日本海軍 軽巡洋艦 那珂 (プラモデル)

フジミ   1/700 特シリーズ   No.105   スケール:1/700

当店税込価格 ¥1,485 (メーカー希望小売価格 1,650

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日本海軍 軽巡洋艦 那珂 プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ No.105) 商品画像

「日本海軍 軽巡洋艦 那珂 プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ  No.105 )」です

●「日本海軍 軽巡洋艦 那珂」です

●太平洋戦争時の帝国海軍の軽巡洋艦「那珂」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●5500tクラスの軽巡洋艦の第3グループとなる「川内型」の3番艦「那珂」を再現、軽巡洋艦としてのスマートな船体に、太平洋戦争時の帝国海軍艦艇で唯一となる4本の煙突を装備した独特なシルエットを表現した内容となっています

【 「軽巡洋艦 那珂」について 】


●日清戦争と日露戦争での海戦において帝国海軍は勝利を収めましたが、大艦巨砲主義が常識的だったこの時代でも砲撃のみで大型艦を沈めることは難しいと考えられており、敵艦の喫水線以下に大きなダメージを与えることができる水雷艇、駆逐艦の雷撃力も重要視されました

●雷撃戦の主役となる水雷戦隊は3隻から4隻程度の駆逐艦で構成され、帝国海軍ではこの水雷戦隊の旗艦として、敵の駆逐艦よりも砲撃力で勝る能力を持ち、駆逐艦と同等の雷撃力を装備した軽巡洋艦の建造計画を立てます

●この計画により3000tクラスの軽巡洋艦「天龍型」が建造されましたが、この大きさでは充分な砲撃力と雷撃力を装備することが難しく、アメリカ海軍がより大型の軽巡洋艦「オマハ型」を建造するという情報を受けた帝国海軍では「天龍型」を拡大させた5500tクラスの軽巡洋艦の建造を進めました

●軽巡洋艦「川内型」は、5500tクラスの第3グループとして建造された艦で、機関の燃料に重油と石炭との混合方式を採用、第1、第2グループの艦が3本の煙突を装備しているのに対して、4本の煙突を持つ艦形となっているのが特徴です

●「川内型」の1番艦「川内」と2番艦「神通」は、艦首形状が緩やかなカーブを描く「スプーン・バウ型」でしたが、3番艦「那珂」は括れた形状となる「ダブルカーブド・バウ型」が採用されました
●しかし、「神通」は事故により艦首部分を損傷、これにより同艦も「ダブルカーブド・バウ型」となり、「スプーン・バウ型」の艦首を維持したのは「川内」のみとなります

●軽巡洋艦「那珂」は「川内型」の2番艦として1922年に建造が開始されました
●ところが、1923年の「関東大震災」により被災、大きな損傷となったために一旦解体され、「川内型」の3番艦として再び建造が開始されます
●このため、「川内型」の「川内」「神通」が「スプーン・バウ型」の艦首形状となっているのに対して、「那珂」はより波浪性の高い「ダブルカーブド・バウ型」の艦首を最初から備えていました

●「那珂」は、1925年に竣工、当初は従来の軽巡洋艦と同様に艦橋前に滑走台を設置して航空機を運用する方式でしたが、1933年に実施された近代化改装により船体後部にカタパルトを装備する方式へと変更、それによる艦橋構造物の改修やマスト部への艦橋設備の増設などが行われ、その姿は大きく変化しました

●更に1941年、魚雷兵装を「酸素魚雷」を発射できる「4連装式魚雷発射管」へと変更、その装備位置は船体後部のみとなり、前方の魚雷発射管跡(ウェルデッキ部分)は塞がれ、兵員室となっています

●太平洋戦争が開戦すると、軽巡洋艦「那珂」は水雷戦隊の旗艦としてフィリピン方面に進出、各攻略作戦に参加、スラバヤ沖海戦では連合軍の「ABDA艦隊」を他艦との協同により壊滅させるという戦果を挙げます

●1942年4月、クリスマス島近海において「那珂」はアメリカ潜水艦の雷撃を受けて被弾、航行不能となり、他艦の曳航によりシンガポールへと回航、応急修理を受けた後に内地へと帰投、本格的な修理と対空兵装の増強が行われ、1943年4月に戦列へと復帰しています
●この後「軽巡洋艦 那珂」は、南方に進出、自ら兵員、物資を搭載して、高速輸送船として各地への輸送任務に従事することになります

