バレンタイン Mk.6 カナダ製 初期型 (プラモデル)ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35123 スケール:1/35
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「バレンタイン Mk.6 カナダ製 初期型 プラモデル (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35123 )」です●「バレンタイン Mk.6 カナダ製 初期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット●第2次世界大戦時におけるイギリスの歩兵戦車「バレンタイン」のカナダで生産されたタイプである「バレンタイン Mk.6」を再現したキットで、その「初期型」が表現されています ●レンドリースによってソ連陸軍によって使用されている場面を再現するためのソ連軍戦車兵のフィギュアが5体付属しています 【 「歩兵戦車 バレンタイン Mk.6」について 】●イギリス陸軍参謀本部による「巡航戦車」「歩兵戦車」のカテゴリー分けに対し、ヴィッカース社は既にイギリス陸軍に採用されていた「巡航戦車 Mk.1(A9)」の装甲を強化した「A10」を開発、「歩兵戦車」の部門における大型歩兵戦車の座を獲得しようとしますが、「A10」は「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ(A12)」との採用競争に敗れてしまいます ●ヴィッカース社は、車体下部の主要なコンポーネントを「A10」から流量しながら、「大型歩兵戦車」を独自に開発するものの、またしても「不採用」との決定を出されてしまいます ●ところが、1939年、ヨーロッパ内で開戦の緊張が高まるにつれ、戦車の数を充足させることが急務であったイギリス陸軍は、生産に時間のかかる「マチルダ 歩兵戦車」の穴を埋めるために、この「大型歩兵戦車」の復活採用を決定、「歩兵戦車 Mk.3 バレンタイン」と命名された戦車の誕生へと至ります ●「A9」から「A10」、そして「バレンタイン 歩兵戦車」まで、ほぼ同一の車体をベースに開発を続けてきたため、走行装置などの機械的信頼性は高く、1940年の生産開始後、翌1941年には実戦部隊へと「バレンタイン」の配備が行われました ●「A10」車体をベースとしていた「バレンタイン 歩兵戦車」は、重量の関係で「マチルダ」よりも薄い装甲しか装備できなかった上、「マチルダ」と走行速度は同じであったため、「歩兵戦車」本来の目的である「歩兵」の保護が不十分ではないか、との危惧を抱かれていました ●また、「A10」車体の幅では、小型砲塔しか搭載することができず、「バレンタイン Mk.1~Mk.7」までは「2ポンド砲」しか装備できない上、車長が装填手を兼ねるという不都合も生じていました ●このようなウィークポイントを抱えながらも、実戦において安定した機動力を発揮した「バレンタイン 歩兵戦車」は、結局、「マチルダ」よりも長い期間で生産が行われ、その間様々な改良を加えられて「バレンタイン Mk.11」まで発展しただけでなく、「アーチャー」「ビショップ」といった「バレンタイン」をベースとした自走砲車輌までも登場することになります ●また、「バレンタイン 歩兵戦車」は、イギリス軍、カナダ軍で使用されただけでなく、ソ連に対しても約3000輌余りがレンドリースされたため、北アフリカから東部~西部戦線、太平洋戦線、果ては極東の地まで、第2次大戦のほとんどの戦場に登場、連合軍歩兵を支えた陰の功労「車」と評価できる「戦車」です ●そして、「バレンタイン 歩兵戦車」は、イギリスだけではなく1941年後半よりカナダでも生産され、「バレンタイン Mk.6」の名称が与えられました ●この「バレンタイン Mk.6」は、「バレンタイン Mk.4」が原型となっっており、その「初期型」は同軸機銃として「ベサ 機関銃」を装備していましたが、「後期型」では「ブローニング M1919A4」へと変更されています 【 「バレンタイン Mk.6 カナダ製 初期型」のキット内容について 】●この「バレンタイン Mk.6」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●キットは、イギリス戦車の持つ細かな作りを細分化されたパーツ構成で再現、モールドもシャープな彫刻となっており、「バレンタイン