ドイツ フラックワーゲン 4c型 8.8cm Flak41搭載 高射自走砲 (プラモデル)ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35062 スケール:1/35
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「ドイツ フラックワーゲン 4c型 8.8cm Flak41搭載 高射自走砲 プラモデル (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35062 )」です●「ドイツ フラックワーゲン 4c型 8.8cm Flak41搭載 高射自走砲」です●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の対空自走砲「Pz.Sfl.4c」の「88mm高射砲 Flak41搭載型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●強力な対空自走砲として開発されながらも試作に終わった「Pz.Sfl.4c」を再現、ハーフトラックに似た足周りを持ち、起倒式の装甲板を車体上部に装備した特徴的なフォルムを再現しています 【 「Pz.Sfl.4c 88mm高射砲 Flak41搭載型」について 】●ドイツ軍は1935年に「88mm高射砲 Flak18」を制式採用、同砲は高射砲として高い初速と発射速度を持つ優秀な砲でしたが、対戦車戦闘や間接射撃などにも用いることができる両用砲という面も持っていました ●この「88mm高射砲 Flak18」(後には改良型である「88mm高射砲 Flak36/37」も登場)をそのまま高射砲のみに運用することは用兵上の観点から適当ではなく、早い時期から自走化が進められ、「12tハーフトラック」や「18tハーフトラック」をベースとした自走砲が開発されます ●一方、フランスのマジノ要塞攻略用として、上記のようなハーフトラックベースではなく専用の車台を持つ自走砲「Pz.Sfl.4c」(「高射砲搭載特殊車台4c」)の開発も開始されました ●ただし、フランスの降伏により、当初の要塞攻略用の目的はなくなり、対戦車自走砲へと変更、更に長砲身となった「88mm高射砲 Flak41」を搭載することができるように仕様変更が行われています ●これらの要求に応じるために開発は遅れ、1942年12月に「Pz.Sfl.4c」の試作1号車が完成、同車には最初の計画である「88mm高射砲 Flak37」が搭載されていました ●「Pz.Sfl.4c」は、試作車として3両が生産される予定でしたが、この頃には同車の必要性は低いとされ開発の進行は低調となります ・ 「88mm高射砲 Flak37」は砲自体のシルエットが高く、それを更に車台の上に搭載した「Pz.Sfl.4c」の試作1号車はひじょうに背の高い車両となり、対戦車自走砲としては不適となったものと思われます ・ また、この頃には「71口径 88mm対戦車砲 Pak43」を搭載した対戦車自走砲「ホルニッセ」が開発されており、「Pz.Sfl.4c」の存在意義自体が疑わしいものとなっていました ●しかし、1944年1月、戦車部隊に随伴できる対空自走砲として同車の必要性が唱えられ、「Pz.Sfl.4c」の試作2号車が完成します ●この2号車では搭載砲を「88mm高射砲 Flak41」へと変更、1号車よりも遥かに強力な攻撃力を持っていました ●「Pz.Sfl.4c」自体は、「4c」という名称が示すように「4号戦車」のコンポーネントを一部利用していましたが、車体自体は全くの新設計であり、転輪もハーフトラックに似たプレス式が採用されています ●エンジンも「ホイッシュレッケ」と同じ「マイバッハ HL90」を搭載、通常の「4号戦車」よりも機動性に優れていました ●車体の上部には、「88mm高射砲Flak41」をそのままの状態で搭載、側面と後面には起倒式の装甲板が装備され、走行時には立てた状態、射撃時には半開状態と全開状態の2つの形態を取ることができました ●しかし、この「Pz.Sfl.4c」は開発の遅延により、結局その後の生産は行われることなく、試作1号車、2号車の2両のみの完成にとどまっています ・ 資料によっては生産数は3両とされています ・ 1号車は、イタリア戦線で実戦配備されましたが、2号車のその後については現時点では分かっていません 【 「ドイツ フラックワーゲン 4c型 8.8cm Flak41搭載 高射自走砲」のキット内容について 】●このドイツ軍の対空自走砲「Pz.Sfl.4c」の「88mm高射砲 Flak41搭載型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ブロンコ社のディテール表現力と高い成型力により「Pz.Sfl.4c 88mm高射砲 Flak41搭載型」を再現、細分化されたパーツ構成により、砲の構造、車体の構成、起倒式装甲板の細部などが詳細に再現されており、同車のフォルムを捉えながらそのディテールを高いレベルで表現した内容となっています ●ブロンコ社製「ドイツ 8.8cm Flak41 高射砲 + 砲兵6体」の砲部分を流用、車台部分を新規に作り起こしたものです ●本キットは、上記のように細分化されたパーツ構成と連結可動式履帯により全体のボリュームはかなり盛りだくさんなものとなっていますから、中級者以上のユーザー向けのアイテムとなります ●「Pz.Sfl.4c 88mm高射砲 Flak41搭載型」は、「砲」「車体上部」「操縦室」「車体下部」の4ブロックで構成されています 【 砲 】 ●「88mm高射砲 Flak41」は細分化されたパーツ構成によりそのメカニカルな構造が詳細に再現されています ●「88mm高射砲 Flak41」の砲身部は、前後方向に3分割式となっています ・ 砲尾の主要部は5パーツで構成されています ・ 閉鎖器は前後分割式で、開閉状態が選択できます ・ 砲身部は前後に可動します ●揺架は左右分割式で、内側のリベットなどのディテールが表現されています ・ 揺架前部の小防盾は薄く成型されています ●砲架は、左右各2ブロック、底板1ブロックの合計5ブロックで構成されています ・ 左右ブロックは、内側と外側のブロックで構成され、外側ブロックは基本躯体となるパーツに照準器、操作ハンドル、座席、データ計算機などを取り付けます ・ 照準器、データ計算機、信管調整装置は細分化されたパーツ構成により、その細部を再現 ・ データ計算機、信管調整装置のメーター類を再現したデカールが付属しています ●防盾は、4ブロックで構成されています ・ 防盾パーツは薄く成型され、実物の薄さを再現 ・ 照準器用の防盾扉はエッチングパーツで再現、開閉状態を選択できます ・ 防盾裏側のディテールはパーツ分割により表現されています ・ 防盾は、側部を延長した戦闘時の状態と、側部を外した走行時の状態とを選択できます 【 車体上部 】 ●車体上部は、戦闘室部分の広いスペースとパネル構造、起倒式の装甲板の細部などが再現されています ●車体上部は、フェンダー、車体後部のグレーチング部も含めて一体成型となっています ・ 砲の円形架台と、周囲の部分は別パーツです ・ グレーチング部分のメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています ●車載工具類は、工具と固定具とに分割されています ・ 固定具はエッチングパーツで、蝶ネジ部分はプラパーツです ●各起倒式装甲板は前後分割式で、スライド式金型により装甲板断面部分のディテールが表現されています ・ 装甲板は、全開状態と立てた状態とを選択できます ・ 装甲板裏面に装備される「モーゼル Kar98k ライフル」(×8)、背嚢(×8)が付属 ・ ライフルの固定具はエッチングパーツです 【 操縦室 】 ●操縦室は、前後方向に3分割式となっています ・ 上部のハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 各クラッペは別パーツで、前方のクラッペのガラス部はクリアーパーツです 【 車体下部 】 ●車体下部は、内部のトーションバーが再現、複雑な足周り、「4号戦車」譲りの牽引ピントルなどが表現されています ●車体下部は、後部上面も含めてバスタブ式に一体成型されています ・ サスペンションアームは別パーツで、トーションバー部分も再現 ・ 転輪は各1パーツ、起動輪は左右分割式、誘導輪は4パーツで構成されています ・ 排気管はステー部分も含めて一体成型され、先端部は開口処理済みです ・ 牽引ピントルは各5パーツで構成、脱落防止用のチェーンを再現するエッチングパーツが付属 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつが分割された連結可動式履帯が付属しています ・ 履帯は、各履帯(履板)の両側をピンで固定する方式です ・ 履帯は、「Pz.Sfl.4c」オリジナルのタイプが再現されています 【 アクセサリーパーツ 】 ●アクセサリーパーツが付属しています ・ 「R36測遠器」 ×1 ・ 測遠器収納箱 ×1 ・ 砲弾3種 ×各2 ・ 砲弾ケース ×3 ・ 砲弾用木箱 ×3 ●視察クラッペの防弾ガラスを再現するクリアーパーツが付属 ●車載工具類の固定具、グレーチング部のメッシュ、各部の脱落防止用チェーンなどを再現するエッチングパーツが付属しています 【 塗装とマーキング 】 ●「Pz.Sfl.4c 88mm高射砲Flak41搭載型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 性能試験時 (デンマーク / 1944年夏) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、戦術マークなどを再現したデカールが付属しています ●2013年 完全新金型 (「88mm高射砲 Flak41」を除く)
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