M4A3 シャーマン カリオペ (プラモデル)イタレリ 1/35 ミリタリーシリーズ No.0288 スケール:1/35
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「M4A3 シャーマン カリオペ プラモデル (イタレリ 1/35 ミリタリーシリーズ No.0288 )」です●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の中戦車「M4A3」の多連装ロケットランチャー「カリオペ装備型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ・ ベースとなる「M4A3」は、「後期型車体」の「75mm砲搭載型」となります ●多連装のロケット弾による敵拠点の制圧に威力を発揮した「M4A3 カリオペ装備型」を再現、砲塔上部に多数のロケットランチャーを装備した超兵器的なスタイルを表現した内容となっています 【 「M4A3 カリオペ装備型」について 】●ロケット兵器は、自力によって飛翔することから砲身や砲架などの重量が重い装置を必要とせず、ロケット弾自体も簡単な構造から低コストの兵器として各国で研究と運用が行われました ●アメリカ軍では、主として艦艇に搭載して上陸時の火力支援を行う兵器として開発が行われましたが、多連装式によるロケット弾の制圧効果は陸上兵器としても有効と判断され、研究と試験が行われるようになります ●ロケット兵器の特徴としては、通常の火砲を比べて射程は大幅に短く、発射時の大量の噴煙により自身の位置が暴露してしまうという欠点も持っており、そのような欠点を補うためにアメリカ軍では戦車に装備する形となりました ●このロケットランチャーを装備する戦車は、最もポピュラーな存在であった「M4中戦車」シリーズが選ばれ、ロケットランチャー自体も口径114mmのランチャーを60本装備する「T34」と、口径183mmのランチャーを20本沿装備する「T40」の2種類が存在しました ・ 両タイプのロケットランチャー共に、「75mm砲砲塔」を装備する「M4中戦車」シリーズであれば、どのタイプの車両でも装着することができました ●「T34」ロケットランチャーは、オルガン(おそらくパイプオルガン)を意味する「カリオペ」をいう名称が付けられ、1944年末頃から北西ヨーロッパ戦線に投入されました ●この「T34」ロケットランチャーは、ドイツ軍が使用したロケット砲よりも口径が小さく、1発の威力も小さなものでしたが、60発の一斉掃射による制圧効果が極めて高く、更にアメリカ軍ではこの「T34」ロケットランチャーを装備する車両は中隊単位で戦場に投入されたために、そのロケット弾の射撃は絶大な効果を示しました ・ ただし、この「T34」ロケットランチャー(「カリオペ」)は、次弾装填に際しては乗員が暴露してしまい、戦車自体にはロケット弾を収める余裕がないことから、基本的に1回の発射のみで、その再装填は戦線後方で行う必要がありました ●「T34」ロケットランチャーを装備した「M4中戦車」は、その高い制圧効果から戦線に穴を開けるための車両として活躍、大戦末期においてその能力を存分に発揮したのでした 【 「M4A3 シャーマン カリオペ」のキット内容について 】●このアメリカ軍の中戦車「M4A3 カリオペ装備型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●イタレリ社の「M4中戦車」シリーズのフォーマットに則り「M4A3 カリオペ装備型」を再現、ディテールのみを追及するのではなく、パーツ数を抑えてそのポイントを捉え、マスプロ戦車らしい「M4A3」としてのディテールとその独特なフォルムを再現した内容となっています ●多連装ロケットランチャー「カリオペ」は、その装着の有無を選択できます ●「M4A3 カリオペ装備型」は、「砲塔」「ランチャー部」「車体上部」「車体下部」の4ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、後部の上面が水平となり、小判型の装填手ハッチが装備された「75mm砲砲塔」の「後期型」を再現、キューポラはビジョンブロックのない初期のタイプとなっています ●「75mm戦車砲」の砲身は、基部も含めて上下分割式となっています ・ 防盾は1パーツで構成され、同軸機銃は別パーツです ・ 防盾は、上下に可動式とすることができます ●砲塔は上下分割式です ・ キューポラは別パーツにて再現 ・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 薬莢排出ハッチ部分は別パーツとなります(ハッチは固定式) ・ ペリスコープガード、砲塔のフック、アンテナマウントなどがパーツ化 【 ランチャー部 】 ●ランチャー部は、ランチャー本体を上部、下部左右にブロック化、これを各支柱で支える構成となっています ●各ランチャーは上下分割式で、後部は別パーツとなります ・ 後部には、ロケット弾が装填されている状態を再現 ●各支柱は、ブロックごとに分割されています ・ 支柱のシリンダーと砲身部分に接続される支柱により、ランチャー部の角度を選択することができます(砲身の上下の角度と連動します) 【 車体上部 】 ●車体上部は、「M4A3」の「後期型車体」の車体レイアウトを再現、前部ハッチ周囲の形状、大型のエンジングリル、そして溶接跡などがシャープに彫刻されています ●車体上部は、前部のフェンダーを含めて一体成型となっています ・ 前部のハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます ・ ペリスコープガード、ライトガードはプラパーツにて再現 ・ 前方機銃は、機銃、マウント、防盾の3パーツで構成され、可動式とすることができます ・ 車載工具類は固定具が一体成型されています ・ 車体後部に装備される、予備履帯ラック、荷物ラック、大型のディフレクターがパーツ化 【 車体下部 】 ●車体下部は、ギアハウジングが先が尖ったワンピース型、VVSSサスペンションはリターンローラーを支えるアームが上方に持ち上がった後期型が再現されています ●車体下部は、バスタブ式に一体成型され、ギアハウジング部と後部パネルは別パーツです ●VVSSサスペンションは左右分割式で、左右分割されたボギー部分と転輪、リターンローラー、スプリング部を挟み込んで接着します ・ ボギー部分は上下可動式とすることができます ・ 転輪はプレス式が付属 【 履 帯 】 ●履帯は、軟質素材製によるベルト式履帯が付属しています ・ 履帯の接続は焼き止め式です ・ 履帯は、全鋼製で表面にシェブロン状の滑り止めパターンが付いた「T54E1」履帯が再現され、モデルカステン製「M4シャーマン戦車用履帯 T54E1型 (可動式)」がこれに対応しています 【 塗装とマーキング 】 ●「M4A3 カリオペ装備型」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ アメリカ陸軍所属車両 (ベルギー / 1944年冬) ・ アメリカ陸軍所属車両 (ドイツ / 1945年冬) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています ●再販アイテム ------------------------------------------- 【 「M4A3 シャーマン カリオペ」のワンポイント 】●キットの説明書には車体側面に追加装甲を取り付ける指示が記載されていますが、「M4A3」の「後期型車体」では湿式弾薬庫の採用により追加装甲は廃止されていますので、追加装甲を取り付けない方が正確となります
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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