陸上自衛隊 74式戦車 (冬季装備) (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.168 スケール:1/35
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「陸上自衛隊 74式戦車 (冬季装備) プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.168 )」です●「陸上自衛隊74式戦車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●戦後の第2世代戦車と言われる陸上自衛隊の「74式戦車」を再現したキットです ●第2世代戦車特有の避弾経始を重視したデザインに、車高が低く、流れるようなフォルムを持った同車を再現、当時最も美しい戦車と言われた「74式戦車」の魅力が実感できる内容となっています ●「74式戦車」は、戦後初の国産戦車となった「61式戦車」の後継車両として開発が始められました ●「61式戦車」は、当時の国産技術の粋を集めた戦車でしたが、世界水準では性能的に旧式であり、本格的な部隊配備が始まる頃には、それが顕著となっていました ●この問題点は「61式戦車」の誕生時から分かっていましたが、国産初ということもあり、戦車としての戦力化が優先されることとなります ●そのため、「61式戦車」の採用から間も無く「74式戦車」の開発が始められ、1969年には「STB-1」と「STB-2」の2両の試作車が完成、その後、追加の試作と試験を繰り返し、1974年に「74式戦車」として制式化されました ●「74式戦車」は、当時の西側の主力戦車砲であったイギリスのロイヤルオードナンス社の「51口径105mmライフル砲L7」を搭載、避弾経始を重視し、鋭い傾斜装甲を持った車体に、円盤状の砲塔を装備、車高が低く、正面投射面積が極端に小さいのが特徴です ●これは、「61式戦車」が前輪駆動式のためにドライブシャフトが車体下部を通るのに対し、「74式戦車」では後輪駆動式によりドライブシャフトが無く、車体の車高を下げることが可能となったためで、日本の戦車開発技術が進歩した証でした ●足周りには油圧式サスペンションを採用、この懸架装置は起伏の激しい日本の地形を考慮したもので、車体の姿勢を制御できるのが可能であり、特に稜線上での射撃に効果を発揮します ●「74式戦車」は、1974年から1989年までに873両が生産、陸上自衛隊の主力戦車として各地に配備されました ●しかし、避弾経始を重要視しても、発達した砲弾や対戦車ミサイルなどには効果的とはされなくなり、複合装甲を持った第3世代の戦車が各国で誕生します ●陸上自衛隊でも第3世代の戦車として「90式戦車」を採用、一方、「74式戦車」は、その延命のために改良型である「74式戦車改」の試作が行なわれましたが、「74式戦車」のタイトな設計と、コストの関係から改良型への改造は断念されます ●「90式戦車」の配備に伴い、「74式戦車」は序々に退役が進みますが、「90式戦車」の調達価格の高さや、重量級の「90式戦車」の本土での運用の難しさなどから、「74式戦車」は陸上自衛隊の戦車戦力の一翼を担い、本土での運用を考慮した後継車両である「10式戦車」にその任務を譲るまで、主力戦車としての地位を維持し続けることでしょう ●この「陸上自衛隊74式戦車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●キットは、同車の特徴的はフォルムを再現、実車のディテールをシャープ且つ的確に表現しながらもタミヤのMMシリーズらしく作り易さが追求され、「74式戦車」の姿を比較的容易に楽しむことができます ●また、キットは現在の他社のニューキットと比べて極端にディテールを重視することなく、スケールに沿ったディテール表現と適度な省略、それでいて実車の雰囲気を最大限に再現するというタミヤテイストに溢れた内容となっています ・ キットをストレートに組んで「74式戦車」の姿を気軽に楽しんだり、自分なりのディテールアップを工夫したりするなど模型としての楽しさを味わうことができるでしょう ●砲身は、左右2分割式となっており、先端部は別パーツで砲口が開口処理されています ・ 