陸上自衛隊 10式戦車 (プラモデル)タミヤ 1/16 ビッグタンクシリーズ No.009 スケール:1/16
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「陸上自衛隊 10式戦車 プラモデル (タミヤ 1/16 ビッグタンクシリーズ No.009 )」です●陸上自衛隊の主力戦車「10式戦車」を1/16スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●戦後第3世代戦車を超える性能を有する戦車を目指し開発が行われ、配備が進む陸上自衛隊の主力戦車「10式戦車」を再現、120mm滑腔砲を搭載し、モジュラー装甲を身にまとったマッシブなフォルムを再現した内容となっています 【 「陸上自衛隊 10式戦車」のキット内容について 】●陸上自衛隊の主力戦車「10式戦車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●陸上自衛隊が誇る日本の戦車技術の粋を結集した「10式戦車」を再現、タミヤが1/35MMシリーズ、1/16スケールなどで培った模型としての表現力、金型加工技術、成型技術を駆使して、新鋭戦車たる「10式戦車」を再現した内容となっています ●平面で構成した砲塔及び車体形状を一体成型を重視したパーツ構成により再現、現用戦車らしいスッキリとしたデザインの中に先鋭さと繊細さとが織り成すディテールを、タミヤらしくスケールに沿った強弱のあるモールドにより再現したキットです ●AFVモデルではスタンダードサイズの1/35スケールでは正確な再現が難しい、滑り止めパターンや灯火類、ライトガード、脱落防止チェーンなどの細部をビックスケールの解像度を活かして再現、パーツ数を抑えながらクリアパーツ、エッチングパーツ、金属製パーツ、軟質素材などのマルチマテリアルを使用したパーツ構成で、1/35スケールのキットではどうしてもオーバースケールとなってしまうディテールを無理なく再現しており、大型キットならではの落ち着いたディテール感を味わうことができるでしょう ●車体下部は一体成型となった金属製パーツ、起動輪、サスペンションアーム、そして履帯の一部にも金属製パーツを取り入れており、通常のプラスチックモデルでは味わうことができない、ズッシリとした重量感を楽しむことができます ●また、サスペンションアームはバネを利用することにより適度な硬さで可動し、転輪類も金属製シャフトを使用して可動、履帯は1枚ずつを金属製ピンで連結した可動式で、1枚ずつを軋ませながら動く姿を再現することも可能です ・ 履帯は組立て済みで、メタル系の成型色となっています ●砲塔や車体の主要部分の取り付けは、金属製ビスと磁石を使用、広い面積の接着によるズレや形の崩れが発生しないように考慮しており、そして1/16スケールとしてはパーツ数も少なく、ビックスケールに馴染みがないユーザーにも取り組みやすい内容となっています ●「10式戦車」は、「砲塔」「車体上部」「後部パネル」「車体下部」の4ブロックで構成しています 【 砲 塔 】 ●砲塔は、モジュラー装甲そ装備し前部に向かい鋭角となった「10式戦車」の砲塔形状を再現、表面にはプレート状となる滑り止めパターンをスケールに沿った凹凸あるモールドで再現しています ・ 偽装バンド用の小フック、各パネルの開閉ハンドルはモールドにて再現、砲塔側面の小フックは別パーツ化して再現しています ●「44口径 120mm滑腔砲」は金属製パーツの砲身、砲口部分、排煙器、防塵カバーはプラパーツで再現しています ・ 防盾は、前後に分割したパーツで再現 ・ 防盾は、基部に装着する金属製ワッシャーと後部に装着するバラストで、上下に可動させることができます ●砲塔は、前部、上部、下部、後部パネルの4パーツで構成しています ・ スモークディスチャージャーは1本ずつ個別にパーツ化、蓋の脱落防止用チェーンを再現する金属製チェーンが付属しています(チェーンを装着する際にはホッチキスの針が必要となります) ・ 砲塔バスケットはフレーム状に一体成型化した各パネルを貼り合わせて作製します ・ バスケットのメッシュを再現するエッチングパーツが付属 ・ 車長ハッチ、砲手ハッチは砲塔とは別パーツ化して再現、開閉可動させることができます ・ アンテナ基部は、3パーツもしくは4パーツで構成、アンテナガードは一体成型のパーツで再現しています ●車長キューポラは、円形のターレット部に機銃架などを取り付けて作製します ・ ペリスコープは個別にパーツ化、クリアパーツで再現しています ●車長キューポラに装備する「M2重機関銃」を別パーツ化して再現 ・ 「M2重機関銃」は、銃身、左右に分割した放熱筒、機関部、コッキグハンドル、蓋、照門、尾部のパーツ構成で再現 ・ 揺架、銃架は左右に分割したパーツ構成となります ・ 薬莢受け、リンク受けの下部には収納袋を再現 ・ 弾薬箱受けは各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します ●車長用サイト、砲手サイトは、内枠のパーツの上から箱組み状に各パネルを貼り合わせて作製します ・ 砲手サイトはカバーを前に出した状態を再現 ・ 