



![]() 「日本海軍 甲型駆逐艦 雪風 昭和15年 竣工時 プラモデル (ハセガワ 1/350 Z帯 No.40063 )」です●太平洋戦争時における帝国海軍の「陽炎型駆逐艦」の8番艦「雪風」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●帝国海軍が抱く艦隊型駆逐艦の理想形として建造された「陽炎型駆逐艦」を再現、帝国海軍の駆逐艦としては大型の船体を持ち、背負い式に砲塔を配置した均整の取れたシルエットが表現されています ・ 1940年の竣工時の姿が再現されています 【 「日本海軍 甲型駆逐艦 雪風 昭和15年 竣工時」のキット内容について 】●この帝国海軍の駆逐艦「雪風」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●日本一の強運艦として名高い駆逐艦「雪風」をハセガワ社の1/350シリーズのフォーマットによって再現、同スケールの解像度を活かして駆逐艦ならではの細かな艤装や、船体部分のディテールが表現された内容となっています ●「雪風」は、太平洋戦争中において対空兵装の増強が繰り返し行われており、キットは1940年の竣工時の姿が表現されています ●喫水線以下も再現されたフルハルモデルとなっています ●「雪風」の船体は左右分割式となっています ・ 船体には、フェアリーダー、舷外電路、舷窓、梯子の他、側面の鋼板の継ぎ目が繊細なモールドで彫刻されています ・ 船体の歪みを防ぐ桁のパーツが付属 ・ 船首のフェアリーダーは別パーツです ・ 船底部のビルジキール、スクリュー、舵、推進軸などは別パーツです(スクリューはメッキパーツ) ●上甲板は船首楼甲板と中央甲板、後部甲板とに分割されています ・ 甲板上には、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用レール、ボラード、リール、アンカー導板などがモールドで再現 ・ アンカーチェーンは、付属の金属製チェーンを使用します ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「雪風」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています 「艦橋」 ●艦橋は、艦橋下部、羅針艦橋部、艦橋天板の3層で構成、トップの方位盤と測距儀は別パーツです ●艦橋下部は、羅針艦橋下部が一体成型されており、前面パネルは別パーツです ・ 前部、側面の舷窓などが再現 ・ 羅針艦橋の窓はクリアーパーツとなっていますす ・ 羅針艦橋後部の、双眼鏡類がパーツ化 ・ 上部パーツは、窓を表現するためにクリアー成型されています ・ 艦橋内の双眼鏡、コンパスなどが別パーツで再現 ●艦橋に装備された、測距儀、94式方位盤がパーツ化されています 「メインマスト、後檣」 ●メインマストは前部分割式で、下部のV字形の支柱と見張り所は別パーツです ●後檣は前後分割式で、後部に装備された表示灯がパーツ化されています 「第1煙突・第2煙突」 ●煙突本体は左右2分割式で、トップ部は別パーツ化となっています ・ 前後の副管は一体成型されています ・ 側部の大型の副管は別パーツです ・ トップの雨水カバー金網は開口処理され、その構造を立体的に再現 ・ 煙突のベース部分となる中央構造物は上甲板に一体成型されています 「機銃台座」 ●第2煙突前部の機銃台座は別パーツとなっており、滑り止めパターンが彫刻されています ・ 機銃台座に装備される「25mm連装機銃」(×2)が付属 「探照灯台」 ●探照灯台は下部構造物が煙突部分に一体成型され、ブルワーク部分がパーツ化 ・ 探照灯は本体とレンズ部との2分割式で、レンズ部はクリアーパーツとなっています ・ 探照灯台に装備された方位測定器は1パーツにて再現 「後部構造物」 ●後部構造物は、基本躯体が上甲板に一体成型され、これに各面のパネルを貼り合わせる方式となっています ・ 構造物上部の通気口、測距儀などが別パーツにて再現 「主砲」 ●主砲塔部「50口径 3年式 12.7cm連装砲 C型」 ×3 ・ 砲塔の本体部分は上下分割式で、窓、ステー、照準口などがモールドされています ・ 主砲砲身は1本ずつのパーツで、砲身基部のキャンバスカバーが一体成型されています ・ 砲塔は船体部に内蔵させるポリキャップにより左右旋回が可能です 「魚雷発射管」 ●「92式 61cm 4連装魚雷発射管 2型」 ×2 ・ 魚雷発射管は、発射管及びシールド部と、魚雷部分の2分割式となっています ・ 魚雷部分は4本が一体成型されています ・ 発射管及びシールド部には、窓、扉、ステーなどがモールドされています ・ 発射管は内蔵させるポリキャップにより左右旋回が可能です 「対空機銃」 ●「25mm連装機銃」 ×2 ・ 機銃は、連装式に一体成型された銃身部と銃架部との2分割式です ・ 銃身部の上部には弾倉、銃架部には側部の照準席が再現されています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 8m内火艇 ×2 ・ 7mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨 ・ キャプスタン ・ スキッドビーム ・ 通気筒 ・ ダビッド ・ 爆雷装填台 ・ 爆雷発射機 ・ パラベーン ・ 通気口 ・ 小煙突 などがセットされています ●船体側面と艦尾の艦名表記、船体側面の喫水表記、カッター類の艦名表記、艦尾の旗竿に掲げられる軍艦旗、艦首の旗竿に掲げられる日章旗などを再現したデカールが付属しています ●フルハルモデル用の展示台が付属しています ●同スケールの「2式大艇」が付属しています ・ 「2式大艇」は、全てのパーツがクリアーパーツとなっており、機体表面にはパネルラインが彫刻されています ・ 胴体部分は左右分割式で、これに主翼、水平尾翼、左右のフロートなどを取り付けます ・ エンジン部分のカウリングとプロペラは別パーツにて再現 ・ コクピット内部が再現され、キャノピー部分は胴体とは別パーツとなっています ・ 各機銃座及び機銃は別パーツです ・ 脚の取り付けは選択式となっています ・ 「2式大艇」のマーキングとして、日の丸マーク、識別帯、機体番号などを再現したデカールが付属しています ●2006年 完全新金型 ●限定品 【 「陽炎型駆逐艦」について 】●帝国海軍では、戦艦などにおいて砲撃力を重視する一方で、日露戦争などの戦訓から砲撃で大型艦を沈めるのは難しいことを認識しており、魚雷の能力を高く評価していました ●そのため、魚雷を主兵装とする駆逐艦の能力を引き上げることを重視、設計と建造が行われ、徐々に大型化と強力化が図られます ●ところが、1930年のロンドン軍縮会議において駆逐艦などの補助艦艇に保有制限が設けられたことから大型化に歯止めが掛かり、排水量を抑えた小型の駆逐艦「初春型」が建造されました ●しかし、「初春型」はその小型の船体に従来通りの兵装を搭載するという方式により、トップヘビーが顕著となって復元性が低く、艦としては多くの問題点を抱えるものとなってしまいます ・ 特に、帝国海軍では魚雷の次発発射機能(兵装名は「予備魚雷格納庫」)を重視しており、船体上部に存在する魚雷発射管に装填された魚雷と予備魚雷により、日本の駆逐艦は他国の駆逐艦よりも艦の重心は高くなる傾向がありました ●そのため、その後の駆逐艦は軍縮条約を見据えながらも大型化が進められ、「白露型」「朝潮型」へと進化、より実戦的な艦としてその能力が高められます ●ただし、この「白露型」「朝潮型」は条約下に建造されたことにより、帝国海軍が考えた駆逐艦としての充分な能力には欠けており、条約明けに建造された「陽炎型」は、それらの艦よりも大型となり、同海軍の理想が具現化したものとなりました ●「陽炎型」は、12.7cm連装砲を背負い式に3基装備、船体の中央部分には4連装の魚雷発射管を2基搭載し、強力な砲撃力と魚雷攻撃力を誇っています ●最大速度は35ノットで、船体の大型化による燃料搭載量の増大で航続距離も従来の艦よりも長く、艦隊型駆逐艦として充分な能力を擁していました ●「陽炎型」は1941年9月までに19隻が建造、太平洋戦争では最新鋭艦として常に最前線に投入、多大な戦果を挙げながらも損害率も多く、終戦時までに現存したのは8番艦の「雪風」のみとなっています 【 駆逐艦「雪風」について 】●駆逐艦「雪風」は、「陽炎型」駆逐艦の8番艦として1940年1月20日海軍佐世保工廠で竣工します ●太平洋戦争が開戦すると「雪風」は南方に進出してフィリピン攻略、アンボン、チモール島などの上陸作戦の支援に従事、1942年2月には初の本格的な海戦となる「スラバヤ沖海戦」に参加しました ●1942年6月には一大決戦である「ミッドウェー海戦」に参加、輸送船団の護衛に就きますが、作戦失敗により内地へと帰投します ●1942年8月、アメリカ軍が「ガダルカナル島」に上陸すると、「雪風」は同島を含む「ソロモン海域」に進出、「第3次ソロモン海戦」や「南太平洋海戦」など同海域における主要な海戦に参加、自ら損傷を度々を受けながらも大事には至りませんでした ●1943年2月、同艦は「ビスマルク海海戦」に遭遇、航空機攻撃により日本軍側の参加艦艇は大きな損害を被りましたが「雪風」は生還を果たし、「強運の艦」として認められるようになります ●同年年7月の「コロンバンガラ島沖海戦」では、「雪風」を含む日本艦隊はアメリカ艦隊の待ち伏せ攻撃を受けますが、同艦や他の駆逐艦の雷撃によりアメリカ艦隊に大打撃を与える活躍を示します ●その後、「雪風」は「マリアナ沖海戦」や「レイテ沖海戦」などの大海戦に参加、圧倒的な劣勢に曝されましたが、幾度も苦闘を繰り広げながら無事生還を果たします ●1945年4月には「大和」の沖縄特攻「天一号作戦」にも護衛として参加、「大和」を始め艦隊10隻中の6隻が沈む中、「雪風」は無傷で帰投、帝国海軍の中で最も「強運の艦」、そして「陽炎型駆逐艦」の唯一の残存艦として終戦を迎えました ●戦後は復員船としても活躍、その後賠償艦として中華民国に供与され、「丹陽」という艦名で使用されました ![]() ![]() ![]() ![]()
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