パンター D型 中戦車 (プラモデル)ズベズダ 1/35 ミリタリー No.3678 スケール:1/35
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「パンター D型 中戦車 プラモデル (ズベズダ 1/35 ミリタリー No.3678 )」です●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の中戦車「パンター D型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●1943年のクルスク戦において初陣を飾り、強力な火力と強靭な防御力によって連合軍戦車を圧倒した「パンター D型」を再現、長大な砲身を持ちながら均整の取れたフォルムを再現した内容となっています 【 「パンター D型」について 】●第2次世界大戦の開戦時、ドイツ軍は「1号戦車」~「4号戦車」という4種類の戦車を保有していましたが、1941年独ソ戦が開始されるとソ連軍の新鋭戦車「T-34」に苦戦を強いられます ・ この「T-34」は避弾経始を考慮した傾斜装甲を大幅に採用、それに対してドイツ軍戦車は設計段階から避弾経始は全く考慮されておらず、装甲は地面に対して垂直に切り立ち、防御力という点においては比較になりませんでした ・ また、「T-34」の主砲は強力な「76.2mm砲」を搭載、「3号戦車」は50mm砲、「4号戦車」は短砲身の75mm砲で、火力の観点からも劣勢となりました ●「T-34」に対抗するために、ドイツ軍は既存の戦車の能力を向上させる一方、新型戦車として「5号戦車」の開発を開始、当初は「T-34」をコピーしたものをベースとする案も検討されましたが、独自開発の途が選ばれています ●「5号戦車」は1942年5月に制式化、「パンター」という名称が付けられ、最初の量産型は秘匿のために「パンター D型」と命名されました ・ この「パンター」には、「T-34」に準じた避弾経始が採り入れられ、主要な装甲は傾斜が付けられました ・ その装甲は、車体前面装甲は80mm厚、砲塔前面と防盾の装甲は110mm厚というもので、傾斜装甲も相まって当時の中戦車としては破格の防御力を持ちました ・ 当初、この「5号戦車」には「75mm対戦車砲 Pak40」の車載型が搭載される予定でしたが、より長砲身で強力な戦車砲「70口径 75mm戦車砲 KwK42」が開発され、これを搭載することが決定、この砲は「パンター」の強力な「牙」となります ・ また、機動性能も高出力なエンジンの搭載により良好さを示し、その機動性能は同時代の各国の中戦車から一歩抜きん出ており、攻撃力と防御力は重戦車に匹敵、機動力は中戦車以上の性能を誇り、第2次世界大戦時の最良の中戦車と言われています ●ドイツ軍のロシア中央部のクルスク占領を目指す「ツィタデレ作戦」は、この「パンターD型」などの新鋭戦車の数が揃うまで延期され、当初1943年春に実行が予定されていたものが同年夏にズレ込みました ●ドイツ軍の期待を背負う形でクルスク戦(「ツィタデレ作戦」)に参加した「パンター D型」でしたが、戦前からの開発と改良が繰り返された「1号戦車」~「4号戦車」とは異なり、短期間で戦力化を急いだために機械的な初期トラブルが続出、投入された多くの車両がトラブルに見舞われました ●また、ドイツ軍の作戦はソ連軍に筒抜けとなっており、作戦が延期されたことにより縦深陣地を構築、ドイツ軍はこの陣地に真正面から突入する形となって作戦は失敗します ●初陣となったクルスク戦での「パンター D型」は期待に応えることが出来ませんでしたが、機械的な問題点を徐々に改善、その後の戦いではその本領を発揮するようになります ●1943年8月からは改良型である「パンター A型」、そして1944年3月からは更なる改良型の「パンター G型」の生産が開始されましたが、既存の「パンター D型」は継続運用され、連合軍戦車相手に圧倒的な強さを誇示、ドイツ軍の主力戦車として活躍したのです 【 「パンター D型 中戦車」のキット内容について 】●このドイツ軍の中戦車「パンター D型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●ズベズダ社が1/72スケールなどで培ったセンスある設計力に基づき、いたずらにディテールを追ってパーツの細分化を行うのではなく、重量級の中戦車としての重厚さと、履帯や装備品などの細かな造りを、パーツ上に施された繊細なモールドを中心に「パンター D型」を再現した内容となっています ●「パンター D型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、角形ながら微妙な曲線を描く側面を持つ形状を再現、「パンター D型」ならではのピストルポート、側面の小ハッチなどが繊細なモールドで再現されています ●「70口径 75mm戦車砲 KwK42」の砲身は、先端のマズルブレーキを含めて左右に分割したパーツで構成 ・ マズルブレーキ内部のダブルバッフル部の壁面は別パーツによって再現 ・ 防盾は一体成型のパーツで再現され、複眼式の照準口と機銃口が開口されています ・ 同軸機銃は機関部も含めた形状をパーツ化 ・ 砲尾部分も再現されており、防危板、照準器などは別パーツ化されています ・ 防盾は上下に可動させることができます ●砲塔は上下に分割したパーツで構成され、これに前部と後部パネルを取り付けます ・ 側面の小ハッチ、上部のベンチレーター、吊り下げフックなどは別パーツ化 ・ ピストルポートはモールドで再現 ・ 後部ハッチは別パーツで、開閉状態を選択することができます(裏側のアーム部分がパーツ化) ・ スモークディスチャージャーは、1本ずつ個別にパーツ化されています ・ スモークディスチャージャーの発煙弾がパーツ化、装填状態の有無を選択できます ●円筒状の車長キューポラは、上下方向に3層に分割したパーツで再現 ・ 内部の防弾ガラス部はクリアパーツとなっています ・ 車長ハッチは別パーツ化され、開閉状態を選択できます ●砲塔内部が再現され、以下の部分が別パーツ化して再現されています ・ 砲塔バスケット ・ 車長席、砲手席、装填手席 ・ ベンチレーター ・ 薬莢受け ・ ピストルポートなどの内部機能 ・ 車長キューポラの旋回ハンドル など 【 車体上部 】 ●面で構成され、後部に大型のエンジングリルを持つ「パンター D型」としての車体上部レイアウトを再現、各パネルの取り付けボルト、凸凹状に組み合わせて構成された装甲パネル、各パネルラインなどがシャープなモールドで再現されています ●車体上部は一体成型のパーツで再現され、これに前面パネル、フェンダーなどを取り付けて作製します ・ 前部のマッドフラップは別パーツ化され、装着の有無を選択できます ・ 操縦手ハッチ、無線手ハッチも別パーツ化、開閉状態を選択できます ・ 前部のペリスコープは、クリアパーツで再現されたペリスコープ本体と、上部のガードのパーツで再現 ・ 操縦手用の視察ハッチは別パーツで、開閉状態を選択可能です ・ ボッシュライトな前後に分割したパーツ構成で、ガラス部を再現したクリアパーツを内臓して組み立てます ・ トラベリングロックは立てた状態と倒した状態の2種のパーツが用意され、選択して使用します ●エンジングリル部は、車体側のファンなどがパーツ化され、グリル開口部からその様子を見ることができます ・ エンジン点検ハッチは別パーツで再現 ・ エンジンデッキ部分に装備されるシュノーケルパイプ収納カバーも別パーツ化され、装着の有無を選択できます ●車載工具類は固定具がこ工具類パーツに一体成型されており、これをブロックごとにパーツ化された取り付けベースへと接着します ・ ジャッキ台は固定具が異なる2種が付属、選択して使用します ・ 牽引ワイヤーは、車体上に装着した形状で成型されています ・ クリーニングロッドケースは左右分割のパーツで再現、蓋の部分は別パーツです ・ 右側面中央部は工具取り付け用ベースではなく、雑具箱が装備されている状態を再現しています ●側面のシュルツェンは、左右各1パーツで再現 ・ シュルツェン架は1本ずつ個別にパーツ化 【 車体下部 】 ●車体下部は、バスタブ状に一体成型されたパーツで再現、後部パネルは別パーツとなります ・ サスペンションアームは車体とは別パーツです ・ 転輪は1枚ずつ個別にパーツ化 ・ 起動輪は前後に分割したパーツで再現されています ・ 誘導輪は、前後に4分割したパーツで再現 ・ 2本の排気管は、下部の装甲カバーを含めて一体成型のパーツで再現され、先端は開口されています ・ ゲベックカステンは、本体、蓋の部分、遮熱板の3パーツで構成 【 履 帯 】 ●履帯は、一部連結式履帯が付属しています ・ 履帯は、上下の直線部が繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成されています ・ 各履帯は、履帯本体と裏側中央部との2パーツで再現、裏側中央部にはガイドが一体成型され、ガイドの肉抜き穴は開口されています ・ 履帯は、接地部分に滑り止めパターンが付いていない「パンター」用の「初期型履帯」が再現されており、モデルカステン製「パンター戦車用 履帯 初期型 (可動式)」がこれに対応しています ●ペリスコープ、車長キューポラの防弾ガラス部などを再現するクリアパーツが付属しています 【 「パンター D型」の塗装とマーキング 】 ●「パンター D型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第52戦車大隊 521号車 (クルスク戦 / 1943年7月) ・ 第52戦車大隊 824号車 (クルスク戦 / 1943年7月) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています 【 「パンター D型 中戦車」のパッケージ内容 】・ ドイツ軍 中戦車 パンター D型 ×1 ・ デカールシート ×1 ●2014年 完全新金型 -------------------------------------------------------- 【 「パンター D型 中戦車」のワンポイント 】●最近の成長が著しいズベズダ社の2014年完全新金型となる製品で、同社の従来のキットとは全く異なる小気味良い繊細さと、模型としての捉え方が上手い内容となっています ●ズベズダ社は、「ART OF TACTIC」シリーズや1/72スケールのキットで、縮尺を縮めたミニチュアモデルの設計にあたり、どのようにしたら実車の雰囲気を演出できるかを模索しつつ設計力を磨いた結果、2014年時点において模型の表現力の上手さは他の東欧メーカーの追従を許さないものとなっています ●本キットでは、同社1/72スケールの「ドイツ中戦車 パンサーD型」をベースとしながら、1/35スケールに拡大された時の表現力をさらに追求し、「繊細なタッチ」で「パンター D型」を再現しています ●中国系メーカーのディテール表現とは異なるテイストで「パンター D型」を捉えており、シャープなモールドによる造形はなかなかの雰囲気を放っており、ドイツ戦車ファンのみならず、AFV模型に興味のあるユーザーに広くお勧めできる内容となっています
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