砲手サイトの前扉は個別にパーツ化、開閉状態を選択して組み立てることができます ・ 車長用サイト、砲手サイトのガラス部はクリアパーツで再現 ・ 車長用サイトは上部を回転可動させることができます 【 車体上部 】 ●一体成型化したパーツで「10式戦車」の車体レイアウトを再現、表面の滑り止めパターン部、各パネルライン、把手類などのディテールを、スケールに沿って強弱を付けたモールドで再現しています ●車体上部は、スカート上部も含めて一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して側面のパネル、ボルトなどをモールドで再現しており、スカートの足掛けは開口した状態となっています ・ スカートのヒンジは1ブロックずつ個別にパーツ化 ・ スカート下部のラバー製のスカート部は黒色の成型色パーツで再現、接着及び塗装が可能な軟質素材製のパーツとなっています ・ 操縦手ハッチはパーツ上のモールドで再現、ペリスコープ部はクリアパーツで再現しています ・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています ●車体前部の鋭角部は一体成型のパーツで再現、付属の磁石を使用して車体に取り付けます ・ 前照灯は前後に分割したパーツ構成で、前部のガラス部はクリアパーツで再現しています ・ メッシュ状のライトガードは、付属の金網を切り出して再現します ・ 牽引フックは左右に分割したパーツ構成となります ●車体前部の灯火類は独立したパーツで再現 ・ 方向指示器は、中央部が成型色パーツ、前後のガラス部はクリアパーツで再現しています ・ 管制灯、管制車幅灯は前後に分割したパーツで再現しています ・ ライトガードは一体成型のパーツで再現 ・ サイドミラーの取り付けパイプは別パーツ化して再現しています 【 後部パネル 】 ●両サイドに排気グリルと中央部にカメラを装着した「10式戦車」の後部レイアウトを再現、牽引ワイヤーは複雑な装着方法をプラパーツによって再現しています ●後部パネルは、一体成型のパーツで構成、これに排気グリル、後部グリル、収納箱、後部カメラ、尾灯などを取り付けて作製します ・ 後部カメラは前後に分割したパーツで再現、カメラのレンズ部分はクリアパーツで再現しています ・ 尾灯はクリアパーツで再現 ・ 後部のマッドフラップは黒色の成型色パーツ、接着及び塗装が可能な軟質素材製となっています ・ 牽引ワイヤーは、両端のアイの部分とワイヤー本体との3パーツで構成 【 車体下部 】 ●金属製パーツで車体下部を再現、サスペンション、起動輪なども金属製パーツで構成しており、どっしりとした重量感を演出することができます ●車体下部はバスタブ状に一体成型となった金属製パーツで再現 ・ サスペンションアームは車体とは別パーツで、車体内側に取り付ける金属製のスプリングにより上下可動します ・ 転輪は、前後方向に4分割したパーツ構成により、ホイールのリムが内側に張り出した形状を再現 ・ 起動輪、誘導輪、転輪は内臓するベアリングと金属製シャフトにより回転可動します ・ サスペンションアームと起動輪は金属製パーツです 【 履 帯 】 ●履帯は、リング状に組み上げた履帯が付属しています ・ 履帯は、1枚ずつ分割した連結可動式履帯を組み上げたものとなります ・ サイドコネクターと履帯ピンは金属製パーツで再現 ・ 履帯は、中央部にラバー製パッドが付いていない不整地走行用の状態を再現しています 【 フィギュア 】 ●車長を再現したフィギュアが1体付属しています ・ 上半身のみを再現した半身像です ●フィギュアは車長キューポラから上半身を出し、両手をキューポラ部分に置いているポーズとなります ●服装は、「迷彩服3型」を着用、「戦車帽」を被り、手袋を付けた姿です ・ 服の皺の表現は3Dスキャンをベースに、スケール沿った凹凸モールドで再現、ビックスケールの解像度により服の質感も再現しています ・ 襟の階級章や、胸の布製ネームプレートなどの細部を繊細なモールドで再現しています ●フィギュアは、頭部、胴体、両腕にブロック化して分割、各ブロックは前後に分割したパーツ構成となっています ・ 両手、戦車帽、ヘッドフォン、マイク、ゴーグルを別パーツ化、ゴーグルはクリアパーツで再現しています ●ライトガードを再現する金網が付属 ●スモークディスチャージャーのチェーンを再現する金属製チェーンが付属 ●砲塔バスケットのメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています ●実車の解説を記載したカラーのリーフレットが付属しています 【 「陸上自衛隊 10式戦車」の塗装とマーキング 】 ●「10式戦車」のマーキングとして、1種類の塗装例と3種類のマーキング例がカラーのリーフレットに記載されています ・ 第1機甲教育隊 第2陸曹教育中隊所属車両 ・ 第2師団 第2戦車連隊 第4中隊所属車両 ・ 富士学校 戦車教導隊 第1中隊所属車両 ●カラーリーフレットのマーキング例に基づく、部隊マーク、部隊表示、陸上自衛隊マーク、車両番号などを再現したデカールが付属しています 【 「陸上自衛隊 10式戦車」のパッケージ内容 】・ 陸上自衛隊 10式戦車 ×1 ・ 車長フィギュア ×1 ・ エッチングシート ×2 ・ クリアランナー ×2 ・ 金属製砲身 ×1 ・ 起動輪、サスペンションアームなどの金属製パーツ 一式 ・ 磁石板 ×3 ・ 砲身のウエイト ×2 ・ 金属製ビス、ワッシャー、ナット、ベアリングなど組立て金具 一式 ・ ドライバー ×1 ・ 十字レンチ ×1 ・ 6角レンチ ×3 ・ ネジロック剤 ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ・ カラーリーフレット ×1 ●2014年 完全新金型 【 「10式戦車」について 】●1990年、陸上自衛隊では、複合装甲を採り入れ、120mm滑腔砲を装備した戦後第3世代戦車となる「90式戦車」を制式化します ●この「90式戦車」は、自動装填装置の搭載、油圧式サスペンションなど、当時の西側の主力戦車「レオパルト2」「M1 エイブラムス」を性能的にリードするものでしたが、自重50tを超える重量は、日本における道路の強度や輸送方法、そして山岳地が多いという国情により開けた地形は限られ、実質的に「90式戦車」運用は北海道に限定されてしまうという課題が持ち上がります ●ただし、戦後第3世代戦車としての性能を持つように設計した場合、どうしても50tという重量にならざるを得ず、「90式戦車」はそのような課題を抱えながらも調達が進み、それに合わせて「61式戦車」が退役、陸上自衛隊の主力戦車は「90式戦車」と「74式戦車」という2車種となります ●このような装備体系は日本独自のものではなく、アメリカ軍のような軍隊規模を持つ国以外では戦後第3世代戦車と戦後第2世代戦車との混合となっています ●しかし、「74式戦車」のような戦後第2世代はアップデートにより性能向上を図り、戦後第3世代戦車までの性能は擁しないものの、対抗できる程度の能力を持つことが世界的な標準となっていましたが、「74式戦車」の余裕がない造りと防衛予算の関係から「74式戦車改」となるアップデートは中止となりました ●一方、コンピューター技術の目覚しい進歩は装備体系を一変、アメリカ軍などではコンピュターを駆使した情報共有システム「C4I」を戦車に採り入れる動きが活発化します ●それまでの戦車は、乗員による目視と無線による連絡のみが外の様子を知る手段であり、それもペリスコープなどによる目視は戦車周辺すら明確に分かるものではなく、言わば「盲目」で行動を行っているのに近いものがありました ・ その欠点を補うために車長がハッチから顔を出して視察を行いますが、防御上には問題があり、それも1人の人間が完璧に視察を行うことは不可能です ●「C4I」は、このような戦車の「盲目」を解決する手段の一つであり、僚車だけではなく、味方部隊が得た情報を乗員用のディスプレイ画面において表示、反対に自車が得た情報も僚車、味方部隊に明示することができ、相互のネットワークにより、的確な情報を得るようになりました ●陸上自衛隊では情報共有システム「C4I」を「90式戦車」に搭載することを検討しますが、スペースの関係で積むことができませんでした ●このような流れから、情報共有システム「C4I」の付加と、「74式戦車」の更新の必要性から新型戦車の開発が始まり、1996年から基礎開発、2002年からは全体開発が行われ、2010年に制式化となったのが「10式戦車」です ・ 「10式戦車」は、戦後第3世代戦車が装備の追加により徐々に重量が拡大しているのに対して自重44tという軽量化を実現、これは世界的に見て極めて異例なことで、それまで培ってきた日本の戦車技術を結集した結果です ・ 「90式戦車」では輸送の際には砲塔と車体とを別々とする必要があり、この軽量化により「10式戦車」はそのまま輸送することができます ・ 軽量化に対して、装甲防御力は新素材の複合装甲を採り入れた交換可能な「モジュラー装甲」を採用、その防御力は「90式戦車」を上回ると言われています ・ 主砲には「90式戦車」と同口径となる国産の「44口径 120mm滑腔砲」を装備、砲身と弾薬の改良により、この主砲の能力も「90式戦車」を凌いでいます ・ 搭載するエンジンは「90式戦車」の1500馬力から、「10式戦車」では1200馬力となりましたが、自重の軽量化により同様の機動力を確保、新型のトランスミッションにより加速力は大きく上回ります ・ サスペンションは自動的に車体の挙動を制御するセミアクティブ式の油気圧サスペンションを採用、これにより地形への追従性能が向上し、スラロームなどの激しい機動時にも正確な行進間射撃を行うことができます ●「10式戦車」は、戦後第3世代戦車である「90式戦車」の性能を、攻撃力、防御力、機動力で凌駕、そして情報共有システム「C4I」の搭載により、カタログスペック以上の能力も持ち合わせ、世界に誇る戦車となっています ●特に、現在の主力戦車が60t級や70t級というモンスター化して行く中で、高い性能を持ちながらも44tという軽量化を実現したその能力は世界が注目しており、自動車開発技術を含め、戦後の戦車開発技術を集約した存在として日本の戦車史に輝いているのです
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