イタリア L35/c カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型 (C.V.33/2 セリエ) (プラモデル)ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35049 スケール:1/35
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「イタリア L35/c カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型 (C.V.33/2 セリエ) プラモデル (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35049 )」です●第2次世界大戦時におけるイタリア軍の軽戦車「L3/33 カルロヴェローチェ」の「20mm機関砲搭載型 (L3cc)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●対戦車能力を与えるために機銃の代わりに機関砲を装備した「L3/33 カルロヴェローチェ」の「20mm機関砲搭載型」を再現、溶接接合の車体に長砲身の機関砲を装備した、通常型とは異なる力強いフォルムを再現した内容となっています ●ブロンコモデル社製「イタリア CV3/33 カーロ ベローチェ セリエ2 (初期型)」をベースに、「20mm機関砲搭載型」を再現するために、砲身、マウント部、ハッチ、予備転輪などを新規パーツへと変更したバリエーションキットです 【 「イタリア L35/c カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型 (C.V.33/2 セリエ)」のキット概要 】●細分化したパーツ構成により、「L3/33 カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型」のディテール再現に重きを置いた内容 ●ただし、極めて小さな車両なので、ブロンコモデル社のキットとしてはパーツ数は少ない ●ブロンコモデル社の繊細な彫刻技術により砲口の開口や履帯の刻印なども再現 ●乗員ハッチ、視察ハッチ、点検ハッチは開閉状態を選択可能 ●エンジンデッキ側面のボックス状の構造物は装着の有無を選択できる ●前照灯のガラス部を再現したクリアパーツが付属 ●フェンダー固定具、機関砲開口部のガードなどを再現したエッチングパーツが付属 ●履帯は、「L3/33」「L3/35」「L3/38」用のシングルピン履帯、繋がった状態のパーツと履板1枚もしくは2枚に分割したプラスチック製パーツで作製する一部連結式 ●塗装例はイタリア軍仕様2種、車両表示などを再現したデカールが付属 【 「L3/33 カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型」について 】●第1次世界大戦において世界初の近代戦車を登場させたイギリスは戦後において戦車技術の最先端国となりました ●イギリスにおいて1920年代中頃に開発された「カーデンロイド機銃車」は、戦車というよりは移動式の機銃座に近い車両でしたが調達価格が低く、世界恐慌のあおりを受けて軍事費の縮小の必要性と、これと相反する戦車装備の必要性を抱えた各国の軍隊に広く支持され、ベストセラー戦車となります ●この「カーデンロイド機銃車」は各国の戦車開発に大きな影響を与え、その影響が最も顕著だったのがイタリアでした ●山岳地のが多いイタリアの地勢をかんがみると大型の戦車は運用に適さないと判断、また工業力自体も列強国の中ではかなり低く、そのような国情を背景にして輸入された「カーデンロイド機銃車」は高い評価を獲得します ●当初、この「カーデンロイド機銃車」をベースとしてコピーしたタイプ「CV29」を生産、さらにこの「CV29」をベースに拡大型として1933年にイタリア独自に開発した戦車が「CV33 カルロヴェローチェ」です ・ 「CV33 カルロヴェローチェ」は、「カーデンロイド機銃車 (CV29)」の車体を大幅に拡大、半露出式の戦闘室は密閉型へと変更されましたが、それでも車内容積は狭く、戦闘室の天板には操縦手用と機銃手用のそれぞれの専用ハッチが設けられています ・ 武装は、最初の生産タイプである「セリエ 1」では口径6.5mmの機銃1丁のみでしたが、次の生産タイプである「セリエ 2」では口径8mmの機銃を連装式に装備しています ●この「CV33 カルロヴェローチェ」は、溶接接合を採用していましたが、溶接設備が整っていない工場向けにリベット接合とした「CV35 カルロヴェローチェ」が1935年に登場、この2車種を合わせて2000両以上を生産し、イタリア軍のみならず、他国にも輸出が行われました ●1938年になると、イタリア軍の区分変更により「CV33 カルロヴェローチェ」は「L3/33 カルロヴェローチェ」、「CV35 カルロヴェローチェ」は「L3/35 カルロヴェローチェ」へと名称を変更(「L」は軽戦車、「3」は重量トン数を示します)しています ●第2次世界大戦の開戦時、イタリア軍の戦車部隊は「L3/33」と「L3/35」が多くを占めており、後には中戦車「M11/39」や「M13/40」が加わりましたが、全体から見ると少数に過ぎませんでした ●1940年9月、リビアに展開していたイタリア軍はイギリス領のエジプトへと進攻、これが1943年5月まで続く北アフリカ戦線の始まりとなります ●このエジプトへの進攻時点において、「L3/33」と「L3/35」は性能的には完全に旧式化し、対戦車能力を全く持っていないことから、「戦車」としての能力にも欠けましたが、それでもこの「L3/33」と「L3/35」は戦車部隊の主力として戦いに参加しています ●北アフリカ戦線のイタリア軍では「L3/33」と「L3/35」の対戦車能力の欠如を問題視しており、機銃の代わりにスイスの「ゾロターン社」製の「S-18/1100 