1/144 オリジナルレジンキャストキット （AFV） ビッグウィンド マツオカステン (Matuo Kasten)

「ビッグウィンド レジン (マツオカステン 1/144 オリジナルレジンキャストキット （AFV）  No.MTUAFV-114 )」です

●「ビッグウィンド（The Big Wind）」を1/144スケールで再現したレジン製組立キット。

●T-34の車体の上にMiG-21のエンジンを設置、一見しただけでは運用目的を判別しずらい、世界でも類を見ない消防車「ビッグウインド」を再現、SF世界の乗り物と見間違えるような外観を、スケールモデル然としたかっちりとした造型と丁寧なモールドを施して再現したキットになっています。

【 ハンガリーの特殊消防車 ビッグウインド について 】

●ハンガリーが「T-34」の車体を利用して開発した規格外の消防車が「ビッグウインド（The Big Wind）」です。

●開発の発端は冷戦時代にまでさかのぼり、元来はCBRN（科学・生物・放射性物質・核）攻撃を受けた際、戦車などの車両の汚染物質除去を目的としています。

●「ビッグウインド」は「T-34」の車体をそのまま使い、上部に「MiG-21」用の「R-13 ジェットエンジン」を2基搭載、エンジン上部に設置した6基の放水口から排出する水をジェット排気で水蒸気化、猛烈な勢いのスプレーのように大量の水を噴霧して、汚染物質を除去します。

●乗員は3名、車体後部のキャビンもしくはリモートコントローラーを使用して操縦、2基のエンジンはそれぞれ単独で放水の角度を変えることができます。

●放水量は毎分3万リットルにも及び、他に類をみない放水力を持った「ビッグウインド」は「消防車」としても転用され、1991年の湾岸戦争時における油田火災に出動した実績を持っています。

【 ビッグウィンド (マツオカステン 1/144 AFV MTUAFV-114) レジンキットの内容 】

●このハンガリーで製造された規格外の消防車「ビッグウインド」を再現したレジン製組立キットです。

●できるだけパーツを一体化して成型し、パーツ数を極力抑えながら、マツオカステンならではの繊細な彫刻を施し立体感あふれる「ビッグウインド」を再現、手のひらにのるサイズでありながら、巨大な車体を連想させてくれる内容になっています。

●マツオカステン製「T-34/D-30」の原型をベースにしながら、履帯の転輪などは新規に作成、上部構造は完全新規の造型になっています。

■ ビッグウインド 車体パーツ構成
●「ビッグウインド」は、「T-34の車体部」「操縦室」「左右のエンジン部」の3ブロックに分割した構成になっています。

●「T-34車体部」は一体成型化したパーツで再現、履帯を含めた車輪部分は別パーツ化しています。
　・ エンジンの吸気グリルや排気管などのT-34の特徴を受け継いだディテールを再現しながら、ハッチやステー、雑具箱の形状といった「ビッグウインド」の特徴も再現しています。

●転輪や履帯を含めた走行装置は一体成型化したパーツで再現、スケールの都合上履帯表面のディテールは甘くなってしまっていますが、機動輪、転輪、誘導輪部分は均整の取れた丁寧な造型で再現しています。

●車体上部はエンジンをマウントするベースと、操縦室及び機械室（？）で2分割したパーツ構成、動力シリンダーやハシゴ類は別パーツ化しています。

●エンジンは左右それぞれ独立したパーツで再現、エンジン本体はタービンのブレードやノズルなども含めて一体成型化したパーツで再現しています。
　・ ブレードやノズル内側、エンジン外周部のディテールも1/144スケールでありながら丁寧なモールドで再現しています。
　・ エンジン上端に設置した排水ノズルやリング、支持ステー、耐熱・防火板などは別パーツ化しています。

●排水ノズルに繋がる給水ホースは、細く車体に沿って湾曲しているためパーツ化していません、直径0.6mmほどのハンダやリード線を利用して再現して下さい。
　・ 給水ホースの取り付け方は組立説明書内に記載しています。

■ 付属のフィギュア
●消防士を再現したレジン製のフィギュア2体付属しています。

【 ビッグウィンド (マツオカステン 1/144 AFV MTUAFV-114) パッケージ内容 】

　・ ビッグウインド (消防車) ×1
　・ フィギュア ×2
　・ 組立説明書 ×2

●原型製作 ： マツオカステン

【 ビッグウィンド (マツオカステン 1/144 AFV MTUAFV-114) 組立上の注意 】

●「M1151 ハンヴィー」はレジンパーツで構成していますので、組立てる前にファインモールド製「ご機嫌クリーナー」やガイアノーツ製「レジンウォッシュ」などの離型剤クリーナーを使用して、レジン表面に付着している離型剤を洗い流して下さい。
　・ 上記工程を経ても離型剤が落ちていないと感じた時は、パーツをクリーナーの中に浸し歯ブラシなどで洗って下さい。
　・ 洗浄後には「キムワイプ」を使いクリーナーを拭き取るとチリやホコリが残りにくくなります。
●レジンパーツは成型の都合上、パーツ周辺にバリが生ずることがよくあります。
　・バリはデザインナイフなどで丁寧にカットする必要がありますが、パーツとバリの境界を見極めて慎重に作業して下さい。
●レジンパーツの接着は、瞬間接着剤もしくはエポキシ系瞬間接着剤を使用して下さい。