●1944年2月、トラック島近海で軽巡洋艦「阿賀野」がアメリカ潜水艦の攻撃により航行不能に陥り、「那珂」は救助のためにトラック島から出航、現場に急行するも「阿賀野」は沈没、乗員の救助は同艦の護衛として随伴していた駆逐艦に任せ、「那珂」はトラック島へと戻ります
●ところが、その時トラック島にアメリカ艦載機の大群が襲い、停泊艦艇や地上施設が徹底的に破壊され、「那珂」もトラック島への入港時にアメリカ艦載機の攻撃を受け被弾、その生涯を閉じてしまいます


【 「日本海軍 軽巡洋艦 那珂」のキット内容について 】


●この帝国海軍の軽巡洋艦「那珂」を再現したプラスチックモデル組立てキット

●キットは、フジミ社製シーウェイモデルシリーズ「日本軽巡洋艦 那珂 (なか)」を特シリーズとしてパッケージを変更したものとなります
 ・ 「日本軽巡洋艦 那珂 (なか)」は、同シリーズの「日本 軽巡洋艦 神通 (じんつう)」をベースとして、「那珂」を再現するために高角砲を追加したバリエーションキットとなります

●「那珂」は、上記のように1941年において前部の魚雷発射管が廃止されており、キットは廃止される前の姿が表現されています(キットに含まれている「89式12.7cm連装高角砲」の装備は1943年以降となります)

●キットは1992年に製品化されたものですが、この製品化にあたっては1973年発売のフジミ社製「日本 軽巡洋艦 神通 (じんつう)」と同じフォーマットにより「那珂」を再現、全体を構成するパーツ数は抑えられ、コレクション性を重視した内容となっています

●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです


●「那珂」の船体は上下分割のパーツで構成されています
 ・ 船体部には、魚雷発射口、舷側の舷窓、錨、ボラードなどのモールドが彫刻されています
 ・ 魚雷発射管口は開口処理済みです
 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています

●上甲板は、船体に一体成型された上甲板と後部上甲板、別パーツとなったシェルター甲板で構成されています
 ・ 甲板上には、主砲及び魚雷発射管の台座などの基本躯体の他、リノリウム押さえ、滑り止めなどの細かなディテールが再現されています

●上甲板上の構築物となる「艦橋部」、「煙突部」、「主砲」、「後檣」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます


「那珂」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
 ・ 艦橋は、下部構造物が各パネルによる箱組み方式、上部は3層で構成されており、トップの測距儀は別パーツです
 ・ 艦橋窓枠は彫刻で再現され、下部構造物には窓、扉などがモールドされています
 ・ 艦橋部分を構成する、25mm連装機銃(×1)、21号電探(×1)などがパーツ化されています

●メインマスト
 ・ メインマストは三脚檣型、トップは単檣型です
 ・ マストの艦橋構造物は3層で構成され、中央部には窓枠がモールド
 ・ ヤード部は別パーツです
 ・ マスト部に装備された探照灯(×2)がパーツ化

● 煙突
 ・ 煙突の本体部分は左右分割式で、 煙突トップは別パーツです
 ・ 煙突前後の副管は別パーツにて再現

●後檣
 ・ 後檣は三脚檣型、トップは単檣型です
 ・ マストに付けられている、探照灯(×1)がパーツ化

●主砲 「50口径 3年式 14cm単装砲」 ×6
 ・ 主砲は砲身部(砲架を含む)と、上下分割式のシールド部との分割式です
 
●高角砲 「89式 12.7cm連装高角砲」 ×1
・ 高角砲は、連装式に一体成型された砲身部と砲架との2分割式です

●魚雷発射管 「8式 61cm連装発射管」 ×4
 ・ 魚雷発射管は一体成型されたパーツとなっています

●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×5
 ・ 機銃は一体成型となっています
 ・ 各機銃座が個別にパーツ化

●カタパルト
 ・ カタパルトは一体成型で、台座部分はシェルター甲板の基部と上部パーツとの上下分割式です

●艦載機 「90式水上偵察機」 ×1
 ・ 艦載機は、胴体、上部翼、各フロートで構成されています

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 内火艇2種 ×各2
 ・ カッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 爆雷用軌条
 ・ 方位測定器
 などがセットされています


●艦尾の旗竿に掲げられる軍艦旗(直線状態と垂れた状態の2タイプ)を再現したステッカーが付属しています
日本海軍 軽巡洋艦 那珂 プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ No.105) 商品画像_1 日本海軍 軽巡洋艦 那珂 プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ No.105) 商品画像_2 日本海軍 軽巡洋艦 那珂 プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ No.105) 商品画像_3 日本海軍 軽巡洋艦 那珂 プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ No.105) 商品画像_4

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