ドイツ軍 VK.45.02(P)H型 試作重戦車 (プラモデル)サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) No.6657 スケール:1/35
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「ドイツ軍 VK.45.02(P)H型 試作重戦車 プラモデル (サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) No.6657 )」です●「WW.2 ドイツ軍 VK.45.02(P)H型 試作重戦車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の計画戦車である「VK.45.02(P)H」を再現した内容となっています ●「キングタイガー」の始祖となり、中央部にエンジン、後部に戦闘室を設けた変則的レイアウトが特徴の同車をモデル化、まるで「エレファント」を戦車としたような特異のフォルムが楽しむことができる内容となっています ・ 同車は、ペーパープランの段階で計画が中止され、実際には試作も行なわれていません ●第2次大戦時の戦車メーカーである「ポルシェ」社は1940年頃から重戦車の開発を行なっていましたが、1941年5月26日、ヒトラーも含めた会議により重戦車「タイガー1」に関しての性能要求が指示され、同社はその試作車である「VK.45.01(P)」を完成、「ヘンシェル」社の試作車輌「VK.45.01(H)」と「タイガー1」としての制式採用を競うこととなります ●一方、この5月26日の会議では、より高い貫通能力を持つ長砲身の「88mm砲」を搭載する車輌の開発も指示されており、「ポルシェ」社はこれにも応じ、「VK.45.01(P)」をベースに開発が進められ「VK.45.02(P)」の名称を与えられました ●同車は「VK.45.01(P)」の駆動系を踏襲、ガソリンエンジンにより発電を行い、その電力でモーターを駆動させる方式が採られており、これは大重量車輌に対応できるトランスミッションの開発技術が当時はまだ確立しておらず、それに対処するための方法でした ●車体は傾斜装甲が採用され、その長砲身砲を収める巨大な砲塔は変則的に後方に配置されています ●なお、砲塔を中央部に配置した「VK.45.02(P)V」も計画され、後方に配置したタイプはそれと区別するために「VK.45.02(P)H」となっています ●しかし、元となった「VK.45.01(P)」は、複雑な仕組みの駆動系がアダとなり不採用が決定され、同様なシステムを持つ「VK.45.02(P)」も試作を待たずに計画半ばでキャンセルされました ●ただし、その開発計画は後の「キングタイガー」の参考とされ、先行量産されていた砲塔(50両分)は、その「キングタイガー」に搭載されることとなります ●この「VK.45.02(P)H型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●キットは、同社「エレファント」の足周り、「キングタイガー ポルシェ砲塔型」の砲塔パーツを利用し、車体上部を中心に作り起こされた内容となっています ●新金型である車体上部は一体成型によるパーツ構成によるもので、同社のニューキットとしては全体のパーツ数は300余りと少なく、比較的組み易いキットと思われます ●砲身は、ワンピース型とツーピース型が選択できるようになっています ・ ワンピース型は金属製とプラパーツとが付属、選択して使用します ・ ツーピース型と、ワンピース型のプラパーツは左右分割式です ●砲塔は上下分割式です ・ 左側面のピストルポート部分は成型の関係から別パーツで、右側のピストルポートを塞ぐ蓋はエッチングパーツで再現されています ・ 装填手ハッチ、砲塔後部のエスケープハッチは別パーツにより開閉状態が選択できます ・ エスケープハッチのピストルポートの装甲栓は別パーツです ・ Sマインは、蓋の有無が選択可能です ●車長キューポラは砲塔とは別パーツとなっており、水抜き用の溝が彫られているタイプと溝の無いタイプとが選択可能です ・ キューポラのペリスコープはクリアーパーツが用意されています ・ キューポラ前面の直接照準用指針を再現するエッチングパーツが付属 ・ ハッチは、下側のロック機能のパーツが付属し、開閉可動式とすることが可能です ●車体上部は、フェンダー部分を含めて一体成型となっています ・ 後部のマッドフラップは別パーツです ・ エンジングリル部のメッシュを再現するエッチングパーツが付属 ・ 工具類は、固定具が一体成型されたパーツと、固定具にエッチングパーツを使用する場合の固定具がモールドされていないパーツとが付属、エッチングパーツの使用有無によりパーツを選択使用します ・ 前方機銃は、車体内部側の構造も含め、7つのパーツにより詳細に再現されています ・ 牽引ワイヤーは、一体成型されたプラパーツと、アイの部分がプラパーツでワイヤー本体を付属の金属ワイヤー作製する方式とを選択できます ●車体下部は、一体成型されたバスタブ式となっています ・ 2組の転輪が接続される各サスペンションユニットは5パーツで構成 ・ 履帯は接着、塗装が可能なDS素材によるベルト式となっています ●ペリスコープなどを再現するクリアーパーツが付属 ●エンジングリルのメッシュや、工具類の固定具などを再現するエッチングパーツが付属しています ●マーキングは、2種類の塗装例(ダークイエロー単色塗装、2色迷彩)が説明書に記載されており、国籍マークを再現したデカールが付属しています ●2011年 一部新金型 --------------------------- ●ワンポイント ・ この戦車は計画戦車であり、実際には概念図程度しか存在せず、工具類などの装備品の配置は架空のものですから、配置を変更してみたり、試作車輌らしく取り付けないのも面白いでしょう
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