1/35 AFVシリーズ （Super Value Pack） ソビエト 装甲偵察車 BRDM-2/3 w/ソビエト軍 戦車兵フィギュア cyber-hobby (サイバーホビー)

「ソビエト 装甲偵察車 BRDM-2/3 w/ソビエト軍 戦車兵フィギュア プラモデル (サイバーホビー 1/35 AFVシリーズ （Super Value Pack）  No.9137 )」です

●現用のソ連軍（ロシア軍）の装甲偵察車「BRDM-2」、もしくは対戦車車輌「BRDM-3」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
　・ 「BRDM-2」と「BRDM-3」のいずれか1種を選択して作成することができるコンバーチブルキットとなっています

【 「BRDM-2/BRDM-3」について 】

●ソ連軍の装甲偵察戦闘車の原点は、第2次世界大戦時にアメリカから供与された「M3 スカウトカー」に遡ります

●この「M3 スカウトカー」は、アメリカ軍では主に本国での使用に止まり、その役割をハーフトラックへと引き継ぎましたが、ソ連軍には余剰車輌として大量に供与され、戦車以外の機械化に遅れたソ連軍にとっては、数少ない兵員用装甲車輌として重宝されました

●第2次世界大戦が終結し、車輌の国産化を進めたソ連軍は、「M3 スカウトカー」の後継車両として「BTR-40」を開発、生産、ただ同車は性能的に「M3 スカウトカー」の延長線上の存在であり、路外での機動能力は低く、オープントップ車輌のためにNBC防御能力も有りませんでした

●そこで、密閉型車体を持つ「BRDM-1」を開発、ソ連軍及びワルシャワ条約機構軍に広く運用されることになります
●「BRDM-1」は、路外での機動能力を向上するため、車体中央部の補助輪を装備、必要に応じて下方に下げて、チェーンにより駆動するという方式を採用しました
●また、同車は浮航推進能力を重視、そのために先端の尖った車体形状となっているのが特徴でした

●1966年、その改良型である「BRDM-2」が登場、「BRDM-1」が固有の武装を持たないのに対して砲塔式の武装を持ち、その砲塔には「14.5mm機関砲」と「7.62mm機関銃」が装備されています
●そして、車体形状も船形へと変更されて実用面が向上、その代わりとして車体前部にトリムベーンが装備されました

●「BRDM-2」は、その生産性と使い勝手の良さから偵察用の車輌として「ソ連軍」「ワルシャワ条約機構軍」、そしてソ連の友好国で使用され、2万両程度が生産、現在においても8000両余りが使用され続けています
●また、「BRDM-2」は、その戦闘室スペースを生かし、装甲車両のプラットフォームとしても流用され、「指揮通信型」や「対戦車ミサイル装備型」「対空ミサイル装備型」などが存在しています

●「BRDM-3」は、「AT-5スパンドレル対戦車ミサイル」を装備した「BRDM-2」の対戦車ミサイル装備型で、砲塔を撤去、車体上部に5連装式のミサイルランチャーを搭載しています

【 「ソビエト 装甲偵察車 BRDM-2/3 w/ソビエト軍 戦車兵フィギュア」のキット内容について 】

●このソ連軍の装甲偵察車「BRDM-2/BRDM-3」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●小型の装甲車である「BRDM-2/BRDM-3」をシャープに再現、比較的パーツ数を抑えながらも、実車の特徴とディテールを捉えた内容となっています

●ドラゴン社製「BRDM-2」に、「BRDM-3」に対応するパーツ、及び「ソビエト タンククルー」のフィギュアをセットしたバリューパックです

●「BRDM-2」と「BRDM-3」のうちいずれか1種を選択して作製することができます


●「BRDM-2/BRDM-3」は、「砲塔」もしくは「ミサイルランチャー部」、「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています

●砲身は一体成型となっており、砲身部表面のディテールが表現されています
　・ 砲身は上下に可動します

●砲塔は上下分割式で、防盾前の装甲パネルは別パーツです
　・ 砲塔は左右に旋回します

●ミサイルランチャーは各2パーツで構成されています
　・ ランチャー基部は5パーツで構成
　・ ランチャーは上下左右に可動します

●車体上部は、一体成型となっており、戦闘室上部、前面パネルは別パーツです
　・ 「BRDM-2」と「BRDM-3」とは、戦闘室上部パネルが異なります
　・ 戦闘室前面のウィンドーを再現するためのクリアーフィルムが付属
　・ 前面ウィンドーの装甲パネルは開閉状態が選択できます
　・ 操縦手席側の上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます

●車体下部は、バスタブ式に一体成型されており、前部両側面と後面パネルは別パーツです
　・ 前部デファレンシャルは8パーツで構成され、タイヤ基部は左右にステアリングします
　・ 後部デファレンシャルは上下分割式
　・ タイヤは、ホイール部とゴムの部分とに分割され、ゴムの部分はラバー製パーツとなっています
　・ 補助輪は、プラパーツによる左右分割式です


【 「ソビエト タンククルー」について 】
●ソ連軍戦車兵5体を再現したフィギュアセットです

●戦車もしくは装甲車輌に乗る戦車兵3体と、車外に下りた戦車兵2体の5体セットです
　・ 車外の2体とハッチに腰を下ろしたフィギュアは全身像、操縦手と旗を持つフィギュアは半身像となっています

●服装は、戦車用ツナギを着用し、ブーツを履いた状態です
　・ 双眼鏡を両手で持っているフィギュアはベレー帽を着用、その他のフィギュアは戦車帽を被っています

●フィギュアは頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です
　・ 戦車帽の左右側面は別パーツとなっています

【 「ソビエト タンククルー」のフィギュアのポージングについて 】
●フィギュアの1体は、地上において若干身を屈め、両手でカービン銃を持ち、警戒しているポーズ

●フィギュアの1体は、立った姿勢で両手で双眼鏡を持っているポーズです

●フィギュアの1体は、ハッチの腰を下ろし、片手を開いたハッチに置いているポーズ

●フィギュアの1体は操縦手で、操行レバーを握っているポーズです

●フィギュアの1体は、ハッチから上半身を出し、片手に旗を持っているポーズとなっています


●付属している装備品類
　・ AKMSUカービンライフル ×3
・ ベレー帽 ×1
　・ 双眼鏡 ×1
　・ 雑嚢 ×2
　など


●「BRDM-2」5種類、「BRDM-3」4種類の車体マーキング用の塗装例が説明書に記載されています
　「BRDM-2」
　・ イラク陸軍
　・ ソ連陸軍
　・ ポーランド陸軍
　・ ルーマニア陸軍
　・ 東ドイツ陸軍

　「BRDM-3」
　・ イラク陸軍
　・ ソ連陸軍
　・ 東ドイツ陸軍
　・ チェコスロバキア陸軍

●説明書の塗装例に基づく、国籍マークなどを再現したデカールが付属しています


●2012年 内容一部変更 再版アイテム