ドイツ自走榴弾砲 ヴェスペ (フリウル製メタルキャタピラセット) (プラモデル)
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「ドイツ自走榴弾砲 ヴェスペ (フリウル製メタルキャタピラセット) プラモデル (タミヤ スケール限定品 No.89619 )」です●「ドイツ 自走榴弾砲 ヴェスペ (フリウル製メタルキャタピラセット)」です●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軽自走榴弾砲の「Sd.Kfz.124 10.5cm 自走榴弾砲 ヴェスペ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●同社「ドイツ 自走榴弾砲 ヴェスペ」に、フリウル社製のメタルキャタピラをセットしたスケール限定品、「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」のキットパーツは同じ内容となっています ●「2号戦車F型」の車体をベースにした「ヴェスペ」を再現、コンパクトな車体の後部に戦闘室を設け、「10.5cm榴弾砲」を搭載したドイツ軍の自走砲が持つ独特のフォルムが楽しめる内容となっています ●第2次世界大戦前、ドイツ軍は再軍備化にあたり第1次世界大戦の戦訓から、短期決戦で敵を倒すことを考慮し、戦車部隊を中心においた機動力によって戦いを有利に行なうものとしました ●ただ、どんな強力な戦車部隊でも、歩兵や工兵、支援する砲兵などが無くては戦えず、これらの部隊も諸兵連合として戦車部隊に追従できる能力が必要とされました ●これに最適な車両が半装軌式の「ハーフトラック」で、路上や不整地などで高い機動力を発揮し、砲兵用の車両として各牽引クラスの車両が開発されました ●しかし、牽引砲は砲兵陣地の設営、移動に時間が必要で、機動性が重視される戦車部隊に随伴するには問題とされました ●そこで考えられたのが自走砲で、堅牢な構造の戦車の車体に砲を搭載(ハーフトラックは牽引能力は優秀でしたが、砲のプラットフォームとしては強度的に脆弱)、不整地など戦車と同じ機動力が維持でき、陣地変換も容易で、戦車部隊の火力支援としては最適でした ●また、戦車の車体をベースとしているために装甲で覆うことが可能で、間接射撃における敵の砲兵による反撃攻撃(評定射撃)などに対して一定の防御力を擁することができました ●ドイツ軍では早い時期から自走砲化の開発が開始されましたが、最初の計画はドイツらしい完璧主義により、走行時には砲を搭載し、射撃時には砲を降ろすという形態に固執していました ・ これは、砲を降ろした場合の方が射撃作業が行い易く、車載状態で砲を射撃する場合にはプラットフォームとしての車体の存在が無駄と考えられたものと思われます ・ 結局、この形態は終戦時まで考慮され、統制式武器運搬車「ワッヘントレッガー 」などが生まれました ●しかしながら、ドイツ軍が目指したこの複雑な形態は、結果的に開発が難航し自走砲の開発が遅れる要因となっていました ●そこで、暫定的な自走砲として「2号戦車」の車体をベースに「10.5cm 軽榴弾砲 leFH18」を装備した軽自走榴弾砲と、「3/4号戦車車台」に「15cm 重榴弾砲 sFH18」を搭載した重自走榴弾砲が開発されました ●この2両の自走砲は、試験の結果良好な性能を示し、前車は「ヴェスペ」、後車は「フンメル」として制式化され、両車共に1943年の2月から生産が開始されました ●「ヴェスペ」は1944年7月までに676両が生産、「フンメル」と合わせて各戦車師団の装甲砲兵連隊に配備され、戦車部隊の間接支援に活躍、場合によっては直接射撃にも従事しています ●これらの自走砲の登場は装甲砲兵の将兵に歓迎され、それまでの砲兵の労力を大幅に低減、砲兵の機動力の向上と、陣地変換の素早さに伴う火力の増大を得ることができました ●また、予想以上の高い評価を受けた「ヴェスペ」に対し軍部は、同じ車体をベースとした対戦車自走砲「マーダー2」の生産を打ち切り、全生産分を「ヴェスペ」に振り向けるように指示しています ・ 生産が早めに終了したのは、「ヴェスペ」の生産工場で作られている他の車両(「18tハーフトラック」)が優先されたためです ●この「10.5cm 自走榴弾砲 