砲身は、サーマルジャケットが付いた状態と無しの状態とが用意され、選択して使用します ・ 渡河時に装着する砲口、照準器カバーのパーツが付属 ●砲塔は上下2分割式で、車長キューポラが別パーツとなっています ・ 車長及び装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 渡河装置である車長用のカニングタワーを再現するパーツが付属しています ・ 「12.7mm 重機関銃」は、弾薬箱、排莢受け、弾薬リンク受けがパーツ化され、機銃は上下方向に可動します ・ 模擬戦闘用のヒットインジケーターを再現するパーツが付属 ●暗視装置用の投光器が再現されています ・ 投光器のガラス部分を再現する透明プラ板が付属 ・ 配線を再現するビニールパイプが付属、配線用の基部のパーツも用意されています ●車体上部は一体成型され、側面の雑具箱の蓋の部分が別パーツとなっています ・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 牽引ワイヤーはプラパーツで再現されています ・ マフラーは、通常タイプと渡河用のシュノーケル型が付属しています ・ マフラーの通常タイプは先端部が楕円状の後期型が再現されています(キットには不要パーツとして先端部が窄まった前期型も付属しています) ・ 一部の部隊で見られた前照灯の前に取り付けられている「反射除け板」のパーツが付属 ・ 車体前部及び後部のフックは、角形の後期型が付属(キットには不要パーツとして前期型の丸形タイプも付属しています) ●車体下部はバスタブ式に一体成型されています ・ サスペンションアームは別パーツで、ガイド部を切り取ることにより、実車の油圧式サスペンションによる姿勢制御が再現できます ・ 転輪、起動輪、誘導輪は内蔵させるポリキャップにより可動式となっています ・ 履帯は接着及び塗装が可能な素材によるベルト式が付属 ●冬季服のフィギュアが2体と、通常の作業服(戦闘服)姿のフィギュア2体の合計4体のフィギュアが付属しています ●冬季服のフィギュアは、冬季用のヤッケ、防寒手袋を着用、鼻の位置までマフラーを付け、ゴーグルには反射除けのカバーを装着した重装備の状態が表現されています(このような装備をしているのは、北海道に展開する部隊です) ・ 服の表現はスケールに沿っており、着膨れした状態が再現されています ・ 顔の部分(目の周りのみですが)は非常に優れた造形となっており、いかにも日本人といった顔の作りが表現されています ・ フィギュアは、胴体と頭部が一体成型で、両腕が別パーツとなっています ●冬季服のフィギュアは、1体が車長、1体が装填手が表現されています ・ 車長のフィギュアは全身像で、左手で通話装置を操作し、右手でマイクを持っているポーズです ・ 装填手のフィギュアは半身像で、両腕をハッチ周囲に置いているポーズとなっています ●通常の作業服のフィギュアは、戦車手袋を着用し、戦車靴を履いた状態が表現されています ・ フィギュアは、胴体と頭部が一体成型で、両腕が別パーツとなっています ●通常の作業服のフィギュアは、1体が車長、1体が操縦手が表現されています ・ 車長のフィギュアは全身像で、左手でハッチ周囲を持ち、右手で敬礼をしているポーズです ・ 操縦手のフィギュアは半身像で、ハッチから顔を出したポーズとなっています ●アクセサリーパーツが付属 ・ スキー板 ×4 ・ スキーストック ×4 ●マーキングは、4種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第11戦車大隊 第4中隊 ・ 第71戦車連隊 第4中隊 ・ 第73戦車連隊 第1中隊 ・ 第2戦車大隊 第1中隊 ●説明書のマーキング指示に基づく、部隊マーク、部隊表記、自衛隊マーク、車両番号などを再現したデカールが付属しています ----------------------------- ●ワンポイント ・ 付属のフィギュアは、「74式戦車」が採用された1974年から1990年代の戦車隊員の服装が再現されており、現在の服装を再現する場合には、同社の「陸上自衛隊 90式戦車」などから流用すると良いでしょう
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