ソビエト軍 BMP-1 歩兵戦闘車 (プラモデル)トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.05555 スケール:1/35
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「ソビエト軍 BMP-1 歩兵戦闘車 プラモデル (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.05555 )」です●現用のソ連軍(ロシア軍)の「歩兵戦闘車 BMP-1」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●歩兵戦闘車の先駆けとなった「BMP-1」を再現、楔形のマッシブなデザインの車体に、小型の砲塔を搭載した特徴的なフォルムが表現されています 【 「BMP-1」について 】●第2次世界大戦時において、ソ連軍は戦車などの正面装備の開発・生産を積極的に行いましたが、補助車輌である装甲兵員輸送車については開発すら行われず、アメリカから供与された「M5/M9ハーフトラック」(「M2/M3ハーフトラック」の供与版)を使用したものの、大量の兵員を擁するソ連軍にとって台数が絶対数の少ない点に終始悩まされ続けました ●この兵員輸送車の不足を補填するため、戦車に跨乗しながら戦闘を行う「タンク・デサント」方式が採られましたが、勝利との引き換えに膨大な兵員を失うことになります ●この戦訓を踏まえて、大戦後のソ連軍は装甲兵員輸送車の開発を開始、最初に「M5/M9ハーフトラック」をコピーした装輪式の「BTR-152」が開発されます ●そして、装甲兵員輸送車の足周りを巡って試行錯誤が続けられ、装軌式の「BTR-50」、装輪式の「BTR-60」などが開発されることになります ●一方、西側諸国においても大戦での戦訓を糧にした、装甲兵員輸送車としてのあるべき姿が研究されます ・ 連合軍の装甲兵員輸送車として活躍した「M2/M3ハーフトラック」は、効率の良い生産性と機械的信頼性は高く評価されたものの、貧弱な防御力は欠点とされ、「戦場タクシー」として兵士を前線に送るという役割を持つに過ぎませんでした ・ ドイツ軍の「Sd.kfz.251」は、「M2/M3ハーフトラック」と比べて若干防御力に優れ、積極的に戦闘に参加する「戦闘兵車」としての任務も行うことができました ●アメリカ軍では、「M2/M3ハーフトラック」の「戦場タクシー」の思想をそのまま受け継いだ装軌式の「M113」を1960年に採用、大量生産を行います ●これに対し、1950年代後半の西ドイツ、フランスなどでは兵士を搭載ながら本格的な戦闘を行うことができる「戦闘兵車」の開発が行われましたが、生産コストなどの問題から本格的な採用は見送られました ●ソ連軍でも、このような「戦闘兵車」の開発が同時期に行われており、1964年には「BMP-1」の原形である「オブイェークト 764」の開発が開始、これを改良した「オブイェークト765」が1966年に「BMP-1」として制式化されます ●「BMP-1」の最大の特徴は、その強力な武装であり、半埋め込み式の1人用砲塔に「73mm低圧砲」と対戦車ミサイル「9M14M マリュートカ (西側名 AT-3 サガー)」を搭載、西ドイツなどで研究された機関砲搭載型の装甲兵員輸送車よりも遥かに強い火力を装備していました ●車体は、浮航能力を持った楔形のデザインを採用、その武装と車体デザインにより兵員の搭載人数は8名で、西側の車輌よりも能力に劣りましたが、兵員も乗車時に戦闘に参加できるように小銃用のガンポートが設けられています ●「BMP-1」の出現は西側諸国に衝撃を与え、強力な支援戦闘能力を持つこの車輌は「歩兵戦闘車(IFV)」という新しいカテゴリーを生み出すことになります ●特に注目されたのが、搭載された「9M14M マリュートカ」の威力で、中東戦争においてイスラエル軍戦車を数多く撃破、その威力を世界に知らしめ、戦車不要論まで噴出する程の兵器でした ・ ただし、「BMP-1」が実戦に投入された「アフガニスタン侵攻」において1人用砲塔の操作性や、「73mm低圧砲」の射程不足、そして防御力の弱さなどの欠点が露呈、それまでの神話掛かった同車の能力が疑問視されるようになります ・ また、「戦闘兵車」の開発時に問題となった生産コストの高さは、当然ながら同車も抱えており、ソ連軍は「BMP-1」の配備と平行に「BTR-60」系列の装輪式装甲車の配備を進めています ●このような問題点を持ちながらも、「BMP-1」が開拓した「歩兵戦闘車」というカテゴリーは装甲車輌の1ジャンルとして認知され、同車に対抗するIFV車輌が各国で開発・生産されています 【 「ソビエト軍 BMP-1 歩兵戦闘車」のキット内容について 】●この現用のソ連軍(ロシア軍)の歩兵戦闘車「BMP-1」を再現した組立てキット ●トランペッター社のフォーマットに沿って「BMP-1」を再現、基本躯体は一体成型とし、これにディテールパーツを付加する構成となっています ・ 総パーツ数は460ですが、履帯パーツがその約半数を占めており、現用車輌としては比較的パーツ数を抑えた内容となっています ●「BMP-1」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています ●「73mm低圧砲」の砲身は、プラパーツと金属製砲身との選択式です ・ プラパーツの砲身は一体成型で、砲口が開口処理されています ・ 砲身基部は上下分割式(プラパーツ、金属製砲身共) ・ 防盾は1パーツで構成されています ・ 同軸機銃は銃口が開口処理済みです ●「9M14M マリュートカ」は5パーツで構成、ランチャー部分は左右分割のパーツとなっています ●砲塔は一体成型となっています ・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ ペリスコープは別パーツで、クリアーパーツです ●車体上部は一体成型となっています ・ 前部及び後部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 側面のガンポートの蓋は別パーツです ・ 車体上部のペリスコープはクリアーパーツとなっています ・ 前部のトリムベーンは展開状態と収納状態とが選択できます ・ エンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツが付属 ・ 前照灯のガラス部はクリアーパーツが用意されています ●車体下部は、後部パネルも含めてバスタブ式に一体成型されています ・ サスペンションアームは別パーツです ・ 下部転輪は、本体部分と裏側内部の2分割式です ・ 誘導輪は左右分割式で、内側の5枚の仕切り板はエッチングパーツとなっています ・ 履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式です ●後部ドアは左右分割式で、これにディテールパーツを取り付けます ・ 後部ドアは開閉状態が選択できます ●前照灯、サーチライトのガラス部、ペリスコープなどを再現したクリアーパーツが付属 ●エンジングリルのメッシュ、各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています ●「BMP-1」の4種の塗装例(ソ連軍、東ドイツ軍、ロシア軍)が説明書に記載されており、塗装例に基づく国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています ●パーツ数 : 460ピース ●完成後の全長 : 191mm ●完成後の全幅 : 85mm ●2012年 完全新金型
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