アメリカ戦車回収車 M32B1 (プラモデル)アスカモデル 1/35 プラスチックモデルキット No.35-026 スケール:1/35
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「アメリカ戦車回収車 M32B1 プラモデル (アスカモデル 1/35 プラスチックモデルキット No.35-026 )」です●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の戦車回収車「M32B1」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●「M4A1」をベースにした戦車回収車である「M32B1」を再現、鋳造式の車体に大型のクレーンを装備した特徴的なフォルムを再現した内容となっています 【 戦車回収車「M32B1」について 】●戦車などの装甲車輌は、堅牢な装甲板で構成されるために造りが頑丈であり、たとえ撃破されたとしても、よほど大きなダメージを伴わない限り、回収さえできれば修理した後に再利用が可能です ・ 爆発や火災が発生した車輌は再利用が難しく、全損車輌として扱われました ・ 戦車戦力に余裕の無いドイツ軍では、極力回収することが努力され、修理が不可能な場合は本国の生産工場へと後送するようになっていました ●このため、撃破・破損・擱座した戦車を回収する車輌が開発されましたが、回収される車輌は前線で取り残されている場合が多く、危険な任務のために、防御力に優れた戦車をベースとした車輌が望まれました ●アメリカ軍は、当初「M3 中戦車」をベースとした戦車回収車「M31」を開発、主砲及び副砲を撤去(ダミーが取り付けられている)し、砲塔部分にクレーンが装備されていました ●しかし「M3 中戦車」はアメリカ軍において短命に終わり、「M4 中戦車」シリーズが大量に装備され始めると、同戦車をベースとした回収車「M32」が開発されます ●この「M32」は砲塔を撤去、「M31」よりも大型のクレーンを装備し、その吊り下げ能力により横転やスタックした車輛を救助することができました ●また、牽引用の「ドロウバー」が2種類搭載されており、故障車の牽引を行うことも可能でした ●戦闘室上部の司令塔には自衛火器として「12.7mm M2重機関銃」を装備、車体前部には前線での作業の際に煙幕弾を発射するための「81mm 迫撃砲」が搭載されました ・ アメリカ軍は、ドイツ軍と違って戦車が「余っている」状態でしたので、実際には危険を冒してまで前線において戦車を回収する必要性は無く、当時の写真では故障やスタックした車輌を救出、牽引しているシーンが殆どとなっています ●同車が装備するクレーンは、エンジンの交換や、砲塔部を吊り下げることも可能であり、回収作業の他に前線後方での車輌整備や修理にも使用され、アメリカ機甲部隊を陰から支えたのでした ●「M32」は、ベースとなる車輌の形式に合わせて名称が異なり、「M4」ベースが「M32」、「M4A1」ベースが「M32B1」、「M4A2」ベースが「M32B2」というように「M32B4」までが存在しました ●「M32B1」は、1943年12月から生産が開始され、「M32」シリーズの中では最多の生産数で、シリーズ生産数1577両の中で約半数を占めています ●「M32」シリーズは、第2次大戦後の朝鮮戦争にも参加、西側各国に供与が行われました ●陸上自衛隊にも供与され、戦車や自走砲の回収用として配備、「74式戦車」をベースとした「78式戦車回収車」が揃う1980年代中頃まで使用されています ・ 「61式戦車」をベースとした「70式戦車回収車」は少数しか生産されず、「M32B1」が永らく使用されました ・ もっとも、1970年代の後半には旧式化しており、配備されているというだけで、回収車として活動することは殆どなかったようです 【 「アメリカ戦車回収車 M32B1」のキット内容について 】●このアメリカ軍の戦車回収車「M32B1」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●戦車とは異なるメカニカルな構造を持った「M32B1」をシャープに再現、タスカのディテール表現力と正確さにより各種装備を取り付けた同車の魅力が豊かに表現されています ●戦車運搬車に次ぐ特異な存在である戦車回収車「M32B1」のキットで、同車を利用した戦車の牽引や、クレーンを展開して回収や整備のシーンなど、インパクトの在る様々なジオラマシーンが演出することができるでしょう ●タスカ社製「アメリカ中戦車 M4A1 シャーマン (中期型)」をベースに、「M32B1」を再現するために砲塔を司令塔へと変更し、クレーン、各種装備品などの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります ●「M32B1」は、「司令塔」「車体上部」「車体下部」「クレーン部」の4ブロックで構成され、これに各種装備品を取り付けます ●司令塔は、前側面が3分割式で、これに後部パネル、天板、司令塔リング部を取り付けます ・ 車長キューポラ及び車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 司令塔内部の座席、装備品類がパーツ化 ●「M2 重機関銃」は、インジェクションキットとしては、非常に高いレベルで再現されています ・ 銃身は、銃身交換用の把手が付いた場合と、付いていない場合とが選択できます ・ 銃口は開口処理されています ・ 特徴的な放熱筒は、スライド式金型により放熱口の位置が正確に表現され、貫通した状態で成型されています ・ 機関部の蓋は別パーツで、開閉状態が選択できます ・ コッキングハンドルは別パーツ ・ 弾帯が付属 ・ 50発用の弾薬箱と100発用の弾薬箱が付属、選択して使用します ●車体上部はエンジンルームを除き、一体成型されています ・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます ・ エンジンルーム天板部分と点検ハッチは別パーツとなっています ・ 前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツが付属 ・ 後部のエアークリーナーは、角型と円筒型とを選択できます ・ 車体後部の吸気口のメッシュを再現するエッチングパーツが付属 ●前部フェンダーは車体とは別パーツとなっています ・ フェンダー上部にボルトが付いているタイプと、ボルト無しのタイプとが付属、選択して使用できます ●側面のサイドスカートを取り付ける基部のパーツが付属しています ●車体下部は各装甲板を貼り合せる箱組み方式となっています ・ デファレンシャルカバーは、丸みが付いたワンピースタイプが表現されています ●司令塔の開口部から見える部分の車体内部構造が再現されています ・ 戦闘室(作業室)底板、スポンソン部に設けられた道具箱などがパーツ化 ・ ワイヤーによりクレーンに接続されるウインチドラムが再現、クレーンの位置によりカバーの開閉状態を選択します ●「VVSS」サスペンションは、リターンローラーの支持架が水平タイプの初期型が再現されています ・ 各サスペンションユニットは14個のパーツにより細かく再現されています ・ サスペンションのアーム部分は可動式で、内蔵させる特殊なラバーシートによりスムーズ且つ反発性の有る動きが再現されています ・ サスペンション部は左右分割式で、サポートローラーと垂直式バネ、ゴムシートなどを挟み込み、これにサスペンションアームを取り付けるパーツ構成となっています ●転輪は、スポークタイプとソリッドタイプの2種が用意されており、選択して使用します ・ 起動輪、誘導輪、転輪、リターンローラーは可動式です ●履帯は接着、塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ・ ラバーシェブロン型の「T48 履帯」が再現されています ●クレーン部は、本体のメインブームと、先端を支持するAフレームで構成されています ・ メインブームは足掛け部分も含めて一体成型、Aフレームは左右分割式です ・ クレーンは後部に折り畳んだ状態と、前部に展開した状態とを選択できます ・ クレーンのワイヤーは、付属の2種類の糸を使用します ●「81mm迫撃砲」は、砲本体は上下2分割式で、これに操作ハンドル部、脚を取り付ける構成です ・ 砲口が開口処理されています ●戦車長のフィギュアが1体付属しています ・ 戦車兵用のツナギを着用し、両手をハッチ周囲に置いて佇んでいるポーズとなっています ・ フィギュアは、胴体と足が一体成型されており、これに両腕と頭部を取り付ける構成です ・ ゴーグル、ホルスター、マガジンポーチのアクセサリーパーツが付属 ●アクセサリーパーツが付属 ・ ジェリカン ×2 ・ 水用ジェリカン ×2 ●ペリスコープや前照灯のガラス部などを再現するクリアーパーツが付属しています ●吸気口のメッシュ、エンジン点検ハッチのメッシュなどを再現するエッチングパーツが付属しています ●マーキングは、アメリカ陸軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第609戦車駆逐大隊 C中隊 (バストーニュ / 1945年1月) ・ 第612戦車駆逐大隊 A中隊 (チェコスロバキア / 1945年5月) ●説明書の塗装例に基づく国籍マーク、部隊番号、車台番号などを再現したデカールが付属しています ●2012年 一部新金型 -------------------------------------- 【 戦車回収車「M32B1」のワンポイント 】●「M32B1」は、このキットで再現されているように「M4A1」の前期型車体が用いられ、基本的に前方のハッチが斜めに配置された後期型車体は使われていないようです
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