日本海軍 重雷装艦 大井 (プラモデル)ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.W046 スケール:1/700
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「日本海軍 重雷装艦 大井 プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.W046 )」です●「日本海軍重雷装艦 大井」です●太平洋戦争時における帝国海軍の「重雷装艦 大井」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●帝国海軍での最も特異な艦の一つである「重雷装艦 大井」を再現、舷側部に魚雷発射管を多数装備した特徴的な姿を再現した内容となっています 【 「重雷装艦」について 】●帝国海軍の中では、華々しい砲撃戦による艦隊決戦という強い思想がありましたが、一方で砲撃において敵艦に深刻なダメージを与えることは可能ながら、沈めることは難しいという見識を持っていました ●日露戦争では、喫水線以下の船体に被害を与える魚雷、機雷が威力を発揮、日本海海戦においても昼間の砲撃戦で撃ち漏らした艦を、夜間戦において駆逐艦、水雷艇が魚雷で止めを刺しており、魚雷戦を研究、実行する水雷科は帝国海軍の兵科の中で確固たる地位を占めていました ●ワシントン及びロンドン軍縮会議により主力艦、補助艦艇の保有が制限されるようになり、アメリカ、イギリスと比べて劣勢となった帝国海軍は更に魚雷戦を重視するようになります ●1935年に帝国海軍は新型兵器となる「酸素魚雷」を開発、これは従来の電気式魚雷よりも航跡が分かり難く、その最大射程も3倍となり、更に魚雷本体の直径も従来の53cmから61cmへと拡大され、性能と威力の大幅な向上となりました ●この「酸素魚雷」の登場により、帝国海軍は魚雷戦の戦術を変更、従来の接近戦による雷撃を重視しながらも、遠距離からの雷撃により一定のダメージを与えることにより、その後の砲雷撃戦を有利に行うという作戦が考え出されます ●一方、帝国海軍の軽巡洋艦は1910年代~1920年代に建造された「5500tクラス」の艦がその殆どを占めていましたが、1930年代後半には旧式化が目立ち、諸外国の軽巡洋艦と比べて兵装的にも劣勢となっていました ●そこで、この「5500tクラス」の2隻の軽巡「大井」「北上」をベースとし、魚雷発射管を多く装備した重雷装艦への改造が計画され、1940年11月から工事が行われました ●この改造は、艦橋から後部の主砲、及び航空兵装を撤去、船体中央部両舷に魚雷発射管を装備、そのままでは船体に収まらないので、魚雷発射管の部分には張り出し部が設けられています ●搭載する魚雷発射管は片側4連装5基、両舷合わせて40本という強力な兵装を誇り、遠距離からの魚雷の飽和攻撃により敵艦隊を叩くことが意図されていました ●1941年11月、「大井」「北上」は工事を完了、両艦は第1艦隊第9戦隊として連合艦隊に編入されます ●ところが、重雷装艦がその威力を発揮すると考えられた昼間での艦隊決戦は起こらず、昼間は航空戦が主体となってしまいます ●雷撃戦が行われたソロモン海での夜間戦闘では、その主力は駆逐艦、巡洋艦であり、用兵が異なり防御力が乏しい重雷装艦の登場機会は有りませんでした ●その後、「大井」「北上」の2隻は、その真価を発揮することなく、輸送任務に従事することとなります 【 「重雷装艦 大井」について 】●軽巡洋艦「大井」は、5500tクラスの「球磨型軽巡洋艦」の4番艦として1921年に竣工しました ●他の5500tクラスの軽巡洋艦が水雷戦隊の旗艦として活動するのに対して、同艦はもっぱら練習艦として運用されています ●前述のように重雷装艦に改造されると、第1線の艦としての任務を負いますが、その雷撃能力を発揮する機会は訪れず、前線においての輸送任務に就きました ●「大井」はその魚雷発射管を積む関係で船体部分が拡張されており、皮肉なことにその拡張部分が輸送任務に適しており、大量の物資、兵員を載せることができました ●そのため、前線では重宝される存在となり、各地を転戦、高速輸送艦として活躍し、その任務のために中央部の第5、第6、第7、第8魚雷発射管を残して他の発射管は撤去されました(最後部の2基の魚雷発射管のみ撤去という説も在る) ●1944年7月、輸送任務のためにマニラ湾を出たところアメリカ潜水艦の雷撃を受けて1本の魚雷が艦尾付近に命中してしまいます ●当時は台風による荒天模様となっており、乗員による必死の復旧作業が行われたものの作業は捗らず、更に艦尾の被弾により機関が全滅しており、復旧を妨げました ●遂に、荒天の影響により被弾箇所から船体が断絶してしまい、その姿を波間に消して行きました 【 「日本海軍重雷装艦 大井」のキット内容について 】●この帝国海軍の重雷装艦「大井」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ピットロード社が長年培ってきた艦船モデル技術により重雷装艦「大井」を再現、ディテールを重視しながらもピットロードらしい堅実なモールドと実艦を元にした造形により、同艦の魅力をシャープに表現した内容となっています ●「大井」は1943年に前部と最後部の魚雷発射管を撤去、4連装魚雷発射管を10門装備した1941年11月から1943年までの姿を再現しています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「大井」の船体部は上下分割式で、これに上部構造物、各艤装類を取り付ける構成となっています ●船体部には、魚雷発射管の張り出し部が一体成型され、細部では舷側の舷窓、ホースパイプ、ボートダビッド基部が表現されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています ●上甲板は、船体部と一体成型されており、最前部の上甲板、ボート搭載甲板が別パーツです ・ 甲板上には、リノリウム押さえ、滑り止め、主砲及び魚雷発射管の基部などの基本躯体の他、ボラード、ボート架台、魚雷運搬軌条などの細かなディテールが再現されています ・ 甲板部には上部構造物の一部が一体成型されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」、「中央構造物」、「煙突部」、「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「大井」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は3層で構成され、トップの高射装置は別パーツです ・ 艦橋の下層部(羅針艦橋より下部)は左右分割式となっており、各面の窓などがモールドされています ・ 羅針艦橋部分は、上下2パーツで構成され、艦橋の窓枠がモールドされています ・ 艦橋部分を構成する、40cm探照灯(×2)、測距儀(×2)などのパーツが付属しています ●メインマスト ・ メインマストは三脚檣型、トップは単檣型です ・ メインマスト中央部に装備された艦橋は6パーツで構成、各艦橋窓枠がモールドされています ● 煙突 ・ 煙突の本体部分は左右分割式で、トップは別パーツです ●中央構造物 ・ 艦橋後部の中央構造物は3パーツで構成 ・ 側面の窓、扉がモールドされています ・ 上部のパラベーンはモールドにて再現 ●後檣 ・ 後檣は単檣となっており、3パーツで構成 ・ マストに付けられている、90cm探照灯(×2)がパーツ化 ●上部構造物 ・ 甲板上に存在する各上部構造物は基部の部分が甲板部に一体成型され、天板部分は別パーツとなっています ・ 機銃座はブルワークも含めて1パーツで構成 ●後部構造物 ・ 後部構造物及びボート搭載甲板は、中央部分が一体成型で、側面部が別パーツです ●主砲「50口径 3年式 14cm単装砲」×4 ・ 主砲は砲身部とシールド部の2分割式です ・ 砲身基部には防水布がモールドされています ●魚雷発射管「92式 61cm 4連装発射管 1型」 ×10 ・ 魚雷発射管は一体成型されたパーツとなっています ・ 魚雷発射管は、左舷、右舷によってシールドの配置が逆になります ●対空機銃 ・ 25mm連装機銃 ×2 ・ 機銃は銃身部と銃架の2分割式です ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 11m内火艇 ×1 ・ 9m内火艇 ×2 ・ 9mカッター ×3 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨 ・ 各種ダビッド ・ 菊花紋章 ・ 方位測定器 などがセットされています
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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