帝国海軍 駆逐艦 敷波 (プラモデル)ファインモールド 1/350 プラスチックモデル組み立てキット No.38901 スケール:1/350
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「帝国海軍 駆逐艦 敷波 プラモデル (ファインモールド 1/350 プラスチックモデル組み立てキット No.38901 )」です●「帝国海軍駆逐艦 敷波」です●帝国海軍の一等駆逐艦(大型駆逐艦)「特型駆逐艦」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キットで、その「2型」の12番艦「敷波」が表現されています ●ファインモールド社製「帝国海軍駆逐艦 綾波」のバリエーションキットで、13mm単装機銃と2m測距儀、及び「敷波」の艦名表記を再現したデカールを追加したスポット生産品となります 【 「特型駆逐艦」について 】●元来、魚雷を主武装とする小型艦を「水雷艇」と呼び、その「水雷艇」を砲火力により「駆逐」する役割を持ったのが「駆逐艦」です ●小型の「水雷艇」では航海能力に劣り、搭載する魚雷の本数も少なかったので、魚雷を装備した「水雷駆逐艦」が「水雷艇」に取って代わることとなり、以後、この「水雷駆逐艦」という形式が「駆逐艦」の標準スタイルとして定着しました ●帝国海軍での駆逐艦は、当初は排水量300tクラスの小型艦として建造されていましたが、このような小型艦は航洋性に欠けるために、第1次世界大戦時からその大戦後にかけて1000tクラスの一等駆逐艦と800tクラスの二等駆逐艦と種別を分けて建造されることになります ●この一等駆逐艦は、将来の対米開戦をにらみ徐々に若干大型化、1300tクラスの「神風型」「睦月型」が建造された後、1928年に誕生したのが1600tクラスの「特型駆逐艦」(第1番艦の名称から「吹雪型駆逐艦」とも言われる)です ●この「特型駆逐艦」は、従来の一等駆逐艦の排水量が1000tクラスだったのに対して、その1.5倍程度となる1680tの排水量を持ち、武装も「12.7cm 連装砲」を3基、「3連装魚雷発射管」を3基と、従来の駆逐艦の倍以上の火力を擁する極めて強力な艦でした ●この「特型駆逐艦」は、1932年までに24隻が建造され、この艦の就役により帝国海軍の水雷戦隊の攻撃力は飛躍的に向上、後に建造される日本駆逐艦の基本的スタイルを確立した艦となりました ●「特型駆逐艦」は、「陽炎型」や「夕雲型」の新鋭駆逐艦が登場することで、太平洋戦争開戦時では旧式化しつつありましたが、常にその姿は最前線に在って活躍、その分損失艦も多く、24隻の中で生き延びたのは「潮」と「響」の2艦のみでした ●なお、「特型駆逐艦」は、主砲のタイプや、艦橋、煙突の変化により「1型」「2型」「3型」と大別されており(他に「改1型」「2型A」があります)、12番艦「敷波」は「2型」としての2番艦となります ・ 「2型」は「1型」が主砲塔として「50口径 3年式 12.7cm砲 A型砲塔」を搭載しているのに対して、「50口径 3年式 12.7cm砲 B型砲塔」を搭載しているのが主な特徴となっています 【 駆逐艦「敷波」について 】●「敷波」は、「特型駆逐艦」の12番艦として1929年に竣工しました ●太平洋戦争以前、「敷波」は日中双方の衝突に発展した「上海事変」の支援任務に当たり、その後も日中戦争の上陸作戦の支援の任務に就きました ●太平洋戦争開戦後、「敷波」は南方に派遣され、「マレー上陸作戦」及び「ボルネオ上陸作戦」の護衛として参加します ●その後、蘭印攻略作戦に参加、1942年2月の「バタビア沖海戦」では、連合軍の「ABDA艦隊」と交戦し、砲撃により損傷を受けていたアメリカの重巡洋艦「ヒューストン」に突撃を敢行、1本の魚雷を命中することに成功し、同艦を撃沈しました ●1942年6月の「ミッドウェー海戦」では、「敷波」は主力部隊の護衛として出撃、前衛となる空母機動部隊が壊滅した結果、作戦は中止され、内地へと帰投しました ●1942年8月、アメリカ軍がガダルカナル島へと上陸、日米の戦いの焦点は同島を含むソロモン海域へと移り、「敷波」も同海域へと進出、ガダルカナル島の陸軍部隊への輸送任務に従事します ●同年11月に発生した「第3次ソロモン海戦」にも参加、2隻のアメリカ戦艦と交戦し、「敷波」は他艦との協同で戦艦「サウスダコタ」を大破させますが、日本艦隊は戦艦「霧島」を失ってしまいました ●1943年2月の「ビスマルク海戦」、1944年6月の「ビアク沖海戦」などに参加しましたが、1944年9月輸送船団を護衛中、東シナ海の海南島沖においてアメリカ潜水艦の雷撃を受けて被雷、その生涯を閉じています 【 「帝国海軍 駆逐艦 敷波」のキット内容について】●この「特型駆逐艦」の「敷波」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●キットは、シャープなディテール表現力を誇るファインモールド社により駆逐艦「敷波」を再現、1/350というスケールを活かして駆逐艦ならではの細かな表情や構造を再現した内容となっています ●駆逐艦「敷波」の「竣工時」の状態と「太平洋戦争開戦時」の状態とを選択して組立てることが可能 ●喫水線までの上部を再現するウォーターラインモデルとフルハルモデルとを選択して組立てることができます ●「敷波」の船体は左右分割式となっています ・ 船体には、フェアリーダー、ホースパイプ、舷窓、梯子の他、側面の鋼板の継ぎ目が繊細なモールドで彫刻されています ・ 船体の歪みを防ぐ桁のパーツが付属 ・ 船首のフェアリーダーは別パーツです ●船底部は、ウォーターラインモデルにしての船体下を塞ぐ平らな船底パーツとフルハルモデル用の船底部が付属、選択して使用します ・ フルハル用のビルジキール、スクリュー、舵、推進軸などは別パーツです ●上甲板は船首楼甲板と後部甲板とに分割されています ・ 甲板上には、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用レール、ボラード、アンカー導板などがモールドで再現 ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「敷波」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています 「艦橋」 ●艦橋は、艦橋下部、羅針艦橋部、射撃指揮所の3ブロックで構成されています ●艦橋下部は、3分割式となっています ・ 前部、側面の舷窓などが再現 ・ 羅針艦橋部の支柱は別パーツです ●羅針艦橋は、内部構造を再現した下部パーツと、窓枠より上の部分を再現した上部パーツの2分割式です ・ 上部パーツは、窓を表現するためにクリアー成型されています ・ 艦橋内の双眼鏡、コンパスなどが別パーツで再現 ●射撃指揮所は、上部が開放された状態と、キャンバスでカバーされた状態とを選択できます ・ 射撃指揮所内の双眼鏡、コンパスが別パーツとなっています ●艦橋に装備された、測距儀、方位盤、探照灯、航海灯は別パーツで、探照灯と航海灯はクリアーパーツとなっています 「メインマスト、後檣」 ●メインマストは3分割式、見張り所は別パーツです ・ 信号灯は別パーツで、クリアーパーツとなっています ●後檣は2分割式です 「第1煙突・第2煙突」 ●煙突トップ部は別パーツ化され、本体部分は左右2分割式です ・ 各副管は別パーツ化されています ・ トップの雨水カバー金網は開口処理され、その構造が立体的に表現されています 「機銃台座」 ●第2煙突前部の機銃台座は別パーツとなっており、滑り止めパターンが彫刻されています ・ 竣工時の「13mm単装機銃」(×2)と、太平洋戦争開戦時の「13mm連装機銃」(×2)が付属、再現する年代に合わせて選択して使用します ・ 「13mm連装機銃」は、銃身部と銃架の2分割式です 「後部構造物」 ●後部構造物は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています ・ 構造物上部の通気口、リールなどが別パーツにて再現 「探照灯台」 ●探照灯台は3分割式で、滑り止めパターンがモールドされています ・ 探照灯は本体とレンズ部との2分割式で、レンズ部はクリアーパーツとなっています ・ 方位測定器は2分割式で、先端の円構造が繊細に再現されています 「主砲」 ●主砲塔部「50口径 3年式 12.7cm連装砲 B型砲塔改修型」 ×3 ・ 砲塔の本体部分は4分割式で、窓、ステー、照準口などがモールドされています ・ 主砲砲身は1本ずつのパーツで、砲身基部のキャンバスカバーが一体成型されています ・ 砲身は、水平状態と仰角を付けた状態の2種類が付属し、選択して使用します ・ 砲塔は船体部に内蔵させるポリキャップにより左右旋回が可能です 「魚雷発射管」 ●「12年式 61cm 3連装魚雷発射管シールド付き」 ×3 ・ 魚雷発射管は、発射管本体とシールド部で構成されています ・ 発射管は1本ずつの分割式で、発射管先端部の魚雷は別パーツにて再現、魚雷の有無を選択できます ・ シールド部は4分割式で、窓、扉、手摺りなどがモールドされています ・ 発射管は船体部に内蔵させるポリキャップにより左右旋回が可能です 「爆雷投射器、爆雷装填台」 ●爆雷投射器は1パーツで構成、爆雷装填台は前後分割式で、爆雷が詰まった状態が再現されています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 8m内火艇 ×2 ・ 7mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ リール ・ スキッドビーム ・ ラッタル ・ 通気口 などがセットされています ●舷側の艦名表記、船体側面の喫水表記、カッター類の艦名表記を再現したデカールが付属しています ●フルハルモデル用の展示台が付属しています ●2011年 特型駆逐艦2型 第2弾 ●スポット生産品
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