1/35 WW2 ミリタリーミニチュア GAZ-AAA カーゴトラック MINI ART (ミニアート)

「GAZ-AAA カーゴトラック プラモデル (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア  No.35127 )」です

●「GAZ-AAA カーゴトラック」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●第2次世界大戦時におけるソ連軍の主力トラック「GAZ-AAA」を再現したキットです

●1920年代のアメリカトラックのデザインを引き継いだクラシカルな姿を持つ「GAZ-AAA」トラックを再現、ソ連軍の代表的なトラックのキット化であり、コレクションやジオラマシーンに役立つことでしょう

【 「GAZ-AAA」トラックについて 】

●大戦初頭、ソ連軍の持つ戦車の保有数は世界トップクラスであり、「T-34」や「KV-1」など、その先見性の有る設計と革新性は、世界のレベルを完全にリードしていました

●その一方、民間の自動車メーカーが凌ぎを削る他国と比べて、ソ連では国策によって車の開発や生産が計画された結果、国の力としては2次的と考えられたモータリゼーションに立ち遅れ、自国ではオートバイや乗用車、トラックの生産が満足に行なえませんでした
　・ 最も問題となったのが搭載するエンジンだったようで、小型軽量、大出力のエンジンが開発できず、オートバイなどはドイツの車両を密輸してコピー生産が行なわれています

●しかし、軍の機械化の中心となるのは戦車ではなく、兵員の輸送や補給を行なうトラックが根幹であり、その開発と生産は、当時自動車大国であったアメリカの自動車メーカーのトラックをライセンス生産する方法が採られました

●「GAZ-AA」は、1920年代後半に製造された「フォード社」の「AAトラック」を、「ゴーリキー自動車工場」でライセンス生産したモデルです
●この「GAZ-AA」は、「フォードAAトラック」と同様に4輪タイプでしたが、大型化して6輪タイプとしたのが「GAZ-AAA」です

●この「GAZ-AAA」は、大戦中期以降に大量に供与された「スチュードベーカー」などのアメリカ製の新型トラックとは性能的に太刀打ちできませんでしたが、国産のトラックということで安定的に供給され、ソ連軍を支える貴重な足として広く使用されました

【 「GAZ-AAA カーゴトラック」のキット内容について 】

●このソ連の「GAZ-AAA」トラックを再現したプラスチックモデル組立てキットです

●キットは、「GAZ-AAA」トラックをシャープ且つ詳細に再現、複雑な構造のデファレンシャル部やシャーシ構造など、同車の細かな造りが表現された内容となっています


●「GAZ-AAA」は、シャーシ、エンジン、キャビン部、荷台の4ブロックで構成されています

●シャーシのメインフレームは、細分化された縦と横のフレームを組み合わせる構成となっています
　・ 後部のデファレンシャルは前後各15パーツにて再現
　・ 各タイヤは、ホイール部とゴムの部分とが別パーツとなっており、ゴムの部分は輪切り状の7分割式で、複雑な形状のトレッドパターンが表現されています

●エンジンは19パーツにより、エンジン本体、クラッチ、トランスミッション、冷却ファンなどが再現されています

●キャビン部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
　・ 運転席部分には、各種レバー、ペダル類がパーツ化されています
　・ 左右のドアは開閉状態が選択できます
　・ ドアのウィンドーは、クリアーパーツが用意されています

●ボンネットの部分は、フロントグリル、側面板、左右分割された天板で構成
　・ ボンネットの天板と側面板を跳ね上げた状態とすることも可能です

●フロントウィンドーは、枠の部分が成型色パーツ、ウィンドー部はクリアーパーツです
　・ ワイパーはエッチングパーツによる別パーツで、動力装置はプラパーツとなっています
　・ フロントウィンドー部は、開閉状態が選択できます

●荷台は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
　・ 各パネルには木目のモールドが彫刻されています

●各ウィンドーと前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツが付属

●ワイパーや各部のディテールを表現するエッチングパーツが付属しています


●ドイツ軍の兵士を再現したフィギュアが5体付属しています
　・ このフィギュアは、ミニアート社製「ドイツ 野戦憲兵隊 セット」と同一ランナーとなっています
　・ キットの説明書には、フィギュアに使用する道標がカラーで印刷されています


●マーキングは、6種類の塗装例が説明書に記載されています
　・ ソ連陸軍 所属不明 （クルスク / 1943年6月）
　・ ドイツ軍捕獲車両 （東部戦線 / 1942年冬）
　・ 10月革命パレード時 （1938年11月）
　・ ソ連陸軍 所属不明 （1944年）
　・ ソ連陸軍 第1ウクライナ方面軍 （1943年）
　・ ドイツ軍捕獲車両 （東部戦線 / 1942年夏）

●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車両番号などを再現したデカールが付属しています


●2012年 車両部分完全新金型（タイヤパーツを除く）