試製 流星 増加試作機 (プラモデル)フジミ 1/72 Cシリーズ No.C-033 スケール:1/72
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「試製 流星 増加試作機 プラモデル (フジミ 1/72 Cシリーズ No.C-033 )」です●太平洋戦争後期における帝国海軍の艦上攻撃機「流星」の「増加試作機」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●試製「流星」の7号機と2号機を再現したデカールが付属、いずれか1種を選択して再現することができます ●攻撃機と爆撃機とを兼ねるために逆ガル翼を採用した艦上攻撃機「流星」の「増加試作機」を再現、革新的な設計による2000馬力級のエンジンを搭載した力強いフォルムを再現した内容となっています 【 「艦上攻撃機 流星」について 】●太平洋戦争における戦闘機以外の空母艦載機は、雷撃と水平爆撃を行う「攻撃機」と、急降下爆撃を行う「爆撃機」という2種が運用されていました ●帝国海軍が太平洋戦争の開戦時に運用していた「99式艦上爆撃機」は250kg爆弾1発を搭載する能力しかなく攻撃力の不足が懸念されていました ●ただ、「99式艦上爆撃機」から爆弾搭載重量を増やした機体を開発する場合、搭載重量が航空魚雷の重量に近くなるため、「爆撃機」と「攻撃機」とを兼ねた機体を開発することが合理的であり、空母での運用も行いやすいと考えられました ●この考えに基づき1941年から開発が開始されたのが艦上攻撃機「流星」です ●「流星」の開発にあたり、海軍が要求した性能は当時としては過酷なものであり、「攻撃機」と「爆撃機」を兼ねるだけではなく、戦闘機並みの運動性能も求められ、開発陣は難産の上、1942年12月に「試作機」を完成させます ●ところが、この「流星 試作機」は強度不足や重量過多などの問題点を抱え、再設計の上で「増加試作機」が作られました ●この「増加試作機」に至っても「流星」はまだ多くの問題点を抱え、実用化に向けてのテストは1年以上の長きに渡り繰り返されました ●このような経緯を経て、艦上攻撃機「流星」の量産型は1944年4月から生産が開始されましたが、高性能機ゆえの高コストと生産の煩雑さ、そして災害などから生産数はなかなか伸びず、ある程度の機数が揃ったのは1945年になってからでした ●艦上攻撃機「流星」は、初期においては1850馬力の「誉12型」、後期では2000馬力の「誉21型」エンジンを搭載、最高速度542km/hという性能を持ちました ●胴体下部には爆弾倉を装備、雷撃を行う場合には爆弾倉の下部に吊り下げる方式が採られました ●爆弾倉を備えたため主翼は中翼のスタイルとなり、重量級の機体による主脚への負担を軽減するために逆ガル翼を採用、この主翼の折れ曲がり部分に主脚が取り付けられています ・ 以前では「流星」は、改良により量産型では「流星改」となっているものと考えられていましたが、最近の研究では量産型も含めて「流星(流星11型)」となるようです ●艦上攻撃機「流星」は、攻撃機と爆撃機を兼ねる高性能な機体として活躍が見込まれましたが、その登場時期はあまりに遅く、帝国海軍は制空権、制海権を喪失しており、空母での運用はできない状況となっていました ●そのため、艦上攻撃機「流星」は日本本土の陸上基地から、日本近海に展開していたアメリカ機動部隊への攻撃を行っています ●艦上攻撃機「流星」は、野心的な計画と設計により誕生した極めて高性能な機体で、当時の日本の航空機技術の粋を結集したものでしたが、活躍する機会は限られ、真価を最大限発揮できないままに終戦を迎えたのでした 【 「試製 流星 増加試作機」のキット内容について 】●この帝国海軍の艦上攻撃機「流星」の「増加試作機」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●艦上攻撃機「流星」の「増加試作機」を1/72スケールに沿って再現、機体パーツ全体にはパネルラインなどが凹モールドで再現され、動翼のラインは可動するかに見えるよう若干深みのあるモールドで彫刻、機体表面と動翼の羽布張りとの質感の違いまでも再現した内容となっています 機体胴体 ●艦上攻撃機「流星」の「増加試作機」の機体胴体は、機首エンジンカウル部、垂直尾翼も含めて左右分割のパーツで構成、エンジンカウル先端部、主翼・水平尾翼部は別ブロック化されています ・ 爆弾倉の扉は別パーツとなっており、開閉状態を選択して作製することができます ・ 爆弾倉は内部が再現され、急降下爆撃用のアームがパーツ化、アーム先端に急降下爆撃用の爆弾を取り付けることができます ・ 排気管はカウリング部分に凸モールドにて再現 カウリング・プロペラ ●カウリング部の先端部は一体成型のパーツで再現、上部には吸気口が再現されています ・ エンジンは前部の開口部から見える範囲が再現されています ・ カウリング下部の吸気口がパーツ化 ●プロペラは、スピナーとプロペラ本体とに分割されています ・ プロペラは回転させることができます 主翼・尾翼・脚柱 ●主翼は上下分割のパーツ構成 ・ 主翼下面の脚収納庫内部のディテールが再現されています ・ 20mm機銃の銃身と、ピトー管は別パーツ化して再現されています ●水平尾翼は一体成型のパーツで再現 ●脚部は、脚柱、脚柱アーム、脚カバー、タイヤに分割されており、「飛行状態」「駐機状態」を選択して組み立てることができます ・ 脚カバーは、飛行状態用と着陸状態用の2種が付属しています ・ 尾輪部、着艦フックがパーツ化されています コクピット ●キャノピーは一体成型されたクリアパーツで再現、キャノピーフレーム部分はパーツ上に凸モールドで再現されています ・ アンテナ支柱は別パーツ化して再現されています ●コクピットは独立したブロック構成で、コクピットブロックを胴体パーツで挟み込む形となっています ・ コクピット内は床面、前後シート、前面計器パネル、操縦桿が再現されています ・ 計器パネルには各メーター枠が非常に繊細な凸モールドで再現、メーター類を再現したデカールも付属しています ・ 照準器はクリアーパーツで再現 ・ 後部座席に装備される13mm機銃がパーツ化されています ●艦上攻撃機「流星」の「増加試作機」の機外兵装として ・ 大型爆弾2種 ×各1 ・ 小型爆弾 ×4(翼面のラックに装備) が付属しています 「流星 増加試作機」の機体塗装 ●艦上攻撃機「流星」の「増加試作機」のマーキング及び塗装例として ・ 空技廠 試製流星 7号機 ・ 空技廠 試製流星 2号機 の2種の説明書内に記載されており、いずれか1種を選択して再現することが可能です ●国籍マーク、機体番号、機体表示などを再現したデカールが付属しています 【 「試製 流星 増加試作機」のパッケージ内容 】・ 帝国海軍 艦上攻撃機 流星 増加試作機 ×1 ・ デカールシート ×1 ●2014年 シリーズ編成替えによる価格変更
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