グラント/リー/ラム WE210型 履帯
WE210型 キャタピラアメリカ 履帯M3 中戦車 グラントM3 中戦車 リーM4シャーマン系車輌M4A1 シャーマンM4A2 シャーマンM4A4 シャーマンM7 自走榴弾砲 プリーストM10 戦車駆逐車巡航戦車 ラム
「グラント/リー/ラム WE210型 履帯 (メタル) (フリウルモデル 1/35 金属製可動履帯シリーズ No.ATL167 )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の中戦車「M4 シャーマン」シリーズ、「M3 リー」「M3 グラント」、巡航戦車「ラム」が装着した履帯を1/35スケールで再現した金属製連結可動履帯
●履帯表面に「王の字」のようなラバーパッドが付いた「WE210型履帯」を再現した内容となっています
●組み立て後に可動させることができる連結式の履帯パーツです
【 「WE210型履帯」について 】
●イギリス軍は、大戦初期に多くの戦車を喪失したことから、アメリカから戦車を大量に調達することを決定、さらにアメリカ製の戦車は汎用性に優れていたことから、結果的にイギリス軍の戦車部隊の主力はアメリカ製戦車で占められるようになりました
●ただ、イギリス軍ではアメリカから供与された戦車をそのまま使用するのではなく、自軍のニーズに沿った仕様に改造しており、イギリス軍仕様車はオリジナルの状態とは若干異なっていました
●その端的な例の一つが「履帯」で、イギリス軍ではオリジナルの履帯の他にイギリス及びイギリス連邦で製造された履帯も併用しています
●「WE210型履帯」は、中戦車「M3」用のイギリス製の履帯であり、「M3 リー」や「M3 グラント」という「M3」シリーズの他に、足周りの規格が同一であった中戦車「M4」シリーズや、カナダ製の巡航戦車「ラム」にも装着されています
●ただ、この「WE210型履帯」の製造は短期間で終わったようで、戦場写真で見る限り、その装着例は「チュニジア戦」「シシリー戦」がピークで、その後は徐々に装着例が少なくなっています
●逆に「WE210型履帯」は、北アフリカ戦線後期からイタリア戦線前期におけるイギリス戦車を表す装備の一つとして、大きな効果を持つアイテムと思われます
【 「グラント/リー/ラム WE210型 履帯」のキット内容について 】
●イギリス軍の中戦車「M4 シャーマン」シリーズ、「M3 リー」「M3 グラント」、巡航戦車「ラム」の「WE210型履帯」を再現したメタル製組立てキット
●ホワイトメタル製の連結可動式履帯で、表面には「王の字」状のラバーパッド、裏面は平滑、そして両サイドにはガイドを含んだエンドコネクターを付けた「WE210型履帯」のディテールを再現、金属製パーツならではのどっしりとした重量感と、パーツの自重で履帯特有の自然な弛みを演出可能な履帯パーツです
●履帯は、履板1枚ずつに分割しており、各履板は一体成型のパーツで再現、接地部分の凸部、エンドコネクターの側面のディテールなどをエッジの立った彫刻で忠実に再現しています
●ホワイトメタル用の金型のメリットを活かし、履帯の履帯ピンの位置(一体成型化している側のエンドコネクター部を除く)を開口しており、これに付属の金属線をカットして差し込んで履帯を連結させる方式となっています
・ 開口している履帯ピン部分は途中で断絶しており、両側から金属線を差し込む方式です
●履帯は、直線部用として履帯本体とエンドコネクターが直線状に成型されたパーツと、起動輪部分などの曲線部用としてエンドコネクターが若干斜めとなったパーツとが付属、使用する箇所に合わせてパーツを使い分けることができます
・ 金属製履帯であるため、事前に塗装を済ませてから車体本体に装着する方法が一般的ですので、組立前に必ず仮組みをした上で履帯パーツを選択することが必要となります
【 「グラント/リー/ラム WE210型 履帯」の対応車両 】
・ 中戦車 M4シリーズ及び系列車両
・ 中戦車 M3シリーズ(「M3 リー」「M3 グラント」)及び系列車両
・ 巡航戦車 ラム
など
・ ただし、基本的にイギリス軍及びイギリス連邦軍の車両のみの装着となります
【 「グラント/リー/ラム WE210型 履帯」の対応キット 】
・ タミヤ社製 「アメリカ戦車 M3 リー Mk.1」
・ タミヤ社製 「イギリス戦車 M3 グラント Mk.1 中戦車」
・ アカデミー社製 「M3 リー 中戦車」
・ アカデミー社製 「M3 グラント中戦車」
・ タミヤ社製 「アメリカ M4 シャーマン戦車 初期型」
・ アスカモデル社製 「イギリス陸軍 シャーマン 2 初期型 (エル・アラメイン 1942)」
・ アスカモデル社製 「イギリス陸軍 シャーマン 3 直視バイザー型 (初期型サスペンション付)」
・ アスカモデル社製 「シャーマン 3 中期型 (鋳造製ドライバーズフードつき)」
・ アスカモデル社製 「イギリス陸軍 シャーマン 3 中期型 (鋳造製ドライバーズフード付) イタリア戦線」
・ アスカモデル社製 「イギリス陸軍 シャーマン5 (M4A4)」
・ ドラゴン社製 「シャーマン Mk.3」
・ ドラゴン社製 「シャーマン Mk.2 初期型 エル アラメイン」
など
【 「グラント/リー/ラム WE210型 履帯」のパッケージ内容 】
・ 履帯本体(履板) ×168枚
・ 金属線
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【 「グラント/リー/ラム WE210型 履帯」のワンポイント 】
●本キットは金属製の履帯に金属線を通す方式ですから、履帯と金属線との接着には瞬間接着剤かエポキシ系接着剤を使用して下さい
●付属している金属線はカット処理されていませんので、事前に履帯分の長さを切り出しておくと作業効率が高くなるでしょう
・ 付属の金属線は、鉛などが含まれた柔らかい素材となっています
●履帯の連結作業は、履帯同士を接続させて、先端部に接着剤を塗った金属線を差込み、ドリルの刃の柄の部分ような硬い金属線でそれを押し込み、履帯ピン部分の凹みを表現して行くと良いでしょう(接着剤が固まらないうちに、素早く作業するのがコツとなります)
●また、各履帯は開口処理されているものの、履帯によっては綺麗に穴が開いていない場合もありますので、組立て作業前に開口部を0.5mm径程度のドリル刃を通しておくことをお勧めします