日本海軍 駆逐艦 秋月 竣工時 (秋月&照月 2隻セット) (プラモデル)フジミ 1/700 特シリーズ No.032 スケール:1/700
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「日本海軍 駆逐艦 秋月 竣工時 (秋月&照月 2隻セット) プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ No.032 )」です●太平洋戦争時における帝国海軍の防空駆逐艦(「乙型駆逐艦」)「秋月型駆逐艦」の「秋月」と「照月」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット ●艦隊防空の要として「長10cm高角砲」を搭載した「秋月型駆逐艦」を再現、駆逐艦としては大型の船体に、前後に2基ずつ主砲を配置した端整なシルエットが表現されています 【 「駆逐艦 秋月型」について 】●第1次世界大戦に初めて戦場に投入された航空機は、その後急速な性能の発達により爆弾や魚雷の搭載能力が向上し、1930年代には各国海軍にとって無視できない存在となります ●当時世界最大の海軍力を誇ったイギリス海軍では、先陣を切る形で1930年代の中頃から防空巡洋艦の建造を開始、アメリカ海軍もこの影響を受けて防空巡洋艦「アトランタ級」の建造を計画します ●帝国海軍でも、このような世界的な流れと帝国海軍自体の航空機運用から防空艦の必要性を認め、当初は旧式化しつつあった5500tクラスの軽巡洋艦を防空巡洋艦に変更する計画が立案されましたが、この5500tクラスの艦は水雷戦隊用として船体の幅が狭く、搭載できる高角砲の数は充分とは言えず、計画は中止されてしまいます ●新規の巡洋艦の建造は「利根型」や「最上型」といった大型軽巡洋艦が優先されており、防空巡洋艦を作る余裕がなく、そこで防空用の艦として新規の駆逐艦が建造されることとなりました ●この防空駆逐艦は「秋月型駆逐艦」として1939年に計画が立てられ、1940年から建造が開始されました ●「秋月型駆逐艦」は、主砲を従来の駆逐艦が装備していた「12.7cm砲」から、1938年に制式化された「65口径 98式 10cm連装高角砲」(通称「長10cm高角砲」)を搭載しているのが最大の特徴となっています ●この「65口径 98式 10cm連装高角砲」は、当時の主力高角砲であった「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」よりも砲口径は小さくなったものの、射程(射高)、初速、発射速度などの能力が大幅に向上、「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」と比較して1.5倍程度の能力を擁すると言われました ●また、従来の駆逐艦は仰角を引き上げることで対空射撃を行うことが可能なように改良が施されましたが、元々が対空能力を持たない発射速度の遅い砲であり、有効な対空射撃は期待できず、「65口径 98式 10cm連装高角砲」を装備した「秋月型駆逐艦」との対空能力の差は歴然でした ●この「65口径 98式 10cm連装高角砲」を4基搭載するため「秋月型駆逐艦」は排水量3000tを超える大型の船体となり、帝国海軍の駆逐艦の中では最大で、「軽巡洋艦 夕張」に匹敵する規模となっています ●また、艦隊戦を重視した帝国海軍は、この防空駆逐艦にも魚雷の搭載を要求しており、次発装填装置付きの4連装魚雷発射管を備え、発射速度の速さによる砲撃力と魚雷により艦隊戦での活躍も期待されました ・ 各種艦艇の装備されている機銃は、有効射程の関係で基本的にその艦自体を守る防空兵器としての能力しかなく、艦隊の防空能力としては高角砲が主体となります ●「秋月型駆逐艦」は、その防空能力により艦隊防空に活躍して高い評価を獲得、特に機動部隊の護衛として重用されました ●同艦はその能力から39隻の大量の建造計画が立てられましたが、戦時による資材の不足などにより建造は進まず、竣工隻数は12隻にとどまっています 【 「駆逐艦 秋月」について 】 ●「駆逐艦 秋月」は、「秋月型駆逐艦」の1番艦として1942年6月に竣工しました ●「秋月」は、早速、機動部隊の護衛として用いられ、同年9月には難敵であったアメリカ軍の重爆「B-17」を撃墜する戦果を挙げます ●日米双方が死闘を繰り広げたソロモン海域にも投入され、ガダルカナル島への輸送任務や飛行場への砲撃を行う挺身艦隊への護衛として参加、昼間には対空戦闘に活躍しますが、自身も爆撃を受けて被弾、内地へと帰還しました ●1943年には再び戦列に復帰、ガダルカナル島撤退作戦や各種の護衛任務に従事するものの、潜水艦の雷撃を受けて損傷します ●「秋月」は応急修理を受けて、再び任務に就きますが、航行中に艦橋下部のキールが折れてしまい、曳航されて内地へと帰還、建造中の同型艦「霜月」の艦首を接合するという修理が行われました ●修理後、「秋月」は南方への艦隊の護衛任務に従事、1944年6月には「マリアナ沖海戦」に参加し、その対空能力を発揮しましたが、海戦自体は帝国海軍の完敗に終わっています ●続く「レイテ沖海戦」において「秋月」は、囮の役目を果たす機動部隊へと配属、数波に渡るアメリカ艦載機の波状攻撃を受けて航空母艦だけではなく同艦も被弾、搭載魚雷が誘爆してその姿を波間に消して行きました 【 「駆逐艦 照月」について 】 ●駆逐艦「照月」は、「秋月型駆逐艦」の2番艦として1942年8月に竣工しました ●竣工後、「照月」は「秋月」と同様に機動部隊の直衛として艦隊に編入、南方へと進出します ●1942年11月、「照月」はガダルカナル島のアメリカ軍飛行場を砲撃する挺身作戦の護衛として参加、待ち構えるアメリカ艦隊との間で「第3次ソロモン海戦」が発生します ●この海戦において、「照月」は夜間での砲撃戦、昼間での対空戦闘に活躍を果たすものの、護衛していた戦艦「霧島」と「比叡」は失われてしまいました ●翌月の1942年12月、「照月」はガダルカナル島への輸送任務に参加、昼間の航空機攻撃は防いだものの、夜間においてアメリカ軍の魚雷艇による攻撃を受けて同艦は魚雷2本を被雷、その短い生涯を閉じています 【 「日本海軍 駆逐艦 秋月 竣工時 (秋月&照月 2隻セット)」について 】●この帝国海軍の「秋月型駆逐艦」の「秋月」と「照月」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●1/700スケールとしてのコレクション性を重視しながら細分化されたパーツ構成と細かなディテール表現で「秋月型駆逐艦」を再現、小型の船体に装備を詰め込んだ駆逐艦として細かな艤装類を再現した内容となっています ●「秋月型駆逐艦」は太平洋戦争期間中に逐次対空兵装を中心とした改装が行われており、本キットでは「秋月」「照月」の竣工時の姿が再現されています ●「秋月型駆逐艦」のパーツが2隻分セットされており、これにより「秋月」と「照月」を作成することが可能です ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「秋月型」の船体は上下分割式となっており、上甲板は別パーツです ・ 船体は一体成型のパーツで構成され、喫水線部分までが再現されています ・ 船体の舷外電路、舷窓、ホースパイプなどが再現、舷窓上部の雨樋も表現されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●上甲板は、船首楼部分と後部甲板とが一体成型されています ・ 甲板上には、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用軌条、リール、ボラード、アンカーチェーンなどが繊細なモールドで再現 ・ 主砲台座及び魚雷発射管の台座が甲板上に表現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「秋月型」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋の主要部分は4層で構成され、高射装置は別パーツとなっています ・ 艦橋窓枠がモールドされています ・ 艦橋下部の舷窓や救命具などのディテールがモールドで再現 ●メインマスト、後檣 ・ メインマストと後檣は三脚檣型となっており、メインマストは4パーツ、後檣は3パーツで構成されています ・ メインマストと後檣のトラス構造と梯子が再現 ●煙突 ・ 煙突は、下部の構造物の合わせて左右分割式でトップは別パーツです ・ トップは3分割された状態を再現 ・ 煙突の各管は別パーツとなっています ●機銃台座 ・ 煙突後部の機銃台座は、台座本体と支柱部分との分割式です ・ 機銃台座に装備される「25mm連装機銃」(×2)、方位測定器(×1)が付属 ●後部構造物 ・ 後部構造物は一体成型となっており、側面には舷窓、扉、パラベーンがモールドされています ・ 探照灯台座と高射装置台座は別パーツで再現 ・ 後部構造物に装備される高射装置(×1)、探照灯(×1)がパーツ化 ●主砲塔「65口径 98式 10cm連装高角砲」 ×4 ・ 砲塔は上下分割式で、砲身パーツは基部も含めて連装式に一体成型されています ●4連装魚雷発射管 「92式 61cm 4連装魚雷発射管」 ×1 ・ 魚雷発射管は上下分割式です ●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×2 ・ 機銃は一体成型となっています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 11m内火艇 ×2 ・ 9mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 錨 ・ 前部フェアリーダー ・ 爆雷装填台 ・ 爆雷用ダビット ・ 魚雷 ・ 艦尾、艦首旗竿 ・ スキッドビーム ・ 通気筒 などがセットされています ●艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいている状態の2種)、舷側部の艦名表示などを再現したデカールが付属しています ●2010年 完全新金型 (機銃、カッター類を除く)
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