ドイツ 4号b型 10.5cm自走榴弾砲 (プラモデル)ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6475 スケール:1/35
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「ドイツ 4号b型 10.5cm自走榴弾砲 プラモデル (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6475 )」です●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の自走榴弾砲「105mm 4号b型自走砲」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●試験用として10両のみが生産された「105mm 4号b型自走砲」を再現、「4号戦車」の車体をコンパクト化したような車体に、オープントップ式の旋回砲塔を装備した独特のフォルムを表現した内容となっています 【 「105mm 4号b型自走砲」について 】●ドイツ軍は実質的に世界に先駆けて火砲の自走化を進めており、第2次世界大戦の開戦時には「155mm重歩兵砲 s.I.G.33」を自走化した「1号重自走歩兵砲」を開発していました ●この重歩兵砲の自走化は、その後「2号戦車」「38(t)戦車」をベースとした車両を生み出すこととなりますが、一方で榴弾砲の自走化も進められ、1939年には「105mm 4号a型対戦車自走砲」を生み出した「クルップ」社にその開発が指示されています ●「クルップ」社は「105mm 4号a型対戦車自走砲」のデザインを踏襲、「4号戦車」をコンパクト化したような新規の車体に、オープントップ式の旋回砲塔を持ち、その砲塔に「105mm le.FH.18/1」を搭載した「105mm 4号b型自走砲」を1942年初頭に開発します ●この「105mm 4号b型自走砲」は、自走榴弾砲として完成度の高い車両でしたが、「4号戦車」と部品を共通化しながらも2割以下という低い共用率、独自の旋回砲塔を装備したことによる生産コストの高さ、そしてエンジン出力の関係による機動性能の低さなど問題点が挙げられ、試作車2両、先行生産型10両が作られた段階で、計画は中止されています ・ 先行生産型の10両はその後東部戦線に送られ、実戦での運用テストが行われたようですが、現在のところその詳細は分かっていません ●ただ、この計画の中止に関しては、そのような「105mm 4号b型自走砲」の性能面だけではなく、ドイツ軍の自走榴弾砲についての2つの指針が影響しており、これは1つが全周射撃能力、もう1つは砲を取外すことができる機能を装備することでした ・ 砲は精密機器であり、間接射撃を行なう砲を移動もしくは向きの変更(砲の左右旋回角度を超える場合)をするということは、その度に照準のやり直しが必要となるので、全周射撃を行なう能力は高い砲兵支援効果を持っています ・ また自走砲は、一旦砲兵陣地を構築すると車体自体はあまり意味を持たず、砲の取り外しが可能ならば、陣地進入後は弾薬運搬車として運用や、他の砲を搭載することができ、無駄が無くなるとの目論みでした ●「105mm 4号b型自走砲」の計画の中止と同時期の1942年に上記の2つの要件を満たす自走榴弾砲の開発が「ラインメタル」社と「クルップ」社に指示され、「クルップ」社は「105mm自走榴弾砲 ホイッシュレッケ」を開発します ●この「105mm自走榴弾砲 ホイッシュレッケ」の開発にあたって参考とされたのが、同じ「クルップ」社によって作られた「105mm 4号b型自走砲」であり、「105mm 4号b型自走砲」は自身の存在を含めてドイツ軍の自走榴弾砲の開発史に大きな影響を与えたのでした 【 「ドイツ 4号b型 10.5cm自走榴弾砲 」のキット内容について 】●このドイツ軍の自走榴弾砲「105mm 4号b型自走砲」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●パーツの細分化やエッチングパーツなどによりその細部表現に重きを置きながら「105mm 4号b型自走砲」を再現、スマートキット版として同社製キットとしてはパーツ数を抑えた内容となっています ●砲塔内部及び戦闘室内部は、砲尾、照準器、砲弾ラック、各種装備品が再現され、オープントップ式となる「105mm 4号b型自走砲」特有の砲塔内部に機能と装備品が詰まった姿を楽しむことができます ●「105mm 