Mk.6」が持つその独特な雰囲気が表現されています ●キットは、同社「バレンタイン Mk.4 歩兵戦車 ソビエト軍仕様」のバリエーションキットで、「バレンタイン Mk.6」仕様を再現するための「砲塔」「転輪」「排気管カバー」などを新規パーツで追加した内容となっています ●「バレンタイン Mk.6」の2ポンド砲砲身は一体成型となっており、スライド式金型により砲口が開口処理されています ・ 砲塔内部の砲尾や砲架、ベサ機銃本体も再現されています ・ 砲身部は上下に可動させることができます ●砲塔は、「2ポンド砲」搭載の「2人用」の小型砲塔が再現されています ・ 側面の排莢ハッチの無い「バレンタイン Mk.6」仕様の砲塔を再現 ・ 砲塔部は左右分割のパーツで構成、天板は別パーツにて再現されています ・ 車長ハッチは別パーツとなっており、開閉状態を選択して組立てることができます ・ 砲塔部は完成後も旋回させることが可能です ・ 砲塔内部に設置されている「無線機」を再現、ピストルポート内側のディテールもパーツ化されていますので、車長ハッチを開けて、内部の構造を楽しむこともできます ●「バレンタイン Mk.6」の車体上部は、フェンダー部を含めた一体成型のパーツで再現、ドライバーハッチ、ターレットリングやエンジン点検ハッチ、ラジエターハッチ、マフラーなどは別パーツ化されています ・ 車体は細分化されたパーツで構成されており、車体上のリベット跡やフェンダーの凹凸などのデティールは繊細な彫刻で再現されています ・ フェンダーの前後端は別パーツ化されています ・ ラジエターハッチは2枚扉の両方に取っ手がついたタイプを再現 ・ フェンダー上に設置されている各種収納ボックスは独立したブロック構成、工具箱や予備キャタピラを再現したパーツも付属しています ・ 排気管カバーは、「バレンタイン Mk.6」仕様であるメッシュタイプがエッチングパーツにより再現 ・ ペリスコープ、消火器、ハンマー、スコップやバールだけでなくヘッドライトやバックミラーなどのOVM類は繊細なパーツで再現されています ●車体内部の運転席部分が再現 ・ シート、各種レバー類、フットペダルに加え、メーターパネルなども再現されています ●車体下部のパーツはバスタブ式に一体成型され、前面及び後面の装甲板は別パーツとなっています ●「ヴィッカース スローモーション式」の懸架装置はダンパー、アーム部をそれぞれ別パーツ化して再現、3個の転輪を取り付けて走行輪を完成させます ・ 起動輪・誘導輪部もそれぞれ独立したブロック構成となっており、車体下部のパーツに起動輪部、誘導輪部を取り付ける形となっています ・ 小型転輪は2分割、大型転輪は3分割式で、ホイール部は「バレンタイン Mk.6」の形状が再現されています ●履帯は1枚ずつが分割されたプラパーツの接着連結組立式となっています ●フェンダーステー、マフラーカバー取付金具、予備キャタピラ用のステー、排気管カバー、ホーンカバー、蝶ネジ、工具箱設置金具などを再現したエッチングパーツが付属しています ●同社「ソビエト戦車兵セット (弾薬装填)」のソ連軍戦車兵5体を再現したフィギュアが付属しています ●マーキングは、2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ カナダ軍 訓練部隊(オンタリオ / 1942年) ・ ソ連陸軍 第20軍 第5戦車旅団(北コーカサス / 1942年夏) ●説明書の塗装例に基づく、部隊表記、車台番号などを再現したデカールが付属しています ●全605パーツ ●2011年 一部新金型 ---------------------------------- 【 「歩兵戦車 バレンタイン」の豆知識 】●「バレンタイン戦車」はイギリス戦車の特徴として細部が変わるだけで「Mk.~」が変化してしまうということで、形式が分かり難くなっているので、ここで整理しておきましょう ●「バレンタイン戦車」は大きく分けて4タイプとなります ・ 2ポンド砲装備で2人用砲塔 (Mk.1 Mk.2 Mk.4、Mk.6、Mk.7) ・ 2ポンド砲装備で3人用砲塔 (Mk.3 Mk.5) ・ 6ポンド砲装備で2人用砲塔 (Mk.8 Mk.9 Mk.10) ・ 75mm砲装備で2人用砲塔 (Mk.11) ●Mk.6 Mk.7はカナダ生産型で、Mk.10以降はほとんどイギリス軍には使用されずにソ連に供与されたようです
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