日本海軍 航空母艦 雲龍 (プラモデル)フジミ 1/700 特シリーズ No.042 スケール:1/700
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「日本海軍 航空母艦 雲龍 プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ No.042 )」です●太平洋戦争時の日本海軍「航空母艦 雲龍」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。 ●アメリカ海軍の空母建造計画に対抗し、戦時簡易型の航空母艦として建造された日本海軍の中型航空母艦、激化するであろう太平洋上の戦いを想定し艦隊航空戦力の要としての期待を背負って誕生した「航空母艦 雲龍」を再現、これまでに建造してきた空母の設計をベースにした、いかにも日本の空母らしいシルエットを再現した内容となっています。 ●日本海軍艦艇の中では難易度の高い塗装作業となる、飛行甲板上に幾何学模様の迷彩パターンを描いた状態を再現可能なデカールもセットしています。 ●初回限定付録 : 精密2ピース構造 25mm機銃パーツ ・ 2枚のランナーを組み合わせて、細かな25mm機銃を製作できる初回限定付録付き ・ 砲身部と機関部にあたる部分で分割、固定には接着剤が必要になります。 ・ 付属する25mm機銃類は 25mm単装機銃 ×30 25mm連装機銃 ×9 25mm三連装機銃 ×21 ・ 初回出荷分がなくなり次第、予告なく「通常版」となりますこと、あらかじめご理解頂きたくお願いします。 【 日本海軍 航空母艦 雲龍 (フジミ 1/700 特シリーズ No.42) プラモデルの内容 】●日本海軍の「航空母艦 雲龍」の「竣工時」「最終時」を再現したプラスチックモデル組立キットです。 ■ 日本海軍 航空母艦 雲龍 概要 ●「雲龍」は短い生涯ながら竣工後に改装を実施しており、本キットでは「竣工時」の姿と噴進砲を装備、対空機銃も増設した「最終時」の姿を選択して再現することができます。 ●フジミ社製「日本海軍 航空母艦 雲龍 終焉時 (特EASY No.18)」のキットをベースに「竣工時」「最終時」の相違点にあたる「艦首の機銃台」「噴進砲」や「対空機銃」の有無を再現可能なパーツをセット、飛行甲板パーツと艦載機内容も改めたバリエーションキット、「航空母艦 雲龍」の「竣工時」「最終時」を選択して製作可能な内容となっています。 ・ 「竣工時」「最終時」で異なる艤装類の取付指示は組立説明書内で指示していますが、分岐にあたる箇所が非常にわかりにくい記載になっていますので、アンダーラインペン等であらかじめチェックしておくと迷わずに組立を進めることができるでしょう。 ●パーツの成型色は「特EASYシリーズ」を踏襲し、船体部のパーツのほとんどを迷彩色のベースとなるライトグリーン、機銃やボート類を艦船色、艦載機はクリアー成型と、ランナーごとに色分け、飛行甲板、船体に施された幾何学的な迷彩部分や甲板の白線のデカール(水転写式)をセットしています。 ●艦体喫水線までの部分を再現した洋上モデルです。 ■ 日本海軍 航空母艦 雲龍 全体構造 ●「雲龍」は、「船体」「艦首の最上甲板・高角砲甲板」「艦尾の上甲板」「飛行甲板」「艦橋などの上部構造物」「高角砲などの艤装類」を、それぞれブロック化して分割した構成となっています。 ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、飛行甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体舷側部は、左右に分割したパーツで構成。 ・ 左右の舷側パーツの張り合わせは、パーツが歪まぬよう、船体パーツ内側に丸棒状の「桁」パーツを挟み込んで組立てます。 ・ 「竣工時」「最終時」の組み立て分けをするために、舷側パーツに穴開け加工をする必要があります。 ・ 舷側部には、格納庫側面を一体成型化して再現。 ・ 舷側部には基本構造物などの他、「舷窓」「フェアリーダー」「ホースパイプ」「扉」などの細部ディテールを繊細なモールドで再現しています。 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属 (バラストは付属していません)。 ●飛行甲板は、全通状に一体成型化したパーツで再現、エレベーター部分は別パーツ化しています。 ・ 「エレベーター」の内壁を再現したパーツをセットしていますので、エレベーターの昇降状態を選択して組み立てることができます。 ・ 飛行甲板は「ラテックス甲板」を再現しており「着艦制止装置」の「眼環」や「遮風柵」「着艦制止装置」「探照灯収納庫」「クレーン収納庫」などをモールド化して再現しています。 ・ 「探照灯蓋」「クレーン収納蓋」などを別パーツ化して再現、「探照灯」の展開・収納状態を選択して組み立てることができます。 ・ 飛行甲板裏側の梁は甲板パーツ裏に凸状のモールドで再現しています。 ・ 船体の前後に設置した飛行甲板支柱は1本ずつ独立してパーツ化しています。 ・ 側部の兵員用のスポンソンの一部、機銃部のフラットなどを別パーツ化して再現。 ・ 飛行甲板裏側の梁は甲板パーツ裏に凸状のモールドで再現しています。 ●上甲板は、船首部分、船尾部分、そしてボート収納デッキに分割しています ・ 甲板上には、滑り止めパターンの他に、「アンカーチェーン」「アンカーチェーン導板」「リール」「ボラード」などの細かなディテールを繊細かつ立体的なモールドで再現しています。 ・ 艦首甲板上に設置した高角砲座は「竣工時」「最終時」で形状の異なる2種をパーツをセット、スポンソン、後部構造物、支柱に分割したパーツで再現しています。 ■ 航空母艦 雲龍 艦上構造物について ●艦橋 ・ 艦橋は4層に分割したパーツで構成。 ・ 「艦橋窓」は窓ガラスにあたる部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出、「水密扉」などは繊細なモールドで再現しています。 ・ 艦橋に装備する、「94式高射装置」「(×1)、「21号電探」(×1)、「60cm探照灯」(×1)、「方位探信儀」(×1)、「水面見張所」(×1)、「25mm単装機銃」、「12cm 高角双眼望遠鏡」などを別パーツ化して再現。 ●マスト ・ 艦橋後部のメインマストは3脚楼型、マスト支柱やヤードなどの4パーツに分割して再現しています。 ・ マストに装備する「13号電探」(×1)は別パーツ化、「竣工時」「最終時」の選択に従って取り付けます。 ●起倒式無線アンテナ ・ 無線アンテナは上から3層に分割したパーツ構成、基部の部分には起倒装置をモールド化して再現しています。 ・ アンテナフラットを別パーツ化、無線アンテナの起倒状態を選択して組み立てることができます。 ●煙突 ・ 煙突及び煙突周辺の張り出した構造物は別ブロック化したパーツ構成。 ・ 煙突パーツ表面には緊急用排煙口などをモールド化して再現。 ・ 煙突本体は上下に分割したパーツで再現、煙突のトップにあたる雨水カバー金網と内部の整風板は別パーツ化して再現しています。 ・ スリット状の整風板や雨水カバーの金網のディテールをモールド化して再現しています。 ●機銃用、高角砲、噴進砲スポンソン ・ 左右弦に設置した各スポンソンはブロックごとに別パーツ化、下面の補強板は1枚ずつモールド化して再現しています。 ・ スポンソン部の支柱は1本ずつ別パーツ化しています。 ・ 機銃用スポンソンには滑り止めパターンの他に、機銃の「弾薬箱」などをモールド化して再現しています。 ●舷側の通路、弾薬供給所 ・ 舷側部の通路、弾薬供給所などの構造物の一部を別パーツ化して再現しています。 ・ 通路間のラッタルを再現したプラスチックパーツも付属しています。 ●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲 (A1型)」 ×6 ・ 高角砲は、砲身部と砲架部との2パーツに分割して再現。 ・ 台座はスポンソン部分と支筒とに分割しています。 ●噴進砲 「12cm 28連装噴進砲」 ×6 ・ 「竣工時」「最終時」の選択に応じて、噴進砲パーツの取付を選択します。 ・ 噴進砲はそれぞれ一体成型のパーツで再現しています。 ・ 噴進砲の台座は左右ブロックごとにパーツ化。 ・ 台座の支柱は、1本ずつ別パーツ化しています。 ●対空機銃 ・ 「竣工時」「最終時」の選択に応じて、機銃パーツを選択して取り付けます。 ・ 各機銃は一体成型のパーツで再現、シールド付きの機銃は3連装状となった銃身とシールド部分との2パーツで再現しています。 ・ 25mm 3連装機銃 ×10 ・ 25mm 3連装機銃(シールド付き) ×4 ・ 25mm単装機銃 ×26(艦橋部を含む) ●内火艇、カッターなど ・ 12m内火艇 ×3 ・ 11m内火艇 ×1 ・ 12m内火ランチ ×2 ・ 13m特型運搬船 ×2 ・ 9mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 菊花紋章及び艦首フェアリーダー ・ 方位測定器 ・ 射撃指揮装置 ・ 110cm探照灯 ・ 21号電探 (飛行甲板部) ・ リール ・ 舷梯 ・ 着艦指示灯 などを独立したパーツで再現しています。 ■ 航空母艦 雲龍 付属の艦載機 ●艦載機 ・ 艦載機は、機体本体、キャノピー、プロペラ、脚柱、増槽もしくは武装に分割したパーツで再現しています。 ・ 艦載機はクリアー成型のパーツとなっています。 ●艦載機内容 ・ 零式艦上戦闘機 21型(爆装) ×2 (これのみ機体胴体とキャノピーを一体成型化したパーツ) ・ 零式艦上戦闘機 52型 ×2 ・ 艦上爆撃機 彗星 ×2 ・ 艦上攻撃機 天山 ×2 ・ 特別攻撃機 桜花 ×2 【 日本海軍 航空母艦 雲龍 (フジミ 1/700 特シリーズ No.42) 塗装及びマーキング 】●「塗装図・マーキングガイド」は組立説明書内にモノクロで記載しています。 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。 ・「雲龍」の甲板や船体からカッターなどの細部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各工程内にて指示しています。 ●飛行甲板、舷側の迷彩パターン部、甲板上の白線、旗竿に掲げられる軍艦旗、艦載機の日の丸マークなどをプリントしたデカールが付属。 【 日本海軍 航空母艦 雲龍 (フジミ 1/700 特シリーズ No.42) パッケージ内容 】・ 航空母艦 雲龍 ×1 ・ 零式艦上戦闘機 21型 ×2 ・ 零式艦上戦闘機 52型 ×2 ・ 艦上爆撃機 彗星 ×2 ・ 艦上攻撃機 天山 ×2 ・ 特別攻撃機 桜花 ×2 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2018年 バリエーション ・ 特EASY「日本海軍 航空母艦 雲龍 終焉時 (特EASY No.18)」をベースに、飛行甲板を新規パーツに改め、パーツ構成を変更。 ●2012年 新金型 (特シリーズ) 【 日本海軍 航空母艦 雲龍型 について 】●日本海軍は太平洋戦争の直前、世界に先駆けて空母を集中使用するという戦法を立案、当時の正規空母6隻で「第1航空艦隊」を編成します。 ●この「第1航空艦隊」に搭載された艦載機の合計は500機以上となり、艦載機による機動打撃力は、従来の海軍戦術を根底から覆す程のものとなりました。 ●一方、アメリカ海軍は1930年代末に大幅な空母の建造計画を立案し、これを実行し始めており、日本海軍は1941年に航空母艦「大鳳」の建造を開始、続いて中型空母として航空母艦「雲龍」の建造計画を進めました。 ・ この「雲龍」は、航空母艦「飛龍」を設計のベースとしていましたが、「飛龍」では艦橋の配置が左舷中央部だったものが、これまでの運用実績により右舷前方へと変更しています。 ・ また、「飛龍」の建造時から比べると、航空機の性能が発達、大型化したために3基式のエレベーターは2基へと変更、エレベーター自体は大きくなっています。 ●このような状況の下、「太平洋戦争」が開戦、「第1航空艦隊」は太平洋戦争の緒戦においてその威力を発揮、向かうところ敵無しの状態となります。 ●ところが、1942年6月の「ミッドウェー海戦」において日本海軍は「第1航空艦隊」の空母4隻を喪失してしまいます。 ●この空母4隻の喪失は、艦隊航空戦力の大幅な低下を意味しており、日本海軍は新たな空母建造と既存の艦の空母への転用を急ピッチで進めます。 ●空母の建造は、「大鳳」を改良した装甲空母型のタイプと、「雲龍」をベースにより省力化したタイプの2つのプランを実行、「雲龍」自体も「ミッドウェー海戦」直後の1942年8月から建造を開始、続いてその省力化バージョンとなる2番艦「天城」は1942年10月から、3番艦「葛城」は1942年12月から建造を始め、その後も「笠置」「阿蘇」「生駒」を起工しました。 ・ 「大鳳」の改良型は1944年に起工しましたが、竣工までに時間を必要とするため、結局途中で建造中止となっています。 ●この「雲龍型」空母は、日本海軍の艦隊航空戦力の骨格となる存在として期待され、複数の「雲龍型」空母によって空母機動部隊の主力を編成、航空決戦時には「大鳳」や「信濃」という装甲化された空母をアメリカ艦隊に向けての前線基地として展開し、後方に位置した「雲龍型」から航空機を供給して敵を撃破するという作戦方針まで立てられました。 ●ところが、1944年6月に発生した「マリアナ沖海戦」において、日本海軍はその艦隊航空戦力の全てを投入してアメリカ機動部隊に一大決戦を挑みますが、それまでの消耗戦による日本軍側の航空機搭乗員の練度の低さ、アメリカ軍側の新鋭艦載機の投入、高性能なレーダーによる迎撃態勢、そして「VT信管」という新兵器の登場により海戦は日本側の完敗に終わります。 ●この海戦の結果、日本海軍は多くの航空機と搭乗員を失ってしまい、逆にアメリカ軍側は豊富な航空戦力を保有し続け、事実上、以後は艦隊航空決戦が不可能となってしまいます。 ●「雲龍型」は、このような時期に登場した航空母艦であり、航空母艦として運用するには一定の訓練を経た搭乗員と機体が決定的に不足しており、着工していた「笠置」「阿蘇」「生駒」は建造の途中で工事が中止されました。 ・ 「笠置」の完成度は84%、「阿蘇」「生駒」は60%でした。 ●完成した「雲龍」「天城」「葛城」も搭載する航空隊は無く、輸送任務への転用や、内地にて係留され、本来の航空母艦としての任務に就くことなく、その生涯を閉じています。 【 日本海軍 航空母艦 雲龍 について 】●航空母艦「雲龍」は、「雲龍型」航空母艦の1番艦として、1942年8月に建造が開始され、2年間の工期を経て1944年8月に竣工しました。 ●しかし、「雲龍」が竣工した頃には、ソロモン海域での消耗戦により航空隊はベテランパイロットを失っており、練度の低さは致命的で、さらに1944年6月の「マリアナ沖海戦」において大量の航空機と搭乗員を失った結果、日本海軍は空母を使用した航空戦を行う能力を喪失してしまいます。 ●また、搭載予定の航空隊も「台湾航空戦」に引き抜かれてしまい、「雲龍」は空母として航空機を搭載することが出来なくなってしまいます。 ●1944年10月の「レイテ沖海戦」の敗北により、日本海軍は組織的な抵抗を行う能力を喪失しますが、フィリピンを失うことは、戦争を継続するための石油などの戦略物資の輸送路が断たれることを意味しており、日本の陸海軍は必死の防戦に努めました。 ●そこで、「雲龍」は広い格納庫を利用したフィリピン方面への物資輸送という任務を受け、1944年12月に内地を出航、特攻機「桜花」や特攻艇「震洋」などを積載して同方面を目指しました。 ●この任務では、3隻の駆逐艦が随伴して護衛にあたっていましたが、12月19日の夕刻、アメリカ潜水艦の雷撃を受け、発射された4本の魚雷の中の1本を被雷、浸水が発生し、速度も低下します。 ●乗員は必死で損害の回復を図ったものの、更に魚雷を1本被雷、積載物が誘爆し始めて手を付けられない状態となり、「雲龍」はその短い生涯を閉じたのでした。
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||