駐退復座装置」は左右に分割したパーツで再現
 ・ 「砲架」は左右及び中央部の3パーツで再現、「平衡器」は「砲架」に一体成型化しています
 ・ 「照準器」「操作ハンドル」などを別パーツ化して再現
 ・ 「防盾」は、各パネルを貼り合せて作製します
 ・ 「駐退器カバー」は、左右及び前面パネルに分割したパーツで再現
 ・ 「防盾」及び「駐退器カバー」の大型フックは別パーツ化しています
 ・ 基部に内蔵するポリキャップにより、「揺架」は上下、「砲架」は左右に可動させることができます

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【 車 体 】
●車体後方に戦闘室を備えた「SU-76M」の車体レイアウトを再現、表面の各種フック、ボルト、把手などを繊細かつ立体的なモールドで再現しています

●車体は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
 ・ エンジングリルの異物混入防止ネットをモールドにて再現、繊細かつ奥行きのある彫刻で立体的に再現しています
 ・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
 ・ 「排気管」は5パーツで再現、車体から伸びる管の部分は個別にパーツ化しています
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
 ・ 「牽引ワイヤー」は、アイの部分はプラスチック製パーツ、ワイヤー本体は付属の紐で作製します

●戦闘室も車体と同じく、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
 ・ 「手摺り」は側面パネルに一体成型化しています
 ・ 「ペリスコープ」はクリアパーツで再現
 ・ 「アンテナマウント」は2パーツで再現しています
 ・ 戦闘室側面の「排気グリル」は3パーツで再現、立体的な造形でグリルのフィンを再現しています
 ・ 戦闘室の「後部ドア」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます

●足周りは、「T-70M」よりも転輪が1組み多い「SU-76M」の懸架機能を再現
 ・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化して再現しています
 ・ 「起動輪」は一体成型のパーツで再現、
 ・ 「誘導輪」「転輪」は、前後に分割したパーツで再現しています
 ・ 「誘導輪」の基部は2パーツで構成、軸のパーツの取り付け角度を変更することで、履帯の張度を調整することができます

●戦闘室内部を再現、以下のパーツで構成しています
 ・ 砲弾ラック
 ・ 砲弾
 ・ 機関銃用マガジンラック及びマガジン
 ・ 無線機
 ・ PPSh1941 サブマシンガン ×2
 ・ 各収納箱
 ・ ラック類
 ・ 座席
 など

【 フェンダー 】
●フェンダーは、本体と前部内側の2パーツで構成
 ・ 「フェンダー支持架」はベース部分はフェンダーに一体成型化、上部のフレームは個別にパーツ化しています
 ・ 「前照灯」は、本体とガラス部の2パーツで再現、ガラス部はクリアパーツとなっています
 ・ 「工具箱」はそれぞれ一体成型のパーツで再現

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【 履 帯 】
●履帯は、裏側のガイドが2枚となる「T-70」用のシングルピン履帯を再現しています
 ・ 非常に繊細な彫刻で履板表面のディテールを再現しており、履板中央の肉抜き穴も開口されています
 ・ 履帯の一部を分割した接着連結式履帯、プラスチック製のパーツとなっています
 ・ 接地面のみを一体成型のパーツ、上部および曲面部は履板1枚1枚を分割して再現しています
 ・ 履帯上部を直線状に確実に接着でき、かつ、上部転輪にかかる履帯のたわみを簡単に再現できる治具もセットされています

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【 フィギュア 】
●戦闘室に収まり、砲撃を行っているシーンを再現した乗員のフィギュアが3体付属しています
 ・ フィギュアの内訳は、車長1体、照準手1体、装填手1体です
 ・ 服装は、車長は「オーバーコート」を着用し、「防寒帽」を被った姿、他の2体は防寒服「チュラグレイカ」を着用、「戦車帽」を被った姿です
 ・ 服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、3Dスキャナーから得たデータを元にして実際の服の皺と生地の素材感をも再現しており、服の縫い目やポケットなどの細部は微細な彫刻で再現しています
 ・ フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」「両足」に分割したパーツ構成です

●各フィギュアのポージングについて
 ・ 車長のフィギュアは、ペリスコープを覗きながら、片手を挙げて射撃の合図を出しているポーズ
 ・ 照準手のフィギュアは、照準器を覗き、片手で操作ハンドルを握って照準を付けているポーズ
 ・ 装填手のフィギュアは、両手で砲弾を持ち、次発装填に備えているポーズ

●フィギュア用の装備品として
 ・ 戦車帽 ×2
 ・ 拳銃ホルスター ×1
 が付属しています


●前照灯のガラス部、ペリスコープ、視察装置などを再現したクリアパーツが付属

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【 「SU-76M 自走砲」の塗装とマーキング 】
●「SU-76M」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ 第11親衛軍 自走砲大隊 「A-514.」 (東プロシア / 1944年)
 ・ 所属不明部隊 「27」もしくは「30」 (ベルリン カールエスト特別区 / 1945年)

●説明書の塗装例に基づく、車体番号などを再現したデカールが付属しています


【 「ソビエト 自走砲 SU-76M」のパッケージ内容 】


 ・ SU-76M 自走砲 ×1
 ・ 乗員フィギュア ×3
 ・ デカールシート ×1
 ・ 紐 ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●2016年 完全新金型
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ソビエト 自走砲 SU-76M  (プラモデル)

タミヤ   1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ   No.348   スケール:1/35

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