1/35 グランドアーマーシリーズ 日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ (エッチングパーツ付) ピットロード (PIT ROAD)

「日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ (エッチングパーツ付) プラモデル (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ  No.G042E )」です

●太平洋戦争時における日本陸軍の装軌式中型牽引車「98式 4t牽引車 シケ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。

●小型の車両ながら、車体前部に配置した大きなフロントグリルの形状が非常に印象的な「98式 4t牽引車 シケ」を再現、日本陸軍の車両らしい武骨なフォルムを再現した内容となっています。

●ピットロード社製「日本陸軍 九八式 4屯牽引車」のキットに、専用のエッチング「日本陸軍 98式 4t牽引車 シケ用 エッチングパーツ」の2種をワンパッケージにしたスポット生産品です。
　・ キットと専用エッチングパーツを別々に購入するよりも、お得な価格になっています。

【 日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ (エッチングパーツ付) (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G042E) パッケージ内容 】

日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ
　・ 98式 4t牽引車 シケ ×1
　・ デカールシート ×1
　・ 組立て説明書 ×1
　・ カラー塗装図 ×1

日本陸軍 98式 4t牽引車 シケ用 エッチングパーツ
　・ エッチングシート ×1
　・ 取付説明書 ×1

【 日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ (エッチングパーツ付) (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G042E) プラモデルの概要 】

●一体成型を多用したパーツ構成とモールドを主体としたディテール再現によりパーツ数を抑えた内容。
●フロントウィンドは、枠の部分は成型色パーツ、ウィンド本体はカット加工した付属の塩ビ板を使用。
●メーターはデカールで再現。
●前照灯や尾灯のガラス部などをクリアパーツで再現。
●履帯は「95式軽戦車」用のシングルピン履帯、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式。
●塗装例は日本陸軍仕様1種、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属。

【 日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ (エッチングパーツ付) (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G042E) プラモデルの内容 】

●日本陸軍の装軌式中型牽引車「98式 4t牽引車 シケ」を再現したプラスチックモデル組立てキットです。

●ピットロード製「日本陸軍 九八式 4屯牽引車」と同一の内容となっています。

●ピットロード社のAFVモデルのフォーマットに則り、一体成型を多用したパーツ構成と、パーツ上に施したモールドを主体としたディテール再現で、パーツ数を抑えて「98式 4t牽引車 シケ」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています。

●「98式 4t牽引車 シケ」は、火砲牽引用の車両ですので、ピットロード社製「日本陸軍 38口径 75mm 機動90式野砲」などと一緒に並べると、より良い雰囲気になるでしょう。

●98式 4t牽引車 シケ 車体構造
●「98式 4t牽引車 シケ」は、「ボンネット」「キャビン」「車体下部」の3ブロックに分割した構成となっています。

【 ボンネット 】
●ボンネットは、フロントグリル部、左右本体部の3パーツに分割して再現。
　・ 「前照灯」の基部は2パーツ、本体は一体成形のパーツで再現。
　・ 「前照灯」のガラス部はクリアパーツで再現。
　・ 「陸軍章」「フック」「ボンネット」の固定具などを別パーツ化して再現しています。

【 キャビン 】
●キャビンは、一体成型化したフロアパネルに、座席、弾薬庫などを取り付けて作製します。
　・ 「フロントウィンド」は、枠の部分を一体成型のパーツで再現、ガラス部はカット加工済みの付属の透明塩ビ板を使用します。
　・ 「ワイパー」「サイドミラー」などは別パーツ化して再現。
　・ 運転席部分は、「変速レバー」「操行レバー」などのレバー類や各種ペダル類を別パーツ化して再現しています。
　・ メーター類はデカールで再現します。
　・ 「座席」は、座席本体とサイドパネルに分割して再現。
　・ 「弾薬庫」は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します。
・ 「車載工具類」は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型化したパーツとなっています。
　・ 折り畳んだ状態の「幌」のパーツが付属しています。

【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型化したパーツで再現。
　・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化しています。
　・ 「牽引装置」は5パーツ、「リール」は4パーツに分割して再現しています。

