ART OF TACTIC T-34/76 1943年型 ソビエト中戦車 Zvezda (ズベズダ)

「T-34/76 1943年型 ソビエト中戦車 プラモデル (ズベズダ ART OF TACTIC  No.6159 )」です

●第2次世界大戦時におけるソ連軍の中戦車「T-34/76」の「1943年型」を1/100スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●車長キューポラを装備していない「T-34/76 1943年型」の「初期型」を再現しています

●ソ連軍の戦車部隊の主力としてドイツ軍と死闘を繰り広げた「T-34/76 1943年型」の「初期型」を再現、傾斜装甲を多用し、六角形状の砲塔に小型のハッチを2個設置した、独特の姿を再現した内容となっています

【 「T-34/76 1943年型」について 】

●1930年代のソ連軍の戦車部隊は、「T-26」や「BT戦車」などの軽戦車が主力を占め、これに少数の中戦車「T-28」と重戦車「T-35」が加わるという編成でした

●「BT戦車」は、軽快な機動力と軽戦車にしては強力な45mm砲を搭載した優秀な戦車で、「スペイン内戦」へと投入され、機銃程度の武装しか装備していないファシスト軍に対し圧倒的な強さを発揮しました

●しかし、「BT戦車」の装甲は薄く、対戦車砲などによって簡単に撃破されてしまう車両が続出、この戦訓から「BT戦車」の防御力向上型として開発、発展した戦車が「T-34/76」です

●「T-34/76」は、避弾経始という概念をまだ戦車に応用しなかった時代に、いち早く傾斜装甲を採用して薄い装甲でありながら高い防御力を持たせることに成功、また、当時の戦車としては強力な「76.2mm砲」を搭載、「BT戦車」譲りのクリスティーサスペンションにより高い機動力も発揮することができた、時代を先取りした極めて先進的な戦車でした

●「T-34/76」は「独ソ戦」においてドイツ軍を苦しめ、ドイツ軍は「T-34/76」に対抗できる戦車等の開発に傾注することになりますが、「T-34/76」自身も様々な欠点を露呈、改良を重ねる過程で登場したのが「1943年型」です

●「1943年型」では、砲塔を若干小型化した六角形状のタイプへと換装、視察性に問題があった大きな1枚ものの砲塔上部のハッチも、小型のタイプ2枚へと変更しています
　・ 「1943年型」はその後、車長キューポラを装備した「後期型」へと改良、従来のキューポラを装備していないタイプは「初期型」と呼ばれています
●「T-34/76 1943年型」は大戦中期以降のソ連軍の主力戦車として活躍、「T-34」の本格的な改良型となる「T-34/85」の登場以後も運用され、ソ連軍の勝利に大きく貢献したのです

【 「T-34/76 1943年型 ソビエト中戦車」のキット内容について 】

●このソ連軍の中戦車「T-34/76 1943年型」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●1/100スケールのサイズに沿い、適度な強弱をつけたディテールで「T-34/76 1943年型」の「初期型」を再現
　・ できるだけ一体成型化を進めてパーツ数を抑えながらも、実車のフォルムやディテール、そしてポイントをしっかりと捉えたキットとなっています

●「T-34/76 1943年型 初期型」を構成するパーツは7点で、10分程度で組み立てを完了することが可能
　・ 気軽に戦車模型を楽しみたい人、塗装の練習を行ないたい人、もしくはコレクションとして数を揃えたい人などに最適なキットです
　・ AFVモデルは、実車の構造を反映して足周りを構成するパーツが多く、これを苦手にする人や、戦車模型初心者の人への入門キットとしてお薦めします

●接着剤不要のスナップキットとなっています


●「T-34/76 1943年型 初期型」は、「砲塔」「車体」の2ブロックで構成しています

【 砲 塔 】
●六角形状の「T-34/76 1943年型 初期型」の砲塔形状を再現、上部ハッチやペリスコープ、ベンチレーターなどを強弱を付けたモールドで再現しています
●砲塔は一体成型のパーツで再現、「砲身」と「防盾」を一体成型化した砲塔前部を取り付けて作製します

【 車 体 】
●傾斜装甲を多用し、エンジンデッキ部分が上部に膨らんだ「T-34」の車体形状を再現、各エンジングリルのスリットや異物混入防止ネット、牽引ワイヤー、予備履帯などを強弱を付けたモールドで再現しています

●車体は、上下に分割したパーツで構成、これに左右の足周りのパーツを取り付けて作製します
　・ 「前方機銃」は別パーツ化して再現
　・ 左右の足周りのパーツは「転輪」「履帯」などを一体成型化して再現
　・ 「履帯」は、スケールに沿ってディテールを省略していますが、裏側のセンターガイドをクッキリとしたモールドで再現、「起動輪」「誘導輪」「転輪」の肉抜き穴はヌケた状態で開口しています


●「ART OF TACTIC（ウォーゲーム）」時に使用する旗のパーツが付属しています

●「T-34/76 1943年型 ソビエト中戦車」の完成時の大きさ
　・ 全長 ： 6.8cm

【 「T-34/76 1943年型 ソビエト中戦車」のパッケージ内容 】

　・ T-34/76 中戦車 1943年型 初期型 ×1
　・ 旗 ×1


●2016年 完全新金型


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【 「ズベズダ ART OF TACTIC」シリーズについて 】

●同社が展開する第2大戦のボードゲーム（ウォーゲーム）「ART OF TACTIC」の駒（ユニット）として開発されたシリーズ
　・ スケールモデル専門メーカーとして様々なキットを開発してきたズベズダ社のノウハウを、小さな「駒」にギュっと凝縮、パーツ数を抑えた手軽に作れるスケールモデルとしてプラモデルの楽しみを味わう事ができます
　・ ボードゲームの駒として利用されることを前提としているため、戦車や歩兵、飛行機などでスケールが一貫していないから利用価値がないと思うのは大間違い、シンプルなパーツ構成でありながらミニスケールモデルとしての完成度は十二分にあり、難しく複雑に考えることばかりがスケールモデルじゃないと、手にしたとき目から鱗が落ちる思いを気がつくことでしょう
　・ また、パーツ数を抑えながらも、実車のポイントをしっかりと押さえ、スケールに沿って強弱を付けたモールドは立体感あるディテールを持ち、約7cmという小さなサイズの「T-34/76」を手にした時、ミニスケールモデルの様々な楽しみ方を連想させてくれるキットと言えるでしょう