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「日本海軍 陽炎型駆逐艦 浦風 (新装備付) プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.SPW031 )」です●日本海軍の甲型駆逐艦「陽炎型」の11番艦「浦風」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●ピットロード社製「日本海軍駆逐艦 雪風」に、同社「新WW2 日本海軍艦船装備セット (5)」をセットした特別限定バージョンとなっています ・ 両キットを単品で揃えるよりも価格的にお得な内容となっています ●「浦風」の同型艦となる「初風」「雪風」「天津風」「時津風」「浦風」「磯風」「浜風」「谷風」の艦名表示のデカールも付属、選択して作製することができます ・ 「日本海軍 陽炎型駆逐艦 天津風 (新装備付)」との違いは、「日本海軍 陽炎型駆逐艦 天津風 (新装備付)」では主砲塔を3基装備しているのに対して、本キットでは第2主砲塔を撤去して機銃座とした太平洋戦争後期における対空兵装を強化した姿が再現されている点にあります 【 「日本海軍 陽炎型駆逐艦 浦風 (新装備付)」のキット内容について 】●「陽炎型」駆逐艦の11番艦「浦風」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ピットロード社が長年培ってきた艦船モデル技術により駆逐艦「浦風」をシャープなモールドで再現、新金型で造形された「新WW2 日本海軍艦船装備セット (5)」のパーツに置き換えることで、より細かなディテールが表現可能な内容となっています ・ 組立説明書内には「浦風」への新パーツの取り付け指示が記載されています ●艦体喫水線までの洋上モデルと、艦底部を含めたフルハルモデルとを選択して組立てる事が可能です ●太平洋戦争開戦後の「浦風」は、逐次対空兵装の増設が行なわれており、第2主砲塔を撤去して機銃座として、単装機銃も増設された1944年の状態を再現しています ●「駆逐艦 浦風」は、上甲板と船体とを一体成型したパーツ構成で再現 ・ 艦首の錨鎖甲板部は、船体とは別パーツ化して再現 ・ 中央構造物と後部構造物は、船体パーツに一体成型されています ●船体部は、喫水線部分までが再現されており、セットされている船底パーツを使うことでウォーターラインモデル、フルハルモデルを選択して作成することができます ・ 船体側面の舷窓がモールドで再現されています ・ 船底部は、 洋上モデルとしての船体下を塞ぐ平らな船底パーツと、フルハルモデル用の船底が再現されたパーツが付属、選択して使用します ・ ビルジキール、舵、推進軸、プロペラ(スクリュー)などは別パーツ化して再現しています ●甲板上には、中央構造物、後部構造物、主砲塔台座、魚雷発射管などの基本躯体の他に、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用レール、ボラード、アンカーチェーンなどのディテールが繊細なモールドで再現されています ●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「中央予備魚雷格納庫」「探照灯台」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「駆逐艦 浦風」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋の主要部分は、上下のブロックで分割されています ・ 下部のブロックは箱組み状に各パネルを貼り合わせて組み立てます ・ 上部のブロックは、2層で構成されています ・ 艦橋窓は窓の部分が一段深くなったモールドで再現 ・ 艦橋下部の舷窓、扉などのディテールがモールドで再現されています ・ 艦橋に装備される、「25mm連装機銃」(×1)が別パーツ化 ●メインマスト、後檣 ・ メインマストと後檣は三脚檣型となっており、それぞれ前後に分割したパーツ構成となっています ・ メインマストに装備される、「22号電探」(×1)、後檣に装備される「13号電探」(×1)が別パーツにて再現 ● 第1煙突・第2煙突 ・ 煙突は左右に分割したパーツ構成で、トップ部は別パーツとなっています ・ 蒸気捨管、缶通風筒、排気筒は別パーツ化されています ●中央予備魚雷格納庫 ・ 予備魚雷格納庫は左右に分かれて配置されており、それぞれ一体成型のパーツで構成されています ●探照灯台 ・ 探照灯台はブルワーク部と台座部分とで構成され、台座部分は左右に分割したパーツで再現しています ・ 台座には、扉、梯子が繊細なモールドで再現されています ・ 探照灯台に装備される「90cm探照灯」(×1)、方位測定器(×1)は別パーツ化されています ●中央機銃座 ・ 船体中央の機銃座は、一体成型のパーツで再現 ・ 機銃座に装備される、「25mm3連装機銃」(×2)が別パーツ化されています ●後部機銃座 ・ 第2番主砲塔を撤去した部分に増設された機銃座は、各スポンソンごとにパーツ化 ・ 機銃座に装備される、「25mm3連装機銃」(×2)が別パーツにて再現 ●主砲塔部 「50口径 3年式 12.7cm連装砲 C型」 ×2 ・ 砲塔は本体部分と砲身部分とに分割され、砲身部分は1本ずつに独立したパーツとなっています ・ 砲身部分には防水カバーを彫刻で再現 ・ 本体部分はスライド金型により、フレーム、窓、通風孔、照準口などのディテールが細かく表現されています ●4連装魚雷発射管 「92式 61cm 4連装魚雷発射管」 ×2 ・ 魚雷発射管は、4連装に一体成型された発射管と、シールド部とで構成されています ・ 魚雷本体もパーツ化 ・ シールド部はスライド式金型により、フレーム、扉、窓、通風孔などのディテールが細かく表現されています ●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×4、「25mm連装機銃」 ×1、「25mm単装機銃」×8 ・ 3連装及び連装機銃は、3連装及び連装状に一体成型された銃身部と機銃架の2パーツで再現 ・単装機銃は一体成型されたパーツで構成されています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 7mカッター ×1 ・ 7.5m内火艇 ×1 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 錨 ・ 爆雷装填台 ・ 爆雷用ダビット ・ 爆雷発射機 ・ 爆雷投下軌条 ・ 艦尾、艦首旗竿 ・ スキッドビーム ・ リール ・ 予備魚雷装填装置 などがセットされています ●付属の新装備セット主要パーツ内容 (ピットロード社製「新WW2 日本海軍艦船装備セット (5)」) ・ 3年式 12.7cm連装砲 C/D型 ×3 ・ 92式 4連装魚雷発射管 ×2 ・ 96式 25mm 3連装機銃 ×5 ・ 96式 25mm連装機銃 ×2 ・ 魚雷次発装填装置 ×1 ・ 爆雷投下軌条 ×2 ・ 爆雷装填台 ×2 ・ 94式爆雷投射機 ×2 ・ 90cm探照灯 ×2 ・ 7mカッター ×2 ・ 7.5m内火艇 ×2 ・ ラジアル型ボートダビット ×4 ・ ラフィング型ボートダビット ×4 ・ 汎用ダビット ×3 ・ アンカー(小) ×2 などが含まれています ●フルハルモデル用のディスプレイスタンドが付属しています ●艦尾の軍艦旗、艦首の日章旗、駆逐隊番号、煙突の白線、舷側部の艦名表示(「浦風」「初風」「雪風」「天津風」「時津風」「浦風」「磯風」「浜風」「谷風」)などを再現したデカールが付属 【 「日本海軍 陽炎型駆逐艦 浦風 (新装備付)」のパッケージ内容 】・ 日本海軍 駆逐艦 浦風 ×1 (同型艦「初風」「雪風」「天津風」「時津風」「浦風」「磯風」「浜風」「谷風」製作可能) ・ 「新WW2 日本海軍艦船装備セット (5)」 ×1 ・ デカールシート ×1 ・ ディスプレイスタンド ×1 ●スポット生産品 【 駆逐艦「陽炎型」について 】●帝国海軍は艦隊型の1600tクラスの駆逐艦「特型」を1928年に竣工、同艦は従来の駆逐艦の1.5倍もの攻撃力を誇り、その艦形と武装配置は以後の駆逐艦のスタンダードとなりました ●しかし、ロンドン軍縮会議により駆逐艦のような補助艦艇の保有にも制限が加えられるようになり、「特型」以後の「初春型」「白露型」などは排水量と比べ過大な武装を装備した結果、建造後に欠点が発見されてしまうような艦となってしまいます ●1936年、日本は軍縮条約から脱退、これにより排水量の制限を受けずに艦の建造ができるようになり、2000tクラスの駆逐艦である「陽炎型」が建造されることになります ●「陽炎型」は、その前の型式の駆逐艦「朝潮型」と同じ武装を装備しながら、船体強度が充分に確保され、航続距離も増大し、帝国海軍が望んだ理想的性能を持つ艦隊型駆逐艦となりました ●「陽炎型駆逐艦」は、「12.7cm 連装砲」を3基搭載、魚雷兵装は「4連装式 61cm 魚雷発射管」を2基搭載、また魚雷の次発装填装置も装備しており、魚雷を2装射する能力を持っているのが特徴でした ・ 他国の駆逐艦は、装填している魚雷を発射するのみで、戦闘中に次発装填はできませんでした ●この「61cm 魚雷発射管」は、長射程、大威力の「酸素魚雷」を装備しており、駆逐艦で構成される水雷戦隊による魚雷の一斉装射は、敵の艦隊に対して極めて脅威となるものと思われました ・ 実際、ソロモン海での夜戦において、アメリカの巡洋艦は「酸素魚雷」を1発被弾しただけで戦闘不能となるダメージを受けています ●「陽炎型」駆逐艦は、1939年に1番艦の「陽炎」が竣工、最終艦となる「秋雲」が1941に竣工するまでに合計19隻が建造されています ●同駆逐艦は、当時の最新鋭の駆逐艦として常に最前線に投入され、連合軍艦艇と交戦、特にガダルカナル島沖で行なわれたソロモン海の戦いではその性能を発揮して多くの敵艦を撃破もしくは撃沈しました ●しかし、その分、同艦の損傷も多く、8番艦「雪風」以外は全艦戦没しています 【 「駆逐艦 浦風」について 】●駆逐艦「浦風」は、「陽炎型」駆逐艦の11番艦として1940年12月に竣工しました ●太平洋戦争開戦時、駆逐艦「浦風」は新鋭の駆逐艦で編成された第1水雷戦隊に編入、第1航空艦隊(「南雲機動部隊」)の直衛として、真珠湾攻撃に参加します ●真珠湾攻撃後、駆逐艦「浦風」は第1航空艦隊と行動を共にし、ポートダーウィン、ジャワ島、インド洋と転戦、1942年6月のミッドウェー海戦時も第1航空艦隊に随伴して、戦没した空母の乗組員の救助などを行いました ●日米の戦いの焦点がソロモン海域へと移ると、駆逐艦「浦風」は空母機動部隊の護衛とガダルカナル島への輸送に従事します ●駆逐艦「浦風」はガダルカナル島への輸送を8回、同島からの撤退作戦では3度の輸送作戦に参加、僚艦に損害が生じるものの「浦風」は無事に任務を達成しました ●1943年以後の駆逐艦「浦風」は、南方への輸送作戦などに従事、アメリカ潜水艦と航空機攻撃に曝されながらも、駆逐艦「浦風」は粘り強く各種任務を果たします ●駆逐艦「浦風」は、1944年6月のマリアナ沖海戦に参加、続くレイテ沖海戦では水上艦隊の主力である「栗田艦隊」に随伴してアメリカ空母機動部隊への突撃に参加しました ●このレイテ沖海戦は、結果的には日本海軍の敗北に終わり、「栗田艦隊」はブルネイへと帰還します ●1944年11月、「栗田艦隊」の主力となっていた戦艦「大和」「長門」「金剛」は内地へと戻されることになり、駆逐艦「浦風」は護衛として随伴して内地を目指しました ●艦隊が台湾海峡に達した際、アメリカ潜水艦の攻撃を受け、戦艦「長門」を狙った魚雷が駆逐艦「浦風」を直撃、数々の戦歴を重ねた「浦風」はその最期を遂げたのでした
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