ドイツ 4号駆逐戦車 L/70(A) 後期型 ツヴィッシェンレーズンク (プラモデル)サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) No.6784 スケール:1/35
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「ドイツ 4号駆逐戦車 L/70(A) 後期型 ツヴィッシェンレーズンク プラモデル (サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) No.6784 )」です●第2次世界大戦後期におけるドイツ軍の駆逐戦車「4号駆逐戦車 L/70(A)」の「後期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●「4号戦車」をベースに、車体上部に「4号駆逐戦車 ラング」の戦闘室を取り付けた「4号駆逐戦車 L/70(A)」を再現、ドイツ軍の装甲車輌としては珍しくアンバランスなシルエットを持つ特異な形状を再現した内容となっています 【 「4号駆逐戦車 L/70(A) 後期型」について 】●第2次世界大戦の直前にドイツ軍は歩兵用の支援車輌「3号突撃砲」を開発、同車は砲塔を用いず戦闘室に直接火砲を搭載しており、そのためシルエットが低く、大口径砲を搭載することが可能であり、歩兵支援だけではなく、対戦車戦闘にも有用性が認められました ●独ソ戦においてソ連軍の新鋭戦車に苦戦していたドイツ軍にとって「3号突撃砲」は対戦車兵器として欠かせない存在となり、当初の歩兵支援車両としてではなく、対戦車戦闘能力が重視されるようになります ●対戦車戦闘での有用性に着目したドイツ軍は、「3号突撃砲」を更に対戦車戦闘に特化した車両として、「3号突撃砲」の基本コンセプトをそのまま継承し、より被弾経始を重視したデザインとした駆逐戦車を計画します ・ 新型駆逐戦車は、より大型の砲を搭載する予定で「4号戦車」を選定、「4号駆逐戦車」として1944年1月から生産が開始されました ●当初、「4号駆逐戦車」は「48口径 75mm対戦車砲 Pak39」を搭載していましたが、この砲は「4号戦車」の長砲身型と基本的に同一であり、車内スペースにも余裕があることから「パンター」戦車と同じ砲に相当する「70口径 75mm対戦車砲 Pak42」を搭載するタイプが1944年8月から生産されます ・ 本来は、もっと以前から同砲の搭載が予定されましたが、砲の供給が間に合わない状態でした ●この「70口径 75mm対戦車砲 Pak42」を搭載したタイプは「4号駆逐戦車 ラング」、もしくは砲の口径と生産したメーカー「フォマーク」社を意味する「4号駆逐戦車 L/70(V)」と呼称されることになります ●一方、「4号戦車G型」以降に装備された「48口径 75mm戦車砲 KwK40」は強力な火砲でしたが、連合軍の重戦車と対峙するには威力不足であり、同車も「4号駆逐戦車」と同様に「70口径 75mm対戦車砲 Pak42」を搭載することが計画されます ●ただし、「4号戦車」はその車格上「48口径 75mm戦車砲 KwK40」を搭載した状態でも目一杯であり、このままの形態ではより大型の砲を搭載することは不可能でした ●「3号突撃砲」の生産で有名な「アルケット」社は、この問題点をクリアするために固定式に「70口径 75mm対戦車砲 Pak42」を搭載する計画を立て、試作車を完成、この車輌も1944年8月から生産されます ●この車輌は、「アルケット」社の名前から「4号駆逐戦車 L/70(A)」と呼ばれ、また「暫定的」を意味する「ツヴィッシェンレーズンク」と言われる場合もあります ・ 従来この「4号駆逐戦車 L/70(A)」は、「4号駆逐戦車 L/70(V)」の生産を補うために作られたという説が有力であり、「ツヴィッシェンレーズンク」という名称はそこから付けられたものと思われます ●「4号駆逐戦車 L/70(A)」は、形状的に「4号戦車」の車体上部に「4号駆逐戦車 L/70(V)」の戦闘室をそのまま被せたような形態で、「4号駆逐戦車 L/70(V)」と比べると車高が高く、重量も重くなりました ●ただ、「4号駆逐戦車 L/70(V)」が車台自体は「4号戦車」と同様ながら、前面装甲や車体内部構造は新造となっているのに対し、「4号駆逐戦車 L/70(A)」では「4号戦車」の車体をそのまま使用できるために、生産性としてはこちらの方が優れていました ●「4号駆逐戦車 L/70(A)」は、「4号駆逐戦車 L/70(V)」と並んで大戦末期のドイツ軍の機甲戦力の中核的存在となり、駆逐戦車部隊の他に戦車部隊にも配備、その強力な主砲により活躍しました ●また、同車は突撃砲旅団にも分散配置されており、その主砲の威力により重戦車の撃破などの役割を負っています ●なお、「4号駆逐戦車 L/70(A)」はベースとなった「4号戦車」の仕様変更がそのまま反映されており、1944年12月から生産された「後期型」では「4号戦車J型」の後期仕様と同じく、前後の牽引フックが車体側面板から延長されたタイプとなり、上部転輪も以前の4個から3個へと変更が行われています 【 「ドイツ 4号駆逐戦車 L/70(A) 後期型 ツヴィッシェンレーズンク」のキット内容について 】●このドイツ軍の駆逐戦車「4号駆逐戦車 L/70(A)」の「後期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●サイバーホビー(ドラゴン)社のディテール表現力により「4号駆逐戦車 