M60A1 パットン (プラモデル)AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35060 スケール:1/35
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「M60A1 パットン プラモデル (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35060 )」です●冷戦時代におけるアメリカ軍の主力戦車「M60A1」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●「M48」の流れを汲みながら砲塔形状を一新した、「M60」シリーズの中心となる「M60A1」を再現、舟形の車体形状に後部の延びた砲塔を持つ、重厚なフォルムを再現した内容となっています ●AFVクラブ社製「M88A1 戦車回収車」をベースに、車体、砲塔などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります 【 「M60A1 中戦車」について 】●第2次世界大戦後のアメリカ戦車は、大戦末に登場した重戦車「M26」がベースとなりました ●「M26」のマイナーチェンジ版となる「M46」を経て、砲塔のデザインを大きく変化した「M47」が登場、しかし「M47」が装備していた砲塔部のレンジファインダーが主砲の発砲時の衝撃に弱いことから、砲塔と車体を一新した「M48」が誕生します ●この「M48」はベトナム戦争に投入されて優れた防御力で兵士達から高い評価を受けます ●しかし、1950年代後半に登場したソ連軍の「T-54/55」は背の低いシルエットに分厚い装甲、そして100mm砲を装備しており、これはカタログスペック上では90mm砲を装備する「M48」よりも高性能なのは明らかでした ●そこで、アメリカ軍では次期主力戦車として「M60」の開発を開始、戦力化を急ぐために「M48」の設計を極力活かす形で開発を進め、1959年に「M60」の生産が始まります ・ 「M60」は、「M48」が鋳造の車体を用いたのに対して、溶接車体を採用、転輪、フェンダー等はアルミ合金を取り入れ、軽量化を図りました ・ 砲塔は、「M48」と準同型となるタイプを採用(全く同じではありません)、主砲は従来の 「43口径 90mm戦車砲 M41」から「105mm戦車砲 M68」へと換装しています ●この「M60」は実質的には「M48」の改良版という内容で、本格的な戦後第2世代戦車が登場するまでのギャップを埋める存在でしたが、時期主力戦車として開発を進めていた「MBT70」計画が中止となり、「M60」は暫くの間アメリカ軍の主力戦車の役目を務める必要に迫られることになります ●そこで、「M60」をベースとした改良型として1962年に登場したのが「M60A1」です ・ 「M60A1」では、これまでの亀甲型となっていた砲塔形状を一新して前方に向かって絞った形状へと変更、前面装甲厚も増強され、「M60A1」の防御力は極めて強固になりました ●当時の趨勢として対戦車ミサイルの能力を過大評価しており、通常弾と対戦車ミサイルの両方を射撃可能な「152mmガンランチャー」を開発、これを搭載した「M60A2」が「M60A1」の後継として登場しますが、様々な問題点が発生してしまい、「M60A2」は戦力とはなりませんでした ●このため、「M60A1」は、改良を繰り返しながらアメリカ軍の主力戦車として常に第一線で運用が行われ、1980年代初頭には戦後第3世代戦車となる「M1 エイブラムス」が登場しましたが、「M60A1」も1990年代まで並行して運用が続けられています ●また、アメリカの友好国を中心に「M60A1」を現役として運用している国も多く、アメリカ戦車らしい堅牢さと余裕のある造りによって高い評価を獲得しています ●「M60A1」は、あくまでも本格的な戦後第2世代戦車、第3世代戦車が登場するまでの応急的な戦車の筈でしたが、30年以上という永きに渡って運用が続けられ、冷戦時代のアメリカ戦車の代表的な存在、そしてアメリカ軍の顔ともなり、アメリカ戦車史にその名を残す戦車となったのです 【 「M60A1 パットン」のキット内容について 】●このアメリカ軍の主力戦車「M60A1 中戦車」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●AFVクラブ社のディテール表現力により「M60A1」を再現、細分化したパーツ構成と、エッチングパーツ、金属製砲身、金属製バネ、クリアーパーツなど、マルチマテリアルの構成により「M60A1」の細部再現に重きを置いた内容となっています ●「M60A1」は、「砲塔」「銃塔」「車体上部」「車体下部」の4ブロックで構成しています 【 砲 塔 】 ●先端部に向かって絞った形となる「M60A1」の砲塔形状を再現、表面には鋳造肌を深めのモールドで再現しています ●「105mm戦車砲 M68」は、金属製パーツで再現 ・ 排煙器は左右に分割したパーツで再現 ・ 砲身基部に装着する金属製バネにより、砲身は前後に可動します ・ 砲尾は3パーツで構成、閉鎖器は開閉状態を選択することができます ●防盾は、防塵カバーが付いていない状態と、防塵カバーが付いた状態の2種をセット、選択して使用することができます ・ 