4号b型自走砲」は、「砲塔」「車体上部」「左右フェンダー」「車体下部」の5ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、ドイツ的となる角張った形状を再現、表面の溶接跡が繊細なモールドで彫刻されており、砲塔内部も詳細に再現 ●「105mm le.FH.18/1」の砲身は、砲身本体とマズルブレーキ先端部の2パーツで構成されています ・ 砲尾は細分化されたパーツ構成により再現、防危板、閉鎖ハンドルなどがパーツ化 ・ 閉鎖器は別パーツで、開閉状態を選択できます ・ 防盾は、装甲スリーブも含めて3パーツで構成 ●砲塔は上下分割式です ・ 後部のクリーニングロッド、アンテナ基部などがパーツ化 ●砲塔内部が再現されており、以下のパーツが付属しています ・ 後部ラック(蓋の部分はエッチングパーツ) ・ サブマシンガンラック ・ 各座席 ・ ガスマスクケース ・ 操作ハンドル ・ 砲塔旋回装置 ・ 飯盒及びラック ・ 無線機 ・ 変圧器 ・ 水筒 ・ 砲隊鏡 ・ 照準器 など 【 車体上部 】 ●車体上部は、「105mm 4号b型自走砲」独自となる形状を再現、後部のグリルは開口処理されています ●車体上部は、一体成型された天板部に各パネルを貼り合せる方式となります ・ 側面のクラッペは別パーツで、開閉状態を選択できます ・ 前方の視察装置と装甲バイザーは別パーツとなります ・ 視察装置内部の防弾ガラスはクリアーパーツです ・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 予備転輪の固定具はエッチングパーツです 【 フェンダー 】 ●左右のフェンダーは、それぞれフェンダー本体、前後のマッドフラップの3分割式です ・ 各車載工具類は、固定具のクランプなどが一体成型されています 【 車体下部 】 ●車体下部は、バスタブ式に一体成型されており、これに前面パネル、後面パネルを取り付ける構成となっています ・ ボギー式サスペンションは、1ユニットが4パーツで構成(全6ユニット) ・ 各ダンパーは2分割式 ・ 下部転輪は左右分割式で、ハブキャップは別パーツです ・ 前部の牽引ピントルは、ドラゴン社製「4号戦車」シリーズと同じく各4パーツで構成されています ・ 誘導輪基部も、ドラゴン社製「4号戦車」シリーズと同じく各4パーツで構成 ・ 排気管は左右各6パーツで構成され、先端部分は開口処理されています ・ 発煙装置は前後分割式で、発煙装置本体と蓋は別パーツです ●砲塔の開口部から見える下記の戦闘室内部が再現されています ・ 砲弾ラック ・ 薬莢ラック(薬莢が詰まった状態) ・ 砲弾(個別にパーツ化) ・ 隔壁 ・ フロアパネル ・ 動力伝達装置 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯が付属しています 【 付属している装備品類 】 ●ドラゴン社製「Gen2」用の装備品パーツ<GAランナー>、<GBランナー>が付属しており、砲塔内部の装備品類は同ランナーから使用します <GAランナー>の内容 ・ ヘルメット ×6 ・ 水筒(本体とコップが別パーツ) ×6 ・ 銃剣 ×6 ・ 銃剣挿し ×1 ・ 銃剣本体 ×1 ・ 飯盒 ×6 ・ 飯盒(蓋を外した状態) ×2 ・ 飯盒の蓋 ×2 ・ 折り畳み式携帯シャベル ×6 ・ 携帯シャベル ×4 ・ 折畳み式携帯シャベルの展開状態 ×1 ・ ガスマスクケース(蓋と本体とが別パーツ) ×6 ・ 双眼鏡 ×1 <GBランナー>の内容 ・ 「MP40」用マガジンポーチ ×4 ・ 「MP40」用マガジンポーチ(蓋を開いた状態) ×2 ・ 「MP43」用マガジンポーチ ×4 ・ 「MP43」用マガジンポーチ(蓋を開いた状態) ×2 ●エンジングリルのメッシュなどを再現するエッチングパーツが付属しています 【 塗装とマーキング 】 ●「105mm 4号b型自走砲」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第16戦車師団 第16装甲砲兵連隊 (東部戦線 / 1943年) ・ 第16戦車師団 第16装甲砲兵連隊 (東部戦線 / 1943年) ●説明書の塗装例に基づく、パーソナルネーム、国籍マークなどを再現したデカールが付属しています ・ デカールのプリントはカルトグラフ社製 ●2008年 一部新金型
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