ヴェスペ」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●キットは、タミヤの誇るシャープな造形技術により「ヴェスペ」を再現、滑り止めパターンや溶接跡、各種ボルトや吸気口のスリットの表現など、メリハリとキレの在る彫刻が施されています ●また、キットのパーツ分割は抑え目で、オープントップ式自走砲としては構成されるパーツ数は少なく、タミヤMMシリーズの特徴でもある作り易さが考慮されており、模型本来の「作る楽しさ」が実感できる内容となっています ●砲身部は、マズルブレーキを含めて左右分割式となっています ・ 砲尾は2パーツで構成され、閉鎖器は開閉状態が選択できます ●揺架は左右分割式で、薄い構造を再現するために先端部は序々に薄く成型されています ・ 揺架側面及び内側の細かなリベットが表現されています ・ 揺架(砲身も含めて)は、完成後も上下方向に可動できます ●砲架は左右分割式で、左右の主要部分はそれぞれ2パーツで構成、これに操作ハンドル、照準器などのディテールパーツを取り付ける方式となっています ・ 平衝器は4パーツで構成され、揺架の動きに合わせて可動とすることができます ・ 砲架は左右方向に可動します ●戦闘室は、実車の薄い装甲板を再現するために、開口部に向かって薄く成型され、エッジが目立たないように斜めの頂点部分は緩やかとなっています ・ 戦闘室後部の作業ドアは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 戦闘室内部の無線器、無線器ラック、マシンガンラック、機銃架などがパーツ化されています ・ 側面に存在する薬莢ケースは各2パーツで構成、蓋は開閉状態が選択可能で、ケース内部には薬莢が詰まった状態となっています ●戦闘室床面は、ドット式の滑り止めが表現されています ・ 砲弾ラックは蓋の部分が別パーツにより開閉状態が選択可能、内部のラック構造も再現され、付属の砲弾パーツを配置することも可能です ●車体上部はフェンダー、戦闘室砲架部も含めて一体成型で、これに中央部の吸気スリット部を取り付ける構成となっています ・ 操縦手部分の側面にはスリットのモールドが彫刻されています ・ 操縦手用前方バイザーとハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ トラベリングロックは起倒可動式です ●車体下部はバスタブ式に一体成型されています ・ リーフスプリング式サスペンション、ダンパーは別パーツとなっています ・ 起動輪は内蔵するポリキャップにより可動します ・ 履帯は、接着及び塗装が可能なベルト式履帯が付属 ●「2号/ヴェスペ用」の履帯を、フリウル社製メタルキャタピラで再現、左右合わせて合計230枚がセットされています ●アクセサリーパーツが付属しています ・ 「10.5cm榴弾」 ×4 ・ 予備履帯(8枚が連なったもの) ×2 ・ 予備転輪 ×2 ●搭乗員を再現したフィギュアが2体付属しています ・ フィギュアは冬季における立ち姿の搭乗員が再現されており、1体は戦車服(装甲兵服)、もう1体はオーバーコートを着用、2体共に略帽を被った状態となっています ・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、シャープなモールドが施されています ●各フィギュアについて ・ 戦車服を着用したフィギュアは、両手をポケットに突っ込み、何かにもたれながら身を窄めた様子が表現されています ・ オーバーコートを着用したフィギュアは、片手をポケットに入れ、もう一方の手は襟元を持ったポーズで、防寒のために頭部の後ろ半分を布で覆い、コートの襟を立てた状態となっています ●マーキングは、3種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 武装親衛隊 所属不明(フランス・パリ / 1943年) ・ 国防軍「グロスドイッチュラント」師団(チタデレ作戦 / 1943年7月) ・ 所属不明(ノルマンディ / 1944年) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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