M4A3E8 シャーマン イージーエイト 陸上自衛隊 (プラモデル)アスカモデル 1/35 プラスチックモデルキット No.35-024 スケール:1/35
|
||||||||
「M4A3E8 シャーマン イージーエイト 陸上自衛隊 プラモデル (アスカモデル 1/35 プラスチックモデルキット No.35-024 )」です●「M24 チャーフィー」に次いで、陸上自衛隊発足時における主要装備戦車となった「M4A3E8」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●「M4」シリーズの最終完成形とも言える「M4A3E8 イージーエイト」を再現、鈍重で武骨のイメージを持つ短砲身型「M4」に対し、「水平懸架ボリュートスプリングサスペンション(HVSS)」による安定感の在る足周りと均整の取れたフォルムとが表現されています ●同社のリサーチ力と洞察力、そして高い成型技術により「M4A3E8」を再現しており、過度に細部重視に偏ることも無く、ディテールのポイントを押さえながらも、作り易さも考慮された非常にバランスの取れた高品質な内容となっています 【 「M4A3E8 イージーエイト」について 】●アメリカが1942年に開発した「M4」戦車シリーズは、アメリカ工業力のシンボル的存在で、エンジンの供給の関係から各型に区別して大量に生産が行なわれ、アメリカ軍内だけではなく、イギリス連邦軍やソ連軍にも供与され、連合軍の反攻の象徴ともなりました ●第2次大戦中、「M4 中戦車」シリーズは幾度も改良が重ねられていきます ・ 主砲は「75mm砲」から対戦車戦闘向きの「76mm砲」へと換装され、車体も対弾性能と量産性に優れた新型車体へと変更、改良のたびに増加した重量の増加に対応するべく、それまでの「垂直懸架サスペンション (VVSS)」に代わって幅広のキャタピラを有する「水平懸架サスペンション (HVSS)」が導入されました ●「M4A3E8」は、「M4」戦車シリーズの最終進化バージョンに相当し、装甲貫通能力の高い「76mm戦車砲」を装備、車体は前面が1枚板となった後期型車体、水平式のサスペンションスプリングを持つ「HVSS」サスペンションを採用していました ●「HVSS」を採用した「76mm砲 搭載型 M4A3」は正式には「M4A3(76) HVSS」と呼ばれましたが、「HVSS」装備のシャーマンの開発名の「E8」から一般に「M4A3E8 イージーエイト」の通称で呼ばれました ・ 初期の「M4A3E8」はシングルピン・シングルブロック式の「T66 キャタピラ」を装備していましたが、強度上の問題からダブルピン・ダブルブロック式の「T80」に次第に変更されていきました ・ 戦後も使用され続けた「M4A3E8」は車体の後部に車内と外部との通話用電話ボックス、救急箱などがとりつけられ、防盾基部には防水用のキャンバスカバーが標準装備されました ・ また、一部には車体後部のエンジンデッキのヒンジを大型のものに変更された車輛もありました ●この「M4A3E8」は、1944年の12月に始まった「バルジの戦い」から実戦に投入され始め、高い機動力と「76mm戦車砲」の火力(この頃から貫徹能力の高い高速徹甲弾「HVAP」が配給され始める)により前線の将兵からは高い評価を受けています ●「M4A3E8」は1945年9月までに2539輌が生産され、ヨーロッパでの最後の勝利に貢献しました ●1950年に「朝鮮戦争」が勃発、その主力を国連軍として朝鮮に派遣したアメリカ軍は当時アメリカの占領統治化にあった日本に対し警察予備隊(後に保安隊を経て自衛隊となる)の創設を要請します ・ これは、占領部隊であったアメリカ軍が引き抜かれことにより、国防と治安維持のために必要と判断されたものです ●当初、重火器の無かった警察予備隊は、特車(戦車の仮名)として「M24 軽戦車」が配備、次に中戦車である「M4A3E8」が供与されます ●「M4A3E8」は、1952年から1955年までに366輌が供与、発足間もない自衛隊の主力戦車として、戦後初の国産戦車である61式戦車の開発に大いに寄与することとなりました ・ 「M24」は当時の日本人の体格に合った戦車で、トルクコンバーターの装備により操縦も行い易いと評判でしたが、「M4A3E8」は「2階建て戦車」と形容され、操縦手はクラッチペダルに足が届かなかったとも言われています ●「M4A3E8」は1970年代の初頭まで各地の駐屯地に配備され、1972年末に全車用途廃止となるまで、陸上自衛隊の基礎を支えた存在となったのです 【 「M4A3E8 シャーマン イージーエイト 陸上自衛隊」のキット内容について 】●この「M4A3E8(イージーエイト)」の「陸上自衛隊」仕様を再現したプラスチックモデル組立キットです ●「M4A3」後期型車体に「76mm砲」の砲塔を搭載、足回りは「HVSSサスペンション」を採用、幅広になった「T84型履帯 (ラバーシェブロン)」を装備した、「M4A3E8 シャーマン」の姿を再現した内容となっています ●「陸上自衛隊」仕様として、戦後の「M4A3E8 シャーマン」に見られた車体後部の通話装置、車体側面に救急箱、防盾部に取り付けられた防塵カバーなどを装備した状態が再現されています ●タスカ社の高い成型技術により、細部のディテールが再現されており、車体の溶接跡、シリアルナンバー、砲塔の鋳造肌なども繊細なモールドにより表現されています ●また、最近のニューキットと比べて履帯パーツを除くとパーツ数は抑えられ、同社らしくカッチリとした造りで組み易い内容となっています ●タスカ社製「M4A3E8 シャーマン イージーエイト w/T66 トラック」のバリエーションキットで、戦後型の装備類とダブルピン式の「T84履帯」などを付属した内容となっています ●「M4」戦車シリーズのディテールアップポイントでもあるライトガードは、プラパーツとエッチングパーツが用意され、好みにより選択して使用できます ・ ペリスコープガードを再現するエッチングパーツが付属しています ●「M4A3E8 陸上自衛隊仕様車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、「M4A3E8」としての小判型の装填手ハッチを持つタイプが再現され、表面にはアメリカ戦車らしい平滑な鋳造肌を表現、防盾部には陸上自衛隊仕様車には欠かせない防塵カバーパーツがセットされています ●「76mm砲」の砲身の本体部分は左右分割式となっています ・ マズルブレーキは、3分割式で内部構造も表現されています ●防盾部分は防塵カバーの取り付け枠がモールドされています ・ 防塵カバーを再現するパーツが付属、4パーツの構成となっています ●砲塔部は、実車の鋳造構造の分割ラインに合わせた上下分割式となっています ・ 装填手ハッチは別パーツで開閉状態が選択可能 ・ 砲塔側面の排莢ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ ベンチレーターカバーは別パーツで、後方の「M2 重機関銃」の固定具も正確に再現されています ・ 車長用の直接照準器もパーツ化 ●車長キューポラは、通常の成型色のパーツとクリアーパーツとが用意され、選択して使用できます ・ クリアーパーツを利用することにより、ビジョンブロックのガラス部の表現がよりリアルとなるでしょう ・ 車長ハッチは開閉状態が選択できます ●「M2 重機関銃」は、インジェクションキットとしては、非常に高いレベルで再現されています ・ 銃身は、銃身交換用の把手が付いた場合と、付いていない場合とが選択できます ・ 銃口は開口処理されています ・ 特徴的な放熱筒は、スライド式金型により放熱口の位置が正確に表現され、貫通した状態で成型されています ・ 機関部の蓋は別パーツで、開閉状態が選択できます ・ コッキングハンドルは別パーツ ・ 弾帯が付属 【 車体上部 】 ●車体上部は、角型の車体に大きなエンジングリルを持つ「M4A3E8」の車体レイアウトを再現、後部には排気用のディフレクターが用意されています ●「M4A3E8」の車体上部はエンジンデッキ部分を除き、一体成型のパーツで再現されています ●車体前部のベンチレーターは別パーツ化されています ●操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで構成され、開閉状態を選択して組立てることができます ●「M4A3E8」のエンジンデッキ部分は前後分割式で、エンジングリル部は別パーツです ・ エンジングリルは「標準型」と、点検ハッチのヒンジが強化された「改修型」とを選択して組立てることができます ●「M4A3E8」の車体前後のライトガード及びホーンガードは、プラパーツとエッチングパーツとが選択できます ・ 前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツが付属 ・ ホーンは2分割式で、ラッパ状の形状が再現されています ●「M4A3E8」の車体後方のディフレクターは8分割式により後期型のタイプを再現 ・ 後方の荷物ラックは開閉状態が選択できます ・ 車体側面に取り付けられた「救急箱」、後部に設けられた「車外通話装置」を再現するパーツが付属 ●「M4A3E8」の前部フェンダー及びサイドフェンダーは車体とは別パーツとなっています ・ サイドフェンダーには、スカート取り付け穴がモールドされています(スカートはキットには含まれていません) 【 車体下部 】 ●「M4A3E8」の車体下部は各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています ・ 各パネルには貼り合わせ用のガイドがモールドされ、歪みなく組立ができるように配慮されています ・ 車体下部前面のデファレンシャルカバーはワンピース型、肉厚の増したシャープノーズタイプが再現されています ●「水平懸架式サスペンション(HVSSサスペンション)」のユニットは10以上のパーツにより細かく再現されています ・ サスペンションユニットは可動式として組立てることが可能です ・ 下部転輪、起動輪、誘導輪は可動式です 【 履 帯 】 ●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式パーツと、1枚ずつが分割された履帯表面パーツとで構成された半ベルト式履帯が付属しています ・ 履帯は、ダブルピン・ダブルブロック式の「T84型 (ラバーシェブロン型)」を再現 ・ 履帯は、ベルト式の本体パーツに、1枚ずつがパーツ化された表面部のブロックパーツ、裏面のセンターガイド部を取り付ける構成となっています ・ 履帯パーツの接着には瞬間接着剤、塗装に関してはラッカー系塗料を使用することが指定されています 【 アクセサリー 】 ●「M4A3E8」用のアクセサリーパーツが付属しています ・ ジェリカン ×2 ・ 水用ジェリカン ×2 ・ 重機関銃用弾薬箱 ×1 ・ 予備銃身 ×1 ●前照灯のガラス部やペリスコープ、車長キューポラなどを再現するクリアーパーツが付属しています ●ライトガード、ペリスコープガードを再現するエッチングパーツが付属 【 塗装とマーキング 】 ●「M4A3E8 陸上自衛隊仕様車」のマーキングとして、6種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 富士学校 特車第5中隊 (1950年代) ・ 富士学校 戦車教導隊 第3中隊 (1960年代) ・ 富士学校 戦車教導隊 第5中隊 (1960年代) ・ 機甲教育隊 第1中隊/第2中隊 ・ 第1師団 第1戦車大隊 第4中隊 ・ 陸上自衛隊武器学校 ●説明書のマーキング指示に基づく国籍マーク、陸上自衛隊マーク、部隊番号、車番などを再現したデカールが付属 ●2011年 一部新金型
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
|
|
|||||||