L/70(A)」の「後期型」を再現、同社「4号戦車」シリーズのフォーマットに則り、細分化されたパーツ構成により同車のディテール表現に重きを置いた内容となっています ●サイバーホビー社製「ドイツ 4号駆逐戦車 L/70(A) ツヴィッシェンレーズンク」をベースとして、「後期型」を再現するために、車体下部及びフェンダーなどを「ドイツ 4号戦車 J型 最後期生産型 (Pz.Kpfw.4 Ausf.J)」のパーツへと変更したバリエーションキットとなります ●「4号駆逐戦車 L/70(A) 後期型」は、「戦闘室」「車体前部パネル部」「エンジングリル部」「車体下部」、左右の「フェンダー」の6ブロックで構成されています 【 戦闘室 】 ●戦闘室内部は砲架、照準器部分を再現、戦闘室天板部はブロック状の照準器カバーレールやボルト穴が表現され、照準器やペリスコープ、砲隊鏡などの光学機器はクリアーパーツとなっています ●「70口径 75mm対戦車砲 Pak42」の砲身は一体成型となっており、スライド式金型により砲口が開口処理されています ・ 砲尾、砲架、照準器などがパーツ化されています ・ 砲架部分は、実車の「カルダン式砲架」が再現されており、砲身は左右上下に可動します ●戦闘室は、本体部分と後面パネル、天板との3分割式です ・ 照準器カバーは、エッチングパーツにて再現 ・ 車長ハッチ、砲隊鏡ハッチ、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 前方の機関銃ポート部の装甲カバーは別パーツで開閉状態が選択可能です ・ 照準器、砲隊鏡、ペリスコープはクリアーパーツです ・ 装填手ハッチに装備された曲射銃ポートのパーツが付属、その装備の有無が選択できます(ポート部に装着される「MP44」も付属) ・ 照準器用の遮光カバーを再現したパーツも用意されています ・ 偽装用のループ、防水布用のフックを再現するエッチングパーツが付属 【 車体前部パネル部 】 ●車体前部パネル部は、予備履帯固定具がパーツ化され、ブレーキ点検ハッチは装甲カバー付きと把手のみとを選択できます ●車体前部パネル部は一体成型で、左右のブレーキ点検ハッチは別パーツです ・ ブレーキ点検ハッチは、通気口装甲カバーを付けた状態と、把手のみが付いた状態とを選択できます ・ 予備履帯固定具はプラパーツとエッチングパーツがセットされており、選択して使用します 【 エンジングリル部 】 ●エンジングリル部は、予備転輪ラックなど「4号駆逐戦車 L/70(A)」固有の装備が表現されています ●エンジングリル部は、本体部分、後部パネル、吸気口グリル部のパーツ構成です ・ エンジングリルの点検ハッチは別パーツです ・ 車載工具類には工具固定具が一体成型されています 【 車体下部 】 ●車体下部は、「4号駆逐戦車 L/70(A) 後期型」として牽引フックが側面板に一体成型されたタイプを再現、3個タイプとなる上部転輪も表現されています ●車体下部はバスタブ式に一体成型されています ・ 前部パネルと後部パネルは別パーツです ・ 排気管は各3パーツで構成、排気管内部にはフィンが再現されています ・ 各サスペンションユニットは4パーツで構成(全8ユニット) ・ 上部転輪は、鋼製タイプとなっており、3種類から選択します ・ 誘導輪は、パイプ式と鋳造式が付属、選択して使用します ・ 下部転輪は左右分割式でハブキャップは別パーツ、鋼製転輪は1ユニットが7パーツで構成されています 【 フェンダー 】 ●フェンダーは裏側の構造も再現され、「4号駆逐戦車 L/70(A)」の標準装備となる「トーマシールド」は金属製メッシュとエッチングパーツとで構成されています ●フェンダーは、フェンダー本体と前後のマッドフラップとの3分割式です ・ フェンダー裏面の支持架の一部も再現 ・ フェンダーパーツにはシュルツェン下部固定具が一体成型され、履帯用の調整装置は別パーツとなっています 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつが分割されたマジックトラックによる接着連結式履帯が付属しています ・ 履帯は「4号戦車」の「軽量型」が表現されており、モデルカステン製「4号戦車用 履帯 最後期型 (計量型) (可動式)」がこれに対応しています ・ 履帯の左右を区別するために、成型色が分けられています ●側面に付けられた金網式シュルツェン(「トーマシールド」)が付属しています ・ シュルツェン架は、ポール部分とステー部分で分割されています ・ 金網の部分は金属メッシュで、これを枠の部分となるエッチングパーツで挟み込む方式となります ・ エッチングパーツを加工する治具が付属 ●偽装用のループ、防水布のフック、エンジングリルのシャッター、シュルツェンの枠などを再現するエッチングパーツが付属 ●照準器、砲隊鏡、ペリスコープなどを再現するクリアーパーツが付属しています 【 塗装とマーキング 】 ●「4号駆逐戦車 L/70(A) 後期型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 所属不明 (西部戦線 / 1945年) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マークなどを再現したデカールが付属しています ・ デカールのプリントはカルトグラフ社製 ●2013年 パッケージ内容変更アイテム
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