陸上自衛隊 82式指揮通信車 (プラモデル)ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G049 スケール:1/35
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「陸上自衛隊 82式指揮通信車 プラモデル (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G049 )」です●陸上自衛隊の指揮通信用装輪式装甲車「82式指揮通信車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。 ●陸上自衛隊初となった国産装輪式装甲車「82式指揮通信車」を再現、機動性に優れた6輪式の装甲装置を備えた先鋭的なスタイルに、背の高い指揮通信室を車体後部に配置した独自のフォルムを再現した内容となっています。 ●ピットロード社製「陸上自衛隊 82式指揮通信車」の品番替えバリエーションキットとなります。 ・ ライオンロア製「陸上自衛隊 82式指揮通信車用」も付属しています。 【 陸上自衛隊 82式指揮通信車 プラモデルの概要 】●1/35スケールのキットとしてオーソドックスなパーツ構成 ●ライオンロア製のエッチングパーツが付属 ●操縦席内部を再現 ●ウインドなどのガラス部は付属のクリアフィルムで再現 ●乗員2体と普通科隊員3体のフィギュアが付属 ●マーキング例は、陸上自衛隊の4部隊の車両、部隊マークなどを再現 【 陸上自衛隊 82式指揮通信車 (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ G49) プラモデルの内容 】●陸上自衛隊の指揮通信用装輪式装甲車「82式指揮通信車」を再現したプラスチックモデル組立キットです。 ●ピットロード社の1/35グランドアーマーシリーズのフォーマットに従い、オーソドックスな手法で「82式指揮通信車」を再現、車体の基本構造は一体成型化したパーツで再現しつつ、エンジングリル部や車体各部に配置したフック、取手やハッチ等の固定具などの陸上自衛隊車両ならではの細かなディテールを細分化したパーツで再現、操縦席部分も再現し、さらにエッチングパーツをセットして金具類などの細部ディテールをも再現した内容となっています。 ●「82式指揮通信車」は、「車体上部」「車体下部」「後部パネル」の3ブロックに分割したパーツ構成。 ■ 車体上部 ●箱型の装甲車らしい形状を一体成型化したパーツで再現、スリットやメッシュで構成したエンジングリルの細かなディテールをモールド化して再現しています。 ・ 指揮通信室の天板は別パーツ化して再現。 ・ 操縦手ハッチ、助手席ハッチ、指揮通信室の上部ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択できます。 ・ 指揮通信室の上部ハッチ部分のペリスコープはハッチと一体成型化して再現、ガラス部は付属のクリアーフィルムで再現します。 ・ 車体の側面ドアはモールド化して再現。 ・ サイドミラーは別パーツ化、ミラー本体とステー部分とを一体成型化したパーツで再現しています。 ・ 車体各部の「把手」などを別パーツ化して再現しています。 ・ 斧、バールなど「の車載工具類」、「牽引ワイヤー」は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています。 ●操縦席部分のウィンドは各パネルごとに独立してパーツ化しています。 ・ ウィンドは成型色の枠パーツにクリアーフィルムのウィンドを取り付けます。 ・ ワイパーは付属のエッチングで再現しています。 ・ ウィンド外側の装甲板は別パーツ化、開閉状態を選択することができます。 ●助手席上部に装備する「62式 7.62mm機関銃」を別パーツ化して再現。 ・ 機銃本体は、機銃本体、脚、中央握把に分割したパーツ構成 ・ 機銃架は一体成型化したパーツで再現しています。 ●指揮通信室上部に装備する「M2 重機関銃」も別パーツ化して再現。 ・ 機関銃は機銃本体とグリップ部に分割したパーツ構成。 ・ 銃架、弾薬箱部分は3パーツに分割して再現。 ・ 防盾は一体成型のパーツで再現しています。 ●操縦席部分を再現しています。 ・ 操縦席部分と後部との隔壁、操縦席、助手席、メーターパネル、ハンドル、変速レバー、サイドブレーキなどを別パーツ化して再現しています。 ■ 車体下部 ●車体下部は、バスタブ状に一体成型化したパーツで再現、後部パネルは別パーツ化しています。 ・ 車体下部前面の前照灯はモールド化して再現。 ・ ステップ部分は付属のエッチングで再現しています。 ・ ステアリングはタイヤが正面を向いた固定した状態で再現しています。 ・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化、サスペンション部分を4パーツに分割したパーツ構成、操舵装置は3パーツに分割したパーツで再現しています。 ・ タイヤを接続する車軸は金属製のシャフトパーツ。 ・ タイヤは、ホイール部分とタイヤゴムの部分に分割したパーツで再現、それぞれ前後に分割したパーツ構成となっています。 ■ 後部パネル ●後部パネルは一体成型化したパーツで再現。 ・ 後部ドアはモールド化して再現。 ・ ジェリカンラックは、ラックとジェリカンで構成され、固定バンドは付属のエッチングで再現しています。 ■ フィギュア ●装甲車の乗員2体と、普通科隊員3体の合計5体のフィギュアが付属しています。 ・ 乗員は砲塔上のハッチから上半身を出した状態、普通科隊員は銃器をかまえ車外で行動中の姿を再現しています ●服装は ・ 乗員は、「迷彩服2型」の上から「ボディーアーマー」を着用、「ヘルメット」を被った姿です。 ・ 普通科隊員は、「迷彩服2型」を着用、迷彩カバーを付けたヘルメットを被った姿です。 (説明書には、旧型の「迷彩服1型」の塗装パターンが描かれていますが、この迷彩服のデザインは現行のドット状の迷彩パターンとなる「迷彩服2型」で塗装した方がよいでしょう) ●フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」「両足」に分割したオーソドックスなパーツ構成です。 ●フィギュアのポーズは ・ 乗員フィギュアの2体は、ハッチから上半身を出して腕をハッチ部分に置いているポーズ。 ・ 普通科隊員のフィギュアは、 両手で自動小銃を持ち、駆けているポーズ 両手で「カールグスタフ」を持って走っているポーズ 片膝を付いて両手で自動小銃を持っているポーズ となっています。 ■ 付属する装備品類 ・ 89式自動小銃 ×3 ・ カールグスタフ無反動砲 ×1 ・ 迷彩カバー付きヘルメット ×3 ・ 拳銃ホルスター ×1 ・ マガジンポーチ ×12 ・ 水筒 ×3 ・ ガスマスク入れ ×3 ・ 携帯シャベル ×3 など ■ 付属するエッチングパーツ ●ディテールアップ用のエッチングパーツが付属しています。 ・ ナンバープレート ・ 後部マッドガード ・ ステップ ・ 滑り止め ジェリカン固定バンド など、となっています。 ●さらに本キット用のライオンロア製「陸上自衛隊 82式指揮通信車用」が付属しています。 ●ライオンロア社製のエッチングパーツで再現されている内容は ・ エンジングリルのメッシュ ・ マッドフラップ ・ ジェリカンラック ・ 車載工具固定具 ・ 車体各部の滑り止め(格子状パターン) ・ 車体上部の滑り止め部分 ・ ナンバープレート ・ 車体各部のフック ・ ハッチのロックレバー ・ 「M2重機関銃」の放熱筒 ・ 「M2重機関銃」のグリップ部 ・ 「M2重機関銃」の銃架 ・ 機銃用防盾 ・ 弾帯 ・ メーターパネル など、となっています。 【 陸上自衛隊 82式指揮通信車 (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ G49) 塗装とマーキング 】●付属の塗装図に1種類の基本塗装、車体番号、陸自隊員の迷彩服などを記載したマーキング例をカラーで記載しています。 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー)。 ・ 「82式指揮通信車」の車体細部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各組立工程中にて指示しています。 ●「82式指揮通信車」のマーキング例 ・ 第4特科連隊 第1中隊本部 ・ 第3師団 第3偵察隊 ・ 第11旅団 第11特科連隊 第1中隊 ・ 武器学校 ●説明書のマーキング例に基づく、部隊マーク、部隊表示、ナンバープレート、災害派遣表示などを再現したデカールが付属しています。 ・ マーキング例以外の部隊表示、ナンバープレート及びナンバープレートに使用するバラ数字などが含まれており、「82式指揮通信車」を装備している陸上自衛隊のほとんどの部隊車両を再現することができます。 ●「陸上自衛隊 82式指揮通信車」の完成時のサイズ ・ 全長 : 163mm 【 陸上自衛隊 82式指揮通信車 (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ G49) パッケージ内容 】・ 陸上自衛隊 82式指揮通信車 ×1 ・ ライオンロア製「陸上自衛隊 82式指揮通信車用 エッチングパーツ」 ×1セット ・ エッチングシート ×1 ・ クリアフィルム ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立説明書 ×1 ・ カラー塗装図 ×1 【 陸上自衛隊 82式指揮通信車 について 】●陸上自衛隊は、創隊時にアメリカ軍式の装備で編成した都合上、総隊以降もその流れを汲み、装甲車両はハーフトラックも含めて装軌式を採用していました。 ●しかし、戦後の復興期から高度成長期に渡り道路網の整備が急速に進む一方で、憲法上の制約の下、有事の際の法律が定められておらず、装軌車の公道走行は運輸大臣(現 国土交通大臣)の許可が必要というハードルが設けられていました(もちろんハーフトラックもこれに含まれていました)。 ●また、装軌車は装輪車と比較して調達や整備上のコストが高いため、予算に限りがある陸上自衛隊としては憂慮すべき状態でした。 ●そして、アメリカ軍などでの使用実績から装甲化された指揮通信車両「コマンドポスト」の有用性が認められており、現代の機械化された軍組織では必需車両となりつつありました。 ●これらの諸点をかんがみて、陸上自衛隊では1970年代中頃から指揮通信用の装輪式装甲車の開発を開始、開発自体は三菱重工業、生産は小松製作所が担当する方式を採り、1982年に「82式指揮通信車」として制式化されました。 ●ただし、各国の指揮通信車が兵員輸送車からの派生車両として開発されるのに対して、陸上自衛隊では予算上の縛りと、輸出を考慮できない事情などが原因で、指揮通信車としてのみ開発が進められました。 ・ その後、「82式指揮通信車」の派生型として「87式偵察警戒車」と「科学防護車」を開発しています。 ●「82式指揮通信車」は、車体前部に操縦席と助手席、中央部にエンジン、後部の指揮通信室というレイアウトとなっており、指揮通信室には6名の要員が乗るスペースと、机や通信器材を装備しています。 ●エンジンは、10気筒式の305馬力ディーゼルエンジンを搭載、6輪式の走行装置は前4輪の操舵が可能、整地、不整地共に軽快な機動性能を有しています。 ●武装は、車体後部に「M2重機関銃」を1丁装備、必要に応じて助手席上部に「62式 7.62mm機関銃」もしくは「5.56mm機関銃 MINIMI」を1丁装備することもできます。 ●「82式指揮通信車」は1983年から配備が始まり、師団本部を始め、特科部隊本部、偵察隊、普通科連隊本部などに順次配置され、陸上自衛隊初の装輪式装甲車としてその存在感を高めました。 ●また、その装輪式という性格を活かして災害派遣や海外でのPKO活動にも参加、装甲指揮通信車としてその能力を如何なく発揮し、陸上自衛隊の顔としての役割も果たしています。
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