【 履 帯 】
●履帯は、履帯ピン部分が左右に張り出した「95式軽戦車」用のシングルピン履帯を再現しています。
　・ 履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯となっています。
　・ より精密で立体感のある履帯に交換したい場合には、「95式軽戦車用履帯 （可動式）」が対応しています。

●前照灯や尾灯のガラス部などを再現したクリアパーツが付属しています

【 日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ (エッチングパーツ付) (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G042E) の塗装とマーキング 】

●「98式 4t牽引車 シケ」の塗装及びマーキング指示を記載した、カラーの「マーキング・塗装ガイド」が付属しています。
　・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー)。
　・「98式 4t牽引車 シケ」の車体細部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各組立工程中にて指示しています。

●ナンバープレート、メーター面を再現したデカールが付属しています。

●「日本陸軍 九八式　4屯牽引車 シケ」完成時のサイズ
　・ 全長 ： 112mm

【 日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ (エッチングパーツ付) (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G042E) 付属のエッチング内容 】

●プラスチックパーツでは表現が難しい車体上の細部をエッチングパーツで再現したもので、よりディテール表現を高めたモデルの製作に役立つ内容となっています。

●付属のエッチングは、ピットロード製「日本陸軍 98式 4t牽引車 シケ用 エッチングパーツ」と同一の内容となっています。

●付属のエッチングを使用しなくても「九八式 4屯牽引車 シケ」を完成させることができます。

●エッチングで再現しているディテールアップパーツの内容は
　・ 左右点検蓋
　・ 大小蓋押金
　・ ハブボルト
　・ 上下ストッパーステー
　・ 左右ストッパーステー
　・ 前後幌骨
　・ 左右幌骨
　などとなっています


●2017年　バリエーション・スポット生産品
●2011年　完全新金型

【 日本陸軍 九八式 4屯牽引車 シケ (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G042) のワンポイント】

●本キットの履帯は、軟質樹脂製のベルト式履帯が付属していますが、この車両は履帯が露出していますので、よりリアルな実感を演出したい場合には、連結式履帯を利用しても良いでしょう。
●その場合には、本車は「95式軽戦車」の履帯を流用していますので、モデルカステン製「95式軽戦車用履帯 （可動式）」などを転用することができます。
　・ この場合、履帯とキットの起動輪との調整が必要となる可能性がありますので、あくまでも上級者向けのディテールアップポイントとなります。

【 「日本陸軍 98式 4t牽引車 シケ」について 】

●1920年ごろから自動車の能力が発達し、馬曳きよりも牽引能力の高い牽引車が活用されるようになると、火砲は馬曳きの時代とは異なる高い機動力を有するようになります。
●日本陸軍も、他国に遅れをとらぬよう、砲兵の機械化を熱心に進め、多くの火砲牽引車を開発、運用していました。

●「日本陸軍 98式 4屯牽引車 シケ」は「75mm 機動90式野砲」を牽引する「94式 4t牽引車 ヨケ」の後継車両として開発されました。

●「94式 4t牽引車 ヨケ」は、牽引能力は高かったものの、機械的な信頼性が低く、戦場において頻繁に故障が起こっていました。
●「98式 4t牽引車 シケ」では、この問題を改良するために設計を新たに起こし、「94式 4t牽引車 ヨケ」で採用した露出タイプの板バネ式サスペンションを改め、内蔵タイプのスプリング式へと変更、履帯も「95式軽戦車」のものを流用しました。
●また、オーバーヒート対策も講じてエンジンの冷却効果を高めるなど、様々な改良を盛り込んだことで高い信頼性を獲得することに成功しました。

●「98式 4t牽引車 シケ」は、砲兵部隊の主力牽引車両として活躍、各戦線で使用されました。
●しかしながら、日本陸軍はこのような補助車両に資材、予算を多く使用する余裕は無く、「98式 4t牽引車 シケ」も常に絶対数が不足しており、当時の日本の国力の限界を現していました。

●なお、「94式 4t牽引車 ヨケ」の「4t」は自重を示しており、牽引能力は「2t」でした。