ソビエト T-26 軽戦車 1938年型 (プラモデル)ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.83497 スケール:1/35
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「ソビエト T-26 軽戦車 1938年型 プラモデル (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.83497 )」です●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の軽戦車「T-26」の「1938年型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●「T-26」シリーズの後期生産型となる「1938年型」を再現、クラシカルな足周りと避弾経始が考慮された洗練されたデザインの砲塔を持つ、独特のフォルムを再現した内容となっています ●ホビーボス社製「ソビエト T-26 軽戦車 1935年型」をベースに、「1938年型」を再現するために砲塔を新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります 【 「T-26 1938年型」について 】●近代戦車発祥の地イギリスは、第1次世界大戦後において戦車開発の技術力では世界トップレベルであり、兵器メーカー「ビッカース」社は1928年に「ビッカース 6t戦車」を開発します ●この「ビッカース 6t戦車」は、イギリス軍では採用が見送られたものの、当時としては最新鋭の軽戦車であり、比較的安価なこともあって世界恐慌後の軍縮ムードにもかかわらず世界各国はこぞって同車を購入、その後の戦車開発の礎となりました ●同時期、ソ連軍はロシア革命の混乱時から脱して軍隊の近代化を図っており、共産主義により世界恐慌の影響も少なかったことから各国の戦車を購入して戦車の国産化の途を探り始めていました ●1929年、ソ連軍は「ビッカース 6t戦車」を輸入して、ライセンス生産権も獲得、同車をベースとして改良した国産型が「T-26」として制式化されます ●この「T-26」は当初、「ビッカース 6t戦車」の双砲塔型をベースとしていたことから、同様に双砲塔となっていましたが、運用上不具合が多く、「1933年型」からは大型の単砲塔を装備するようになりました ●この「T-26 1933年型」は、主砲として当時の軽戦車としては破格に強力な「45mm戦車砲 M1932 (20K)」が搭載され、スペイン内戦などに投入され、その強力な火力により敵を圧倒しています ●しかし、「T-26 1933年型」の装甲は、最大でも15mm程度の厚みしか持っていなかったことから対戦車砲に対しては非力さが目立つのも事実でした ●この「T-26 1933年型」の改良型として登場したのが「1938年型」(資料では「1937年型」としているものが多いようです)で、「BT-7 1937年型」と同型となる傾斜したデザインを持つ新型の砲塔を装備、この砲塔により防御力に改善が見られましたが、車体自体は従来の「T-26」シリーズと同一で、防御面では不安点を抱えていました ●「T-26 1938年型」は、1939年のノモンハン事件とフィンランド戦に参加、その火力により活躍を果たします ●しかし、装甲の脆弱さという欠点も露呈、もっとも戦い自体がソ連軍側の物量で押し切る形となったため、このような欠点はあまり問題視されることはなく、防御力の向上は行われずに第2次世界大戦を迎えました ●1941年、独ソ戦が開始されると優勢なドイツ軍の前に「T-26 1938年型」は苦戦、主砲の火力は有効でしたが、防御力の脆弱さは如何ともし難く、その多くが撃破されてしまう結果となります ●また、同じような運命を辿った軽戦車「BT-7」では、機動性能に優れるという長所を持っていましたが、「T-26 1938年型」は軽戦車としての軽快な機動力に欠け、この独ソ戦の開始により一気に旧式化してしまいました ●このため、「T-26 1938年型」は独ソ戦の緒戦のみに使用され、1942年以降には第2線級の戦車として後方に下げられています ●軽戦車「T-26」は「BT戦車」と並んで、ソ連軍の戦車戦力の基礎作りに大きく貢献しましたが、火力戦となった独ソ戦では装甲の脆弱さから活躍する場がなくなり、軽戦車としての役割も「T-60」や「T-70」などへと譲らざるを得なくなったのです 【 「ソビエト T-26 軽戦車 1938年型」のキット内容について 】●このソ連軍の軽戦車「T-26 1938年型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●実車のフォルムを捉えながら、細分化されたパーツ構成により細部表現に重きをおいて「T-26 1938年型」を再現した内容となっています ●「T-26 1938年型」は、「砲塔」「車体」「左右フェンダー」の4ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●円錐形のような傾斜装甲を持つ「T-26 1938年型」としての砲塔形状を再現、表面の細かなリベット、ヒンジ等は繊細なパーツ上に彫刻して再現されています ●「45mm戦車砲 M1932 (20K)」の砲身は一体成型のパーツで再現、砲口部分が開口されています ・ 防盾は1パーツで再現され、照準口などが開口されています ・ 防盾部分に装備されるサーチライト(×2)が付属、ガラス部はクリアパーツで再現しています ・ 防盾(砲身)は、完成後も上下可動式とすることができます ●砲塔は左右分割した本体部分と天板部との3パーツで構成されています ・ 上部のハッチは別パーツ化され、開閉状態が選択できます ・ 天板部分の吊り下げリングは別パーツにより再現 ・ 砲塔上部のペリスコープ、ベンチレーターも別パーツ化されています ・ 鉢巻式アンテナは、基部及びアンテナ引き込み部も含めて一体成型のパーツで再現しています 【 車 体 】 ●車体は、薄い装甲板で構成された華奢な構造、表面に配置された細かなリベットなどが表現されています ●車体は、バスタブ状に一体成型された車体下部に、車体上部の各パネルを貼り付ける構成となっています ・ 戦闘室も各パネルを貼り合わせる箱組みとなります ・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 排気管は横方向に7パーツに分割されており、先端部は開口処理済みです ・ エンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています ・ 前照灯のガラス部を再現するクリアパーツが付属 ●足周りは、細分化されたパーツ構成となっています ・ ボギー式サスペンションは、ボギー部及びリーフ式サスペンション(左右分割式)、ボギーアームで構成、各軸がパーツ化されています ・ 起動輪は左右分割式で、起動輪内側の棒(×6)がパーツ化 【 フェンダー 】 ●フェンダーは、表面に打たれたリベット構造を再現、後部のリム部分はシャープに成型されています ●左右のフェンダーは、各1パーツで構成されています ・ フェンダー支持架はエッチングパーツにて再現 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつが分割された連結可動式履帯が付属しています ・ 履帯本体を左右両側のピンで繋ぐ方式です ・ 左右両側のピンは、内側と外側の形状の違いを再現 ・ 履帯は、センターガイドが中央に1枚のタイプのシングルピン式履帯を再現、モデルカステン製「T26軽戦車用履帯」がこれに対応しています ●前照灯、サーチライトのガラス部を再現するクリアーパーツが付属しています ●エンジングリルのメッシュ、フェンダー支持架などを再現するエッチングパーツが付属 【 「T-26 1938年型」の塗装とマーキング 】 ●「T-26 1938年型」のマーキングとして、第2次世界大戦時のソ連軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています ●「T-26 1938年型」の完成時のサイズ ・ 全長 : 132mm ・ 全幅 : 71mm ●パーツ数 : 1000点以上 【 「ソビエト T-26 軽戦車 1938年型」のパッケージ内容 】・ ソ連軍 軽戦車 T-26 1938年型 ×1 ・ デカールシート ×1枚 ●2014年 一部新金型
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