陸上自衛隊 60式自走 106mm無反動砲 (プラモデル)アオシマ 1/72 ミリタリーモデルキットシリーズ No.006 スケール:1/72
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「陸上自衛隊 60式自走 106mm無反動砲 プラモデル (アオシマ 1/72 ミリタリーモデルキットシリーズ No.006 )」です●陸上自衛隊の対戦車自走砲「60式 106mm自走無反動砲」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●陸上自衛隊固有の装備として待ち伏せ戦術に特化した「60式 106mm自走無反動砲」を再現、小さな車体に連装式の無反動砲を装備した精悍なスタイルを表現した内容となっています 【 「60式 106mm自走無反動砲」について 】●第2次世界大戦時において、重装甲化する戦車に対抗するために対戦車砲は巨大化の一途を辿り、大戦末期には陣地移動が困難になる程の大きさになります ●このため、歩兵部隊と密接に行動することが困難となり、戦後にはその目的を戦車へと一元化、対戦車砲は実質的に消滅しました ●しかし、歩兵部隊には必ず戦車が随伴することなどできず、軽便な対戦車兵器として「無反動砲」、長射程の対戦車兵器として「対戦車ミサイル」が注目されるようになります ●「無反動砲」は後方へのブラストを逃がすことで砲の反動を大きく抑える火砲で、反動を少なくすることで砲架自体を小さくすることが可能で、比較的大口径の砲をコンパクトかつ軽量化することができました ●ただし、通常の火砲と比べて射程が短く、更にブラストが大量に巻き起こることから、射撃すると自己の位置を暴露してしまうという欠点を持っています ●陸上自衛隊では、当初アメリカ軍から装備を供与され、各種口径の無反動砲が配備されました ●この中で最大の口径を持つものが「106mm無反動砲 M40」で、口径の大きさからその威力は大きいものの、その大口径による重量から歩兵が携行するには重く、基本的に車載もしくは車両運搬が前提となっていました ●しかし、上記のように無反動砲は射撃時に自分の位置を敵に悟られ易いために、車両運搬による設置型として運用するには無理があり、自走化が進められることになります ●この「106mm無反動砲 M40」の自走化の開発は1955年から始まり、試作段階では無反動砲2門、無反動砲4門のタイプが作られて試行錯誤が繰り返され、1960年に制式化されたのが「60式 106mm自走無反動砲」です ●この「60式 106mm自走無反動砲」は、連装式に「60式 106mm無反動砲」(「106mm無反動砲 M40」を国産化したバージョン)を搭載、ブラストによる射撃時の暴露から身を守るために車体は小型化され、射撃後直ぐに陣地変換するという戦法が採られました ●連装式に無反動砲を搭載したのは、一度の射撃によって敵に大きなダメージを与えるためで、これも反撃を極力抑えるという方針によるものでした ●背の低い小型の車体に砲を搭載したため、そのままでは仰角と俯角が充分に確保することができず、砲架部分が上方に上がる機能によりこれを解決しています ●「60式 106mm自走無反動砲」は、当初は師団対戦車隊に配備されましたが、後に各普通科連隊に配備転換され、普通科部隊が取り扱う大口径の直接照準火砲として貴重な装備となりました ●そのため、1960年代の第1世代の国産装備が続々と退役し始めた1990年代においても運用が続けられ、2008年における全車退役までの48年間という永きに渡って陸上自衛隊の主要装備の任を務めたのです 【 「陸上自衛隊 60式自走 106mm無反動砲 (2両セット)」のキット内容について 】●この陸上自衛隊の対戦車自走砲「60式 106mm自走無反動砲」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●アオシマ社が、1/48リモコンAFVシリーズや1/700ウォーターラインシリーズ、そしてカーモデルなどで培った技術により1/72スケールで自衛隊車両を再現するミリタリーモデルキットシリーズの実質的な第2弾であり、同社らしい繊細かつスケール感を重視したモールド、かっちりとした造形、そしてスケールに沿った履帯部分の成型など、ミニスケールキットとして高いレベルで「60式 106mm自走無反動砲」を再現した内容となっています ●小型の車体に連装式に無反動砲を搭載した姿が、手のひらに収まるサイズでスケール感豊かに表現されています ●本キットは「60式 106mm自走無反動砲」が2台分セットされています ●「60式 106mm自走無反動砲」は、「砲架」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています 【 砲 架 】 ●砲架は、実車の構造に沿って車体とは独立した機能を再現、連装式に成型された無反動砲は歪みなくシャープな仕上がりとなっています ●「106mm無反動砲」の砲身は、連装式に一体成型され、砲口部分は開口処理されています ・ 上部に装備されるスポッティングライフルがパーツ化 ・ 砲尾の閉鎖器は別パーツで、閉鎖器パーツには閉鎖ハンドルが一体成型されています ●砲架は上下分割式で、上部パーツには車長(砲手)席の装甲カバーが一体成型されています ・ 砲架下部に装着させるスペーサーの有無により、砲架の高さを高低2種から選択できます ・ 車長ハッチはクリアー成型による別パーツで、開閉状態を選択することができます ・ ハッチ前方のペリスコープはクリアーパーツで再現することができます ・ 車長席が2パーツで再現されています 【 車体上部 】 ●車体上部は、車体上のボルト、エンジングリルのスリット、点検ハッチなどが繊細なモールドで彫刻されています ●車体上部は、フェンダー、スポンソン部を含めて一体成型され、これに車体上の細かなパネルなどを取り付けて完成させます ・ フェンダー上の車載工具類はモールドで再現 ・ 操縦手用のペリスコープ部はクリアーパーツで、半弧状に一体成型されています ・ 操縦手ハッチ、前部の点検ハッチは別パーツです ・ 排気管カバーは4分割式のプラパーツで再現 ・ 排気管の先端部分は開口処理されています ・ 操縦手用のシールドはクリアーパーツで再現されています ・ 前照灯もクリアーパーツで再現しています ・ ホーン、ジェリカン、トラベリングロックなどがパーツ化 【 車体下部 】 ●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です ・ サスペンションアームは車体下部に一体成型されています ・ 転輪、起動輪、誘導輪は左右分割式で、起動輪の履帯接着部は歯が付いていない状態となっています ・ 車体後部の尾灯、牽引装置、ステップがパーツ化 ●車体内部が再現されています ・ エンジンは上下2パーツで再現 ・ 操縦席部分はフロアパネルパーツに内部機能が一体成型され、座席の背もたれと操行レバーは別パーツとなっています ・ スポンソン部に装備される無線機がパーツ化 【 履 帯 】 ●履帯は、プラパーツによる一部連結式で、上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は3枚ずつが分割されたパーツとなっています ・ 履帯上部パーツには上部転輪による弛みが表現されています ・ 履帯は、中央部にパッドが付いていない通常時の状態を再現 【 塗装とマーキング 】 ●「60式 106mm自走無反動砲」のマーキングとして、陸上自衛隊仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載され、日章旗マーク、部隊表示、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています ・ 部隊表記、ナンバープレートはバラ数字となっており、これを組み合わせてナンバーを作ります ・ 部隊表記は、「普」「教」「本」の文字が含まれています ・ 文字、数字が組み合わされた「10普-1」「10普-2」(96-3444、96-3341)のデカールも付属 【 「陸上自衛隊 60式自走 106mm無反動砲 (2両セット)」のパッケージ内容 】・ 陸上自衛隊「60式106mm自走無反動砲」 ×2両 ●2013年 完全新金型
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