防塵カバーが付いていない状態の場合、防塵カバーを固定するフレームはエッチングパーツとなります ・ 防塵カバーが付いた状態のパーツは軟質素材製で、防盾本体と砲身基部の蛇腹部分の2パーツで構成 ・ 防盾上部に装着するサーチライトは、細分化したパーツ構成で再現、前面のガラス部はクリアーパーツです ●砲塔は、上下に分割したパーツで再現 ・ レンジファインダーは個別にパーツ化、中央のガラス部はクリアパーツで再現しています ・ 装填手ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます ・ 砲手用の照準ペリスコープは4パーツで構成、その造りを細かく再現しています ・ 側面の手摺りは各1パーツで再現 ・ 後部の砲塔バスケットは縦方向のステーと横方向のフレームとを組み合わせて作製します ・ バスケットのメッシュを再現したエッチングパーツが付属 ・ 砲塔後部の小さなフックはエッチングパーツで再現します ・ 牽引ワイヤーは、アイの部分がプラパーツ、ワイヤー本体は付属の紐で作製します 【 銃 塔 】 ●銃塔はクリアーパーツで再現しており、塗りわけすることで透明なビジョンブロックを再現することができます ●銃塔は上下に分割したパーツで再現 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現、銃口部分は開口しています ・ 機銃の銃身基部の放熱筒はエッチングパーツを巻いて作製します ・ 機銃は防塵カバーを付けた状態(軟質素材製パーツ)と、防塵カバーを付けていない状態とを選択して組み立てることができます ・ 車長ハッチは別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます ・ ペリスコープはクリアパーツ、カバー部分は成型色パーツです ・ ペリスコープカバーの扉は別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます ・ 銃塔内部の照準及び視察装置を再現したパーツが付属 【 車体上部 】 ●舟形の車体を中心にフェンダーを左右に伸ばした「M60A1」の車体レイアウトを再現、車体表面部には装甲板の荒れを深めのモールドで再現しています ●車体上部は、前後に分割したパーツで再現 ・ 後部となるエンジンデッキ部は、中央の膨らんだ部分を一体成型のパーツで再現、これにブロックごとに分割したエンジングリルを側部に取り付けて作製します ・ 3角形状となる各部のフックは個別にパーツ化 ・ 操縦手ハッチは別パーツ化しており、開閉状態を選択できます ・ 前照灯は前後に分割したパーツ構成で、前部はクリアパーツとなります ●フェンダーは、前後に分割したパーツで再現、前部のマッドフラップは別パーツとなります ・ フェンダー上の各雑具箱は、本体と蓋とのパーツ構成で、蓋のハンドルは別パーツ化しています ・ エアクリーナーは箱組み状に各パネルを貼り合せて作製します 【 車体下部 】 ●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現 ・ サスペンションアームの基部は2パーツで構成 ・ サスペンションアームは個別にパーツ化、トーションバー部分も再現しています ・ ダンパー、ショックアブソーバーなどを別パーツ化しています ・ 転輪は前後に分割したパーツで再現、起動輪は前後方向に3分割しています ・ 後部の排気グリルは左右の2パーツで構成 ・ 排気グリルの装着する延長排気管が付属しています ●操縦席部分を再現、以下のパーツで構成しています ・ メーターパネル ・ 操縦席 ・ 変速レバー ・ 各種ペダル ・ 操縦ハンドル ・ 消火器 など 【 履 帯 】 ●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています ・ 履帯は、接地部分にハの字状の滑り止めパターンが付いた「T97E2」履帯を再現しています ●銃塔、各ペリスコープ、前照灯、サーチライトのガラス部などを再現したクリアーパーツが付属 ●砲塔バスケットのメッシュ、機銃の放熱筒、防塵カバーのフレームなどを再現するエッチングパーツが付属しています 【 「M60A1 中戦車」の塗装とマーキング 】 ●「M60A1 パットン」マーキングとして、5種類の塗装例が説明書に記載されています ・ オーストラリア陸軍所属車両 ・ イスラエル軍所属 (1973年) ・ アメリカ陸軍 第3機甲師団 (1977年) ・ アメリカ陸軍 第69機甲連隊 ・ アメリカ海兵隊所属車両 ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、シェブロンマーク、部隊表示、車両番号、車台番号などを再現したデカールが付属しています 【 「M60A1 パットン」のパッケージ内容 】・ アメリカ軍 主力戦車 M60A1 ×1 ・ 金属製砲身 ×1 ・ 金属製バネ ×1 ・ クリアーランナー ×1 ・ 軟質素材パーツ ×4 ・ エッチングシート ×2 ・ 紐 ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 一部新金型(AFVクラブ社製「M88A1 戦車回収車」をベースに、車体、砲塔などを変更したバリエーションキット)
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