ドイツ駆逐戦車 ヤークトパンサー (後期型) (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.203 スケール:1/35
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「ドイツ駆逐戦車 ヤークトパンサー (後期型) プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.203 )」です●「ドイツ駆逐戦車 ヤークトパンサー (後期型)」です●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の駆逐戦車「ヤークトパンサー」の「後期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●駆逐戦車の最高傑作として名高い「ヤークトパンサー」を再現、傾斜装甲を大幅に取り入れ、長砲身の88mm砲を装備した、マッシブで迫力あるフォルムを再現した内容となっています 【 「ヤークトパンサー」について 】●1941年、独ソ戦が開始されると、ドイツ軍はソ連軍の新鋭戦車「T-34」と交戦、避弾経始に優れた傾斜装甲を持つ「T-34」はドイツ軍戦車を凌駕する性能を持っていました ●独ソ戦の緒戦においては作戦能力に優れたドイツ軍が優勢となっていましたが、「T-34」の出現はドイツ軍の危機感を煽り、ドイツ軍が装備していた従来の「1号戦車」~「4号戦車」では徐々に対抗が難しくなるのが予想されました ●そこで、新たに新型戦車の開発が開始され、1942年末に傾斜装甲を基本デザインとした新型戦車「5号戦車 パンサー」が登場します ●一方、ドイツ軍では対戦車能力を重視した自走砲の研究が積極的に行われており、「105mm 4号a型自走砲」や「128mm VK30.01(H)自走砲」などが試作され、実戦部隊での運用も試験的に実施されました ●このような自走砲開発の結果、対戦車能力と防御力を重視した新たなカテゴリー車両となる「駆逐戦車」の開発プランが立てられます ●「駆逐戦車」の開発には、当初は独自の車体が充てられる予定でしたが、「パンサー戦車」の採用により、同車の車体をベースとする「ヤークトパンサー」へと開発が移行します ●しかしながら、「パンサー戦車」は、最初の量産型である「パンサーD型」に初期トラブルが続出、メーカーと開発陣はその対応に追われている状態で、更にはこの新型戦車に対して増産が求められたために、「ヤークトパンサー」の開発は順調に進みませんでした ●結局、当初予定していた1943年の中頃での試作車の完成は1943年10月に遅延、同年12月から量産が開始されています ●「ヤークトパンサー」は、全面的に傾斜装甲が用いられ、前面装甲は80mm厚、側面装甲は50mm厚で、避弾経始に優れた形状により良好な防御力を持っていました ●主砲には「キングタイガー」の主砲と同じ性能の「88mm対戦車砲 Pak43/3」を搭載、同砲は遠距離において連合軍戦車の前面装甲を貫く高い威力を誇っています ●また、機動性能に優れた「パンサー戦車」の足周りとエンジンをそのまま転用した結果、最高速度46km/hという良好な機動力を見せ、極めてバランスの取れた「駆逐戦車」となりました ●本来、砲塔を持たない突撃砲や駆逐戦車は生産コストの低さから生産数が伸びるものですが、母体となった「パンサー戦車」は戦車部隊の主力としての地位を与えられていたため、激戦が続く各戦線において大量の補充が必要とされ、「パンサー戦車」の生産が優先されてしまい、「ヤークトパンサー」の生産は月産は10両以下の状態が続きました ・ スペック上は「パンサー」より「ヤークトパンサー」の方が優れており、生産コストも低かったのですが、旋回式の砲塔を持たない駆逐戦車は、防御戦闘には有利なものの攻撃戦には不適であり、用兵という点では制限の多い車両でした ●この月産10両以下の状態は1944年6月ごろまで続き、同年秋なでは20両以下、1944年末ごろからはようやく月産50両程度に増産されています ●このため、まとまった量の「ヤークトパンサー」が戦線に投入されたのは1944年12月の「アルデンヌ戦」頃からとなっています ●実戦での「ヤークトパンサー」は、その強力な主砲火力と良好な防御力によって多くの連合軍戦車を撃破、その優れた性能を誇示しました ●ただし、前述のようにその運用は少数での場合が多く、更には登場時期がドイツ軍の不利な戦況と重なったために、本来の性能を発揮できずに各個撃破されてしまう例も少なくはありませんでした ●もっとも、同車はドイツの敗戦間際まで生産が行われたことにより、戦車を失ったベテラン兵によって各地での防衛戦闘に投入されており、このような戦闘では驚異的な戦い振りを発揮、ドイツ最優秀駆逐戦車に恥じない能力を示しています ●なお、「ヤークトパンサー」は生産数は少ないものの、戦訓や生産効率から生産時期による仕様変更が行われており、当初は砲身はワンピース型だったものが1944年4月頃からは2ピース型に、同年8月からは防盾カラーが大型化、10月からは厚みが増やされ、このタイプからが「後期型」と言われています 【 「ドイツ駆逐戦車ヤークトパンサー(後期型)」のキット内容について 】●このドイツ軍の駆逐戦車「ヤークトパンサー 後期型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●段差のついた2ピースタイプの砲身、大型化された防盾のカラー部分、車体後部の排気管は後期型から2パターンを選択が可能となっており、ヤークトパンサーの後期型となるポイントを再現しています ●タミヤならではの優れた模型造形技術とシャープなモールドによって「ヤークトパンサー 後期型」を再現、当時のドイツの優れた工業技術を表すように直線的でエッジの立った彫刻、各部の装甲板の切断面や溶接跡の表現、防盾、防盾カラーの鋳造表現及び造形、そして「パンサー戦車」ベースとして微妙なバランスで成り立つ独特なプロポーションの捉え方など、1/25スケールや1/35MMシリーズで培ってきた「ヤークトパンサー」キットの集大成と呼べる内容となっています ●また、タミヤ製キットらしく、パーツ数を抑えながらディテールポイントもしっかりと踏まえられており、パーツ同士の合いも良好で、戦車模型初心者からベテランモデラーまで「ヤークトパンサー 後期型」の魅力を堪能できることでしょう ●キットは、タミヤ社製「ドイツ戦車 パンサー G 後期型」をベースとして、「ヤークトパンサー 後期型」を再現するために砲身、車体上部などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります ●「ヤークトパンサー 後期型」は、「車体上部」「車体下部」の2ブロックで構成されています 【 車体上部 】 ●車体上部は、タミヤらしく一体成型を重視したパーツ構成となっており、装甲板の切断面の荒れ、溶接跡表現、そしてフェンダー部分の材質の違いなどが豊かに表現されています ●「88mm対戦車砲 Pak43/3」の砲身は、先端のマズルブレーキを含めて左右分割式となっています ・ 「88mm対戦車砲 Pak43/3」の2ピースタイプを再現 ・ 砲尾部分も再現され、駐退複座装置、防危板などがパーツ化 ・ 防盾、及び防盾カラーは各1パーツで構成され、大戦末期のドイツ戦闘車両らしい鋳造の「荒れ」が豊かに表現されています ・ 砲身は、上下、左右に可動します ●車体上部は、前部フェンダーを含めて一体成型されています ・ 前方機銃のマウント部は別パーツです ・ ペリスコープ及びペリスコープガードがパーツ化されています ・ 車長用ペリスコープの前に存在する砲隊鏡用のハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能、砲隊鏡パーツも付属しており、その装着の有無が選択できます ・ 車長ハッチ、装填手ハッチ、後部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能です ・ エンジン点検ハッチは別パーツです ・ エンジングリルは通常タイプとヒーターユニット付きタイプとを選択できます ●車載工具ラックは、各ブロックごとに個別にパーツ化され、車載工具類は固定具も含めてパーツ化されています ・ クリーニングロッドケースは左右分割式で、蓋の部分は別パーツです ・ クリーニングロッドケースのパーツにはステー部分が一体成型され、車体側にはそのベース部分がモールドされています ・ 履帯交換用ワイヤーは付属のエナメル線を使用して再現します ・ 後部の予備履帯ラックは履帯装着のアーム部分を含めて一体成型されています ●側面のフェンダーは、左右各1パーツで再現されています ・ シュルツェン架は個別にパーツ化 ・ シュルツェンは、左右各1パーツで再現 【 車体下部 】 ●車体下部もパーツを押さえながらその複雑な足周りを再現しており、同社製キットらしく確実かつ強度を保ちながら組み上げることができます ●車体下部は、バスタブ式に一体成型され、後部パネルは別パーツです ・ サスペンションアームは別パーツです ・ 起動輪、誘導輪は内蔵させるポリキャップにより回転可動します ・ 車体後部のゲベックカステンは、1パーツで構成され、蓋の部分は別パーツです ・ 排気管は、冷却気導入管付き排気管(3本タイプ)と、偏向ノズル付き消炎型排気管とが付属しており、選択して作製します 【 履 帯 】 ●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ・ 履帯は、接地部分に滑り止めパターンが付いた「パンサー戦車」用の「後期型履帯」が再現され、モデルカステン製「パンサー(パンサー) 後期型用 履帯」、ブロンコ社製「ドイツ パンサー戦車用 後期型 可動キャタピラ」がこれに対応しています 【 フィギュア 】 ●車長フィギュアが1体付属しています ・ フィギュアは車長ハッチから上半身を出し、ハッチ部分に手を置いているポーズです ・ 服装は、国防軍の自走砲兵(戦車服)を着用、規格帽を被っています(ベルトのバックルの形状から将校となります) ・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目や徽章類などのディテールは、シャープに彫刻されています ・ フィギュアは頭部、胴体、両腕のパーツ構成となっています 【 塗装とマーキング 】 ●「ヤークトパンサー 後期型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 所属不明 (1944年末) ・ 第560重駆逐戦車大隊 (アルデンヌ / 1944年12月) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています ●1996年 一部新金型
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