軽巡洋艦 香椎 (プラモデル)アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.356 スケール:1/700
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「軽巡洋艦 香椎 プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.356 )」です●「軽巡洋艦 香椎 (かしい)」です ●帝国海軍の軽巡洋艦「香椎」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、太平洋戦争時の1942年秋から1944年3月までの姿が再現されています ●練習巡洋艦として設計されながらも、戦争の開始により軽巡洋艦として竣工した「香椎」、その充実した設備から艦隊旗艦として運用された姿が表現された内容となっています ●「香椎」が運用されていた一時期には、船体に欺瞞用の煙突が装着されており、本キットにはこれを再現したパーツが付属、その特異な姿を楽しむことができるでしょう ・ 欺瞞用の煙突の装備の有無を選択して組み立てる事が可能です 【 「軽巡洋艦 香椎」について 】●帝国海軍は、士官候補生の遠洋航海を行なう際に、旧式の装甲巡洋艦「浅間」「出雲」「八雲」などが使用されていましたが、昭和時代に入ると、さすがに旧式化が目立ち始め、新型の専門の練習艦が望まれるようになりました ●そこで、新型の練習巡洋艦2隻の建造計画が立案、香取型練習巡洋艦の1番艦として「香取」、2番艦の「鹿島」が1938年に起工されました ●続いて、同型の練習巡洋艦2隻の建造計画が承認、3番艦の「香椎」が1940年、4番艦の「橿原」が1941年に起工しましたが、戦争の機運が高まったために、練習巡洋艦の必要性が疑問視され、「橿原」は建造中止となります ●「香取型練習巡洋艦」は、遠洋航海能力が重視され、多くの士官候補生が居住できる施設を持ち、各種教育施設、そして寄航先での迎賓用として貴賓室などが設けられました ●また、その性質上、艦の大きさが広くなっており、従来の帝国海軍の艦艇と比べると全長に対しての全幅の比率が広く取られているのが特徴です ●そして、士官候補生のための教育として、武装は一通りが装備されており、「14cm連装砲」「12.7cm高角砲」「25mm機銃」「53cm魚雷発射管」を搭載、儀礼用の「短5cm礼砲」も搭載されています ●ただし、通常の艦隊型の艦として見た場合、その性能はどうしても高く見積もることができず、武装の搭載数は少なく、最大速力も18ノットという低速に止まるものとなっています ・ 建造費用も抑えられており、陽炎型駆逐艦の900万円(当時のレート)よりも安い660万円でした ●「香椎」は1941年に竣工しましたが、その当時はすでに遠洋航海を行なう予定はなく、当初から艦隊旗艦としての艤装が行なわれました ●竣工後、「香椎」は南遣艦隊に編入されて艦隊旗艦(隷下の艦は、海防艦「占守」の他3隻)となり、マレー半島などの攻略、上陸作戦の支援に当たりました ●1942年には第1南遣艦隊へと編入、船団護衛や上陸支援に従事、1942年9月からは、ガダルカナル島への兵力投入のために、ラバウルへの輸送任務に就きました ・ この時期、「香椎」には輸送船と誤認させるために、キャンバス張りの欺瞞用の煙突が取り付けられているのが確認されています ●1943年末、「香椎」は呉練習艦隊へと移り、海軍兵学校の練習艦として運用されます ●1944年3月には、対潜戦闘を主任務とした海上護衛総隊へと編入、その任務に応じた艤装が行なわれることとなり、魚雷発射管を撤去、対空兵装と対潜設備の強化が行なわれました ●1944年11月には、輸送船団の護衛の旗艦として内地を出航、台湾を経て12月にシンガポールへと到着します ●到着後、逆に内地へと向かう輸送船団の護衛任務に付き、シンガポールを出航します ●ところが、その頃ベトナム近海にはアメリカの空母機動部隊が展開しており、輸送船団はその艦載機の攻撃を受け壊滅、「香椎」も爆弾5発と魚雷2発の命中弾を受け、その生涯を閉じています 【 「軽巡洋艦 香椎 (かしい)」のキット内容について 】●この「軽巡洋艦 香椎」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●「香椎」は1942年に対空兵装の増強が行なわれており、キットはこの対空兵装強化時を再現、欺瞞用の煙突のパーツも用意されていますので、取付け有無を選択して組立てることが可能です ●アオシマ社製「軽巡洋艦 香取 (かとり)」のバリエーションキットで、欺瞞用の煙突などを新規に追加した内容となっています ●戦線後方において帝国海軍を陰から支えた「香椎」をシャープに再現、通常の艦艇とは異なるユニークな姿は連合艦隊コレクションの中でも独特の存在感を放つことでしょう ●「香椎」艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「香椎」は、上甲板及び船体部の上下分割のパーツで構成されています ・ 艦体部は一体成型のパーツで構成され、舷外電路、舷側の舷窓、副錨が再現されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●上甲板は船橋楼甲板部、後部甲板部前後で分割されています ・ 甲板上には、木甲板表現、主砲塔台座、魚雷運搬軌条、滑り止め、リール、ボラードなどがモールドで再現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「カタパルト部」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「香椎」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は4層で構成され、トップには測距儀、射撃指揮所が別パーツにて再現 ・ 艦橋構造物の側面には、舷窓、扉などが彫刻されています ・ 艦橋甲板にはリノリウム押さえのモールドが再現 ・ 艦橋甲板下の側面の桁は別パーツです ・ 艦橋窓はクリアーパーツとなっています ・ 機銃のブルワークは別パーツ化されています ・ 艦橋部分を構成する、110cm探照灯、方位測定器、25mm連装機銃×4、双眼鏡×6などがパーツ化されています ●メインマスト ・ メインマストは三脚檣型、トップは1本の単檣となっています ・ メインマストの三脚檣部分は前後分割式、ヤード、単檣部との4分割式です ● 煙突 ・ 本体部分は左右分割式、煙突内部構造物は別パーツ化されています ・ 煙突側部の各管は別パーツにて再現 ●欺瞞用煙突 ・ 欺瞞用の煙突の有無は選択可能です ・ 煙突は左右分割式で、上部は開口処理されています ・ フレームにキャンバスが張られた華奢な構造を表現 ●後檣 ・ 後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣、前部に航空機用のクレーンのパーツが付属 ・ 三脚檣部分は3分割式、ヤード、単檣部などが別パーツとなっています ●カタパルト「呉式2号5型射出機」 ・ カタパルトは台座部分と本体とに分割され、カタパルト側面のトラス構造、上部のディテールなどが再現されています ●後部構造物 ・ 後部構造物甲板は下部側面の桁と一体成型されています ・ 甲板下部のデッキ部は3分割式で、舷窓や扉が彫刻されています ・ 後部構造物本体は各面を貼り合せる構成となっています ●主砲塔部「50口径3年式 14cm連装砲」 ×2 ・ 砲塔は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は1本づつに分割されています ・ 砲身部分には防水カバーが表現されています ●高角砲「40口径89式12.7cm連装高角砲」 ×1 ・ 高角砲は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型されています ●対空兵装を強化した際に設置された「艦橋部機銃台座(×4)」 ●「25mm 連装機銃」 ×4 ●魚雷発射管「6年式 53cm連装魚雷発射管」 ×2 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 11m内火艇 ×2 ・ 12m内火ランチ ×2 ・ 9mカッター ×2 ・ カッター類には、下側の台座部分がモールドされています ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨 ・ 菊花紋章 ・ パラベーン ・ ダビッド などがセットされています ●キットには、静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナーが1枚付属しており、高角砲の一部やカッターなどは同ランナーのパーツを使用します ・ 高角砲の本体部分、25mm連装機銃、内火艇、内火ランチはキットランナーの新規パーツとなっています ●艦尾の軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)、艦載機の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています ●2011年 一部新金型
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