ドイツ 4号戦車 H型 (初期型) (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.209 スケール:1/35
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「ドイツ 4号戦車 H型 (初期型) プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.209 )」です●「ドイツ 4号戦車 H型 (初期型)」です●第2次世界大戦中期以降におけるドイツ軍の主力戦車「4号戦車 H型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●大戦中期以降のドイツ軍の主力戦車である「4号戦車 H型」を再現、ドイツ戦車らしい角張った車体に、シュルツェンをフル装備した勇壮な姿が表現されています ・ その特徴的な姿は、甲冑を着たドイツ騎士に例えられています ●タミヤ社製「ドイツ 4号戦車 J型」をベースキットとし、「H型」を再現するために車体前後パネル、砲塔ハッチ、補助エンジンマフラー、エアークリーナー、車体シュルツェンなどの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります 【 「4号戦車 H型」について 】●ドイツ軍は、ヒトラー政権によるヴェルサイユ条約の破棄、そして再軍備化の宣言に従い「1号戦車」~「4号戦車」という4種類の戦車の開発を開始します ●「4号戦車」は、当時の重戦車という位置付けで、主力戦車である「3号戦車」をサポートする「支援戦車」という役割を持たされました ●そのため、「4号戦車」は、「3号戦車」と比べて車格が大きく、主砲も短砲身ながら75mm砲を搭載しました ●しかし、独ソ戦が開始されると、ソ連軍の新鋭中戦車「T-34」や重戦車「KV-1」が登場、そのような戦車の前では、当時の「3号戦車」が装備していた42口径の50mm砲では無力であり、威力を増した60口径50mm砲へと変換が行われるも、根本的な解決とはなりませんでした ●そこで、装甲貫通能力の高い長砲身の75mm砲を搭載することが検討されましたが、「3号戦車」は車体の大きさから搭載は無理であり、その代わりに車格の大きな「4号戦車」が選ばれます ●これにより「4号戦車」は、従来の「支援戦車」という役割から「主力戦車」としての途を進むこととなります ●最初に長砲身の75mm砲を搭載したのが1942年3月に登場した「4号戦車G型」です ・ 以前は、「4号戦車 F型」に長砲身75mm砲を搭載したタイプを「4号戦車 F2型」としていましたが、近年の研究の結果、このタイプは「4号戦車 G型」に区分されています ●この「4号戦車 G型」は、当初は単穴式マズルブレーキを持つ43口径の75mm砲を装備、これは後に複穴式マズルブレーキの48口径75mm砲へと変更されます ●また、車体前面の装甲は50mm厚でしたが、1942年6月の生産車からは30mmの増加装甲がボルト止めされています ●1943年4月にトランスミッションを変更した「4号戦車 H型」の生産が開始されました ●この「4号戦車 H型」は、当初、「G型」と同じく車体前面に増加装甲をボルト止めしていたために、形状的には「4号戦車 G型」の後期仕様と同じであり、その相違点は起動輪基部のデファレンシャルカバーの形の違いのみでした ・ 「4号戦車 G型」は、半弧状のカバーに尖頭ボルトが付いています ●このボルト止めの増加装甲は、後に80mm厚の1枚物の装甲板へと変更されています ●「4号戦車 H型」は、戦訓に基づく性能強化から生まれた「4号戦車」シリーズの集大成であり、攻撃力、防御力共に、「T-34」や「M4」などの連合軍の中戦車に勝る能力を持っていました ●ただ、「4号戦車」自体の設計は1930年代の中頃であり、車体前面の装甲厚は80mmと優秀ながらも、砲塔前面は50mm、車体、砲塔の側面は30mm厚の装甲しか持っておらず、避弾経始もほとんど考慮されていませんでした ●そして、ウィークポイントとなったのが車体前面のトランスミッションとブレーキの点検ハッチで、この弱点を補うために予備履帯が装着されましたが、構造上の欠点は隠しようの無いものとなっています ●この「4号戦車H型」は、1944年7月までに3700両余りが生産され、「4号戦車」シリーズの中では最大の生産台数を誇り、大戦中期以降のドイツ軍の主力戦車として東部戦線やイタリア戦線、そしてノルマンディ戦などで活躍しました ●特に、その主砲は装甲貫通能力に優れた「75mm対戦車砲Pak40」を戦車用の車載型としたものであり、ソ連軍の「JS-2」などの重戦車以外に対しては、通常の戦闘距離で撃破できる能力を持っていました ●しかし、1944年に入るとドイツ軍は防戦一方となり、より大量の戦車の必要性が唱えられ、1944年6月には「4号戦車 H型」の簡易生産型とも言うべき「4号戦車 J型」が登場します ●「4号戦車」の生産が「J型」に全面移行した後も「4号戦車 H型」は消耗するまで使用され続け、その姿は常にドイツ軍将兵と共に在ったのでした 【 「ドイツ 4号戦車 H型 (初期型)」のキット内容について 】●この「4号戦車 H型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●タミヤらしいシャープなモールドと、模型的な捉え方の良さにより「4号戦車 H型」を再現、無骨さと華奢さという相反する特徴を併せ持つ同車の魅力が表現されています ●また、複雑な形状を持つ同車の特徴やディテールをしっかりと押さえながらも、パーツ数は極力抑えた構成となっており、タミヤMMシリーズの美点であるビギナーからベテランモデラーまで広く「模型を楽しむ」ことができる内容となっています ●車体前面に増加装甲をボルト止めした「初期型」と「通常型(後期型)」とを選択して作製することができます ●「4号戦車 H型」は、砲塔、車体上部、車体下部、後部パネルの4ブロックで構成されています ●砲身は左右分割式で、マズルブレーキは別パーツです ・ マズルブレーキは左右分割式です ・ 砲尾部分も再現されており、閉鎖ハンドル、防危板、薬莢受けなどがパーツ化されています ・ 砲身基部の装甲スリーブ部は3パーツで構成 ●砲塔は、前面、左右側面、天板の4パーツで構成されています ・ 側面のハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能です ・ 車長キューポラの基部を保護する防弾リングが天板パーツに一体成型されています ・ 砲手用の砲塔前部のクラッペは別パーツとなっています ・ 砲塔後部のゲベックカステンは上下分割式で、側面の取り付け具は別パーツです ●車長キューポラは、本体と天板とで構成され、5箇所のビジョンブロックは別パーツとなっています ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 対空機銃及び機銃架のパーツが付属、その装着の有無が選択できます ●砲塔のシュルツェンは、シュルツェン架が6パーツ、シュルツェン自体は5パーツで構成されています ●車体上部は、前部のフェンダーも含めて一体成型されており、戦闘室前面板と車体後面板は別パーツです ・ エンジン点検ハッチは別パーツとなっています ・ フェンダーの後部パーツには、マッドフラップが一体成型されており、マッドフラップ側面部は別パーツにて再現 ・ 吸気口の蓋は左右各1パーツで再現 ・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ●車体下部は、バスタブ式に一体成型されています ・ 車体前面パネルは別パーツとなっており、牽引フックのベース部分がモールドにて再現 ・ ダンパーは別パーツです ・ サスペンションは各1パーツで構成(全8パーツ) ・ 起動輪は内臓させるポリキャップにより可動します ・ 起動輪は、初期型と通常型とが付属しており、選択して使用します ・ 履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ●後部パネルは1パーツで構成され、牽引装置部は別パーツとなっています ・ 誘導輪基部は後部パネルに一体成型され、誘導輪の調整ボルトは別パーツにて再現 ・ マフラーは5パーツで構成、補助エンジンマフラーは3パーツで構成されています ・ 牽引ピントルがパーツ化 ●車体のシュルツェンは左右各1パーツで構成されています ●車体前面の予備履帯は、繋がった状態のパーツが付属しています ●通常の戦車服の戦車長フィギュア1体、防寒服の戦車長フィギュアが1体の合計2体のフィギュアが付属しています ●通常の戦車服のフィギュアについて(「ドイツ 4号戦車 J型」のオリジナルフィギュアです) ・ 車長キューポラから上半身を出して、ハッチを片手で持ったポーズです ・ 服装は、戦車服を着用し、略帽を被った姿です ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成となっています ●防寒服のフィギュアについて ・ 車長キューポラから上半身を出して、キューポラの端を持ったポーズです ・ 服装は、リバーシブルタイプの防寒アノラックを着用、将校帽を被った姿です ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成となっています ●マーキングは、ドイツ軍の4種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第20戦車師団所属(ロシア / 1943年夏) ・ 第2戦車師団第3戦車連隊所属(ロシア / 1943年夏) ・ 第4戦車師団第35戦車連隊所属(ロシア / 1943年秋) ・ 第24戦車師団第24戦車連隊所属(北イタリア / 1943年秋) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、車体番号を再現したデカールが付属しています ●1996年 一部新金型 --------------------------------------------- 【 「ドイツ 4号戦車 H型」のワンポイント 】●キットは1996年製ですが、タミヤらしいシャープな彫刻と、模型としてのセンスが現在でも色褪せていない傑作キットです ●「4号戦車」といえば、最近ではトライスター社やドラゴン社のキットが注目されていますが、ディテール表現に凝った造りとなっており、そのパーツ数の多さから「難キット」となっているのも事実です ●パーツ数を抑えながらも、実車のポイントやディテールの本質を捉えており、素組みで「4号戦車 H型」の姿を楽しむことや、キットをベースにディテールアップを自分のペースで「楽しむ」ことができる格好の素材となっています
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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