20mm機関砲」を装備した対戦車型「L3cc」を既存の車両を改造する形で製造、一定の数の「L3cc」が部隊に配備されていました ●1940年12月、イギリス軍の反撃が始まると、イタリア軍は総崩れとなり、さらに対戦車能力を持たない「L3/33」と「L3/35」では全く太刀打ちが出来ず、対戦車能力を持つ「L3cc」もイギリス戦車部隊の敵ではなく、多くの車両を喪失してしまいます ●このため、イタリア軍がトリポリ方面に撤退した時には「L3/33」「L3/35」「L3cc」の姿はほとんどなく、1941年2月に「ドイツ・アフリカ軍団」が北アフリカの地に到着した後は、イタリア軍 の戦車部隊の車両は中戦車「M13/40」へと更新されていったのでした 【 「イタリア L35/c カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型 (C.V.33/2 セリエ)」のキット内容について 】●このイタリア軍の軽戦車「L3/33 カルロヴェローチェ」の「20mm機関砲搭載型 (L3cc)」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●ブロンコモデル社のディテール表現力と高い成型力を用いて「L3/33 カルロヴェローチェ」の「20mm機関砲搭載型」を再現、細かなディテール造形と細分化したパーツ構成により細部再現に重きを置いた内容となっています ●「L3/33 カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型」は、「車体上部」「車体下部」の2ブロックで構成しています 【 車体上部 】 ●機銃の代わりに機関砲を装備した「L3/33 カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型」の車体上部レイアウトを再現、各部の溶接跡などを繊細なモールドで再現しています ●車体上部は、「車体前部」と「エンジンデッキ部」とで構成 ●「車体前部」は、フェンダーを含めた一体成型のパーツで再現、戦闘室前面パネルは別パーツとなっています ・ 「S-18/1100 20mm機関砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、銃口やフラッシュハイダーの穴を開口しています ・ 「機関砲マウント」は5パーツに分割して再現、完成後も可動させることができます ・ 「機関砲マウント」の基部は溶接接合とリベット接合の2種のパーツをセット、選択して使用します ・ 「操縦手ハッチ」「機銃手ハッチ」を別パーツ化、開閉状態を選択できます ・ 操縦手用の「視察ハッチ」、戦闘室後部の「視察ハッチ」も別パーツ化、開閉状態を選択することができます ・ 「前照灯」は本体とガラス部との2パーツで再現、ガラス部はクリアパーツで再現しています ●「エンジンデッキ部」は、上面部分を一体成型化したパーツで再現 ・ 「エンジン点検ハッチ」を別パーツ化、開閉状態を選択することができます ・ ハッチの「ヒンジ」を別パーツ化して再現しています ・ 「排気管」は上下に分割したパーツで再現、先端を開口しています ・ エンジンデッキ側面のボックス状の構造物を再現したパーツが付属、構造物は装着の有無を選択できます 【 車体下部 】 ●「L3/33 カルロヴェローチェ」特有のガータービームを装備したクラシカルな足周りを再現、一部連結式履帯は刻印までも彫刻して再現しています ●車体下部は各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します ・各サスペンションユニットは、転輪も含めて11パーツで構成 (全4ユニット) ・ 「起動輪」は本体とハブキャップとの2パーツで再現 ・ 「誘導輪」は表・裏に分割したパーツで再現しています ・ 車体側面の「雑具箱」は一体成型のパーツで再現 【 履 帯 】 ●履帯は、裏側のガイドが2枚となる「L3/33」「L3/35」「L3/38」用のシングルピン履帯を再現しています ・ 履帯は、プラスチック製の一部連結式履帯となっています ・ 履帯上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は履板1枚もしくは2枚に分割したパーツを組み合わせて作製します ●前照灯のガラス部を再現したクリアパーツが付属 ●フェンダー固定具、機関砲開口部のガードなどを再現したエッチングパーツが付属しています 【 「L3/33 カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型」の塗装とマーキング 】 ●「L3/33 カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型」のマーキングとして、イタリア軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ イタリア軍所属 (北アフリカ / 1941年) ・ イタリア軍所属 (バルディア高地・北アフリカ / 1941年) ●説明書の塗装例に基づく、車両表示、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています 【 「イタリア L35/c カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型 (C.V.33/2 セリエ)」のパッケージ内容 】・ L3/33 カルロヴェローチェ 20mm機関砲搭載型 ×1 ・ エッチングシート ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2016年 一部新金型
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