1/72 ミリタリー ドイツ PzKpfw 38H 735(f) 軽戦車オチキス RPM

「ドイツ PzKpfw 38H 735(f) 軽戦車オチキス プラモデル (RPM 1/72 ミリタリー  No.72220 )」です

●「ドイツ PzKpfw 38H 735（f） 軽戦車オチキス」です

●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軽戦車「PzKpfw 38H 735（f） （フランス軍から捕獲した「オチキスH35」のドイツ軍仕様）」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●対パルチザン戦などの第2戦級部隊や訓練部隊などで使用された「PzKpfw 38H 735（f）」を再現、フランス軍の「オチキスH35」をベースにドイツ軍仕様として車長用のキューポラを装備した姿が表現されています

【 「PzKpfw 38H 735（f）」について 】

●フランスは、世界有数の陸軍大国であり、第1次世界大戦後期に登場した傑作戦車「ルノーFT」の関係から陸軍では軽戦車を多く装備する一方、中戦車や重戦車も配備されていました

●「オチキス H35」は、フランス軍の新型軽戦車の装備計画に基づき、「オチキス」社によって開発された軽戦車で、37mm砲を装備、最大装甲厚40mmという防御力を持ち、軽戦車としては強力な車輌でした
●ただし、フランス軍を象徴するかのように機動性は低く、最大速度は28km/hとなっています

●独仏戦の結果、大量にフランス軍の装備を手に入れたドイツ軍は、その装備を積極的に自軍へと編入し、有効利用をしました
●ただし、独仏戦においてドイツ軍を苦しめたフランス戦車に関しては、用兵上の相違から第1線で使用することはできず、2戦級兵器として戦線後方の警戒や訓練などに使われています
　・ フランス軍戦車は基本的に1人用砲塔を採用しており、車長は車長本来の任務の他に、砲手、装填手も兼ねていました
　・ また、無線も装備しておらず、前述のように機動性能もドイツ軍の基準としては低いものでした

●「オチキス H35」もドイツ軍によって「PzKpfw 38H 735（f）」として使用されましたが、オリジナル仕様では車長キューポラを装備していたものの、乗員の出入りを行うことができず、ドイツ軍ではこのキューポラをハッチ装備型へと改造したタイプが多く使用されています

【 「ドイツ PzKpfw 38H 735（f） 軽戦車オチキス」のキット内容について 】

●このドイツ軍の軽戦車「PzKpfw 38H 735（f）」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●RPM社の素朴な表現力により「PzKpfw 38H 735（f）」を再現、東欧系のメーカーとしてディテール表現では日本や中国などのメーカーには及ばないものの、全体のフォルムや車体上下を接合する特徴的なボルト部など、実車のポイントを押さえた内容となっています

●キットは、車内の構造物が再現されています


●「PzKpfw 38H 735（f）」は、「砲塔」「車体」「尾橇部」の3ブロックで構成されています

●「37mm砲」は、防盾、砲尾も含めて一体成型されています
　・ 長砲身型と短砲身型とを選択することができます
　・ 同軸機銃の機関部、操作ハンドルなどがパーツ化
　・ 砲身は上下可動式です

●砲塔は上下分割式で、車長キューポラは別パーツです
　・ 車長キューポラは、オリジナル仕様とハッチが付いたタイプとを選択できます
　・ キューポラのハッチは別パーツで開閉状態が選択可能です
　・ 前側面のスリット式の視察装置は別パーツです
　・ 後部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
　・ 砲塔上部に装備されたサーチライトを再現したパーツが付属、その装備の有無を選択可能です

●車体は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
　・ 側面パネルにはフェンダーが一体成型されています
　・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
　・ エンジングリル部は別パーツです
　・ 排気管、牽引フックなどが別パーツ化
　・ 車体内部が再現され、エンジン、ドライブシャフト、トランスミッション、操縦席などが表現されています

●履帯は、転輪と一体成型されており、各サスペンションユニットは別パーツとなっています
　・ 履帯は上部の弛みが表現されています

●尾橇は左右分割式で、上部パネル、下部の橇部分は別パーツです


●「PzKpfw 38H 735（f）」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる7種類の塗装例が説明書に記載されています
　・ 所属不明 （フランス）
　・ 所属不明 （フランス）
　・ 第21戦車師団 （ノルマンディ / 1944年）
　・ SS第7騎兵師団 （ユーゴスラビア / 1944年）
　・ 所属不明 （フランス）
　・ 所属不明 （1941年）
　・ 所属不明 （フランス）

●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています